ほんとにあった!呪いのビデオ83(ネタバレあり)

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はじめに

ほんとにあった!呪いのビデオ83のレビューです。3ヶ月連続リリースの第2弾楽しみです。

話は変わりますが、「ほんとにあった!呪いのビデオ」の第1巻が発売されてから、今年の8月22日で丁度20周年にあたるのですね、おめでたいことです。

てか特設サイトができていた。

「ほんとにあった!呪いのビデオ」20周年特設サイト
2019年、「ほんとにあった!呪いのビデオ」はパート1の発売から20周年を迎えました。

このレビューを書いている丁度その時(8月2日)に、ミュージシャンの小出祐介さん、元本呪スタッフの白石氏、福田氏、川居さんらを招いた、記念トークイベント及び上映会が開催されたそうです。ちょっと行きたかったんですけれども、気づいたときにはもうすでにチケット完売でした。残念。

地鉄(ちょい怖)

概要

投稿者が中国出張の折、家族に見せるために、中国の地下鉄駅構内を撮影した映像。電車を待つ様子を映した映像なのだが、電車が到着する直前、ホームドアのガラス面越しに、線路に佇む人の後ろ姿をスマフォのカメラがとらえる、その人影は電車のライトに照らされ、まるで本当にそこにいるかのようだ。電車がその人影に迫り、衝突してしまうかと思われた次の瞬間、人が撥ねられたような衝撃音と共に忽然と姿を消してしまう。

投稿者はこの映像を撮影した後、電車との接触事故を起こしてしまった。

感想

最初見た時には、ホームドアのガラスに映った電車待ちの人が、偶然こんな風に見えたのかと思っていたのですけれども、ちゃんと電車のライトに照らされているので、そうゆうわけでもないようです。全然怖くはないのですが、衝撃音付きというのは新しいと思いました。

長いトンネル(怖い)

概要

投稿者が職場から帰路につく途中にある、非常に長い歩行者専用トンネル。トンネル自体は整備され、照明が行き届いているので暗くはない。だが、トンネル全体を煌々と照らすその明るさが、トンネルの長さを強調してしまっており、かえって人っ子一人いない不気味さを醸し出している。

投稿者は仕事帰りに毎日このトンネルを使用するのだが、最近残業続きで帰宅が遅い日が続いているという。その際誰かに見られている気配がするようになり、撮影しながら歩くことにしてみた。

すると、背後から付けてくるような足音がすることに気づく。振り返っても誰もいない。前も後ろも全く人影がない。「ここは歩行者専用通路です。自転車は降りて通行してください」との乾いた自動アナウンスが、定期的に鳴り響く。気を取り直して歩き出すと、またもや足音がする。今度は次第に早足になっている気がするが、振り向いても誰もいない。再び歩き出そうと前方を向くと、女性のような人影が立ちすくんでいた。

「えっ?」と思わずつぶやく投稿者。少しズームすると、黒い服を着た女性がうなだれて立ちすくんでいる。微動だにしないその女の姿に投稿者は恐怖を感じ、少し後ずさりした後、踵を返し逆方向に走り出す。自動音声の機械的なアナウンスが、さらに恐怖を増幅させる。逃げ出した投稿者が確認のため振り向くと、その女性の姿がさっきよりも近づいているように見える。今度は後ろを振り向かず必死に逃げる投稿者。出口から少し離れた場所で待ち構えるも、誰も出てくる気配はなかった。

かつてこのトンネルでは、若い女性が刺殺されるという事件があったとのことである。

感想

ここは「川崎港海底トンネル」ですね。東京湾の埋め立て地である千鳥町とこれまた埋め立て地の東扇島を結ぶ海底トンネルで自動車専用道なのですが、上り線と下り線の間に、自動車道の避難路を兼ねた歩行者用トンネルが整備されているそうです。自動車道は2kmくらいなのですが、人道は入り口が異なるため少々短いようですが、それでも1km以上はありそうです。

