ほんとにあった!呪いのビデオ29(ネタバレあり)

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ほんとにあった!呪いのビデオ29
ほんとにあった!呪いのビデオ29

はじめに

ほんとにあった!呪いのビデオ29です。

今回はあんまり有名な映像はないですかね。強いて言うなら「白面の女」、「市街地」でしょうか。

白面の女(かなり怖い)

概要

男女2人組のカップルが泊まった旅館の裏にある、別の旅館の廃墟に探検に行く。昼間で明るいため2人は恐怖など感じていないのか、終始気楽なノリである。そんな中、とある部屋に辿り着く。この部屋は他と比べてあまり荒れておらず、窓からも明るい陽が差し込む。だがバスルームらしき部屋は、窓明りが全く差し込まないので異様に暗い。部屋から出ようとした時、撮影者である男性のカメラがその部屋に今までなかった白い物体を捉える。そこには、無表情な女の顔が横たわっているように映し出されていた。ファインダー越しにその存在に気がついた男性は叫び声をあげながら、彼女を置いて逃げ出してしまう。

この旅館では、かつて首吊り自殺した女性の死体が発見された事件があったという。

感想

バスルームっぽい部屋が暗くて、部屋の構造や設備の位置関係がわからないのですけれども、その暗い部屋の上の方に女性らしき顔が横になっているんですよ。人間ならあんな位置で横になれるわけないんですけどね。はっきり写っていてとても怖いです。

それにしても、彼女を置いてスタコラ逃げ出す彼氏に失笑しますね。この後の2人の仲が心配です(笑)。

さらにこの部屋に入る前、別の部屋の天井に人の手みたいなものが写っているんですけど、エピソード内では触れられていません。僕の見間違えでしょうか。

占い師1(怖くない)

概要

アダルトサイトの運営にかかわる湯川さんからの投稿映像。女性の自室での生活をリアルタイムで配信するサービスで、とある女性の部屋で不可思議なことが起こったという。ある特定の女性の配信が突然ストップしてしまったので、湯川氏がその女性に連絡をつけようと電話をするも繋がらず、直接部屋を訪れても応答がなかった。なすすべもなく事務所に戻ると、配信はいつの間にか正常に戻っていたが、その部屋の映像には女性の姿がなかった。後に警察から連絡が入り、この女性が行方不明になっていることがわかった。

湯川氏が映像をチェックすると、寝ている彼女のベッドに黒い人のような影が近づいてきて、ベッドの上に上がったところで映像が止まり、その後女性の姿は消えてしまっているというものであった。制作委員会は記録されている映像と、彼女に関するすべての情報の提出を依頼してみたが、会社の方針とプライバシーの観点から難しいと拒まれてしまう。だが残っている映像や資料から、気になる点があったら報告すると湯川氏は約束してくれた。

スタッフはこの女性の周辺や、住んでいた部屋を調べてみるものの、何の成果もあげられなかった。湯川さんを通じて彼女の両親に取材を申し込んでみるが、これも断られてしまう。しばらくして湯川さんから、例のストリーミング視聴者からの彼女宛メールの中に、ベッドの下に貼っているものは何であるかとの、問い合わせのメールを発見する。その日時の映像には、確かに彼女がベッドの下にお札のようなものを貼っている姿が確認できた。このときの担当者は湯川さんではなく、「カラギノ」さんという別の男性で、もう既に退社しているために詳しいことはわからないそうである。

ここで、映像が紹介される。

部屋の奥から人の形をした黒い影のようなものが、寝ている女性のベッドに近づいてくる。何か長い棒のようなものを持っているようだ。その人影が、ベッドのに上がるところで映像は途絶えてしまう。

感想

何か異質なものを感じるその人影は、それなりに不気味ですが、そんなに怖くはありません。ベッドの上に乗ると言っていたので、どんな風に乗るだろうと思っていたら、そのまま立って乗っちゃいます。乗ってもベットは全然凹まないのでこの世のものではないことは確かなようですね。

お正月(怖い)

概要

おせち料理を囲んだ楽しいお正月。孫たちのおばあちゃんらしき人が、待望のお年玉を配っている。その画面の左端に和服を着た女性が無表情で座っている。半透明なため、そこにいた家族の一員ではないことは明らか。たが投稿者を含めた全員が、このような女性に心当たりがないという。

感想

ほのぼのとしたお正月の雰囲気に似つかわしくない、無表情で不気味な女が座っています。着物を着ているせいか、少々古風な感じがするので、この家のご先祖様か何かではないかと想像できるのですが。はっきり写りすぎている気もしないではありません。でも生々しくて私は結構怖いと思います。

