ほんとにあった!呪いのビデオ64(ネタバレあり)

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ほんとにあった!呪いのビデオ64
ほんとにあった!呪いのビデオ64

はじめに

「ほんとにあった!呪いのビデオ64」のレビューです。夏の三部作、「スケープゴート」が完結をむかえます。一般投稿も結構怖い映像が増えてきました。

怨讐(怖い)

概要

投稿者男性3人組はドライブの最中にとある廃墟に立ち寄った。ボロボロの廃墟内で探検気分の彼らであったが、2階から何やら物音がする。行ってみると、部屋の真ん中に黒焦げの服を着た人形が寝そべっていた。何故こんなものがここにあるのだろうか?

不安を隠すようにおどける彼らであったが、すぐ横の古い木製の荷車がミシッという音を立てて動く。今のはなんだ?と思う間も無くその荷車は宙に浮いたかと思う間も無く、その高さは天井まで届き、その後激しく落下する。恐怖と驚きから逃げ惑う投稿者達。

この廃墟では仲間の1人ををリンチのうえ殺害してしまい、遺棄したという事件の噂があるそうである。

感想

なかなか興味深い映像で、はっきりとした物理現象なのでインパクトがあります。ドアが開くとか、皿が落ちるとかのポルターガイスト現象は見飽きていたたし、風とか家の建てつけとかで説明可能ですが、これは通常起こることはまず無い事象なので、かなり興味深いですね。

荷車が上がって落ちるだけならそんなに怖くは無いのですが、エピソード内で全然触れていない件として、その現象が起こる直前、荷車のすぐ左にある窓に人の顔らしきものが、一瞬写り込んでいることが挙げられます。最初は何か窓の外にあるなぁ、と思っていたんですが、口を開けた人の顔にも見えます。ちょっと怖いですね。

でも部屋の中央に寝そべっていた人形が、昔からあるビニール製のダッチワイフだったのには苦笑してしまいました。

トイレ(けっこう怖い)

概要

投稿者、関内さんの恋人の男性、大谷さんは心霊スポットめぐりが大好き。物好きにも深夜の公園の女子トイレに侵入して、ある噂を検証する。その噂とは午前零時ちょうどにトイレの水を流すと個室のドアをノックされ、外には血まみれの男の子が立っているというもの。大谷さんが零時ちょうどにトイレの水を流すと、本当にノック音が聞こえてきた。ドアの隙間からスマホで外を伺うと、半透明の男の子が横切るのが記録されてしまった。急いでドアを開けるが、当然誰もいない。

もう1つの動画は、彼の自宅の部屋のトイレのもので、水を流すとやはりノック音が聞こえたので、慌てて撮影したもののようだ。やはりドアを開けても誰もいないが、振り返るとトイレの曇りガラスに真っ赤な顔をした男の子がこちらを伺っていた。驚いてスマホを取り落としたようで、画面は暗転。だが子供のむずがるような不気味な声がはっきりと記録されていた。

この映像は大谷さんの部屋のトイレに落ちていたスマホから、関内さんが取り出したものである。というのも、関内さんは大谷さんと連絡が取れなくなってしまっており、部屋を訪ねた際にトイレにこのスマホが落ちていたそうなのである。大谷さんはこれ以来、行方不明になってしまっていた。

午前零時ちょうどにトイレの水を流すと怪異が起こるという情報は、とある心霊スポット情報を発信しているWEBサイトからであった。だが、制作委員会がこのサイトの管理者に問い合わせると、驚いたことにその情報はそのサイト管理者の創作であることがわかった。他のサイトに載っていた、幽霊の召喚術を参考に書いたものであるというが、大谷さんはこの儀式めいた行為によって、本物の幽霊を召喚してしまったのであろうか。

感想

制作委員会はまだiMac使っていましたね。そういえば前巻でもiMac使ってた気がします。まだ全部Windowsマシンに入れ替えていないんですね。どうでも良いことですが。

さて、今回の映像はなかなか怖いもので、久々にちょっと夜中に見る気がしない映像です。

ただ少しはっきり映りすぎな気もします。菊池作品は「はっきり写りすぎ傾向」が顕著なんですが、曇りガラス越しなのでそこが緩和されて、結果的に怖くなった気もします。てかこういうのをDVDのチャプターメニューのサムネール画像にするのやめろ。ネタバレになるじゃんか(ちょっと怖いんだよ!w)。

スケープゴート 後編(怖くない)

