呪われた心霊動画XXX3(ネタバレあり)

レビュー
呪われた心霊動画 XXX(トリプルエックス)3
『Not Found』×『ほんとにあった!呪いのビデオ』!ふたつの人気シリーズのスタッフが結集した、ガチで怖い心霊ドキュメンタリー第3弾!!

はじめに

「呪われた心霊動画XXX3」のレビューです。本当に今更ですが、このシリーズは心霊ドキュメンタリーではなく、ドキュメンタリー風心霊ドラマとしてみるべき作品のような気がしてきました。従って、それぞれのエピソードの評価は、映像の怖さと言うよりは、ストーリー的な怖さと言った方が良いかもしれません。

19 告白の相手(少し怖い)

概要

投稿者は女子校生の小池さん。友達の大渕さんがバイト先の先輩に告白するというので、当人の希望があり、小池さんと別の友人と2人で公園の離れたところから見守ることにした。夜の帳が下りた公園の一角で、相手を待つ大渕さん。小池さんはよせばいいのにビデオカメラでその様子を撮影してしまっていた。

すると、大渕さんの携帯に連絡があったようで、電話を終えた彼女は公園から一時立ち去ってしまう。おそらく相手の男性を迎えに行ったのであろう。しかし、しばらくして戻ってきた彼女は一人であった。様子がおかしいことに、大渕さんは一人で戻ってきたはずなのに、誰もいない空間に顔を向け、親しげに誰かと話をしているようであった。

ふざけているのかとも思った小池さん達であったが、しばらく様子を見ることにする。すると、大渕さんはこちらに背を向き、誰もいない空間に「エア告白」しているような状態になった。「なにやっているんだ?」と状況が呑み込めない小池さん達であったが、大渕さんは突然振り向き、怒っているような表情でこちらを睨みつけてきた。そして彼女の背後にはこの世のものとは思えない、不気味な男性が立っているのをカメラは捕らえてしまう。

この男は漫画「刃牙シリーズ」の登場人物みたいに首が異様に太く、口から黒いものが吐き出されているように、首から胸元にかけて染みが付いている。目には黒目が無く、その瞳には精気が感じられない。

あまりの不気味さに「ぎゃぁ!」と悲鳴を上げてしまう小池さん。間髪入れずに大渕さんはうなり声をあげながらこちらに猛ダッシュしてくる。タックルでもされたのか、カメラが激しく乱れるが、大渕さんは地面に倒れ、すぐに気を失ってしまった。

その後、正気に戻った大渕さんは一連の出来事をあまり覚えていなかった。そればかりか、相手の男性の顔や名前も思い出せなくなってしまったという。着信があったことまではかろうじて覚えていたが、携帯電話にはその履歴はなかった。この公園は相手の男性から指定されたものであるが、果たしてこの人物はこの世のものだったのであろうか。

感想

おそらく実在しない怨霊に魅入られ、告白したら憑りつかれるところだった、ということなのでしょうが、バイト先の先輩の存在の有無はすぐに確認できるはず、そのあたりが曖昧になってしまっています。「バイト先にはそもそもそのような人物は存在しなかった」みたいなテロップがあれば、もっとよかったと思います。

概要に記したとおり、男の姿はかなり不気味です。首が異常にに太く、口から胸にかけて染みみたいに黒くて気持ちが悪い。ただ、まあ、ちょっとフェイクっぽくて、「めちゃ怖い」って程ではありません。それよりも小池さんの「ぎゃぁ!」という叫び声がリアルで、そっちの方が怖かったです。

20 実話怪談本に載っていた話(怖い)

概要

まず、河嶋さんは自分の読んだ実話怪談本に載っていたとされる怪談を語る。

自分の携帯電話の発信履歴に電話した覚えのない番号が載っている。それは何年も連絡を取っていない学生時代の友人のものだった。だが、自分ではこの人物に電話をした記憶がないばかりか、仕事や所用などで電話などできる時間帯でもなかった。その履歴は数日おきに何件も続くようになる。しかも、その相手側は一度も電話に出ていないようだ。気になってこの番号に電話をかけてみると、友人の母親が出て、この人物は既に亡くなっていたことを知る。

