呪われた心霊動画XXX8(ネタバレあり)

レビュー
呪われた心霊動画 XXX(トリプルエックス)8
『Not Found』×『ほんとにあった!呪いのビデオ』!ふたつの人気シリーズのスタッフが結集した、ガチで怖い心霊ドキュメンタリー!!

はじめに

「呪われた投稿映像XXX8」のレビューです。今回は日本人形(市松人形)の怪異がメインテーマになります。

48 コマ落ち(少し怖い)

概要

「呪われた投稿映像XXX」で紹介された「ヒンナ神」。投稿者の女性、坂口さんよりそのエピソードにまつわる、信じがたい現象が報告された。レンタルしたこのタイトルを視聴してファンになった彼女はセル版のDVDを購入して観ていたところ、この「ヒンナ神」のエピソードの映像に違和感を感じたそうである。

このエピソードでは人形と思しきシルエットが何体も部屋の中を行ったり来たりするシーンがあるが、その数が、坂口さんのDVDでは1体多いというのである。彼女はDVDをネット通販で購入したそうで、スタッフが調べた限り正規版のようであった。この奇妙な現象は坂口さんの購入したDVD1枚だけに起こったのであろうか。

これより投稿者から提供していただいた映像と、本来の映像を比較してご覧いただきます。何らかの霊障を引き起こす危険性もあるため…

映像をご覧になりたくない方はこのテロップが終わり次第、2分47秒間、早送りしてください。

上記テロップ(改行位置、句読点修正済み)と3秒のカウントダウンの後、比較映像が紹介される。

確かに、坂口さん提供の映像では人形のシルエットが1体増えているようである。スタッフは編集スタジオやオーサリングを外注している企業に問い合わせたものの原因は不明であった。

坂口さんはこの映像を見た数週間後、夫や親戚と北陸地方に旅行に出かけたのだが、その際のホームムービーに写っているはずの彼女の姿がない。映像を詳しく見ると、どうも坂口さんの姿が画角に入りそうになると映像が記録されず、次のシーンに飛んでしまう、いわゆる「コマ落ち」状態になってしまっているというのだ。映像を確認すると、確かに彼女が写りそうになったタイミングで、不自然にブチッと次のシーンに飛んでしまう。そしてかろうじて記録された地面に落ちた彼女の影にもう1本の手の影が纏わりついているのが確認された。その手は大人の手より一回り小さく、まるで人形の手のようである。

坂口さんは霊感がある友人にこの件について相談すると、彼女に子供の霊が憑りついており、その子がビデオに写るのを嫌がっているという見解であった。この現象はしばらく続いたそうだが、最近ようやく収まってきた…そう彼女が語った瞬間、インタビュー映像の画面が乱れ、あのコマ落ちが発生、画面が真っ黒になってエピソードは終わる。

感想

セル版全てにこの現象が起こっているのか、坂口さんの買ったDVDにのみの現象なのかが、ちょっと曖昧でモヤッとします。多分後者なのだと思いますが、まさかセル版のみ仕様を変えたプロモーションの一環じゃないですよねえ。このためだけにセル版DVD買うのも何なので検証しづらいですよね。

そういえば「ほんとにあった!呪いのビデオ1」で、最後の最後に「白い着物の女」を仕込んで(VHS版のみ)後のタイトルでネタにした事例が思い出されます。

映像的には全く怖くないですが、最後にまたコマ落ちが発生するのが憎い演出です。

49 車上生活者の記録(怖くない)

概要

映像に写る男性の家族から提供してもらった映像。若い男性が車の運転席に座り、その前に設置された定点カメラの映像である。ブツブツ何かつぶやいたり、服を脱いだり、男性は狭い車の中で挙動不審。尚、車のすべての窓は新聞紙で雑に目張りがされている。この映像は日記風に毎日撮影していて、なんと一か月分、10時間以上にも及んでいた。

