ほんとにあった!呪いのビデオ40(ネタバレあり)

eye_catch_noro_40 ほん呪
ほんとにあった!呪いのビデオ40
ほんとにあった!呪いのビデオ40

はじめに

「ほんとにあった!呪いのビデオ40」です。大長編が終わった後の本呪、どのように展開してゆくでしょうか。

社員旅行(ちょっとだけ怖い)

概要

投稿者が以前勤めていた会社の社員旅行の様子。酔いに任せて旅館の部屋ではしゃぐ投稿者たち。だが一瞬だけ、部屋の窓に白い着物を着た女性が立っていた。10年以上前の映像であり、投稿者は旅館の名前はおろか、旅行先の地名も覚えていないという。

感想

宴会の人数から中小企業なのでしょうが、社会人がまるで学生のようにはしゃいでいるのが若干うざいです(笑)。その中でも変な柄のパジャマを着た「鈴木さん」が、どうもいじられキャラのようで、職場の潤滑剤の役割をしっかり担っています(笑)。布団を使った彼の寒いギャクに女子社員がケタケタ笑っているのも、彼の日頃の心がけの賜物でしょう。「鈴木ぃ、酒飲め、酒!」と同僚に絡まれるところで、客室の窓に例の「白い着物の女」にしか見えない女性が佇んでいます。

10年前の古い時代。投稿者もその会社を辞め、古いしがらみを何もかも忘れたこの映像に、その時は気が付かなかった、異形の存在に後から気が付く、というのはなかなかほんのり怖い雰囲気は感じるのですが…。

スロー再生の際に、「すぅずぅきぃぃ、さぁぁけぇのぉぉめぇぇぇ、さぁぁけぇぇ」という、音声までスローになってしまったことが可笑しくてツボに入ってしまい、怖くなくなってしまいました(笑)。

硫化水素(ちょっと怖い)

概要

友人の引っ越し祝いに、投稿者とその彼女がサプライズ訪問。引っ越し直後のまだ家具もそろっていない部屋で、車座になって飲んでいた投稿者一行と部屋の住人だったが、この部屋の家賃が安いことが話題になる。なんでもこのアパートの住人が変死しているというではないか。

何か写ったら面白いと、持参したビデオカメラで部屋の様子を調べる投稿者。バスルームを調べている最中、彼女の様子がおかしいと、住人が訴える。カメラを止めるのも忘れ、リビングに戻ると、横たわり苦しそうに喘いでいる。急いで救急車を呼ぶ騒ぎになったが、病院に着く前に彼女は回復してしまった。特に身体に異常は無く、急性の過呼吸ということになったが、改めてビデオを見直すと、苦しむ彼女の側に、横たわる灰色の女性の姿が写り込んでいた。

このアパートでは風呂場で硫化水素を用いた自殺事件があったという。

感想

写り込むのはめちゃめちゃ一瞬で、通常再生ではよくわかりません。スロー再生でようやくわかりますが、髪を振り乱し仰向けに倒れた女性がはっきり写っています。無表情で天井を見つめていて、死んだ直後みたいな感じ…

ちょっと怖いですね。

その前に、投稿者がバスルームの天井を開けた際、何か写った感じがしてちょっとドキッとしました。投稿者の「びっくりしたぁ」という声が入っているので、何かあったのでしょうか。おそらく、パイプ類に巻かれたメタリックな断熱材か何かだと思うのですが…。

それにしてもアポなし訪問はやめろよ(笑)。

うつりこむ眼(怖くない)

概要

おそらく北海道の氷祭りの風景。タバコ会社のPRブースで試供品をもらう投稿者。その際、彼のサングラスに何者かの瞳が写り込んだ。このような写り方になるには、その瞳の主が彼の目の前に立たなければならないが、当然誰もいない。

彼は数日前、駅のホームにて女性の飛び込み自殺を目撃しており、飛び込む直前、その彼女とすれ違いざまに目が合ってしまったというのだが。

感想

エピソードは興味深いですが、怖くはありません。映るのもほんの一瞬で、よく見つけたなと言うレベル。ただコマ送りだと瞳は確かにはっきり写っています。

それよりも投稿者がPRブースの去り際に「スキッとスキッと爽快感!」と叫んでとったポーズが、周りのみならず、視聴者までも凍りつかせました。さぞかし周りの氷像も持ちが良くなったでしょう(笑)。

自然発火(取材のみ)

概要

リビングに何故か焦げ臭い匂いが立ち込めるようになった。調べると、買ったばかりの木製の椅子の背もたれが焦げ付いている。投稿者夫婦はタバコを吸わないし、訪ねてくる友人知人にも吸うものはいない。そもそもタバコの臭いとは異なる。不審に思った投稿者は、ビデオチャットに使うWebカメラを設置し、一晩中撮影してみることにした。暗視タイプではないので照明はつけたままである。

