はじめに
「フェイクドキュメンタリーQ」ですが、今回も8分ちょっとなので空いた時間でサクサク観れますね。3本目の「発見されなかった友人の遺品(What the deceased left behind)」を視聴しました。
概要
男女のグループが山道を登っていく。彼らは友人のナオトさんの慰霊にこの山を訪れたのだ。途中の祠に、熊出現の警告がなされている奥深い山で、ナオトさんは自ら命を絶った。大量の薬物接種であったが、登山客によって発見されたその現場では、彼が所持していた荷物は見つからなかったと言う。それ以降、彼らは毎年ナオトさんの命日に現場への慰霊登山を行っている。
ナオトさんが直前「幽霊の姿が見える」などと語っていたこともあり、彼は当時心の病を患っていたのではと彼らは感じていた。
現場に到着した彼らはその場所に花を手向け手を合わせる。環境破壊への懸念からか一旦手向けた花は回収して持ち帰ることにしたが、現場の周りのゴミが気になり簡単な掃除を始める。すると1人が程近くに打ち捨てられたショルダーバッグを発見する。
当時は見つからなかったナオトさんの所持品ではないかと感じた彼らはこれを持ち帰り、遺族に届けることにした。そして後日それはナオトさんのものであることが判明。バッグの中にあった壊れたデジカメから修復された画像データが紹介される。そこには不可解なものが記録されていた。
感想(ネタバレ)
ナオトさんのカバンの中身はカメラ、眼鏡、文庫本、なんか仏様を描いたリーフレットでした。文庫本はタイトルが判らず、リーフレットもなんの神様だか仏様だか判りません。
因みにカメラは「Revio」というロゴが確認でいたので調べてみたら、「コニカRevioII」と言うカメラだということが判りました。
てかこれAPSのフィルムカメラでデジカメじゃありません(笑)。
そしてカメラから復元された写真が17枚も紹介されますが、デジカメから復元されたという感じなので激しいノイズだらけで、ハッキリとしたものは1枚もありません。
- イベント用仮設テントの下での集合写真、夜です。ナオトさんは写っていないようです。
- 広場のような場所の集合写真で野外だと思われます。背景は真っ黒でこれも夜でしょう。
- 今度は室内のようです。やはり集合写真で、ナオトさんらしき人物の説明があります。眼鏡をかけているようです。空のビール瓶があるので宴会の一コマでしょう。
- 打って変わって、慰霊登山に訪れた山道によく似た雰囲気の道の写真が現れます。
- この写真だけ何故か逆さまに写しています。山、あるいは林の中です。
- 鬱蒼とした木々だけの写真ですが、地面らしきものが見え、そこに置いたバケツのような人工物が見えます。木に登って上から見下ろしたようにも見えます。
- 今度は地面が見えません。木々だけが見えます。
- 木々の写真ですが、画角の下端に石垣のようなものがあります。伐採した木の幹が丸太のようにたくさん転がっているように見えます。
- ここで登山道を人が歩いている後ろ姿が写っています。頭が無いようにも見えますが、激しいノイズのせいでしょうか。この人物はナオトさんに似ているとのことですが、だとするとこの写真は誰が撮影したのでしょうか。尚、リュックを背負っており、現場で発見されたショルダーバッグは持っていません。
- 木々の写真
- 木々の写真ですがノイズで人工物が並んでいるようにも見えます。伐採後の木の幹でしょうか。
- 木々の写真ですが、登山道らしき道が見えます。見下ろしている感じなので下りっぽいです。
- 木々の枝しか見えません。真ん中のノイズで川が流れているように見えなくもないです。
- 木々の写真。ノイズが激しくよく判りません。
- 地面のようです。激しくブレているように見えます。
- 森の中ではなく、暗い廃墟の中を外から写したように見えます。
- 登山道の真ん中に黒い人影のようなものがあります。ですが拡大しても輪郭がはっきりせず、黒いもやっとした何かがいる感じで、何とも不気味です。引いてみて初めて人影のように見える感じで、何ともつかみどころのない黒いものです。なんか女性のようにも見えます。
ナオトさんの後ろ姿が写っていること、普段眼鏡をかけているナオトさんが、それを荷物の中に入れっぱなしは考えづらいので、別の人物がいた可能性が高まりますね。ショルダーバッグの主はナオトさんではなさそうですが、でも遺族はナオトさんのものだと言う…なんだか変ですね。
ひょっとしてナオトさんは〇殺ではなく…。なんて想像もしてしまいますね。
でも情報が少なすぎて何がなんだかわけが判りません。これはそれぞれのエピソード、これからのエピソード同士に繋がりが出てくるのでしょうか。
今回見てきて各エピソードにサブタイトルのようなものと、時間経過をしめすカウンターのようなカットが差し込まれていることが、ちょっと気になり出してきました。前2作にもあったのですが、雰囲気作りの演出だと思って気にも留めていませんでした。2回差し込まれており、そのシーンではカウンターがアップしています。
1回目は「Q:3 遺品 TCG 03:01:21:00」
2回目は「Q:3 遺品 TCG 03:07:52:00」
いずれも最後に2桁はコンマ2桁秒でカウントアップしているので目まぐるしいです。Youtubeではピタッとコマ送りできないので本当に00から始まっているのかはちょっと判りませんでした。
「1:21」「7:52」の部分はエピソードの経過時間と一致しています。ただし、上2桁部は「3時間」ではなく、3エピソード目と言う意味なのですかね。ところで「TCG」って何の略なんでしょうか。ググっても本作の記事以外は「トレーディングカードゲーム」ばかり出てきてよく判りませんでした。
2023年11月18日追記
TCGは「Time Code Generator」という映像用語であることを、コメント欄でマーシーさんに教えていただきました。「Time Code Generator」でググったらいろいろ出てきました。お恥ずかしいです。
と言うわけで、わけが判らないのですが今までで一番怖かったかもしれません。特に最後の写真の、何とも言えない不気味さが印象に残りますね。
コメント
TCGはTime Code Generator
つまりタイムコード(映像の一コマにかかる時間)を発生させている装置を意味しているのかもしれません
でもこのシリーズはそれだけの意味では終わらない可能性が高そうですね
マーシーさんこんばんは。
「TCGはTime Code Generator」と言うんですか(お恥ずかしい)。映像用語ですかね。
この単語でググったら出てきました。
今のところ単なる時間経過のようですが、なにか他に意味がありそうですね。
場違いなコメントですいませんが、あの
テレビ東京が11/18に祓除というイベントを開催する様です。
製作陣に寺内康太郎さんやnot foundでお馴染み古賀宗一郎さんが関わっています!
ittonさんもしよかったら見てみてはいかがでしょうか?
Tverで見逃し配信もあるようです。
おお!
面白そうですね。
観てみたいと思います。
情報ありがとうございます。
「祓除」はテレビ番組じゃなくてイベントだったんですね(配信は1000円)。
事前番組はYoutubeにも上がっていたので観ました。
なかなかに面白そうですが、どんなイベントになのか想像もつきません。
12月まで配信のチケットは販売しているようなのでちょっと考えます。