ドラマ・放送禁止2 ある呪われた大家族篇(ネタバレあり)

housouban2レビュー

初めに

「放送禁止2 ある呪われた大家族篇」は2003年6月7日、27時20分に放送されたフジテレビのドラマです。一見ドキュメンタリーのような演出がされていますが、番組の最後に「この作品はフィクションです」とのテロップが表示され、視聴者にフィクションであることを宣言しています。連続ドラマではなく一話完結で、TV放送版が7話、劇場版が3作品作られており、本タイトルはその2作目です。

どうやらこの「放送禁止」シリーズは、新聞のラテ欄に記載が無く、ゲリラ的に放送されたという記事を見ました。もし、それが本当なら口コミのみで話題を煽るとか、かなり冒険的な試みだと思います。

概要

TV局では、何らかの理由によって放送ができなくなった所謂「お蔵入り」となった素材が、人知れず保管されていることがある。今回その一つを発掘し、再編集したものがこの番組である。

埼玉県のとある大家族、浦さん宅が今回の舞台。3男4女と両親で9人にも及ぶこの大家族の一日は庭でのラジオ体操から始まる。腕の良い大工だった父親の敬一郎さんが足に怪我を負い、働けなくなってしまったものの、家族全員で助け合い、人情味あふれるほのぼのとした番組になる筈だった。

だが、父が怪我をする前には息子の鷹治さんを亡くしていたり、父が些細なことで激高したり、幼い子供たちの怪我が絶えなかったりと次々と起こる不幸。いつ日からか、この家族に送り付けられたり、子供たちが拾ったりする謎の心霊写真。家族を襲う不幸はその写真の呪いではと心配する母と、信じない父との諍いの中、母は高名な霊能力者にお祓いを依頼する。だが、その中には父の姿はなかった。

その後、家族を記録したスタッフが辿り着く驚愕の真実とは………。

感想(ネタバレ注意)

この話でも、様々な伏線が散りばめられていました。気づいたのは以下の事柄。

  • 一家の苗字は「浦」。裏があるってか。
  • 母の名は司(実は家族を司っている?)。
  • 娘たちの名前は果物から、林檎、蜜柑、梨枝、檸檬。
  • 息子たちの名前の由来はストリートファイターらしい、豪毅、隆太、(鷹治)、団。
  • 猫の名前の由来は不明、エンリケ。
  • 団君が怪我を痛がっているシーンで、梨枝ちゃんの絵に「パパはだんをなぐった」「どうしてだろう?それはぱぱがこどもがきらいだから。」の記述。
  • 父は体調不良。
  • 父は足に怪我して仕事を2年も休んでいるけど普通に歩いているじゃん。
  • 林檎さんの志望は薬学部。
  • 母の前職は看護師。
  • 豪毅君のあだ名は「ジャストミート(笑)」。
  • 父が激高する直前、エンリケが窓をガリガリして「出して出して」。
  • 父が「あんま無理するなよ」とか、林檎さんにしおらしいこと言ってたのに、何の前触れも無くカメラの前でいきなり激高(おかしい)。
  • 何事も無かったように「みんな一緒がいい」とか白々しいことを言って食卓に戻る父(おかしい)。
  • そのことをスタッフに聞かれても悪びれもせず何故か満面の笑顔(おかしい)。
  • 心霊写真が郵便受けに入っていたのは2年ほど前で父の怪我の時期に一致。
  • 檸檬ちゃんのセリフ「(パパは)もうすぐいなくなるから」。
  • 勉強中の林檎さん。参考書には「ヒ素化合物」の文字。
  • 肉の佃煮に林檎ちゃんが何かを大量に入れている。母は「もうちょっと入れたほうがいいんじゃない?」。
  • 父の佃煮を欲しがった団君に、父が与えようとしたところ、母は強い調子で叱る。
  • 松居氏のインタビューでも強力な霊との見解。父はもう生きてはいないと推測。
  • 家族に不幸をもたらしていると思われる写真は「アンビリーバボー」で紹介されていたもの。
  • 浦家に平穏が訪れる、みんなニコニコ…エンリケ死んでるやん!
  • 見ればわかるが団君や檸檬、梨枝ちゃんが描いたと思われる絵で、非常にわかりやすく説明。
  • わかりやす過ぎね?

