心霊盂蘭盆11(ネタバレあり)

レビュー

はじめに

心霊盂蘭盆11です。やっと視聴が2桁まできましたが、まだまだ先は長いです。

狐狗狸降霊(少し怖い)

概要

投稿者は若い男性・高尾さん。高尾さんは心霊系YouTubeチャンネルを見つけ、同じ場所に行ってみようと本件の撮影を計画した。学校の友人である秋山さんとともに、そのチャンネルでも紹介されていた、女子高生が殺害されたという噂のある山上の森林公園へ向かい、現地でこっくりさんを行うという、行き当たりばったりの企画である。

深夜、二人はちょっとした山中の公園を登っていったが、途中で秋山さんが用を足したいと言い出し、付近で公衆トイレを発見する。照明は点いておらず内部は暗く、管理されていない様子だった。そこで彼らは次々と心霊現象を体験することになるのだが…。

感想(ネタバレ)

まず、なんか「もう無理!」みたいな女性の声が聞こえてきますが、誰もいません。その後トイレのドアがひとりでに開いたり、床に手鏡が落ちていたりします。

ビビって外にでたあと東屋みたいなところで一息つくと、よせばいいのに彼らは当初の目的であるこっくりさんを開始。コインは動かないのですが、どこからともなく今度は「お前いつまでそのお面付けてんだよ」という意味不明な男性の声が聞こえてきますが、やっぱり誰もいません。カメラにちょっとした心霊現象が写ってびっくりすると、今度は秋山さんまでいなくなってしまいます。

極めつけはトイレに放置したままのはずの手鏡が足元に落ちている。その鏡を拾って鏡面を覗き込むと…。

と言う感じ構成です。何が写ったかはご想像におまかせしますが、ありがちと言えばありがち。でも、畳み掛けるように怖くなってゆく構成は良かったと思います。ただ今までの「盂蘭盆」からすると若干地味だなとは感じました。その後、秋山さんとは合流できて山を降りるのですが、それ以来彼とは…、と言ういつもの感じでエピソードは終わります。

ほん呪の佳作「手鏡」を思い出しました。

女子高生の亡霊(怖い)

概要

投稿者の真北さんは地元の森林公園に霊が出るという噂を聞く。昔、女子高生が殺害され、トイレで発見されたというものであるが、ちょうど3年ほど前にそこを紹介していた有名Youtuberの番組を見つけ、その話から当時所属していた芸能事務所で心霊企画が立ち上がった。

真北さんはスケジュールの都合で参加できなかったが、当時の新人タレントとマネージャーの2人で撮影に向かうのだが…。

感想(ネタバレ)

まあ、あれですよ。似たような構成です。それにしても新人タレントとマネージャーの2人だけって怖すぎるでしょう。どんだけ予算がないんだよ。そして2人はやっぱりさっきのエピソードのトイレに行き着くんですね。ただその前に小さな神社というか鳥居のある祠前でTikTok動画を撮るとか大胆不敵な行動もあります。

で、やっぱりこの女性タレント、トイレで消えてしまうんですね。あ、そうそうさっきのエピソードのこっくりさんの文字盤がくしゃくしゃになって洗い場に落ちてました。

消えてしまったタレントを探してあたりを見渡してから視線をトイレ内に戻すと、うなだれた別の女性が立ちすくんでいます。それが、猛烈なスピードでこちらに…。と言う感じ。

こちらに迫ってくる系は苦手なので、結構怖くてビビりました。そして派手さが少し戻ったな、と感じました。

この女性、制服姿の女子高生と説明されるのですけど、なんか女子高生には見えませんでした。

配信者達の跋扈 前編(怖くない)

概要

投稿者の若い男性・宮原さんは元youtuber。一時期は万単位の登録者数を誇っており、ゲーム実況やコラボなどで人気を得ていたのだが、とある人気youtuberが配信して話題になった心霊スポットの森林公園に着目。ここを訪れることに。

ただしプロの若い女性霊媒師「ミズズ」さんに同行してもらうものの、宮原さんの相方の山崎さんが能面をかぶって彼女を驚かすという、かなり悪ふざけな企画でもあった。

女子高生が殺害されたと言う噂の公衆トイレに向かうのだが、だんだん霊媒師の態度が真剣味を帯びてくる。彼女はこのトイレは危険である、としきりに警告するのだが。

感想(ネタバレ)

このエピソードでは特に心霊現象は起こりません。概要に書いた通りで、山崎さんが「このお面を被って『ミズズ』さんを驚かしたらどうなるでしょうか!」と言うところで次のエピソードに続きます。

配信者達の跋扈 後編(少し怖い)

概要

ミズズさんは例のトイレまで来ると、和やかな雰囲気から態度を硬化させ、これ以上はやめた方が良いとしきりに訴える。だが、撮れ高しか考えていない宮原さんはそんなことはお構い無し。