何日か後、確認した映像映像に異変があった。突然照明が消え、椅子の背もたれに炎が上がる。当然、周囲には誰もいない。するとその直後、画面が乱れたかと思うと、不気味に歪んだ人の顔のようなものが浮かび上がった。

この椅子は家具店の通販サイトにて新品を購入したもので、なんのいわれもないはずだが、購入後、体調も悪くなるっているし、気味が悪いと思った投稿者夫婦は、この椅子を近所のリサイクルショップに売り払ってしまったそうだ。製作委員会がリサイクルショップに問い合わせると、もう売れてしまったとのこと。売った客の情報を訪ねても、プライバシーの観点から断られてしまう。新品を購入した家具店への調べで、この椅子の原材料である木材を調達した会社が、解散の憂き目にあっていることがわかった。

感想

取材のみで恐怖映像はありません。新品を購入したのに怪現象が起こる。原材料になにかがあるかもしれない、と言う切り口は新しいと思いました。

夏の河原(ほんのちょっと怖い)

概要

人気のない夜の河原。若者たちが思い思いのマスクをかぶり、バーベキューをしたり、花火をしたりと遊んでいる。その背後に女性の顔が…

この河原ではさまざまな物騒な事件も報告されている。

感想

まず映画スクリームのお面。そして仏像。さらにウルトラマン。なんでそんなお面をかぶって遊んでいるのか意味がわからないです(大きなお世話かw)。楽しいのでしょうか。視界が遮られてうざいだけだと思うのですが。きわめつけはなぜかギターアンプを持ち込んで、メロディーも何も無く「ジャーン、ジャーン」とか意味も無く弾いていること。近所迷惑だろうよ。まあ、人家まで結構離れているようだからいいか。

さて、背後に写った顔なんですが、確かに写っているのですけれども、みんなお面かぶっているので、最初はそのお面の1人かと思って、全然気がつきませんでした(そういうお面なのかとw)。でも画質が非常に悪くて怖いって程ではないです。

ハウススタジオ(怖くない)

概要

学生の自主製作映画の製作のために、ハウススタジオを借りる。そこに不気味な女性の顔が写り込んだという映像。女性監督はそれ以来、そのハウスタジオの壁を崩すと、女のミイラが出てくるという夢を見るようになってしまった。この家のどこかに女が埋め込まれてるとでも言うのだろうか。

感想

男女がソファで会話するシーンなのですが、役者の男女が会話するたびに、カメラが右に左にパンするのがうざくて仕方がないです。男性が喋ると左にカメラ、女性が喋ると右にカメラ、せわしないよ。何度目か、男性にカメラが向くと、奥から覗き込むように女性の顔が現れます。それなりに怖い顔ですが、下手くそすぎる演出のイライラ感が募り、どうでもよくなります。

シリーズ監視カメラ・レンタルオフィス(怖くない)

概要

とあるレンタルオフィスの監視カメラ。事務をしていた人が作業を終了し、席を立つ。照明が消えると、パーティーションに苦しげな顔が一瞬浮かんで消える。近くには戦争中に爆撃で多数が亡くなった方々を慰霊する石碑があるという。

感想

概要の通りですがそれほど怖くはありません。

夜の池(怖くない)

概要

近所の公園の池のほとりで遊ぶ若者たち。しばらくするとその中の1人がなんの前触れもなく、自ら池に入ってしまう。撮影者は驚き、カメラを地面に置き、彼を助けに行く。だがカメラは撮影を続けており、そこにはこちらを見つめる女性が姿を現した。池に落ちた彼は「池に飛び込まなければならない」と何故か思ってしまったそうである。

感想

お風呂に入るような「ドボン」という音がしますが、池に入ってしまった様子は直接撮影されていません。撮影者はすぐにカメラを置いてしまうからです。まあ、ほんとに友人が池に落ちてしまったのなら撮影どころではないのでこの辺はリアルと呼べるものかもしれません。カメラが草ぼうぼうの地面を映し続けますが、そこに女性の顔がニューっと出てきます。その顔は周囲の暗さに比べて少し明るく写っており、なんか合成くさいなと思いました。

続・自然発火(少し怖い)

概要

件の椅子の材料である、木材を納入した業者は解散の憂き目にあってしまっていた。スタッフは、その材木会社の元社員に話を聞くことに成功する。その女性の話によると、社長が急死してしまい、副社長も脳梗塞で入院する羽目になり、会社の運営ができなくなって解散してしまったという。

この会社は、とある公共事業で、鎮守の森と言われる神聖な森を切り開いた際の木材を調達していた。その際にはきちんとお祓いをしたそうであるが、経営者の相次ぐ不幸に、地元では祟りなのではという噂がたってしまっていたそうである。