この辺りは公園や会館、バーベキュー広場やスポーツ施設があり、昼間はそれなりに人もいそうですが、夜はもともとは工業地帯であるため、関係者以外は釣り人くらいしか往来がなく、それらの人々も大半は車を利用するので、夜、それも深夜ともなると本当に誰も通らないでしょうね。東京近辺にあるディープな恐怖スポットとしては結構有名らしく、ネット上ではいくつかのレポートが見つかります。完成から40年は経っているので、なかなかの熟成具合で雰囲気抜群です。

それだけでも恐怖なのに、こんな黒ずくめの女性が突っ立ってたら(しかもいきなり現れた)、投稿者でなくとも逃げ出します(笑)。

それにしてもこの投稿者、どこに帰るつもりだったのでしょうか。このトンネル抜けても千鳥町という埋め立て地で、住宅はあまり無いと思うんですけど。さらにこの時は引き返してしまったわけですからどうやって夜を明かしたのか。職場に戻るしか無いですね。お疲れ様です。

従兄弟の家(怖い)

概要

昔、親戚の家に遊び行った時の映像。最近になって見返したところ、従兄弟の部屋のクローゼットに、人には言えないような恐ろしいものが写り込んでいた。

幼い投稿者が弟ともに、従兄弟の部屋ではしゃいでいる光景。投稿者の弟は、悪ふざけでクローゼットを勝手に開けて物色する。そのクローゼットの上の棚に、腐敗したように顔の崩れた女性の姿が写り込んでいた。この映像の撮影されてから1年後に、当時高校生だったその従兄弟は受験ノイローゼから自殺してしまった。自殺する数ヶ月前から自室に居たくないと訴え、入り口を釘で打ち付けて、リビングで過ごすようになっていたという。この映像に写り込んだ、不気味な女性を恐れたというのだろうか。

感想

ちらっとしか映らないので普通では気が付きにくいです。最初はクローゼットの天板に貼り付けた、アーティストのポスターか何かかとも思ったのですが、どうも違うようです。結構気持ち悪い映像ですね。

さらに、エピソード内では触れられていませんでしたが、窓の外にもなんか写ってますよ。ここは窓ガラスは開け放たれて、網戸になっていると思うので、家人の誰かが写り込んだとは思えないんですよね。こちらに写り込んでいるのも女性の姿で結構怖いです。調査に進展があれば報告すると言っているので、続編があるかもしれません。

続・静止する身体 前編(不気味)

概要

前回のあらすじ

投稿者の三橋さんは、遊びに行った友人の磯貝さん宅で奇妙な映像を撮影してしまう。それは磯貝さんの姿が、生きる屍のように停止してしまい、微動だにしないというものであった。音声では普通に会話しているにもかかわらず、である。さらにその映像には廊下の曇りガラス越しに、黒ずくめの人物の姿も記録されていた。両者を制作委員会事務所に呼んで、インタビューしたサブカメラの映像でも、磯貝さんは停止してしまっていた。スタッフは磯貝さん宅への取材を申し込むが、なぜか何度も断られてしまう。そんな折、三橋さんが気配を感じたという、勤め先の大学での取材映像にも、例の黒い人物の影が写り込んでいた。

あらすじここまで

スタッフは、磯貝さん宅、またはこの辺りの土地にまつわる何かが、このような不可解な現象の原因を突き止める鍵であると考え、周辺での聞き込みを行う。すると磯貝さんのマンションの近くに住む男性(田中さん)から、その建物を見つめる不審な女性を目撃したとの証言を得る。その女性は電柱の影から、真っ黒な服装でブツブツ何かをつぶやきながら佇んでいたという。その女性は何日かにわたり、その電柱影でマンションを見上げていた。田中さんはさらに、何か手に持っていたような感じがするとも語っていた。

周辺ではこれ以上の情報は得られなかったが、別の映像が制作委員会に投稿された。それは、三橋さんの勤める大学の学生が撮影したもので、取材時に黒い影が撮影されたその場所で、同様に黒い人物が写り込んでしまったというものであった。

また、田中さんへのインタビュー映像で、カメラがそのマンションの方向を向いている時に、音声ともノイズとも判別のつかない奇妙な音が録音されていることに、演出捕、千花はるが気が付く。