送別会(怖くない)

概要

バイト仲間の送別会の様子。居酒屋のお座敷で歓談中、カメラが下を向くと、テーブルの下から手が這いずるように伸びてくる。かつてこの居酒屋では酔っ払い同士の喧嘩で死者が出たことがあったという。

感想

黒っぽい手がうにょうにょ伸びてきます。簡単に”やらせ”で作れそうな映像なので、ちっとも怖くありません。

占い師2(怖い)

概要

黒い影の映像の取材の糸口が、全く見つからずに途方に暮れていた制作委員会ではあったが、演出捕・岩澤が以前投稿されたものの、採用されなかった没映像の中から、よく似た映像を社内データーベースから見つけ出す。それは公園で撮影したもので、湯川さんが投稿した映像と同様に、黒い影が忍び寄ってくるというものであった。関連性の決め手となったのは、双方とも黒い影が長い棒のようなものを持っていることである。

制作委員会は早速投稿者に取材を行い、映像に映った友人が失踪していること、その友人が若い女性であること、失踪の心当たりが全くないこと、路上の占い師のアドバイスで、家具の下にお札を貼っていたことを突き止める。投稿者は友人宅を訪れ、失踪後手付かずになっている彼女の部屋から、メモや手帳を譲り受け、制作委員会に提出してくれた。

ここで、映像が紹介される。

昼間の公園で、何気ない話をする投稿者と友人。彼女の背後に、手に棒のようなものを持った黒い人影が映り込む。カメラが見切れるたびにその黒い影は近づいてくる。最後には彼女のすぐ後ろに姿を表す。ここで、初めてその影の顔が垣間見える。無表情で不気味な感じの男性であった。

感想

正直、何故没になったのかがわかりません。結構怖いと思いますが。真昼間の公園で、「絶対こいつこの世のものじゃないだろ」的な黒い影が、少しずつ近づいてくるのがいいですね。明るく健康的な公園の雰囲気とのミスマッチさが、怖さを盛り上げます。黒い影はゆっくり歩いているので、3度目はこの辺に出てくるのかなぁ、と思っていたら、予想外にすぐ後ろにいたのにはびっくりしました。

シリーズ監視カメラ・市街地(怖くない)

概要

とある市街地の監視カメラの映像。向かって左からスーツ姿の男性が歩いてくる。赤信号にもかかわらず、この男性はなんのためらいもなく横断歩道を渡り始める。車が疾走してくるが、なんと男性は車をすり抜けてしまう。トラックが通りかかりこの男性が見切れると、その後跡形もなく姿を消す。かつてここで事故死した霊が横断歩道を渡り続けているのだろうか。

感想

全然怖くないですが、非常にわかりやすい映像のためか、地上波TVで何度も取り上げられているのを見かけました。

ダンス(怖い)

概要

振付師である投稿者の男性が、深夜の公園で自分の踊りを録画した映像。ベンチとして使う白い石柱の傍に、横たわった女性の顔が写り込んだ。投稿者は、かつてひどい別れかたをして恨んでいる、かつての恋人の姿ではと語る。彼女は別れてしばらくして自殺してしまったという。

感想

はっきり写りすぎて、怖いというよりなんだか気持ち悪いですね。それにしても、あんな写り方しなくともいいのに、と思いました。

サマーキャンプ(怖くない)

概要

子供会か何かのサマーキャンプの様子。海辺で子供たちが遊んでいる光景で、岩場に真っ白い手が…

感想

使い捨ての薄いビニール手袋が岩場に貼り付いています。カメラがパンすると消えるので、本当にビニテが貼り付いているわけでもないんでしょうけど。

占い師3(すこし怖い)

概要

2つの映像にはいくつかの共通点があった。撮影後、被写体の若い女性が失踪してしまっていること。迫りくる黒い影が長い棒のようなものを持っていること。そしてお札のようなものを自室の家具に貼り付けていること。

制作委員会は、失踪した女性の部屋に残されていた手帳を調べ、気になるものを発見する。それは手帳に「K氏」と頻繁に連絡をしたり、相談したりしていることが伺える点である。手帳には「K氏」としか書かれていないため判別しがたいものの、湯川氏の前任の「カラギノ」氏と同一人物でないかという疑惑がわいてくる。スタッフは湯川氏の会社で、長くアルバイトとして勤めていた女性に、カラギノ氏のことを聞くことができた。それによると、彼はお札を使った占いが得意で、若い女性に人気があったというではないか。