概要

前回までの超ざっくりあらすじ

研究のために禁忌の箱を持ち出したらゼミの関係者に不幸続出。鍵を握る准教授をやっとつかまえて白状させると、巫女の瀬戸山さんの存在がわかったが、彼女は既に亡くなっていた。何故か研究室が荒らされていた場にいた、大学とは無関係の女性、鴨川沙希さんは、精神に異常をきたしてしまっており、無意識にゼミの関係者の不幸を暗示させる絵を描いていた。行方不明の学生、田丸さんは瀬戸山さんに手紙を託し、あの箱を返すつもりのようだ。沙希さんは人形を風呂に沈めるような奇行もあったが、後に准教授が風呂場で自殺未遂を起こして再起不能に。その際の映像に首の曲がった女の姿が映っていた。

本編

肝心の調査旅行の行き先を聞く前に、庵堂准教授と連絡が取れなくなってしまっていたので、途方にくれるスタッフ。とりあえずその場所を探る方針を固めるのだが、それとは別に、懇意にしている心霊研究家(山本氏)に経過をまとめて意見を聞いてみることにした。

その後取材班は、庵堂准教授周辺を調べ、彼の知り合い(元同僚)をみつけて話を聞くことに成功する。この男性、中谷さんは、庵堂さんの元研究仲間であったそうで、その調査旅行の資料が見つかったとのことであった。改めてわかった情報は、祀った木箱を何回も使うと邪念、悪霊が宿って悪さをしてしまうので、箱の中身を定期的に取り替えてなければならないことであった。中谷さんの資料でも、御神体を埋めた架空の墓がある場所ははっきりわからなかったが、資料の中に地図があり、幾つかの印が記載されていたので、そのいずれかの場所である可能性が高くなった。

そんな折、鴨川沙希さんの姉、亜美さんが制作委員会を訪ねてくる。最近、沙希さんの自傷行為や、彼女の部屋から複数の人物の話し声が聞こえてくるなどの怪現象に悩まされており、相談に来たのだった。スタッフは川居、佐藤の女性陣で、怪現象の正体を捉えるべく、彼女の部屋に監視カメラを据え付けて、沙希さん宅に泊まり込んで監視することになる。ここで、沙希さんの自傷行為の映像が紹介される。

また、意見を求めていた山本氏からの回答が得られた。一連の事象の原因はやはり御神体を収めた箱であろうとのこと、それを元に戻しても現象が収まらない場合は、箱を処分するしかないとのことであった。また沙希さんの奇行はその御神体が原因である可能性が高く、状況は急を要しているとの見解であった。田丸さんが御神体を元の場所に戻しているにもかかわらず現象が続いているのあれば、これを処分する必要がある。スタッフはこの場所を探すために、地図の場所をしらみつぶしにあたることとなった。

感想

映像は亜美さんが、沙希さんの自傷行為を撮影したもので恐くはないのです。それよりも、実の妹が大変な目にあっているというのに、制作委員会を訪ねた亜美さんが、相変わらずの終始にこやかな応対にちょっと違和感。また、沙希さんがカッターを腕に当てているのに、驚いた声を上げているものの、しばらく撮影を続けているのにも違和感を覚えました。

亜美さんが沙希さんの部屋から聞こえる、複数の人物の話し声はちょっと不気味ですね。話の内容はよく聞き取れないのですが、女性の声で、「ひさしぶりに◯◯」というのだけはわかりました。「ひさしぶりに肉体を得た」とかいう意味でしょうか。

赤い傘(少し怖い)

概要

西武線のどこかの踏切。男女2人組が写真を撮り歩いていたらしく、男性が踏切で電車を撮ろうとカメラを構えている。女性のビデオカメラがその様子を撮影しているのだが、遮断機が降り、警報音が鳴り響く踏切内に女性が倒れている。その傍らには赤い傘が。

驚いた女性があっけにとられていると、電車は轟音を立てて走り去る。電車が走り去った後の踏切には誰もいない。

感想

よく見ると足がありませんね。でも、こういう形で現れる幽霊は前例がなく、ちょっと新鮮でした。赤い傘が印象的ですが、女性の衣服は血に染まっています。はねられた後なら傘はズタボロになるか、どっかに飛ばされるのでは…、と考えるとちょっと変ですね。

また、最初うつぶせに倒れているのかと思ったら、どうやら手の形を見ると仰向けのようです。すると、乱れた髪の毛(後頭部)だと思っていた頭の部分が顔なんですかね。となると、この部分のどす黒いぐずぐずになっている部分は顔だったのか……と思うと少し怖いですかね。

