ほんとにあった!呪いのビデオ14(ネタバレあり)

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ほんとにあった!呪いのビデオ14
ほんとにあった!呪いのビデオ14

はじめに

「ほんとにあった!呪いのビデオ14」です。今回より、今や語り草となった、伝説の演出補(当時は演出助手)の「籐屋敷隆志」氏の登場です。投稿映像も恐怖度が高めになっており、非常に凝った映像演出も見所です。

事故現場(すこし怖い)

概要

事故現場を車で通りかかった際に、とっさに携帯電話で撮影した映像。現場を通り過ぎた後、フロントガラス上方に女性の顔が揺らめく。その姿は二重になっているように見える。

感想

はっきりと揺らめいている女性の顔が確認できます。女性はこちらをガン見しているので、少し怖いです。

このエピソードの後、前回から続く、タイトルでの「びっくり演出」が性懲りもなくあります。ですが今回は、びっくり度がだいぶまろやかになっていますので、どうぞご安心ください(びっくり耐性は人にもよるので、心臓の弱い方は念のためご注意を)。実はこの「びっくり演出」、この後、エピソードの端々で登場します。

スタッフルーム1?(すこし怖い)

概要

「製作委員会の朝は早い…」とのナレーション。密着ドキュメントみたいな出だしで、スタッフルームのポルターガイスト現象が、未だ収まっていない様子が紹介される。さらに、スタッフの横内氏はバイク事故に遭い、江田氏は失踪してしまったいう報告。

そして、製作委員会には、「ほんとにあった!呪いのビデオSpecial5」のエンドロール後のエピローグ映像に、「日本人形」のエピソードで登場した、おかっぱ頭の人形の顔が写り込んでいるという投書が多数送られてきた。その映像の冒頭を注意深く見ると、薄く半透明の大きな顔が右から左に移動していることが確認できる。映像を倍速にすると、顕著である。

感想

これ、本呪SP5を視聴時に、気がついてました。というか、あんなにはっきり写っているのに、スタッフが気がつかないはずがないんですけどね。わざとスルーして、視聴者に発見してもらおうという意図が感じられます。

このエピソードで、藤屋敷氏が初登場します。初見でいきなり遅刻して、監督を部屋から締め出してしまうこともさることながら、ぼさぼさのロン毛に色眼鏡という、独特の風貌が強く印象付けられます。それにしても朝6:00出社とは早いな。

マーゴン MA-ON(ちょっと怖い)

概要

台風の接近による大雨の様子を記録した映像。暗い雨空にカメラを向けた時、レンズに付着した無数の水滴の全てに、こちらを見つめる瞳が大量に映り込む。

感想

レンズに付いた水滴に、たくさんの目が写り込んでいます。最初は水滴の乱反射かなにかで、撮影者の瞳が写り込んだのかな、とも思いました。でもよく見ると、それぞれ異なる瞳のようにも見えるんですよね。

また、指摘されたカメラが空を見上げる前の映像にも、既にこの瞳が写っています(よく見るとわかります)。ズームインすると、その瞳もボケるので、何かレンズに細工が施されているのかもしれないと思いました。

ただ、大量の瞳がこちらを凝視している絵面は、それなりにぎょっとします。

因みに、「マーゴン」とは2004年10月に発生した、台風22号のアジア名だそうです。当時日本各地で大きな被害を出したそうです。

安普請(すこし怖い)

概要

投稿者(有田さん)が友人(西条さん)と互いに撮影しあった、携帯電話による映像。有田さんの自室で、酔いつぶれた西条さんの彼女の後ろに、何かが写っている。西条さんのカメラには横たわった見知らぬ女性が、有田さんのカメラには、大量の髪の毛と思しきものが撮影されていた。撮影時にはお互いそれに気づく様子はない。

