ほんとにあった!呪いのビデオ92(ネタバレあり)

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ほんとにあった!呪いのビデオ92
ほんとにあった!呪いのビデオ92

はじめに

「ほんとにあった!呪いのビデオ92」がリリースされました。心霊ドキュメンタリー界では前人未到の100巻まであと8タイトルなんですが、今回はどうでしょうか。毎度ながら全編ネタバレ祭ですので、予めご了承ください。

酬い(怖くない)

概要

投稿者の女子校生、永井さん達が中学校時代に同じクラスの内田君を虐めていた様子を撮影した映像である。内田君がズボンを脱ぐように命令されたり、蹴られたりしている胸糞な映像で、周りのクソガキどもが彼に対し、「消えろ、消えろ」と罵声を浴びせる。すると内田君は蹴倒されながらも何かぶつぶつ言い出した。何を言っているかはわからないが、最後に「潰れろぉ!」と叫び声をあげる。

すると先程内田君を蹴飛ばした男子生徒は倒れ込んでしまい、痙攣し始めた。呼吸が苦しそうな彼の首には、その首を絞めるような手が写り込んでいた。

スタッフの調べによると、この映像に写る生徒たちは皆、不可解な死を遂げており、いずれも首が不自然に潰れていたという。虐められていた内田君も交通事故で亡くなっていた事が分かった。そして投稿者の永井さんとも連絡が付かなくなってしまった。

感想

初っ端からいじめかよ、と思いました。そしてただでさえ胸糞なのに、写り込んだ怪異のショボすぎる映像で、近年まれに見るワーストエピソードです。褒めるところが一つも見つからない。言うなれば合成がへたくそすぎます。

シリーズ・監視カメラ 高速道路(ちょい怖)

概要

高速道路を上から撮影した監視カメラと思われる映像。音声も記録するタイプなのだろうか、だが、終始ブツブツとノイズ音が聞こえるばかりである。すると画面右奥のランプ出口付近に小さな女の子がウロウロしている。車の様子から、運転するドライバーたちには見えていないようで、減速もせずこの女の子をすり抜けてしまう。

すると、ノイズ音の中に「お母さん、おかぁさぁん」と母親を探している子供声のような音声が紛れ込んでいた。

この場所では衝突事故が発生し、6歳の女の子と母親が亡くなっているそうである。この女の子は死してもなお、母親を探し続けているのであろうか。

感想

さっきがあまりにもショボかったので、だいぶマシに感じてしまいます。「おかぁさぁん」の声はだいぶ悲壮感が漂っており、雰囲気はあります。ですが、小粒なエピソードです。

おまじない 前編(怖くない)

概要

ライブハウスで男性地下アイドルユニットがライブをネット配信したら、なんかカメラに背を向けた女の姿が写った。無観客だし、スタッフに女性もおらず、関係者たちは全員この女性に心当たりがなかった。だが、唯一このユニットのメンバー清瀬さんは、以前所属していたユニットでの自分のファンではないかと語る。

この女性、河西さんは清瀬さんに引くほどの高額なプレゼントしたり、他のファンに嫌がらせをしたりとトラブルを引き起こし、ライブ後のチェキ会で自傷行為をしたりでライブを出禁になった。だが出禁になった筈なのに、その後のライブ映像にこの女が何度も写ったり、清瀬さんの日常生活でも彼女を見かけることがあったりしたそうである。そのユニットはその後解散の憂き目に至ってしまった。

スタッフはこの女性に会えないか画策することになった。

感想

女が背を向けて立っているだけで、怖くもなんともありません。

あ、今回監督のマキタカズオミ氏が初めて顔を出します。いつもの落ち着いた感じから、もっと年配の方かと思っていた(失礼)。

滑落(少し怖い)

概要

この神社は険しい山頂に位置し、その山頂の社では登山者への安全祈願の祈祷をしてくれる。投稿者が山頂へと至る途中で、血だらけの男が逆さで横たわっている姿が写り込んだ。