シリーズ・監視カメラ 覗き穴(怖い)

概要

玄関の防犯用覗き穴に設置された監視カメラ。投稿者の女性は、夜半にドアをノックされたり、インターホンを鳴らされたりするため、被害届を出すための証拠として、このカメラを設置したのだそうだ。

映像は玄関ドアのすぐそばにあるエレベーターの様子までがわかるようになっている。だが、このエレベーターの扉が開いても誰も降りてこない。すると、突然左上から男性の顔が現れ、崩れるように消えてしまう。不動産屋に問い合わせると、過去にこの部屋を借りていた男性が、外で事故に遭い亡くなっているそうである。この男性は亡くなってからも自宅に帰ろうとしているのであろうか。

感想

急に現れるのでちょっとびっくり。また崩れるように消えていくのが不気味で気持ち悪い。小粒な作品だけど、ピリリと怖いです。

続・スケープゴート 後編(怖くない)

概要

取材班は資料の地図を頼りに御神体の埋められている場所を探すが、なかなか見つからない。辺りはすっかり日が落ちてしまい、現在地もままならない状態に陥ってしまったが、偶然山菜採りか何かをしていた地元の人に遭遇し、大体の場所が判明する。

この地元の男性によると、この御神体の埋められている場所では土地神様の信仰があったり、「ヒダルイ」と言って死んだ人間に取り憑き、歩き回ると言った伝承があるらしい。死んで何年も経っているのに、その人物に山の中で見かけてしまうような目撃談もあるそうである。

取材班は男性に教えてもらった場所に向かう。そこは地図に印があった場所でもあった。車では途中までしか行けず、演出補・山下が崖から転落しかけるアクシデントもあったが、ようやくそれらしい場所を見つける。明らかに何かを埋め戻した後があり、その近くには田丸さんが持ち込んだらしいバッグやデジカメも落ちていた。菊池達はそこを掘り出して、例の箱を取り出す。映像に写っていた箱に違いなく、蓋を開けるとあの動物の手が入っていた。

一方ちょうどその頃に、沙希さんの部屋の灯りが「バン!」いう激しい音とともに突然落ち、真っ暗になってしまう。川居達が駆けつけると、沙希さんが暴れ出していた。ここから、菊池達の映像と、沙希さんの映像が交互に切り替わる。菊池達の周りでは周りの木々が不自然に揺れだし、不穏な雰囲気が醸し出される。暴れる沙希さんは、身体を不自然に曲げ、動物のような呻き声を上げる。

自分達の判断だけで、御身体を燃やすことに躊躇いを隠せない菊池だったが、山下、今野との協議の上、これを処分することに決定。燃やすことになった。猿の手が炎に炙られたちょうどその時に沙希さんは奇声を上げ、首を曲げて気を失ってしまった。その姿は庵堂准教授の自殺未遂の際に鏡に写っていた姿を連想させる。スタッフは救急車を呼び、沙希さんは入院することになった。

感想

山下が転落するシーンで、「地図落としてんじゃん」、「なにやってんの!」との菊池の岩澤譲りの暴言にちょっと笑ってしまいました。いやいやちょっとは心配してやれよw。結構深くて危なかったですよねw。

庵堂准教授の風呂場に写っていたのは沙希さんだったのですね。首曲げて気を失った時に「あ」と思いました。

上はシャツ1枚だけで、一部の人の性癖に刺さる、結構お色気的な格好なのに、絶対にパンツを見せない沙希さんの演技に不自然さを覚えつつ、「終・スケープゴート 後編」に続きますw。

寺跡(怖い)

概要

地元で有名な心霊スポットである公園で肝試しをする若者達。この場所には首なし地蔵があり、触ると祟りがあるという噂。首は近年に復元されたようで、この部分だけ真新しい。この時の映像に、首なし地蔵に触った女性の後ろから、不気味な女性が首に手を回している姿が撮影されてしまった。

この後、女性の飼い猫が死亡。さらに祖母までも亡くなってしまったという。

この場所では寺を管理していた老婆が強盗に遭い殺害される事件、また不倫の末、教え子の女子大生を助教授が殺害し、この付近に遺棄する事件もあった。

感想

この場所は「ほんとにあった!呪いのビデオ THE MOVIE2 首なし」で撮影された映像と同じ場所、「大塚山公園道了堂跡」ですね。お堂を管理していた老婆が強盗目的で殺害されたこと、不倫相手の女子大生を助教授が遺棄した事件があったのは事実のようです。