有田さん宅でインタビューする藤屋敷氏。有田さんによると、西条さんも、その彼女にも、あれから連絡が取れなくなってしまったとのこと。藤屋敷は、部屋の畳が不自然に歪み、傾いていることに気がつく。畳を剥がしてみると、そこからビニール袋に入った髪の毛と、それに付着する乾燥した謎の物質を発見する。スタッフはその物質を鑑定に出して調べることにした。

感想

有田さん宅のパソコンが「でっか!」、モニターが「厚っつ!」と思いました。まあ、時代が時代ですからね。

ここで、藤屋敷氏の強烈なキャラクターが爆発します。

「親友かよ!」と思うくらいの馴れ馴れしいタメ口。「トーマスかよ!」と思うくらいの他人の部屋での猛烈な喫煙。タメ口はともかくとして、部屋の視界が悪くなるほどのタバコの吸いっぷりは、現代のモラル観念では社会的に生きていけないでしょうw

さて、映像自体はそれほど怖くはないんですが、互いに同じ時間に同じ方向を撮影しているにもかかわらず、異なるものが撮影されているという事象は、大変興味深いですね。それと、有田さんカメラの女性の姿に加え、西条さんカメラに映った髪の毛が、モサっと大量なのが、尋常ではない感じがして怖いです。畳の下の髪の毛も不気味ですね、何の目的でここに隠したのか、理解できない怖さもあります。

酔払い(怖くない)

概要

携帯電話の映像。コンビニ前で酔いつぶれている女性を介抱する友人。その友人の足首を掴む手が、映し出されていた。

感想

はっきりと写ってますが、画質が悪くて怖くありません。撮影者も酔っているのか、映像が逆さまになったり、横になったりで、とても見にくいです。

頭のおかしい老人(怖い)

概要

従姉妹が海外に留学するというので、久しぶりに叔父宅を訪れた投稿者。

従姉妹、叔父夫婦と歓談していると、奥のソファに見知らぬ老人が、湯呑みを持って座っていた。自分の知らない親戚だと思った投稿者は軽く挨拶をすると、その老人も会釈を返してくれた。いつのまにかいなくなってしまった、その老人のことを尋ねる投稿者だが、叔父夫婦は、そのような人物に心当たりがないし、部屋にもいなかった、と証言する。しかしリビングには、この家のものではない、その老人の湯呑みが残されていた。それには銘もなく、手作りのようである。

映像を確認すると、その老人は確かに存在した。会釈を返してもらう様子まで記録されており、テーブルに置きっぱなしになったビデオカメラには、その老人の去り際も記録されていた。

そして老人の頭は、おかしかった…

感想

その和装の老人は、真正面を向いているため、ごく普通の老人に見えます。彼が去り際に右を向くため、その頭の形が極めて異形であることが、ここで初めてわかります。その形は明らかに、普通の人間ではありません。

ま、ぶっちゃけ言うと、「妖怪ぬらりひょん」、そのものといって過言ではありません。

しばらくすると老人は湯呑みを置き、ソファから立ち上がって去って行きます。その姿は、次第に透明になり、消えてしまいます。

投稿者もインタビューで述べていますが、老人にはそこはかとない威厳があり、挨拶を交わすなど礼儀正しく、服装も上品に見えます。その家の守り神のようなものではないか、遠い異国に旅立つ従姉妹(この家の娘)を心配したのか、一時の別れ(今生の別れになるかもしれない)の惜しんだのか、挨拶に来たように感じました。なので、奇怪ではありますが、嫌な感じはしませんでしたね。

さらに物体である湯呑みを残したというのが、非常に興味深いです。

銘もない手作りの湯呑み、彼が確かにそこにいた証でしょう。何か感慨深いです。

ところで、投稿者へのインタビューを公園で行っているのですが、そこでも藤屋敷氏はタバコをプッカプカと吸いまくっています。子供もいる公園なので、今では許されませんね。あっ、もちろんインタビューはタメ口ですw

スタッフルーム2?(半笑い)