感想

今年の冬に、富士山でニコ生主が滑落してしまった映像を見てしまった後なので、「滑落」と言うワードに不穏なものを感じて、心穏やかとはいきませんでしたね。

ここは北アルプス、立山の頂上にある天空の神社、雄山神社峰本社ですかね。360°の大パノラマは雄大で心が洗われるますが、同時に足がすくみます。丈夫な柵も無いですし、岩ゴロゴロの断崖絶壁。投稿者が「落ちた人いないんですか」とのガイドらしき人に対する質問に「いますよ」「亡くなられる方もたまに…」との答えに((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル。これだけで怖いよ。

写り込んだ男の顔ですが、最初は全くわかりませんでした。「血だらけ」って中村さんはナレーションするのですが、全然血だらけじゃないよ。しかもめちゃ一瞬。これ、絶対通常再生では気が付かない。ただ、たまたま見つけて映像を静止したらちょっと怖いかもしれません。

なお、この神社で祈祷してもらうには拝観料を払う必要があるのですが、大人700円と、とてもリーズナブルです。10,000円払うと、特別祈祷してもらえます(どんな祈禱なんだろ)。時間はAM8:00~PM3:00までです。ありがたいことに、ここの神主さんはシーズン時は毎日山頂まで登山しているのですね。

不埒なやつ(怖くない)

概要

キャバクラ嬢達とのアフターで酔っ払ってる中年オヤジの背後に胎児みたいな頭が見えた。派手に遊ぶこの男は多額の借金を抱え、自分子供を虐待死させたことが発覚し逮捕されていた。

感想

コロナ過でこんな遊びもできなくなりましたね。なんだかまた緊急事態宣言が発令されるそうだし、ため息しか出ませんね。因みに僕はキャバクラとか興味ありません(ほんとうです)。

で、映像はそんなに怖くありません。

誘うもの(ぼくは怖いと思った)

概要

農作業を行っているおばあちゃんを、その孫らしき投稿者の女性がビデオに撮っている、何気ない田舎の風景。おばあちゃんは孫の成長を心から喜んでいるようで、自然豊かな情景とも相まって和やかな雰囲気である。

すると、沼を挟んだ対岸に白い服を着た女性のような姿が認められた。女性が着ている真っ白な服は死に装束のようにも見える。その女性はこちらを見つめ両手をまっすぐ上にに伸ばし始める。おばあちゃんの知り合いか何かと思った投稿者は、誰かがいると彼女を呼ぶ。その時投稿者は何も思わなかったようだが、記録された映像をよく見ると、この女性の両手は人間にあるまじき異常な長さである。

呼ばれたおばあちゃんは、先程までの和やかな口調は一変し、「あかん!」「帰るで!」と投稿者の手を引っ張りその場から立ち去る。突然の由々しき事態に投稿者は戸惑いながらも彼女に従い、その場を後にした。

おばあちゃんは「あれはいかんもんじゃ」とだけで、それ以上詳しくは語ってくれなかったそうだ。

感想

沼と書きましたが、川かもしれません。流れが穏やかなので沼に見えました。

対岸の女性の腕の長さは異常で、気味が悪いのですが、それよりもおばあちゃんの口調が豹変してしまう様が怖かったですね。なんかこう、孫を危険から遠ざけるための必死さが伝わってきます。また、詳しくは何も語ってくれないところも定番ではありますが、怖いです。

ビジュアル的にはそんなに怖くはありませんが、僕は好きなエピソードです。

でも、おばあちゃん、詳しく話してくれないと後世に伝わらないよ。

おまじない(怖くない)

概要

清瀬さんから以前のユニット、「ジャック&ケリー(仮名)」のライブに写り込んだ河西さんの映像を持っているという女性、板倉さんを紹介してもらう。彼女はこのユニットのファンでもあった。

その映像では画面の左端に観客とは思えない、棒立ちの女が写っていた。清瀬さんが前に出てきたタイミングで姿を現し、彼を見つめているようにも見える。そして今度の映像では横顔が確認できる。

そして板倉さんが、川西さんは自分以外のファンに対する嫌がらせなどで忌諱され、結果、彼女に「推し」にされたアイドルはファンがいなくなってしまうことで有名になってしまっていることを話してくれた。板倉さんはよせばいいのに軽いノリで、清瀬さんの目の前で起きた、河西さんのチェキ会自傷行為映像まで見せてくれた。だが清瀬さんは、トラウマレベルの体験を勝手に撮影されていたことで不機嫌になってしまう。