ミズズさんは荷物から手鏡を取り出し、これで光を反射させて照らすから、ちょっと覗くだけにしたほうが良いと主張する。相方の山崎さんは既にお面を被り待機中である。せっかくだからと譲らない宮原さんがトイレに入ると鏡が…。

感想(ネタバレ)

パリンと音を立てて鏡はひとりでにヒビが入ってしまい、ミズズさんは「もう無理!」と叫んで鏡を捨て逃げ出してしまいます。ここで、伏線の一つが回収されましたね。最初のエピソード「狐狗狸降霊」の女性の声と手鏡はこれだったのです。そして「誰かいますか」と言う男性の声が聞こえ、宮原さんは思わず個室の一つに隠れてしまいます。この声はやはり「狐狗狸降霊」の高尾さんですね。

でもタイミング的にはミズズさんと高尾さんが鉢合わせしないとおかしいし、驚く宮原さんの声や、慌てて扉を締める音も高尾さんの映像に入っていないのは変です。どうも時間と空間が微妙にネジ曲がっているようです。

高尾さん達が去ったあと、あたりを探しまくって宮原さんは倒れ込んでしまったミスズさんを発見、地面から声が聞こえ、地面の中から何者かの眼がギョロッとこちらを向くという、「ほん呪」の「首の家」を彷彿とさせる現象の後、彼女の姿も消えてしまいます。

うろたえた彼のもとに立入禁止の公園に侵入したことを咎める近所の人と思しき女性2人組に出くわしますが、なんとか誤魔化して逃げ出し、例の東屋にたどり着きます。そこには能面をかぶった山崎さんが座っていました。「探していたんだぞ。どこ行ってたんだ」みたいな会話の後、宮原さんはつぶやきます。

「お前いつまでそのお面付けてんだよ」

高尾さんが聞いた男性の声ですね。ここでまた伏線が回収されました。ですが、高尾さんらしき人物はいないし、クシャクシャになったこっくりさんの文字盤は山崎さんが手にしています。やはり時間と空間がネジ曲がっています。

宮原さんの言葉に答えるように山崎さんは面を外すのですが…。

伏線が回収されてちょっと心が踊りましたし、程よい異質感や雰囲気的にうっすらとした恐怖は感じますが、やはり今までと比べるとちょっと地味だと感じました。また、「狐狗狸降霊」の手鏡に写った人物はおそらくミスズさんだと思います。定番だけどミスズさんも山崎さんもその後行方不明です。

それにしても宮原さんを咎めた女性2人組の一般人、深夜の公園怖くないんですかね(笑)。

シビト祓い(怖い)

概要

近所の人の話によると、トイレで女性の遺体が発見されたというのは事実らしいが、ハイキングコースでもあるこの公園は、ごく普通の場所であったそうだ。だが数年前からカメラ片手に突撃する人々が出没するようになったとのこと。霊が出るという噂が広まったのも、丁度そのくらいの時期だという話である。公園の立入禁止措置やお祓い、公衆トイレの撤去などの施策で今は落ち着いているという。

「女子高生の亡霊」に登場したマネージャーへのインタビューで、場所の確認を取材したりした後、前エピソードで見回りしていた2人組の女性らに取材することができた。すると、驚くべき事実が明らかになるのだが…。

感想(ネタバレ)

実は2人組の女性らは、亡くなった女子高生の親族(姉、双子の姉)で、さらに彼女は殺されたわけではなく自死だったとのこと。そして殺されたとかいう嘘の噂と、興味本位で集まる連中に憤りを感じていたそうで、妹が夢に出てくるようにもなったことから、夜な夜な公園をパトロールしていたそうです(ホントかよ)。

ただ、撤去した公衆トイレにビデオテープが落ちていたそうで、そこに説明のつかないものが写っていたといいます。それはなくなった妹さんのようで、それを取材班に託します。

怖いSE音の警告テロップとともに、ここでその映像が紹介されます。

中身は今までのエピソードのシーンの断片、そして最後に…。

うん、最後はちょっと派手だった(笑)。少しびっくりしました。

感想まとめ

毎度毎度ハデハデの演出が今回は抑えめでしたね。

そしてちょっとした謎が残りました。それは彼らを掻き立てるきっかけになる、最初にこの場所に注目した有名Youtuberの存在。なんかこいつらが暗躍していた感じがするのですが、本編内では各投稿者の話に出てくるだけで、全く掘り下げないんですよね。

ここがなんかモヤッとすると言うか、奇妙な違和感を感じると言うか、そこはかとない不気味さを感じさせますね。いや、ストーリー的には良かったと思います。

では。

コメント

タイトルとURLをコピーしました