概要

「スタッフルームに設置されたカメラは今日も順調である」というナレーション。

いきなり藤屋敷の隣のロッカーの扉が勢いよく開く。

場面は変わって、最近、製作委員会宛に、あの日本人形の映像を見てから、異常な現象が身の回りに起こる、という投書が多数寄せられる。その中に時折々に、不運に苛まれるという、手紙の主にインタビューを行う。不運だけではなく、就寝中に揺り起こされたり、肩を叩かれるといった奇怪な現象も後を絶たないという。実際インタビューを行っている最中にも、自転車が突っ込んでくる。

さらに場面は変わり、失踪していた江田の目撃情報が寄せられる。

つづく。

感想

新しい恐怖映像はありません。「スタッフルームに設置されたカメラは今日も順調である」というナレーションには笑いました。さらに、不幸続きの手紙の主に、本当に自転車が突っ込んできたのにも笑ってしまいました。藤屋敷氏も実際半笑いでした。本人にとっては笑い事じゃないんですけど。

ところで、インタビューを街中で行っているのですが、そこでも藤屋敷氏はタバコをプッカプカと吸いまくっています。公共の場所でタバコを吸うとか、今では許されませんよね。ましてや、不幸に遭ってしまった現場で半笑いとか、あっ、もちろんインタビューはタメ口ですw

手首(怖くない)

概要

自室で何気なく撮った映像(今回も携帯)。壁のハンガーにかけた半袖のシャツから手首が出ていた。投稿者は気味悪がってシャツは処分してしまった。

感想

手首というか腕まで出ている気がします。例によって不鮮明で、一瞬なので怖くはありません。

ところで、投稿者へのインタビューをその部屋で行っているのですが、そこでも藤屋敷氏は……もうやめときます。

安普請2?(痛々しい)

概要

畳の裏に隠されていた、髪の毛に付着していた物質は、乾燥した人間の皮膚であることがわかった。スタッフは、その部屋の大家に取材を試みるが、目立った成果は上がらない。

そんな折、音信不通であった西条さんと連絡がつく。彼は右腕に大やけどを負ってしまい、入院していたため連絡がつかなかったそうだ。まだ傷の癒えない西条さんに取材し、調査結果を報告するが、自体は何も進展せず、エピソードは終了する。

感想

何もわからないんでモヤモヤしますね。西条さんの火傷が痛々しくて見てられなかったです。藤屋敷氏も、火傷負った人の眼の前で、やはりプカプカ。ちょっとは自重しろよw

シリーズ監視カメラ 産女(うぶめ)(ちょっと怖い)

概要

とある地方の閑散とした道路の監視映像。道路のど真ん中に白い巨大な人影が現れる。その姿は女性のようにも見え、微動だにしない。人影は延々とカメラに映り続け、およそ2時間あまりが経過した頃に突然姿を消す。その間、車も人も一切通過しなかった。この人影は何を思ってここに現れたのであろうか。

感想

何かの影が偶然女性に見えるのではないか、とも思いましたが、現れて消えるのがわかりません。自然現象なら何か周りに変化がありそうですから。

タイトルの「産女」の意味が、最初分からなかったのですが、少しお腹が大きいように感じますね。それで「産女」というタイトルをつけたのでしょう。人も車も通らない、寂しい道路に現れた身重の女性の影。少し切なく感じます。

スタッフルーム3?(怖くない)

概要

職安に通う江田をまちぶせて、その確保に成功した藤屋敷は、彼に無断失踪を詰問する。江田は日本人形の呪いに怯えており、実際バイク事故を起こしていた。その怯え方と強い警告に、「大丈夫」と、たかをくくっていた藤屋敷でさえ、不安を隠せなくなっていった。

この8mmフィルムの元の持ち主である、新城氏の会社は、すでに人手に渡っており、彼とも連絡がつかなくなってしまった。この映像を見てしまった視聴者の方々も、十分注意するようにとのナレーションでエピソードは終了する。

