ほんとにあった!呪いのビデオ18(ネタバレあり)

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ほんとにあった!呪いのビデオ18
ほんとにあった!呪いのビデオ18

はじめに

ほんとにあった!呪いのビデオ18のレビューです。超有名な「ビデオレター」が収録されている巻です。

黒狐の終末 第1章(怖くない)

概要

黒狐の手紙に怯えるスタッフ。この手紙が届くようになってから、スタッフルームでは数々の不可解な現象が起こっていたからである。

実はスタッフは黒狐の正体を掴んでいた。実の兄を恨んでおり、呪いを発動するために、同社のビデオ「陰陽師シリーズ」で紹介された呪符が欲しいと、訴えてきた愛知県の男性の手紙と、黒狐の手紙の筆跡がほぼ一致するからである。この男性が黒狐であると確信した制作委員会は、彼に接触を試みる。

電話で愛知県の男性(Tさん)に連絡するスタッフであったが、Tさんは自分が黒狐であることを否定する。スタッフ側から、黒狐の話を振る前に、自分から黒狐の話題を持ち出し、「彼の手紙に自分の名前が書かれているのはおかしい」、などとほざき始めるなど、露骨に怪しい態度であった。

自分で黒狐と名乗り、数々の脅迫文を送っておきながら、別名義で自分は黒狐ではないなどと主張したり、二重人格的な症状は、狐憑きなのではないかと推測するスタッフ。彼を狐憑きから救うことで、うざい脅迫メールから解放されるかもしれないなどと、無理やり大義名分をひねり出したスタッフは、この問題を解決するため行動を起こすことにし、彼の住む愛知県のお寺で会う約束を取り付けることに成功する。

感想

特にないです

98話目に現れた霊(怖い)

概要

旅館のような場所で100物語に興ずる若者グループ。98話目の途中で突然ろうそくの炎が消え、狼狽する投稿者達。すると、奥の窓に白黒の顔が浮かび上がったことに、撮影者は気付いてしまう。

感想

けっこうこの顔怖いんですけど、写真のように動かないんで恐怖度としてはイマイチです。ただ、ビデオを撮っている女性が、この顔に気がついて、狼狽している点で、恐怖度が上がりますね。いままで何度も言ってますが、撮影者が気がつくパターンが、私は怖い、というか好きです。

シリーズ監視カメラ 最上階に向かう霊(怖い)

概要

とあるマンションの管理人の投稿。このマンションでは頻繁に怪現象が起こる。ノイローゼ気味の住人が飛び降り自殺した過去があるせいか、頻繁に幽霊の目撃情報があがる。そして、エレベーターにのろうとすると、最上階である14階で止まっている確率が高いという。なんと取材時にも、このエレベーターは14階で止まっていた。映像はエレベーター内部の監視カメラ。14階にたどり着く頃にエレベーターの扉の窓に男性の人影が写っている。このときエレベーターは無人のはずである。扉が開いても、当然降りる人はいない。

感想

必ず14階で止まっているという、事象が怖いですね。映像もけっこうはっきり写っています。それどころか、人影が右から左に並行移動しているので、異様感が高いです。

取り残された座敷わらし(怖い)

概要

建て替えのため住宅が解体される様子を写した映像。破壊される途中の家屋の奥に少女の姿が。これはこの家に住んでいた座敷わらしのようなものではないだろうか。

感想

これもはっきり写っています。こんな解体現場に女の子がいるわけないので、不思議ですね。もし、本当に座敷童子なら、住処である家が壊されて。ちょっとかわいそうな感じがします。新しい家にちゃんと住み着いてくれたならいいんですが。

黒狐の終末 第2章(怖くない)

概要

黒狐に会うため、愛知県のお寺に向かうスタッフ。待ち合わせの時間になっても彼は現れない。すると、夜が開ける頃、黒狐より着信。山頂近くにある寺までお札を取りに来いと指示するも、黒狐は姿を現さなかった。

感想

感想はありません。

ビデオレター(怖い…かな?)

概要

とある高台の公園で子供が遊ぶ様子を撮影する母親。遠い地に単身赴任する父親に、ビデオレターを送るためである。この無邪気に遊ぶ男の子の背後、こちらに向かって手を振る、女の子らしき姿がシルエット気味で写り込む。この場所は背後が崖のように低くなっており、そのような位置に人が立てるはずなどないのだ。その姿が、男の子の影になって見切れた次の瞬間、女の子は男の子のすぐ直後に、再び姿を表す。

感想

この男の子、言動がいちいち可愛いので微笑ましくなってきます。それゆえに、異質な怪異との対比が激しく、怖いと感じさせる要因になっている感じがします。さらに、ちょっと遠くで手を振る少女が、次の瞬間に、すぐ後ろにいるというのがミソですね。

大変有名なエピソードで、ほんとにあった!呪いのビデオランキングでは、上位に来る率が高いのですが、好きなエピソードではありますけど、正直僕はそんなに怖く感じないのです。この手を振る少女、なんかこの男の子に対する悪意を感じさせないのです。可愛い男の子とお友達になりたいくらいの感じで、むしろ微笑ましいとも感じてしまうのですよ。ただ、幽霊のそんな無邪気さが、逆に怖いとも言えなくもないのですけれども…

そんなに怖くないけど、ちょっとぎょっとする。そんな感じですかね

エコー映像(怖い)

概要

妊娠した投稿者はエコー映像の動画を、産婦人科から記念に貰い受ける。その映像に、なにか顔のようなものが一瞬写り込んでいた。当初は見間違いかと思い、気にしなかった投稿者ではあったが、無事出産した息子は、しばらくして原因不明の突然死で亡くなってしまう。その産婦人科は、違法で杜撰な診療や、堕胎が多かったとの噂を、後日耳にする投稿者。これらの事象と、あの写り込んだ顔は何か関係があるのだろうか。