ここでその映像が紹介される。狭いライブ会場で、河西さんが清瀬さんの持ち歌を歌いながら、カッターナイフで自分の左手首を切っている映像で、会場は騒然となっている。

スタッフは、板倉さんの情報から河西さんの今の推し、「ポラタ(仮名)」のライブ会場に張り込み、彼女との接触に成功する。だが、取材応じた彼女は終始軽いノリで、自傷行為に関しても意に介しておらず、「推し」に覚えてもらうための「おまじない」であると言い放つ。それどころか清瀬さんが自分を覚えていたことを喜んでいたりもしており、あまつさえ「このビデオいつ発売ですか?」と聞いてくるに及んでは、「絶対恨んで生霊飛ばしたりとかしてないだろ…」と言う雰囲気になってしまう。極めつけは取材に使ったカラオケルームの余り時間を一人で満喫するほどであった。

スタッフは久しぶりに登場した「アジア魍魎研究所」の村井氏に見解を聞くと、回りくどくて難しい言葉が並べられるが、要するに「この男の妄想じゃね?」ということになった。この見解から、この現象は清瀬さん発信の幻覚なので、「気にしないでみたら?」「きっとそうすれば写り込んだりしなくなるよ」「もうあんたは『推し』じゃないし」とか、「もっと他に言いようがあるんじゃね?」とも言われかねない歯切れの悪い調査結果をやんわりと伝える。

「それだけ?」こう言い残し、清瀬さんは憤慨した様子で部屋を出て行った。

感想

それにしてもこの男、メンタル弱すぎ。あんな自傷行為の真似事がトラウマになるなんてね。でも「それだけ?」という彼のセリフに、視聴者は頷くしかありません。「まあそうだわな」と。

「私達は河西さんに会って驚きました。あの女ケロッとしているんですよ。あの自傷行為もあなたに注目されるための『おまじない』とか抜かしやがって、とんでもないやつ、ていうか頭おかしいっすね。ですが、もう別の推しがいるとかで、幸い清瀬さんにはこれ以上付きまとうことはなさそうなんで、いったん忘れて様子見ませんか?…というのも専門家に聞いたら……」と言う感じで言えば、清瀬さんもそんなに怒らなかったんじゃないですかね(笑)。

もう見ることはないと思っていた「アジア魍魎研究所」が登場したのには驚きました。しかも今回は日野氏がいない代わりに、なんかお付きが男女2人に増えてるし(笑)。この2人も日野氏と同じように一言もしゃべらず、ただいるだけです。

感想まとめ

全体的な感想としては「大丈夫か?ほん呪」につきます。僕のレビューはかなり甘い方だと思うのですが、今回はさすがにこの感想しかないです。メインエピソードの映像が女が立っているだけ。学芸会レベルのリストカットショー。一般投稿もへたくそな画像合成等を見せれらて、正直とてもがっかりしました。

その中でちょっとマシだったのが「滑落」、ちょっと良かったのが「誘うもの」でした。

ただ、「ほんとにあった!呪いのビデオ93」の予告編は少し面白そうだったので、はかない期待を胸に来月を楽しみに待つことにします。「ほんとにあった!呪いのビデオ93」は8月6日だそうですよ。

コメント

  1. みっつ より:

    14日にテレビ東京の心霊番組(日本で一番コワい夜)があるんですが
    その予告に出てきた映像がほん呪ばかりで…
    48「首の家」、26「廃墟の住人」、58「吊り橋」、69「指輪」、72「曲がり角」
    (↑Twitterで全部元ネタばらししてる人がいて、便利なのでそのコピペですw)
    この巻の映像のいくつかも、いずれどこかでお目にかかることでしょう。。(いいのか悪いのか)

    それにしても、作りなら いじめ の場面を題材にするなと思います(以前にもありましたが)。
    いじめに関わった生徒が皆酬いを受けているという内容でもショボい映像ならなんの抑止力にもならない。それをやるならそれ相当の出来のものをもってこい、と思います。

    • itton より:

      「日本で一番コワい夜」やるんですね。録画予約しておかなくちゃ。
      「首の家」はともかくとし「吊り橋」と「曲がり角」は地上波メディアで使われ過ぎ(笑)。

      「廃墟の住人」は「廃屋の住人」の誤りですね。内容を覚えていなかったので、自分のサイトで検索しても出てこないので焦りました(笑)。

      今回の体たらくは売り上げ低迷による予算不足ではないかと勝手に想像しています。

      >いじめ の場面を題材にするな…

      全く同感です。最近の凄惨ないじめの報道の記憶が新しかっただけになおさらですよ。

      • みっつ より:

        『首の家』も過去2回ほどテレビで見た記憶が…
        『廃屋の住人』と『指輪』も1度づつ、『曲がり角』は前に土田晃之が絶賛してましたね。『マツコの知らない世界』で心霊ビジネスの一例として取り上げられた『吊り橋』は言わずもがな(苦笑)

        92巻のレビュー、発売翌日に記事として上がっているのはこちらだけのようです(拍手)が、YouTubeにアップされたいくつかのレビュー動画を観ると「今回はまずまず」との感想も多いようで、甘めのはずのittonさんのレビューが意外にも一番厳しいようです。
        自分は観ていないのでどうこう言える立場でもないですが、厳しい意見の方が正解だろうなという気はしています。

        • itton より:

          >甘めのはずのittonさんのレビューが意外にも一番厳しい

          あらら。

          ほん呪のYouTubeレビューは永倉さんのが好きでこれしか見ていないのですが、今回はかなり厳しめだったような

          「呪いのビデオ緊急事態宣言」
          「駄作」
          「お腹にやさしいヨーグルト」
          「薄味」
          「何かが起こりそうで何も起こらないのが5回続く」

          https://youtu.be/d-GGXi3iv2o

          まあ、日本語で書かれているものの、世界中に公開されているわけですから、ちょっとバイアスがかかって評価が甘めになるんですけどね。今回は我慢できませんでしたね(笑)。

          動画のコメントを見ると「誘うもの」の評判が良いようです。

          • みっつ より:

            永倉氏以外の2つのレビュー動画で「まずまず」の評価だったので。。
            ただ、その中で評価が高いエピソードはどこも概ね共通している感じです。

            最近、永倉氏の動画のサムネに本人が登場していますが、驚くほど女性的できれいな顔立ちで、なんかもったいない気もしますw(余談)

        • itton より:

          >発売翌日に記事として上がっているのはこちらだけのようです(拍手)

          恐縮です。

          この日は眠れなかったので、酒飲んで最速アップになりました。
          いつもより評価が厳しいのは酒飲んだせいか?(笑)。

        • itton より:

          コメントの返信に返信はつけられないみたいなので、こちらに返信します。

          >永倉氏以外の2つのレビュー動画で「まずまず」の評価だった…

          探してみてみました。確かにそうですね。どこか遠慮がちなレビューでしたが。
          永倉氏も概要欄には前回よりは良かったって書いていますね。

          >驚くほど女性的できれいな顔立ちで、なんかもったいない気もしますw(余談)

          これも確かに(笑)。今回のサムネは白目向いていますが。

  2. 呪い痔ろう より:

    今回おまじないが3部作かと思ったら違うみたいですね
    93~94の2部作っぽいですね
    と言うのもAmazonで最初に92しか発売情報が無かったんですよね
    今までは夏の3部作の時は一気に3作情報が載ってんですが
    恐らくコロナ禍の中で撮影が難しいのですかね

    • itton より:

      呪い痔ろうさんこんにちわ。

      そうか。Amazonでは3部作の時は一気に情報が載るんですね。ご想像通りやはりコロナ過が影響しているんでしょうか。

      別のコメントにも書いた永倉さんYouTubeレビューでは、今回のメインエピソードを続きものにしなかった点が唯一評価できる点、と語っていました。恒例だったとはいえ、今回3部作にしなかったのは私も良かったと思っています。どうしても序盤は内容が薄くなってしまいがちですからね。

      さて、今回の残り2作は続きものになるのか楽しみな点ではあります。

      去年の3部作は何だったのかとさかのぼってみたら、あの問題児上田のエピソードでした(笑)。

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