後編に続く

感想

新たな投稿映像ですが、なかなか良かったです。投稿者の友人が黒い人物を見つけて怖がるシーンとか、投稿者が録画ボタンの停止を押し忘れて写ってしまったシチュエーションとかが、とても自然でリアルだと思いました。写っているのは例の黒い人物で、それ自体は怖くはないのですが、大学校舎の無機質で薄暗い感じが、全体的に怖い雰囲気を盛り上げていました。

インタビュー映像で、カメラがマンションを見上げるシーンでの、変な気持ち悪いノイズも怖いですね。最初から変な音がするなーと思っていましたが、音声加工すると顕著です。ただしヘッドホン推奨で、これすると気持ち悪さが倍増します。まだこの時点では何を言っているかはわかりませんが…

ポンプ車(ちょい怖)

概要

地元消防団の訓練の様子。ポンプ車の下から、這いずり寄ってくる黒い男の姿が写り込む。この辺りで起きた火災で焼け跡から男性の遺体が発見されたことがあったという。

感想

前巻のエピソード「切断」の動かない版です。ありがちな写り方ですが、ちょっと怖いです。

不気味な彫刻(ちょい怖)

概要

どこか外国の公園のような施設で仏教の地獄の様子をかたどった、不気味な彫刻が展示されている光景。その中の地獄に落ちて、拷問を受ける女性の彫刻の目玉が突然こちらを向く。

感想

これまた、とてもありがちな映像ですが、結構びっくりします。たぶんタイとかその辺の国だと思うんですけど、エピソード内では詳しい説明が一切ありません。

続・静止する身体 後編(不気味)

概要

フリーライターの瀬羽潤二氏に、磯貝さんの映像を見てもらうが、このような現象に心当たりは無い、強いて挙げれば念写のようなもので無いかということであった。また、彼女のマンション近くで、事件や事故、言い伝えや歴史なども尋ねてみるが、これといった情報は得られなかった。

スタッフは先の取材中に入り込んだ音声に、さらに高度な解析を施し、逆再生してみる。するとこれは音声で間違いなく、さらに何を語っているかが判明する。それは以下の言葉であった。

「おまえがいなければいいのに」

何度も何度もつぶやいている。この声は、なんと映像で動きが止まってしまった、あの磯貝さんの声だった。仮名であるために公開はできないが、友人であるはずの三橋さんの本名もはっきりつぶやいていた。この声が磯貝さんのものであると確証を得たスタッフは、インタビューを受けてくれた田中さんに、磯貝さんと三橋さんの映像を見てもらう。事前に伝えていなかったのにもかかわらず、黒い人影は磯貝さんであるとの証言を得る。すぐに磯貝さんに取材を申し込みを試みるものの、既に彼女とは連絡がつかなくなってしまった。

スタッフは「アジア魍魎研究所」の人物にも、動きの止まった磯貝さんの映像を見せる。ここでも、これは現象として磯貝さんが止まっているのではなく、彼女の念が念写のような形で記録されたものだろうということであった。磯貝さんが現象の原因であり、何らかの対処が必要であろうとの話である。

そんな折、磯貝さん宅周辺を地道に取材していた中田から、その部屋の住人と名乗る男性から、激しい苦情を受けてしまったという電話が入る。中田からの電話で、その男性の苦情を直接受けるKANEDA監督。彼によると、この部屋は磯貝さんの部屋ではなく、男性が住んでいる部屋であると言うではないか。そして、男性は磯貝さんと知り合いであり、彼女は嘘を付いていると語る。

つづく

感想

「おまえがいなければいいのに」ってはっきり言ってますね、これは怖いです。これもヘッドホン推奨、音の悪いテレビではいまいち聞き取れませんが、ヘッドホンだとはっきりわかります。

そして、本呪81にもでてきたフリーライターの瀬羽潤二氏が再登場です。特に役立つコメントはありませんでしたが、彼の着ているTシャツが、とても気になりました。

女必殺拳」(笑)

1974年に公開された、志穂美悦子主演のB級日本映画のようですね。なんでこんなシャツ着ているのだ(笑)。

新たに登場した、「アジア魍魎研究所日本支部」は胡散臭さプンプン。というか「日本支部」、「関東局長」って、そんな大規模な組織なんですかね。ネタ?