感想

ほんの一瞬、顔が映ります。明らかに赤ちゃんではなく、大人の男性。目鼻立ちがしっかりしており、ガチなら相当怖いですね。ただ、ちょっと合成っぽい。

黒狐の終末 第3章(怖くない)

概要

相変わらず黒狐と対面することはできない。スタッフは、黒狐からの手紙に記載されていた、T氏(黒狐)自宅近くの公園を発見し、ついに彼と接触することに成功する。しかしながら、彼は黒狐としてではなく、あくまでもTとしてスタッフとやり取りするのであった。T氏は学校でいじめを受けており、兄にも恨みを募らせている。仕返しのため呪いをかけたいと訴えるのみであった。そして、自分は黒狐ではないと頑なに主張する。「あなた狐に憑かれているんじゃないんですか?」という問いに、「もしかしてそうじゃないかなぁ」「子供の頃黒狐と会っていたかもしれない」とか、曖昧なことを言い出す。次の日、呪いの儀式を行うとか言って帰ってしまった。

感想

どうでもいいです。

覗く瞳(すこし怖い)

概要

中学時代、近くの温泉に遊びに行く投稿者達。夕食を終えたテーブルに、逆さまの顔が反射して映りこむ。仲居さんが、そこを通り過ぎると、消えてしまう。

感想

これもはっきり写っています。にゅっと姿を表します。ちょっとだけ怖いです。

呪われた家(怖い)

概要

心霊スポットである廃屋に、肝試しに向かう若者4人組。彼らはその廃屋の地下室に、井戸を見つける。面白半分に、井戸の蓋を外し、中を見てみる一行であったが、特に変わった点は見られなかった。しかしながら、何か言いようのない不安感を感じた1人が、狼狽して逃げ出すのを境に、全員が慌ててその場を後にする。逃げ出した3人を追うカメラであったが、その中に仲間とは異なる、もう1人の人物が写り込んでいた。

その廃屋に、取材に訪れたスタッフであったが、投稿者4人組は、現場に案内するものの、廃屋に近づきたがらない。仕方なく、スタッフだけで現場を訪れるものの、井戸自体に何かの異変を見つけることはできなかった。そして、彼らも異様な雰囲気におののき、そそくさとその場を後にする。

感想

走り去る3人の他に、確かにぼーっと立っている女性の姿が確認できます。彼らは大慌てで逃げているのに、まったくその方向に視線を向けることもなく、異なる方向をじっと見つめている姿は、実に異様で、なかなか怖いです。

ただ、この女性の幽霊よりも、井戸のヘリにいた、くっそでっかいムカデの方が、私にとっては恐怖です(嘘です、やっぱり幽霊の方が怖いですw)。こんなでっかいムカデ見ただけで悲鳴あげるでしょ、普通。

黒狐の終末 第4章(もういいよ)

概要

付近の学校に電話をかけまくり、黒狐の在籍している高校を見つけ出すものの、彼は精神の病を抱えており、いじめも彼の虚言であると主張され、埒があかない。その夜、黒狐は呪いの儀式を初めてしまう。なぜか呪いを異常に恐れるスタッフは、彼を必死に説得するものの、聞く耳を持たない。結局、呪符を黒狐に奪われてしまい、彼は姿を消す。

感想

スタッフが呪いを信じて狼狽し、黒狐を恐れている様は実に滑稽です。こんな下手くそな落書きみたいな呪符が効くわけないじゃん。そんなに、生きるか死ぬかで追い詰められているとぬかすなら、「呪いに必要なものなんぞ自分で調達しろや」と思いました。

感想まとめ

黒狐編は割とどうでも良く、はやく終わらないかなぁとさえ思いました。変な手紙が来るので、そのネタでちょっと引っ張ってみたものの、とてもしょぼい話だったので、Special6を制作できなかったのでしょう(黒狐編をSpecial6で特集という予告が15巻で流れていました)。なんとか黒狐の呪いを、怖い感じにしてまとめようと苦労したのではないでしょうか。逆に、これ以外の一般投稿が、かなり恐怖度高めだったのが、救いです。

コメント

  1. みっつ より:

    『ビデオレター』の男の子ですが
    最近ふと思ったんですが、この子が最後に言う「おーいしまっ!」という謎の言葉
    これは「おしまい」をアナグラムにして言ったのでしょうか?(笑)
    この子、その前にもけっこう捻りの気の利いたことを言っているので、そうなのかなと(やっと気づいたのかもw)

    ちなみに、このエピソードはベストの10位に入れました。あと、『呪われた家』の女性の霊は、ほん呪美女霊ベスト1かなと。

    • itton より:

      コメント遅くなりました。すみません。

      >「おーいしまっ!」
      「おしまい」がうまく言えなくてかわいいなあと思ってました。

      本呪18はスカパーで録り損なった巻なので、「呪われた家」の幽霊がどれだけ美女なのかDVD取り寄せて確認したいと思いますw

      • みっつ より:

        美女霊、ついでに言うと、2位3位は『むげねぇ』のお姉さんと39巻『廃アパート探検』の少女
        あと、24巻『ギリシャ留学』の目元は、自分にはオードリー・ヘップバーンのそれに見えます(あくまで個人の感想)。

        • itton より:

          本呪18、本日観ました(深夜にも観れるようになりました(一部を除くw))

          なるほど、中々の美人ですね。目鼻立ちの彫りが深く、ハーフにも見えます。
          「廃アパート探検」の少女はちょっと怖いですよw

          >オードリー・ヘップバーン

          眼光鋭くて似ているかも。あれもちょっと怖いんですよねw

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