というものであった。だが河嶋さんはこの実話怪談本を所有していないし、タイトルも思い出せない。頭の隅に残っていたこの話を飲み会の席ですると、同僚の男性社員、中谷さんは「それ、俺の話だ」と驚いたように語る。「限られた人にしか話していないのにおかしい」と訝しがるが中谷さんだがその時、河嶋さんの携帯にとある番号からの着信があり、彼女は怪訝な表情を浮かべる。

スピーカーホンにしてみんなで耳をそば立てると、ブツブツとしたノイズと人の息遣いのような声の後に「ここいるよ」という声で電話は切れた。中谷さんは悟ったような表情で「もうこの話はやめよう」と切り出した。以前、この怪談話を同僚に聞かせた時も、同じことが起こったというのだ。同席した女性のスマホカメラは、この一連の出来事を記録していたが、この時に座卓の下から男の顔が覗いており、画面が乱れて映像は終わる。

スタッフは河嶋さんの携帯にかかってきた番号に電話をかけてみるが、「この番号は使われていません…」のアナウンスが流れるばかりであった。河嶋さんは自分の記憶にあった怪談と、男性社員の体験談、そして自分の携帯への着信と写り込んだ男性の顔、これらは偶然とは言い切れないと語る。

また、彼女の記憶に残る怪談本には、エピソード内に履歴にある電話番号が載っていたそうで、何故か彼女はこの番号をはっきりと覚えていた。書籍にこのような個人情報が掲載されるなど、今も昔もあり得ないことである。そればかりではない。その番号は飲み会の時にかかってきた、あの番号と全く一致するというのだ。

その時、突然事務所の電話が鳴る。

感想

で?

事務所にかかってきた電話には出たの?

その電話の番号は?

続きは?

というか、この事務所に絶妙なタイミングでかかってきた電話が2コールが終わるか終わらないかのタイミングで、次のエピソードによどみなく繋がってしまいます。その次のエピソードも電話にまつわる話なので、なかなかにしゃれた演出ですが、最初からドラマですよ、と言っている作品ではないので、「ちょっと待てよ」という気分にもなりましたね。

写り込んだ男の顔はやっぱり役者が演じているとしか思えず、それなりに「ぎょっ」とはしますが、それなりはあくまでそれなりです(何言ってんだw)。このシーンは男の顔よりも、写り込んだ河嶋さんの友人(同僚だっけ?)の女性の、花柄スカートの裾とひざ小僧(太ももか?)に目が行ってしまいました(笑)。

でもストーリーは面白く、怖いです。事務所に電話がかかってくるシーンはちょっとドキッとしました。

因みにプロモーションの一環でメディア、作品中に実在の電話番号が載ることはたまにあります。作品内のキャラが電話に出てくれるたりするんですよね。無論録音ですが。

21 紙幣の番号(まあまあ怖い)

概要

公園でだべっている男女3人。その中の一人、投稿者の柿沼さんはたまたまデジカメを持っていたので、その様子を目的もなく撮影していた。友人の茂木さんが酒が無くなったので近所のコンビニに買い出しに行き、その買い物のお釣りの紙幣の中に、旧札である夏目漱石の千円札を見つける。物珍しさから目に留まった程度であるが、そのお札に携帯の番号が手書きで書かれていた。興味本位でその番号に茂木さんが電話をかける。するとどこからともなくiPhoneの着信音が聞こえてきた。

えっ?この公園のどこかにこの番号の携帯の持ち主がいるのか?

