Not Found14 ~ネットから削除された禁断動画~ (ネタバレあり)

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はじめに

「Not Found 14 ~ネットから削除された禁断動画~」のレビューです。今回はちょっと低調です。

ちょっと古い作品なので今更なのですが、一応それぞれネタバレ注意でございます。

ネット乞食(怖くない)

概要

マギーを名乗る引きこもりのネット配信者の若い女性。引きこもりが続いて経済的に困窮し始めたのか、視聴者に投げ銭を要求してくるようになってきた。「500万くれたらなんでもするよ~」と冗談めかした発言をした後、本当に500万投げ銭する輩が現れた。歓喜する彼女だが、これを機会に配信に姿を見せることはなくなってしまった。

その後、海外の動画アダルトサイトに彼女によく似た女性を見かけたそうである。

「500万くれたらなんでもするよ~」……。

感想

概要の通りです。いくらなんでも500万は高すぎるでしょ。んなわけあるかいって感じですね。

このマギーを名乗る女性、顎あたりにわざとらしいほくろがあるのですけど、AVの不鮮明な画像でもこの女性ではないかと思わせるための付けぼくろなんじゃないかと思いました。

踏切(怖くない)

概要

高校生の女の子2人組はネットで話題の自殺が多発する踏切を訪れる。その際の映像に何かが写り込んでいた。

感想

人の顔が一瞬写るのですが、あまりにも一瞬だし、とても薄いのでまず気が付きません。よく見つけたな、って感じです。その顔もそんなに怖くないです。

ここは新京成線八柱駅付近の踏切ですね。通り過ぎる電車は新京成8800形電車の旧塗装です。

もう一人いる(怖くない)

概要

TVバラエティ「逃走中」を真似て大きな公園内で鬼ごっこをする若者たち。鬼役の男性がウェアラブルカメラを身に付け撮影している。男性は多目的トイレに隠れる女性の一人を発見するが、声をかけても反応が無く、ただ鏡の前に立ちすくんでいるだけ。男性はおかしいとは思ったものの、制限時間が迫っているので他の逃走者を探しに行く。だがその先で、さっき見つけたはずの女性が滑り台の上にいるのを見つけてしまう。

「あれ?さっきトイレにいたよね、俺見つけたもん」「はあ?何言ってんだお前、私はずっとここにいたわ」みたいな会話を交わす。他の友人も信じてくれなかったが、カメラにはしっかりと記録されていた。これはあの女性のドッペルゲンガーだったのだろうか。

感想

トイレの中で女の子が立っているだけで怖くはありません。もし、本当にドッペルゲンガーらしきものを撮れてしまったのなら、それなりに不思議な雰囲気の映像なのでしょうが、プライバシーを考慮したモザイクの範囲が広すぎて同じ女の子かどうか全く判別できません。唯一メンバーの中でスカートを履いていた子なのでそこで区別がつくはずなのですが、多目的トイレの彼女のスカートは、ほんの一部分しか写っていないので非常に判りくくなってしまっています。

あとどうでも良いのですが、滑り台の上にいた方のその子、スカート姿で高いところにいるにもかからわずカメラの前でしゃがんだりするものですから、その中が見えるんじゃないかとちょっとドキドキしてしまいました(笑)。

事故物件ツアー(前編)(少し怖い)

概要

映像提供者の田辺さんから、事故物件を紹介するサイトを運営していた大川さんが行方不明になってしまったので調べてほしい、との連絡があった。彼がいなくなる2~3日前に撮影されたという映像は、半年前に女性が殺されたという事故物件の実地調査であった。

大川さんはその物件の外から窓を撮影していたが、半年前に事件が起こったばかりのその部屋に灯りが点く。てっきり空室だと思っていた彼は驚くが、窓から顔を出した男性に撮影しているところを見られてしまい、狼狽した彼は思わずその場から逃げ出してしまう。近くのガード下駐車場に逃げ込んだ大川さんが、事の顛末をカメラに向かって説明するが、その時に驚くべきことが起こり、映像は終わってしまった。

部屋を調査したスタッフは、その部屋を約1週間という短い期間だけ借りていた人物がいたことを突き止めたが、それ以上は謎であった。

そんな折、大川さんの映像に写る男を見かけたという情報が田辺さんからもたらされる。

感想

駐車場まで逃げてきた大川さんがカメラに向かって説明している場面で、その背後に男がいます。モザイクのおかげで良くわかりませんが、部屋から大川さんを見ていたあの男なのでしょう。説明が終わり、大川さんがカメラの向きを反転させると目の前にあの男がおり、数珠を持った手を伸ばしてきます。激しいノイズで映像は終わってしまいますが、なんとなく大川さんが無事だとは思えない雰囲気があり、ちょっとだけ怖かったですね。