場面は変わり、焼肉屋で舌鼓を打つ藤屋敷氏。

「仕事を終えた後は、不可解な存在と対峙する彼らも…」とのナレーションの途中で、ノイズが走る「びっくり演出」。そして次のエピソードへ…

感想

江田氏本当にビビってましたね。

江田:「藤さんも気をつけた方がいいっすよ」
藤屋敷:「大丈夫だよ」
江田:「侮らないでくださいよあれを」
藤屋敷:「大丈夫(少し不安げ)」

この「少し不安げ」というテロップに笑ってしまいました。

ふたり…(怖くない)

概要

廃墟の宿泊施設に単独潜入する投稿者。厨房をまわって階段が見えるところに、人影が立っている。さらに厨房を再度パンすると、奥にもう一人確認できた。

投稿者はこの映像を撮影してから、この二人が出てきて助けを求められるという、悪夢を見るようになった。夢の中で、あなたたちは誰なんですかと心の中でつぶやくと、「ゲヒラー」、「バンボルグ」という名前が、電波のように頭に入ってきたという。

藤屋敷氏は、この廃墟ホテルに潜入して取材を行うが、なんとそこにも女性のような姿が写り込んでいた。その部分をリプレイするところで、ノイズが入り、焼肉屋で舌鼓を打つ、藤屋敷氏のエピソードに戻る…

感想

これまた有名な廃墟、「ベルビュー富士」ですね。もう解体されてしまったそうです。かなり大規模な廃墟のようですが、年月が経ちすぎたのか、天井落ちまくり、穴あきまくりで雨風が侵入、かなりジメジメした印象で、あんまり気持ちの良い感じはしないですね。大食堂と思しき広い部屋に、グランドピアノが放置されているのですが、鍵盤がカビか何かのせいか、真っ赤に染まって不気味でした。

さて投稿映像ですが、男性のような人影が突っ立っているだけで、そんなに怖くはないです。むしろ、藤屋敷氏の背後に写った、女性のような顔の方が怖いです。リプレイでその顔がわかった瞬間に、ノイズの混じった例の「びっくり演出」で場面が焼肉屋の場面に戻ってしまいます。

どうして肝心なところで、と思いますが、次のエピソードでその演出の意図がわかります。

焼肉屋?(怖い)

概要

焼肉屋の場面に戻る。

「仕事を終えた後は、不可解な存在と対峙する彼らも…」
「心休まるひと時ではないだろうか…」

食後、店外で一服する藤屋敷氏。その胸のところに女性の恨めしげな顔が写り込んでいた。

感想

この藤屋敷氏の胸の顔は、あの廃墟で背後に写っていた女の顔ですよね。

連れてきてしまったんですね、藤屋敷さん。その顔は表情が確認できて結構怖いです。

スタッフルームその後?(爆笑)

概要

エンドロール中に、事務所でのポルターガイストが、現在(当時)も発生している様子が紹介される。

「その現象は特定の人物に集中しているように思えるのだが…」

機材箱の蓋がひとりでに閉じてしまい、指を挟まれて悶絶する藤屋敷氏。追い打ちをかけるように、書棚が彼をめがけて倒れかかるところで映像は終了する。

感想

笑わせてどうする。いや、面白いからいいんだけど。

エピローグ?(怖くない)

概要

製作委員会には「黒狐」と名乗る人物からの手紙が多数送られてきている。その内容には、「呪い殺す」などの物騒な文言が記述されており、日時を指定して「小坪トンネルに来い」とも記されていた。スタッフが向かうも「黒狐」は現れなかった。「黒狐」に対し連絡をよこすように呼びかけるところで、作品は終了する。

感想

その後大騒ぎとなる、「黒狐」シリーズの始まりです。感想は特にないです。

感想まとめ

笑いあり、怖さありの盛りだくさんで、かなり面白かったです。凝った「びっくり演出」もだいぶマイルドになり、助かります。印象に残ったのは強烈な個性を放つ、藤屋敷氏のキャラクターでした。まさに藤屋敷オンステージといった感じですw

投稿映像では、「頭のおかしい老人」が一番印象に残りました。怖くはないけど(やっぱ怖いかな?)、面白い(興味深い)です。

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