コンビニのお釣りに使われた紙幣など、何処から回ってきたかなどわからない。その紙幣に描かれた電話番号の主がこの公園にいる、あるいはその携帯がどこかに落ちている、そんな偶然などあるだろうか。

確かめるために、その番号への発信を止めると、今まで鳴っていた着信音も消えた。少なくともその携帯電話はこの公園のどこかにあるようだ。期待とも不安ともつかない感情は期待のほうが勝り、再びその番号への発信を行う。

その音は公園の公衆トイレから聞こえてくる。男子トイレの個室から鳴っているようだ。思い切ってそのドアを開ける柿沼さん達だが、そこには誰の姿もなかった。それと同時に着信音も消える。すると、茂木さんが「電話がつながった」、「男の声がする」と耳をそばだてる。彼がトイレのドアの上へと視線を泳がすので、柿沼さんがその先へとカメラを向けると、ドアの隙間から真っ黒な顔が目を見開いてこちらを睨んでいた。彼らは悲鳴を上げてその場から逃げ出すのであった。

柿沼さんは茂木さんに、あのとき何が聞こえたのかを尋ねてみたが、それに関して彼は「知らないほうがいい」と何も答えてくれなかったそうだ。

前エピソード(実話怪談本に載っていた話)との関連があるのでは、とのテロップで映像は終わる。

感想

前のエピソードにも通じる話ですが、なんか得体のしれない電話番号にかけてみたら、その電話の着信音が近くで鳴る、とか急に自分の近くに怪異が迫ってくる感じがして怖いですよね。なんか「ほん呪55」の「悪戯電話」を思い出しました。これも悪戯電話の主が、実は自分の部屋にいた!という話です。

今回もエピソードのストーリー、シチュエーションが怖いもので、特につながった電話の声を聞いた茂木さんが何も語らないところに、不気味さをいっそう増す効果をもたらしていると思います。

一方トイレのドアの上からのぞく顔はよくある感じです。

2021年7月12日追記

のまどさんよりコメント欄で指摘がありました。このエピソードの公園は前々エピソード「告白の相手」の公園と同一の場所のようです。よく見ると公園の街灯の形が一緒ですし、わかりにくいのですが、前々エピソードにもトイレが一瞬写っています。

また、柿沼さんへのインタビュー時の映像で、トイレの前を女子高生が横切るのですが、モザイクがかかったこの女子校生のリュックとそのアクセサリーが、大渕さんのそれと同じに見えます。告白の相手に魅入られているのか、ちょっとぼうっとしていますね。

いやぁ気が付かなかった。でもこれはさりげなくて憎い演出ですね。

のまどさん、情報ありがとうございました。

22 影が行く(ほんの少し怖い)

概要

小塚さんが会社の帰りによく通る道には、風雨にさらされ、ぼろぼろになった探し人の貼り紙があった。その道は薄暗く、夜ともなれば人通りも無くなって、小塚さんは非常に不気味に感じていた。

ある日残業で遅くなり、深夜にその道を通りがかったとき、小塚さんはうめき声のような気味の悪い声を聴いてしまう。それ以来、この場所で何度もその声を聞くようになり、彼は声の主を確かめようと、友人の笹田さんを誘って調べてみることにした。

調べると言っても、小塚さんと笹田さんが互いにビデオを撮りあうだけで、興味本位の肝試し気分であったようだ。だがその場所に来て、小塚さんは何か気配でも感じたのか、カメラであたりを探り、何者かのうなり声が聞こえたと訴え始める。しかし笹田さんには何も聞こえない。彼の映像にもそのような声は記録されていなかった。すると小塚さんはいきなり地面に倒れ込んでしまう。何者かに組み伏されたようにもがいている彼に、笹田さんは駆け寄って助け起こそうとする。だが、小塚さんが撮影したビデオカメラの映像には、うなり声と得体の知れないものの姿が記録されていた。

ここで、小塚さんの映像が紹介される。まず、何処からともなく低いうなり声が聞こえる。笹田さんはそれを否定するが、もう一度うなり声が聞こえ、何か感じた方向へカメラを向けると、四つん這いになった、真っ黒な人型の影がこちらに迫ってくる。そして倒れ込んでしまうシーンに、顔の一部が変形したような男が一瞬写り込んでいた。

