ほんとにあった！呪いのビデオ9（ネタバレあり）

ほんとにあった！呪いのビデオ9

はじめに

はい本呪9です、全体的に低調なのは相変わらずです。なんででしょうか、初めて見たときにはそれなりに楽しめた気がするのですが。やはりシリーズ80本以上も見てしまうと、慣れてしまうものなのですかねぇ。

屋敷(怖くない)

概要

「博士の家」と言われる有名な廃屋に探検に行ったところ、その家の主人らしき姿をカメラが捉えた。

感想

このエピソードは悪い意味で異色です。

本シリーズ、今までどんなに微妙な写りでも、「何者かの姿が映った！」と煽ってきたのに、今回に限っては「敗れた提灯がそう見えるだけですね」と投稿者にダメ出ししています。

いやいやそんな言い方無いでしょうよ、投稿者がかわいそうだよ、と思ってよく見たら、確かに敗れた提灯でした。

なら、そもそも採用するな（草）

足(怖くない)

概要

深夜、久しぶりに会った仲間との光景を何気にカメラで撮ったら、自販機の横に足が写っていた。

感想

たしかに、自販機の横から足が片方だけ見えています。地面に片足だけ寝そべっている感じ。だけれども、あまりにも一瞬で、暗く、画質も悪いので全く怖くはありませんし、よくわかりません。

瞳(怖くない)

概要

自宅で飲み会を開いたときの映像。背景の展示棚にこちらを睨む目が。

感想

これ自宅って言ってるんですけど、違和感があります。なんか会議室みたいなレイアウトなんですよね。部屋の真ん中にでかいテーブルがあるし、壁にパソコンやモニターやプリンターやガラスで囲った展示棚があるし。

まあそんな事はどうでもいいくらい、映った瞳は薄くて微妙です。

白煙(怖い)

概要

上空に花開く花火を撮影した映像。残念ながら街中で撮影しているので、ビルの影に隠れて花火の全体は見れない。一緒に見ている群衆の何人かが、花火を撮影しようとストロボを焚いてしまっているようで、画面は強烈な白い光で明滅する。その光の明滅をスローで再生すると、空いっぱいに映る巨大な男性の姿が浮かび上がる。しかも3回。

感想

この巻では比較的怖い映像ですね。はっきり写っています。そこに何かがいると言うより、白黒の写真のようです。連想されるのは遺影ですかね。しかし、スローで再生しないとまず見つけられません。よく見つけたなという感じです。自分が今まで撮影した映像も、スロー再生すると何か写っているかもしれませんよ。これみたいに。

大学校舎(怖くない)

概要

骨董市に出品されていた8mmフィルム映写機を購入したら、数本のフィルムが付いてきた。そのうちの１本にとある学生運動の記録と思しき映像があった。映写してみると、掲示板に男性の姿が写り込んでいた。

感想

男性の顔がはっきり確認できますが、これは掲示板のガラス面に、その場の誰かの顔が反射しただけじゃないでしょうかね。

それよりも、このフイルムの冒頭に映っている、キハ82系の自力回送列車の方が気になります。キハ82+キハ80+キシ80にみえますが、回送とはいえ、最後尾が運転台の無いキシ80（食堂車）で、ここで編成をぶった切っているのは珍しい気がします。

廃村(怖くない)

概要

カップルが奥多摩付近でデート。男性の勤め先の先輩に「珍しい場所」と勧められて、とある廃村を訪れた。子供が描いた絵や、壁に貼られたシールなどの遺留物に、かつての住人の生活が偲ばれる。そして近くの廃ロープウエイ施設を探索時の映像に「おかあやん」という子供の声が入っていた。

感想

廃村は有名な「倉沢集落」ですね。廃ロープウエイはこれまた有名な「奥多摩胡ロープウエイ」の川野駅跡。

で、確かに子供の声が入っています。おどろおどろしかったり、何かを訴えるような感じではなく、淡々とというか、なにげなく「おかあやん」と呟くような感じ。本当にその場に母子がいて、「おかあやん」、そのあと、「うんこ」とか言いそうな自然な感じ。

なので、全く怖くありません。それだけにリアルなんでしょうけど…

影(ちょっとだけ怖い)

概要

大道芸人か何かがテレビでトランプを投げ野菜（きゅうりとか）をスパスパ斬っているのを見た投稿者が、俺にもできるんじゃね、と自分の部屋でトレーニングを積んだら、そこそこできるようになった。物足りなくなった彼は、もっと広いところでやりたくなり、近所の公園に出かけて試してみた。その光景を記録した映像。粛々と研鑽する彼の背後の木の陰。その木の陰からにゅ〜と手のような影が伸びてくる。

感想

トランプでけっこう野菜切れるんですね。5回に3回くらい成功してました。成功すると、後ろで見ていた子供たちが拍手するといった、微笑ましい光景でした。

木からにゅ〜と伸びてくる影は、妙に細長く気持ち悪いです。

学芸会(怖い)

概要

小学校の学芸会。舞台袖に立つ女の子の背後に老人の顔が姿を表す。

感想

舞台袖のけっこう高い位置に顔が出てきます。無論、実際そこに老人がいたようにも見えるのですが、かなりのご高齢に見える老人が小学校の学芸会のスタッフにいるとは思えないので、その場に相応しくない、奇妙な怖さはあります。

女の声(怖くない)

概要

大学生のグループが何かしている。なんか軽トラに乗って、おばさんにトタン屋根みたいなものを受け取っているが、女性らしき声で「寒い」という声が入っている。

感想

一緒のメンバーの誰かが、寒がってたんじゃないすかね。他に女性はいなかったと言われても…

アパート(怖くない)

概要

彼女が料理をしている、何気のない映像。背景の風呂場の曇りガラス（プラだろうけど）に何者かの影が。

その後、投稿者の男性は赤い服を着た男が這い出してくる夢を見てうなされたという。そればかりか、この映像を見た全員が同様に赤い服を着た男の夢を見たそうである。

感想

影だけなんで、不気味ではあるけど怖くはありません。ちなみに僕は何度もみましたが、そんな夢は見ませんでした。

感想まとめ

これほど怖くない巻は「本呪3」以来です。唯一少し怖かったのは「白煙」くらいでしょうか。次に期待しましょう。