感想まとめ

磯貝さんはなんか怪しいと思っていましたがそういうことですか。おそらく三橋さんはかつての恋敵だったのでしょうか。でもよくわからないのが、磯貝さんが恨んでいたのは結局だれよ?、ってことで、三橋さんは別の旦那さんがいるみたいだし、なんでマンションの男性の合鍵持ってるんだよとか、そもそもこのマンションの持ち主の男性とはどんな関係なのかとか、いろいろ。

続きは次巻ってのはちょっとずるい。

あと、予告で「今回ばかりはお勧めできない」ってのには、言い得て妙でちょっと笑ってしまいました。

コメント

  1. みっつ より:

    自分はこの巻見ていなくてYouTubeに上がっているブロードウェイの宣伝プレビューを見ただけなんですが
    『不気味な彫刻』の撮影場所、検索してみたら「地獄寺」と呼ばれるワットパイロンウアという場所が出てきました(ご明察の通りタイにあります)。

    https://owaraitimes.com/jigoku-wat-phai-ron-ua-sugita-san/
    去年日本で問題になったある出来事と人物に関係した記事が付いています。

    こっちはもっと写真がいっぱい。
    https://matome.naver.jp/odai/2138244456772424401

    でも、自分はそこよりも川崎港海底トンネルの方が怖いですw

  2. itton より:

    「不気味な彫刻」の舞台はやはりタイですか。日本で言えば観光地によくある「秘宝館」や東京タワーにある「蝋人形館」のような感じですかね。こういうおどろおどろしい施設はわりと好きですw

    「川崎港海底トンネル」は確かに怖いです。

  3. 黒sw より:

    youtubeで公開されている83巻の宣伝では「不思議な彫刻」の次に「メリーゴーランド」というエピソードが紹介されているのですが何故か本編には収録されていないのは一体どういうことなんでしょうかね?

    • itton より:

      Youtubeの予告編はチェックしていませんでしたが本当ですね。何かあったのでしょうか?

      • 黒sw より:

        まあ尺の都合でしょうね
        (好意的に解釈をするならヤバげな映像だったとか) 
        本来なら13巻の米欄に書くべきなのですがこの場をお借りして書き込ませて頂きます。
        13巻「自主映画」にて制作委員会は触れてませんが奥の椅子に座っている男性の足下に女性の影があったのですが…お気づきになりましたでしょうか?

        • itton より:

          13巻見直して気がつきました!
          影が落ちているというより、平滑な床面に反射している感じですね。確かにロングヘアの女性の姿が確認できます。本呪はこういう新たな発見があることがありますね。スタッフも気がついているのかいないのか、あえて触れないことも多いですね。
          それにしてもよく気がつきましたね。

        • itton より:

          13巻のレビューにも追記しました。情報ありがとうございます。

  4. dee より:

    ファミリー劇場ではメリーゴーランドがありました

  5. dee より:

    メリーゴーランドは個人的にはちょい怖くらいですね。
    現象としては2度映る系。
    最初に幼い投稿者を乗せるシーンで、馬の横にある鏡に霊が映ります。(顔が宇宙人のグレイみたい)
    さらにその後、馬に乗った父親が鏡に写った時、先程の霊が同じ馬に座っている事が確認できます。

    因みに映像が撮られた同じ年、ゴーカートに乗っていた女性が後ろに巻いていたロングマフラーが絡まり窒息死した事故があったそうです。

    • itton より:

      deeさんレビューありがとうございます。

      ちょっと観たくなってきたぞw

      >ゴーカートに乗っていた女性が後ろに巻いていたロングマフラーが絡まり窒息死した事故

      この事故は覚えています。実際にあった事故を引き合いに出したのがまずくて封印したのかもしれませんね。でもファミリー劇場には納品済みだった?ん?

      逆ならわかるんですが(実際ファミ劇側で放送コードに引っかかってセリフの一部がカットされたエピソードがあります)、解せないですね。

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