男は酷い悪夢にうなされたように大声で叫び、息遣いが荒くなることが多くなる、かと思うと急に笑い出したりして、躁鬱が酷くなってくる。そして二十八日目。悪夢から目覚めたばかりのようなこの男は、落ち着くためか煙草に火をつけようとするが、ライターにオイルがないのか、なかなか火を点けることができない。タバコをあきらめライターをその辺に投げ、「ごめんなさい」「許してください」と繰り返し呟く。すると背後から女性の顔が男の肩越しから覗く。映像はこの日で終わっていた。

感想

そりゃこんな狭いところで1か月も過ごしたら誰でもおかしくなりますよ。てかエコノミー症候群の方がガチでやばいっすよ。新聞紙の目貼りが雑で、所々ピロッとしているので、ライターで火をつけようとしているときには、燃え移りそうで幽霊よりもハラハラしました(笑)。

女の顔はそこそこの怖さです。

50 喋る首(少し怖い)

概要

投稿者の女性、尾内さんは3か月ほど前から、あるものが見えるようになってしまった。それは女の子の生首という恐ろしいものであった。家族や友人がその場に居ようとも関係なく唐突に現れるが、他の人々には認識できず、彼女だけに見えているそうである。その生首は何かをしゃべっているようであったが、その生首と目が合ったりすると消えてしまうそうである。

そのように霊が見えるようになって、一か月近くが経過したころ、SNSで知り合った友人2人と自宅でお菓子作りをすることになった。お菓子作りは進み、尾内さんは撮影を友人の松田さんに代わってもらい、食材を電子レンジで加熱しようとしたところ、部屋は停電したように明かりが消えてしまう。

ブレーカーを調べるが落ちてしまっているわけでもなさそうである。すると電子レンジの扉が突然バタンと開いてしまう。扉を元に戻しても再度扉ひとりでに開いてしまった。驚き戸惑う彼女たちであったが、部屋の明かりが復活する。そしてのレンジのガラスには女の子の顔のようなものが写り込み、何か口を開けて訴えているようであった。

この映像が撮られてから少しして、尾内さんが松田さんの実家にお邪魔した際、そこにあった仏壇の遺影が、いつも目撃する生首にそっくりな女の子の写真だったことがあった。尾内さんは気になってその写真をこっそり撮影してしまっていたが、この少女は松田さんの妹で、幼くして亡くなっているそうである。遺影の傍には何故か首のない日本人形が置いてあったが、その経緯については松田さんは口を濁し、何も語ってくれなかったそうである。

これ以来松田さんとはなんとなく疎遠になってしまった。そして、遺影を見て以来、少女の生首を見ることも無くなったというのだが。

感想

自宅でインタビューを受けている尾内さんの後ろにエプソンのプリンター(たぶんEP-807AR)があるのですが、その上に炊飯器が置いてあるのが気になってしかがありませんでした。プリンターの上に炊飯器置くなっての(笑)。

電子レンジのガラスに写った少女の顔は、確かに口が動いているように見えますね。写り方がさりげなくて地味なので怖くはないですが、遺影の少女と似ていて、扉がバタンと空いてしまう事象と相まってうっすらとですが、不気味さが醸し出されて良かったと思います。

仏壇の首なし日本人形が気になりますね。

51 首人形の実験(少し怖い)

概要

大学生の前田さんは自分のカバンの中に何故か日本人形の首だけが入っていた。別に友人のいたずらというわけでもなく、なんで入っていたのか、いつから入っていたのかもわからない。気味が悪いので神社か何かに持っていこうと考えていたが、レポートの期限が迫っていたので、とりあえず自宅の棚に置いておくことにした。前田さんは期限が迫るレポート書きにいそしんでいたが、後ろに強烈な視線を感じ、振り返るとその人形の首と目が合ってしまった。そしてその目が視線を逸らすように動いたよう見えた。この話を友人の清水さんに相談、「んなわけねえよ」と疑う彼であったが、「そんなに言うなら実験してみようぜ」ということで、会議室を借りて定点カメラでその首を監視することになったのである。