映像の序盤で大川さんが「〇〇区」というところで、「か」とだけ聞こえるので、あの物件は葛飾区のどこかということになります。というか、昼間のスタッフの取材シーンで、問題の部屋のドアに反射したJRの特急車両、E657系らしきサイドビューが確認できるので、常磐線沿線だということが判ります。さらに川の近くらしいので、そのあたりを推理して物件の場所を突き止めました。てかここ葛飾区ではなく足立区です。あの辺は区境が入り組んでいるのですけどね。最寄り駅はJR常磐線の亀有駅でこちらは葛飾区です。

今もここに住んでいる人もいるので、具体的な場所の公開は控えます。そのかわり、大川さんが一旦逃げ込んだ駐車場のストリートビューをのせますね。

ねずみ取り(怖くない)

概要

ネット上のサイトで一時公開されていた映像。教祖を名乗るサイト主は様々悩みの相談を受け、一部で評判だったらしいのだが、ある日「この世を幸せにす方法を見つけた」と語りだした。それは「悩んでいるやつを全員ぶっ〇せば解決」「既に2人〇した」「不幸がっているネズミどもを駆除する」とか抜かしやがる。

それに対して視聴者に「口先だけ」と馬鹿にされた彼は憤慨し「だったら証拠を見せてやる」と、相談するために待ち合わせした女性を人気のないところに誘い出して、本当に殺害してしまった映像を公開する。

このサイトは現在は閉鎖されているという。

感想

単なる〇人動画。それにしてもなんてことしやがる。

てか「悩んでいるやつを全員ぶっ〇せば解決」って物理的に無理だろそんなもの。狂気を演出したかったのでしょうけど発想がぶっ飛びすぎですよ。

心霊スポット突撃シリーズ -第4弾-(怖くない)

概要

杉本が旧小峰トンネルに突撃。原因不明の不具合でメインカメラには何も記録されていなかったため、サブカメラの映像が紹介される。途中、杉本は何者かの気配に怯えるが、映像的には何も記録されていない。だが途中の道には何者かの無数の足跡があった。

感想

杉本が旧小峰トンネルに突撃して帰ってくるだけです。暗すぎて何が写っているかわからないし、足跡がいっぱいあったっていうけど、有名なスポットなのだから、彼ら以外にいっぱい訪れているでしょ、と思いました。ガサガサと変な音は聞こえますけど、これは野生動物じゃないですかね。

この旧小峰トンネル、ほん呪80の「トンネル」の舞台にもなってましたね。

スキー場で(怖くない)

概要

ガーラ湯沢のゴンドラに乗っていたら窓に人の顔が写った。

感想

これも薄くて非常に判りにくいです。

事故物件ツアー(後編)(ほんの少し怖い)

概要

田辺さんより、大川さんの事故物件サイトコミュニティのメンバーの一人が、別の事故物件を撮影していたら例の男を発見したと連絡があった。早速その物件に向かうスタッフ。興味があるフリをして不動産屋に問い合わせると、この物件でも3日前に入居した人物がいるという。この男は事故物件を渡り歩いているのだろうか。

張り込んでいると、あの男が姿を現した。杉本がインタビューを試みるが、男がやはり左手に数珠を巻き付け、撮影中のカメラに手を伸ばしてきた。するとあの映像と同じようなノイズが発生し、カメラは故障してしまうと同時に、杉本が意識を失い倒れてしまった。もうインタビューどころではなく、彼女を病院に運び込むが、身体的な異常はなく杉本もすぐに目を覚ました。だが彼女は何も覚えていないという。

やばいと感じた古賀はこの件の打ち切りを考えるが、杉本の希望で調査は続行。だが事務所では不可解なポルターガイスト的事柄が次々と発生し、ついにカッキーの目の前にあの男が現れ、ノイズと共に消えた。危険を感じた古賀はついに調査の打ち切りを決定する。

尚専門家によると、あの男が左手に巻き付けていた数珠は室町時代に活躍した除霊師の呪具で、室町後期には人を呪う目的で使われたことが判った。平和が訪れると彼らは闇に葬られたはずなのだが、絶えていたと思われたこの呪術を、今に伝えるものがいたのかもしれない。

感想

調査は中途半端で終わってしまいますが、これはこれで良かったと思います。謎の男の雰囲気も良く、カッキーの目の前に現れた時はちょっとだけビックリしました。部屋が停電になってしまった感じなのに、パソコンのモニターだけは激しいノイズで煌々と光っているのも不気味でしたね。

でもメインエピソードにしてはちょっと小粒でした。

感想まとめ

今回はちょっと小粒でパワーダウンは否めませんね。前巻が良すぎたのかもしれませんが。

それでは。

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