スタッフはこのお祓いをした神社に取材を申し込む。映像や音声による取材の許可は得られなかったが、話を聞くことはできた。その神社の神主によると、お祓いを行なった際に、特別に霊力のある木が1本存在したという。この木だけは材料には使わず、決して公開してはならない、門外不出の特別な方法で燃やすように指示をしていたそうである。この会社の社長はこれに従わなかったのだろうか。正式な手順に従わず、その木を材料にしてしまった家具には、持ち主に災いを及ぼす可能性があるそうで、スタッフにお札を託し、問題の椅子はそのお札と一緒に水場で燃やすよう、指示を受ける。

スタッフは例のリサイクルショップに、この椅子を購入した持ち主に事情を話して、お札を届けてもらうように依頼することとなった。

ここで投稿映像が紹介される。

誰もいないダイニング。突然照明が点滅し始め、とうとう消えてしまい、椅子の背もたれから炎が上がる。しばらくして画面がノイズと共に乱れ、左上に歪んだ顔が浮かび上がり、映像が途切れてしまう。

この後、リサイクルショップから連絡が入る。現在の持ち主の家は全焼してしまい、家族全員焼死してしまったとのこと。役割を失ったお札は送り返されてきてしまった。

問題の木材から作られた家具はこれだけではない可能性がある。2009年夏から、2010年春までに販売された家具には同様の災いが起こる可能性があるため、視聴者に注意を促すナレーションで作品は終わる。

感想

問題の映像はまあまあの怖さですね。ぼーっと写った顔は結構不気味です。また、先ほども述べたように、家具そのものではなく、材料にも呪いが伝播する事象は新しいと思いました。「新品だからって安心できないじゃん!」、ってことです。

感想まとめ

メインエピソードは新しい切り口で興味深かったですが、一般投稿がかなり失速気味なのが残念でしたね(評価に「怖い」が1つもない)。大長編の後で気が緩んでしまったのでしょうか?…いやいや一般人から寄せられた投稿なのですから、こんなこともあるのですよ、うん。

それにしてもスタッフロールを見て気が付いたのですが、前巻で行方不明になったはずの大杉東さん、しれっと復活していませんか?

こっちは映像の呪い(?)で尿路結石に苦しんでいるというのに!!



まだ石が出てこないのです(涙)。

コメント

  1. のん より:

    はじめまして(^^)
    ほん呪をせっせとレンタルしては
    見るのがブームのものです。

    検索であなたのブログを見つけて
    本編を見終わってはこちらに感想を見に行くのがささやかな楽しみです 笑

    ほん呪 雰囲気はめちゃくちゃ気味が悪くてこわいのですが、投稿者がすぐに亡くなったり行方不明になるのでそれが嘘臭くて萎えます(T_T)
    ですが幽霊は信じています、、

    尿路結石の呪いは大丈夫ですか⁇

    • itton より:

      のんさん、コメントありがとうございます。

      >本編を見終わってはこちらに感想を見に行くのがささやかな楽しみです 笑

      うれしいです。励みになります。

      >尿路結石の呪いは大丈夫ですか⁇

      ご心配いただいて、ありがとうございます。

      とりあえず尿路結石で確定でした。最初は自然に出てくることをことを期待するらしく、「様子を見ましょう」になり、レントゲンとエコーで「石は下に落ちてきているのでもうしばらく様子を見ましょう」になり、「だいぶ下に落ちてきていますが、自然に出てこないのであれば、うちにはCTも無いし、破砕はできないので大きい病院を紹介します」、ということになり、板橋の大きい病院に行ってCTを撮ったら、全然下に落ちていなくて、「骨盤の影に隠れているから破砕はできない」、「様子を見ましょう」になってしまい、「かなり下に落ちてきましたね」、「様子を見ましょう」…

      で28日にまたCTを撮ります。つまり呪いは続いています(笑)。

  2. 東上 より:

    わいのイッヌさんへ確認して欲しい箇所があります。
    「硫化水素」のトイレの後に天井を確認するシーンがありますが、自分には顔のようにも見えました。
    ご確認宜しくお願い致します。

    • itton より:

      コメントありがとうございます。
      記事にも書いてありますが実は僕も一瞬何かに見えました。
      でも撮影者がビックリしたとかなんとか言ってその後スルーしていたので断熱材か何かと思っていたんですよ。

      もう一度見てみますね。

    • itton より:

      東上さん、改めて見ました。

      撮影した本人が「びっくりした」と言っているので、初見ではダクトに巻かれた銀色の断熱材なんだろうと判断しました。

      また当時の携帯動画では解像度も著しく低くて、しかも暗いので断言できるほどではありません。

      でも改めて見ると、ご指摘のように顔みたいに見えてちょっと気持ち悪いですね。

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