はじめに
「フェイクドキュメンタリーQ」23本目、「幽霊と話せる電話番号 – Telephone Number」を視聴しました。
今回はちょっと怖かったですね。
概要
ネット上で囁かれている怪談のひとつに、「かけてはいけない電話番号」や「幽霊と話せる電話番号」といった都市伝説がある。実はこの噂の元ネタは、あるホラー作品に端を発しているという書き込みが示される。
2005年に発売された、映画監督・村上賢司さんによるオリジナルホラーDVD。その作品は視聴者からの投稿を元にした再現ドラマ形式のオムニバスだが、最終話のエピソード「幽霊と話せる電話番号」が紹介される。
女子高生3人が自宅で「こっくりさん」をしているうちに、「幽霊と話せる電話番号」を質問。回答された番号にかけてみると、怪現象が起こるというもの。そして「幽霊と話せる電話番号はこちらです」と実際の番号が画面に表示される。
実はこの番号、村上監督が当時実際に使用していたもので、プロデューサーの「イタズラ心」から使用が提案されたとのこと。監督にとって初の作品だったこともあり、「視聴者とつながれるかもしれない」という期待を込めて公開したそうである。
その結果、多くのいたずら電話がかかってくるようになったが、中には不気味で気になる留守番電話メッセージも残されていた。
それから10年ほど経ったある日、村上監督は知人の先輩から「やばいものがあるから見てほしい」と連絡を受ける。それは2001年に制作された心霊ドキュメンタリーVHS。視聴者から依頼された心霊現象を調査する内容で、先輩自身が監督・撮影を担当していた。
そのコンテンツ内の取材過程で、驚愕の真実が明らかになるのだが…。
感想(ネタバレ)
概要はさらっとまとめました。Youtubeでみんな観れますから、ぜひ本編をご覧ください。以下の感想は既に視聴していることを前提としますので、よろしくお願いします。
このお話は4つの、ゾッとする展開が待ち受けていましたね。
- 先輩のVHS内で、ありえないものが映り込むこと。
- VHSで紹介された手書きの不気味なチラシに、村上さんが使っていた全く同じ番号が記載されていたこと。
- チラシの内容から、村上さんの携帯にかかってきた不気味な声は、これから自殺する人の声だった可能性があること。
- オチが村上さんの作ったDVDのエピソードと同じになってしまっていること。
ですね。結構ゾッとしました。
そして、「幽霊と話せる電話番号」というのが、「この番号にかけると幽霊と話せる」ではなくて、「この番号を取得すると幽霊と話せる」っぽくなっているところが、5番目のゾッとするポイントになっているのかもしれません。実際には幽霊ではなくて、これから幽霊になるかもしれない人々なんですけど。
なんで廃墟近くで携帯電話が、たくさん落ちていたのでしょうか。持ち主はみんな自殺した人?それにしては尋常じゃない数ですが。ここで亡くなったのなら、ご遺体はどうなったのでしょうか。警察の話では、「昔から自殺する人が多いから見つかっていない遺体があるかもしれない」程度なので、事件になっていないようですが。そして、そもそも誰が…何の目的で…。
チラシにあった番号と、村上さんの使っていた番号が一致したのは偶然か、それとも何かの力が働いたのかとか、いろいろ疑問点はあります。相変わらず、理屈に合わない奇妙な怖さが光っていますね。
特に最後のオチが、村上さんの作ったDVDと同じになっているところが良かったです。
それでは。
コメント
村上監督は実在の方で、怪談新耳袋も担当されていたんですね
そういえばこの方が本当に存在しているのか調べていたんですが、Xがなんか恐ろしいことになっていました
FAKEが侵食してきたらしいです
あとQは最近エッセイを始めました
じゆうちょうQという名前です
それにしても最近黒い影が画面の向こうから出てきそうになってるんですよねー
FAKEなんだから作り話として考察を捗らさせてほしいものです