騒ぎに驚いて駆けつけてくれた近所の人は、あの道周辺の噂話を聞かせてくれた。近くの民家に〇形(先天異常)の子供がおり、家族は気味悪がって一室に監禁してしまう。だが、その恨みからその子供は家族を惨殺し、自分も自ら死を選んだ、という話であった。それ以来近所では子供がよく行方不明になってしまうという。

小塚さんは幼少期、この道のあたりで風貌の変わった子と遊んだことがあることを思い出した。あの場所で小塚さんだけが聞いたうなり声と何か関係があるのだろうか。

感想

2回目のうなり声のとき、笹田さんがドタドタと駆け寄ってくるのでちょっとびっくり(なんてタイミングだ)。その後に写り込んだ顔はちょっと気持ちの悪いものです。

それにしても「このあたりで風貌の変わった子と遊んだことがある」とかなんだよ。この辺りは小塚さんの地元だったのかよ。それは最初に言えよ。と思いました。

23 家族の食卓(怖い)

概要

「いまだに進展がない、少しでも手掛かりがつかめれば」と投稿者、玉置さんは語る。

去年の夏、旧友の小山田さんと久しぶりに会った際、その席で最近結婚したことを告げられた。その女性には10歳くらいの男の子がいたが、とても可愛くて3人で楽しくやっているということであった。今までそのような浮いた話はなかったので、玉置さんはたいそう驚いたそうである。

詳しく聞いてみると、その女性との出会いは2年前の高尾山だった。それには玉置さんも他の友人も同行していたはずだが、そんな女性には会った記憶がない。だが、小山田さんはその女性と男の子は存在をかたくなに語り、証拠にとその際の映像を小山田さんに送ってくる。その映像は高尾山の下山時に乗車したリフトでの様子を撮影した短いものであったが、そこに写る女性と子供は明らかに普通ではない、とても生きている人間とは思えない不可解なものであった。

ここで紹介された映像では、リフトの横の森の中に半透明の母子と思われるものが写り込んでいる。この時の小山田さんはその母子を見つけて驚いているような声も入っていた。

何かに魅入られてしまったのではと心配になった玉置さんだったが、既に小山田さんに連絡が付かなくなってしまった。業を煮やした彼は、小山田さんのアパートを直接訪ねてみることにした。

呼び鈴を押しても、ドアを叩いて呼び掛けてみても、部屋からは反応が無い。ドアノブに手を伸ばすと鍵はかかっていなかったので、玉置さんは部屋に入ってみることにした。リビングからは灯りが漏れ、そこからは男性、女性、子供の楽し気な話し声が聞こえる。扉の曇りガラスには人の姿がうっすらと見え、どうやら食卓を囲んでいる様子である。「おーい小山田!」、玉置さんがそう呼びかけると、いきなりリビングの照明が消えてしまう。

玉置さんはとりもなおさずリビングに入り、部屋の明かりをつける。そこにはたった今食事をしていた状況があった。3人分のお茶碗、食べかけの料理、そして子供用のマグカップまである。ちなみに献立は揚げ物と付け合わせのキャベツ、サーモンのマリネ、ご飯とみそ汁で、質素でささやかなものであったが、そこに座っているべき人間の姿はどこにもない。

目の前の光景が信じられない玉置さんは、部屋のあちこちを小山田さんの名前を呼びながら探しまくる。しかし、狭い室内に隠れるところなどあるはずもなく、誰の姿も見つけることはできなかった。だが、撮影した映像には窓ガラスに写る、小山田さんらしきうなだれた男性の姿が写り込んでいた。その向かって右には小学生くらいの子供、左には女性が立っているように見えなくもない。

それ以来小山田さんは行方不明である。

感想

結構面白かった。小山田さんはあっちの世界に連れていかれてしまったのですね。

幽霊の母子とうまくやっているのでしょう。もし生前にこんな暮らしができたら…どんなに幸せだっただろうか…。そんなことを幽霊の視点で考えてしまい、何とも切ない気分になってしまいました。