湯川さんを通じて入手したカラギノ氏の履歴書などから、とある地方の一角に「カラギノ」と呼ばれていた地域があることを発見したスタッフは、その地を訪れてみることにする。そこは人里離れた山奥で、風光明媚な沢があるだけであった。近くの村役場にこの地のことを問い合わせると、地元の郷土史家の話を聞くことができた。

その場所はかつて狩猟民の集落があり、彼らの名前をとって「カラギノ」と呼ばれるようになったとのことである。そして、その集落に住む人々を「カラギノ一族」と呼んでおり、付近の猟民に災いを避けたり、狩りの方針のアドバイスなどを行う占いや、祈祷、呪術などを行う能力を持っていたという。また、その能力維持のため、若い女性を生贄にする風習もあったというのだ。その内容や、方法についてなどは一族のみに伝えられ、詳しくはわかっていないそうである。

まさか、「カラギノ一族」の末裔である、あの「カラギノ氏」は、その能力を維持するために、現代においても呪術による生贄の儀式を行っているのとでも、言うのだろうか。

郷土史家への取材を終えるころには、すっかり日が暮れていた。スタッフは自然と昼間訪れたカラギノの地に足を向けていた。再び訪れたこの地に着くと、沢の音の他に、女の悲鳴のような風の音が辺り一帯に鳴り響いていることに気がついた。生贄になった女性たちの怨嗟の叫びなのであろうか。

そして、この再びカラギノに訪れた際の映像に、岩の陰から覗く、恨めしげな女性の顔が写り込んでいたのである。

感想

郷土史家の取材ですっかり日が落ちたというのに、「我々は自然にカラギノの里に向かっていた」のくだりには、思わず「なんでやねーん!」とツッコミを入れたくなりました。すっかり日が落ちたというのに、普通山の中に向かう気になるでしょうか。「廃神社」で遭難しかけたことを忘れてしまったんかい(笑)。

さて「カラギノ」という地名ですが、エピソード内では特定されないようにするためか、漢字は伏せてあります。でもおそらく「唐木野」ではないかと思います。小田急多摩線の終点に「唐木田」といういう駅あるのを知っていたので思いついたのです。で、「唐木野」は宮崎県日向市の東郷町山陰庚だったところ付近らしいです。東郷町は日向市に編入されちゃったみたいで。住所的に正確な記述がよくわかりません。偶然、宮崎県の公報のPDFに「唐木野」が引っかかったんですよ。「唐木野」という地域はかつて本当にあったみたいですね。付近の様子をGoogleストリートビューで見ると、取材映像と雰囲気はバッチリ合います。

ただ、九州の郷土史家が標準語バリバリで、全然訛りがないのがちょっと腑に落ちないので、ひょっとしたら違うかもしれません。

あ、写り込んでいた女性の顔はまあまあ怖いです。でも、もう慣れすぎちゃっているんでこの程度ではなんとも。

感想まとめ

メインエピソードのような地域の古い風習や、それに伴う因縁みたいな話は好きなんですけれども、あんまり似たような話が続くと、少し食傷気味です。私的には怖かったのは「白面の女」と「お正月」ですかね。シリーズ全体的に、だんだんパワーダウンしてしまうのが残念ですね。

コメント

  1. みっつ より:

    46のレビューから飛んで来ました。
    あ、『白面の女』の手は自分もしっかり見ました!敢えて触れない製作委員会のあざとい手法かと思います。
    『占い師2』の映像については自分も全く同感で、没になっていたという点がネックで信憑性を疑っていますが、秀逸な映像と思います(私は「必殺仕事人」と呼んでいます)。

  2. itton より:

    あざといけど結構好きですね、このような演出。ただばっちり写っていたので、もったいない感じがします。

    「必殺仕事人」うける(笑)。「ちゃらら〜ん」とか頭に浮かんじゃうじゃないですか(笑)。

    『占い師2』のような、「絶対この世のものじゃないだろ!」という感じが結構好きで、「タイムラプス」とかもお気に入りです。あれは本呪55でしたかね。まだ結構先だな。

    • みっつ より:

      ほん呪とともに必殺シリーズのファンでもある自分のこだわりを言えば、シリーズ初期の「暗闇仕留人」と言うのが一番ぴったりくるのですが。まさに闇からの刺客(蛇足コメ)

      55は映画館上映ということもあって秀作揃いでしたね。お待ちしてます(私がDVD借りて観てたのもその巻までです)。

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