まず、この鳥居の心霊写真ですが、以前、監督の長江俊和氏が関わっていた「奇跡体験!アンビリバボー」で取り上げられていたことがあるようです(↓リンクはこの写真のシーン35:23から始まります)。

アンビリーバボー内では、投稿者の同僚が店の前に落ちていたものとして紹介され、拾った同僚は行方不明となっていました。番組内で霊能者の見解は非常に強い地縛霊だとナレーションで語っています。今回のドラマ内では、番組で取り上げられたものの、局ではこの写真が行方不明になってしまった、という事になっています。

ところがですね、この写真、実は「コスモス」と言う会社のガチャガチャの景品であるという情報が、個人ブログに載っていたのを発見してしまいました。

ついに発見!あの有名な鳥居に写った心霊写真: あんちゃん・☆日記Ⅱ
イヤ、イヤ、暫く更新出来ずにいました。具合は悪くなっちゃうし、 バンド活動が異常なまでに忙しくってね。 寝込んでいるか、夜な夜な平日だというのにスタジオ入っているか…って感じでした。 週末はもちろんLIVEかリハーサルでしたし。 以前、僕のブログで紹介した心霊写真のことですが…・ そう、TVの「アンビリバボー」っ...

罰当たりにも本物の心霊写真をガチャガチャの景品にしたのか、それともインチキ写真を景品にしたのか、はっきりわかりませんが、おそらく後者である可能性の方が高そうですよね。つまり、「アンビリーバボー」はまんまと騙されてしまい、霊能者はインチキという事になりかねませんが、真実はどうなのでしょう。

さて、ドラマ本編ですが、最後のあまりにも分かりやすい伏線の回収に、こっちの方がミスリードなんじゃね、と疑いたくなりました。というのも子供たちが描いた絵をわざわざ一堂に並べて、まるっと映してしまっており、その絵で全部説明してしまっているんですね。冒頭でも、梨枝ちゃんの絵の一部は紹介されていましたが、まさか最後に全部写しちゃうとは。

これは暴力で家族を支配する、胸糞親父を家族全員で殺害した話で、心霊写真はそれをごまかすための母親のミスリード……と思わせといて、実は写真による呪いが原因なのではないかと。最後のラジオ体操のシーンで、父親がいたポジションにちゃっかり母親がいることで、そうとも感じられる作りになっているのではないかな、と思いました。上記箇条書き部分の赤文字部分が気になるんですよね。

とまあ、気になる部分もありますが面白かったですね。この大家族編には続編があるようで、こちらの評判も良いみたいなので楽しみです。

それにしても、猫に佃煮あげるんじゃねえよ(ヒ素抜きでもダメ)。

ところで猫のエンリケの由来がちょっとわかりませんね。カスティーリャ王国(スペインの前身)の国王、エンリケ4世の最初の妻、ブランカ2世は毒殺されたらしいのですが、関係ありませんよね。エンリケはスペイン、ポルトガル語圏の男性名なので、色々いますが超有名な人はいなさそうです。ブラジルとかも多いようなので、サッカー選手にいますかね。

では。

コメント

  1. fd より:

    レビューありがとうございます!林檎さん役の吹田早哉佳さんは割と人気の女優さんでトリハダにも出演してますね。あと、豪毅くんも海猿で準レギュラーでした。びっくりしたのが豪毅くんもう38、9歳だったことと、彼身長178cmもあったことです。

  2. fd より:

    後この家、呪怨の映画のロケ地でもあります。仮面ライダーでも使われていました(シリーズ忘れた)今この家(スタジオ)は取り壊されてマンションが建設中みたいです。

    • sato より:

      横からですが、、
      ググったところ仮面ライダーウィザードで使われてますね(18話、19話)
      個人的には仮面ライダーゴーストで出てきたら面白いのにとか思ったり…

  3. fd より:

    でも、こんなクソ親父にしばかれたら俺やったら2,3日間家出して、近くの友人宅やネカフェを転々とします(笑)

    • itton より:

      てか中学生くらいになったら反撃できるんじゃね?とか思っちゃいます。
      ジャストミートなんだし(笑)。
      あ、やったのか。

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