ガラス戸に写った小山田さんのうなだれた姿は、何を思っての事なのでしょうか。

24 死に際のアッコさん(少し怖い)

概要

「このエピソードは前巻「XXX2」に収録予定であったが、不可解な霊障が続いたため収録を見合わせた。度重なるお祓いによって今回収録できることができた。ただ、完全に除霊できたわけじゃないよ」というテロップでエピソードは始まる。

投稿者、町山さんはとある雑居ビルで警備員を務めていた。そのビルの警備室にはお札がびっちり貼られた謎のビデオテープが保管されていた。誰がどのような経緯で撮影したの何も分からず、町山さん自体も中身は視聴したことが無いという。年配の先輩社員からは不気味なものが写っているから見ない方が良いと言われていたそうだ。

町山さんによると、このインタビューから半年ほど前にこの雑居ビルは取り壊されることになった。警備室から撤収する際に、先輩社員からこのビデオテープの廃棄を依頼されたが、このような曰くつきのものを安易に捨てることに抵抗を覚えた彼は、このテープを持ち込んだのであった。

町山さんはこのテープの信憑性を高めるために別の映像も投稿してくれた。このビルでは火災報知器が誤作動したり、火の気のないところで焦げ臭いにおいがしたりと不可解な現象が続いていた。また、非常階段のあたりでは「アッコさん」と仲間内で呼ばれる幽霊の噂が広まっていた。火に関係する異変が多いことから、この由来は「熱っこさん」なのではと投稿者は想像する。

ここで町山さんが持ち込んだ監視カメラの映像が紹介される。一つは非常階段でタバコ休憩していた女性の足首を掴む手、もう一つは非常階段を四つん這いで登ってくる不気味な女性の姿であった。

その雑居ビルの土地は昔火葬場だったとか、また以前この場所にあった別のビルでは火災があり、何人も亡くなっているなど様々な噂があった。さらに町山さんは巡回警備中、目立たない場所にお札が貼ってあるのを発見する。噂によると、このビルが新築される際に有名な霊能力者に除霊してもらったことがあり、その際のものではないかとのことであった。この除霊により、しばらくは平穏だったらしいのだが、ある警備員が何を思ったのかこのお札を剝がし、別の場所に貼ってしまったことがあったらしい。これ以来、このビルで怪現象が頻発するようになってしまったという話である。

町山さんによるとこのお札は問題のビデオテープに貼られていたものとよく似ていたという。スタッフが調査したところ、その図柄は「角大師」と呼ばれる鬼の姿を描いたもので、魔除けに用いられる護符であった。

ここで問題のビデオテープの映像が、以下の警告テロップ(改行位置等調整済)、カウントダウン(10秒)の後紹介される。

私達は封印を解き、問題の映像を公開します。
くれぐれも自己責任でご鑑賞ください。

映像は頻繁にノイズが走り画質は悪い。終始女のうめき声のような声が聞こえる。がれきが散らばったような光景だが、何が写っているのかは判別としない。これらは黒くすすけているようにも感じ、焼け跡のようにも思える。突然真っ赤な血に染まった女の顔が大写しになり、こちらを睨みつける。

感想

大丈夫です。そんなに怖くはありません。製作者側もそう思ったのか、今回の警告テロップは若干控えめな気がします。

雰囲気は良いのですが、いかんせん在りし日のこのビルの姿の映像がごく一部(非常階段)のみで、ピンとこないせいか、恐怖もいまひとつ盛り上がりませんでした。トリを務めるエピソードにしてはちょっとショボかったと言わざるを得ません。

最後の映像も決して気持ちの良いものではありませんが、正視できないってほどではないです。小道具(敢えて小道具と言ってしまいますが)のビデオテープの護符の貼り方とか、熟成具合はとてもいい味を出していたのですが。