で、映像ですがなかなか怖いものに仕上がっています。特に、上記の女子大生遺棄事件の記事を読んだ後だと凄みが出てきます。ただし、女子大生の遺棄現場はお堂跡の近辺からは直線距離で1km以上は離れていますが…。

人身事故(怖くない)

概要

中央線で人身事故が発生。物好きにも事故処理の一部始終を撮影する投稿者。遺体にかけられているであろうブルーシートをカメラが捉えると、そこにはリクルートスーツを着た女性が立っている。その女性は自分の遺体を確認するようにその場にしゃがみ込む。

感想

この人身事故の映像自体はガチのもののようですね。Wikipediaによると事故の日付や、駅まで記載されています。ただこんな現場を撮影することは悪趣味だと思いますね。

映像自体は恐くはなく、自分の遺体(想像ですが)を見下ろし、しゃがみこむ有様はむしろ感慨深いというか、切ないですね。

終・スケープゴート 後編(怖くない)

概要

あの場所に落ちていたデジカメには、例の箱を埋め戻す田丸さんの姿が記録されていた。そして箱を戻した田村さんは、何者かに話しかけるように謝罪し、呪いを解くように訴えるのであった。

その後亜美さんから連絡があり、沙希さんが病院から抜け出し、失踪したという連絡があった。

ここで、製作委員会は以下の推論をする。

数ヶ月前、沙希さんは事故で既に亡くなっていたのではないか。そして、あの現地の人が語っていた、「ヒダルイ」が御神体を取り戻す為に、丁度亡くなっていた沙希さんの体を乗っ取っていたのではないか。田丸さんの映像に写っていた女性、庵堂准教授の自殺未遂の際に写っていた女性は亡くなっていた沙希さんの霊なのか。御神体をスタッフが燃やしてしまった為、「ヒダルイ」は沙希さんの肉体を維持することが出来なくなってしまったのではないだろうか。

ここで田丸さんのデジカメ映像が以下の警告とともに紹介される。

警告
これからご覧いただく映像は
あなたの心身に深刻な影響を
及ぼす可能性があります。
警告
影響を受けやすい方や
気の進まない方は、
再生を止めてください。
警告
こちらでは一切の責任を負いかねます。

山道を登る田丸さんらしき人物が息を荒くしている。墓標を模した円柱が立ち並ぶ、例の場所にたどり着くと、掘り出したままの穴に御神体の入った箱を埋め戻す様子が映し出される。そして箱を戻した田丸さんは、何者かに話しかけるように謝罪し、呪いを解くように訴えるのであった。だが、彼を囲むようにボロ布を纏った数人の足が現れ、叫び声で映像は終わる。

感想

えええっ?沙希さん亡くなっていたの?(あくまでも制作委員会の推測だが)。これじゃ延々と取材に協力していたお姉さんかわいそう。「ヒダルイ」は沙希さんの肉体を維持することが出来なくなってしまったため、失踪したのではなく、消えてしまったのでしょうか。御神体焼かれて肉体を維持できないんだったら、病院を抜け出すなんてエネルギーのいることできないですよね。消えたとしたら、着ていた服はどうなったんだよとか突っ込んじゃいけないんでしょうかね。

田丸さんの周りに現れた足は仰々しい警告の割にはそれほど恐くはありません。安心してみてください。ただ今回の警告後カウントダウンは、なんか「非常事態発生!」みたいな変な効果音がうるさいですw。

もうひとつ、田丸さんが地面に落としたカメラの最後のシーンにはなんだか老人みたいな顔が写っています。顔が90度横になった感じで画面左上にあります。スタッフは気がついていないのか、作品内では全く触れてはいません。まあ、いつもの手法ですかね。

感想まとめ

いろいろ突っ込んでしまいましたが、結構怖い映像も多く、楽しめました。メインエピソードは尻つぼみの感が否めませんが、雰囲気的には面白かったです。これ全部フェイクだとしたら、美術(例の箱なんかとってもそれっぽい)やロケ(あのお墓の場所なんか一から作るのは大変でしょう)がそうとう凝っているし、お金もかかりそう。とはいえ全部本当の事とは到底思えないし、どっちなんでしょう。

でもまあフェイクなんでしょうね。うまく作ったな。

一般投稿では、「怨讐」、「トイレ」、「覗き穴」が怖かったですね。

でも、60巻あたりから、「うお〜めっちゃ怖ええ」というほどのものが無いのは寂しいですね。

慣れか…慣れなのか…

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