感想まとめ

映像自体はそれなりで、それほど怖くは無いのですけれども、ストーリーや演出がよく出来ており、スタッフの取材映像で尺を稼ぐこともなく、ノンストレスで楽しめました。そしてその微妙な映像も、エピソードの怖さを損なって、しらけてしまうほどのショボさではないところが、本作品の大きな特徴になっているような気がして、これは最近の「ほんとにあった!呪いのビデオ」も、大いに見習ってほしいところです(誉め言葉になっていないかw)。

ただ、「実話怪談本に載っていた話」の次のエピソードにつながる演出が、それはそれで効果的なのかもしれませんが、実にドラマ的、フィクション的で、これには賛否が分かれるものかもしれないと、感じました。

印象に残るエピソードは「実話怪談本に載っていた話」と「家族の食卓」です。特に後者は幽霊と食卓を囲む楽しそうな会話が切なくて心に刺さり、好きなエピソードです。それにしてもなんかこのシリーズ、あっちの世界に取り込まれるような話が多いですね。

コメント

  1. みっつ より:

    >このシリーズは心霊ドキュメンタリーではなく、ドキュメンタリー風心霊ドラマとしてみるべき作品のような気がしてきました

    言われる通りですね。シリーズの13くらいまで観てみて、作り物っぽいというより作り物にしか見えない事象とか、これでもかと目を見開いた形相の霊がやたらと多いのとかは、創作ホラー作品としてなら問題がなく、ストーリーや出演者等、様々な点において高レベルな出来なんですが、それを投稿ドキュメンタリーとして提供するのは違うだろという感想になってしまいます。
    かつてのほん呪に時々ある「これは本物かもしれない…」という物にお目にかかれるものではないと思えます。
    エピソード20から21への演出はそのことを明示していると思います。

    • itton より:

      やはりそのようですね。

      >ストーリーや出演者等、様々な点において高レベルな出来なんですが…

      そうですね。それ故にストレス無く見れるので、エンタメとしては成立していると思いますので、しばらく見続けようと思います。

  2. のまど より:

    こんばんは、お初にお目にかかります。
    ほん呪レビューを検索していたら、こちらのサイトに辿り着きました。いつも参考にしています。
    XXX3で気付いた点があったので、コメントいたしました(長文で失礼します…)。

    「告白の相手」と「紙幣の番号」についてですが、どうも同じ公園で撮影されたようです。
    「告白の相手」では、映像中に大渕さんが戻って来たところにカメラが向いた時、「紙幣の番号」で登場したトイレがチラッと映ります。
    ここでは、「紙幣の番号」の投降者たちが駄弁っていた街灯も確認できます。
    このトイレは、男の幽霊が現れ、大渕さんが突っ込んでくる前後にも映り込んでいました。

    また、「紙幣の番号」で投稿者がインタビューを受けていた際、大渕さん本人らしき人物が映っています。
    インタビューで撮影場所のトイレに向かう途中、顔にモザイクがかかっている女子高生が通過しますが、服装・背負ってるバッグ・アクセサリーは、前の映像に登場した大渕さんのものと同一に見えます。
    どこか歩き方に違和感があるので、ひょっとしたら未だに「告白の相手」の霊に魅入られているのかもしれません。

    以上、気付いた点についてでした。XXXのレビューも楽しみにしています。

    • itton より:

      のまどさんこんばんは。

      >いつも参考にしています。

      ありがとうございます!

      で、問題の個所を確認して見たのですが……本当ですね!
      トイレの形はわかりにくいのですけれども、街灯の特徴的な柱は一致します。

      極めつけはインタビュー時に大渕さんらしき女子高生が横切るシーンですが、リュックとアクセサリーが同じに見えますね。いや~、なんで気が付かなかったんだろう。女子高生がが横切るところはちょっと印象に残っていたんですが、前々エピソードと関連付けることができませんでした。さすが、エピソード間のつながりを重視する「XXX」、憎い演出です。

      それにしてもよく気が付きましたね。

      情報ありがとうございます。
      レビューにも反映させたいと思います。

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