この実験には清水さんの恋人のみさきさんも参加してくれたが、特に何かが起こるわけでもなく、2時間もすると飽きてしまって、ダラダラだべったりスマホを操作するだけになってしまう。みさきさんが何か飲み物でも買ってくると席を立って少しした後、部屋には女性の悲鳴のような声が突然響き渡る。「今のは何だ?」突然のことに固まる2人。その時みさきさんが戻ってくるが、彼女には何も聞こえていないという。前田さんはその声の在りかは清水さんの後方から聞こえたと言い、清水さんは逆に前田さんの方から聞こえたという。清水さんは前田さんの後ろ、「この辺だよ!」と立ち上がってスマホを清水さんの後ろの窓に向ける。すると「バン!」という音と共にガラスに両手の手形が付き、その間から髪の長い女性の顔がぬぼっと現れた。清水さんもみさきさんもその姿を目撃してしまい、一同はパニックになって部屋から逃げ惑い映像は終わる。

さて、人形の生首を監視していた定点カメラの様子はどうだったのだろうか。実は前田さん達が部屋に戻ってきたときには、人形の首が跡形もなく消えていたそうである。誰かが持って行ったとしか思えないが、なんで?どうして?。

定点カメラの映像には、前田さん達が部屋から逃げ足した後、女性のうめき声のがしたかと思うと、人形の首がひとりでに転がり、画面から消えてしまっていた。それ以来人形の首は誰も見ていない。

感想

インタビューで清水さんの彼女、みさきさんのことを呼び捨てにする前田さんに対して「ちゃん」付けろやと指摘する清水さんが可笑しい。投稿映像内でも似たようなやり取りしてました(笑)。毎度ながら怖くはないんですが、教室借りてだべっている会話が妙にリアルで面白かったですね。ところでみさきさん、可愛いと思いますよ。こんな大学生活送りたかったなぁ。僕の大学時代は工学部で女子はほとんどいなかった(仲良くできるかどうかは別問題w)。

どの方向から聞こえてきたかが、人によって違う悲鳴はなかなか雰囲気がいいです。ただし、スピーカーから流れているような音質の悪さが残念。みさきさんが戻ってきたときにも、なんか女の子のうめき声のような声が聞こえました。窓に現れる女性の幽霊は、「車上生活者の記録」で後ろに現れたあの女ですね。

人形の首がどんな変化を遂げるのか興味津々で見ていたら、ごろんと転がって消えるだけだったので肩透かしでした。

52 手の中(少し怖い)

概要

この出来事は学内に広まったのだが、それがきっかけで前田さんの先輩、山口さんが同じ日本人形の首にまつわる恐ろしい事象に遭遇していたことが分かる。

「首人形の実験」の映像が撮られる1か月ほど前、山口さんと友人の渡辺さんは深夜の公園で、何かを手に持ち、俯き加減の女性が歩いているのを見かける。いかにも怪しいこの女に興味を覚えた彼らは、たまたま持参していたビデオカメラでこの女性を追うことにする。

女性は両手で抱えるように何かを持ち、それに語り掛けているようだ。後をつける彼らは二手に分かれて、渡辺さんが前に回り込んでスマホで撮影し、女性が何を持っているのか確かめようということになった。後をつける山口さんのカメラは女性が公園の出口付近に駐車してある、軽自動車に近づいていく姿を捉える。女性はこの車の助手席の窓に頭をつけるくらいまで接近し、何やらブツブツ言っているように見える。渡辺さんはどこにいるのかとカメラがその方向にパンするが、彼の姿は見当たらない。カメラが元の方向に戻ってくると、その一瞬の隙に女性は消えてしまっていた。

おかしいなと山口さんは車のそばに駆け寄るが、女性はどこにもいない。この車は四方の窓全部が新聞紙で目張りされており、見るからに怪しく不気味である。少し先には渡辺さんらしき人影が立ちすくんでいるが、声をかけても反応が鈍い。もう一度車の様子を撮影する山口さんだが、カメラがフロントガラスに回り込んだとき、新聞紙の一角に穴が開けられていることに気が付く。そこにズームすると、何者かの大きな瞳が現れ、こちらを睨みつけた。驚いて逃げ出すところで山口さんの映像は終わる。

一方渡辺さんの映像では山口さんとは異なる事象が記録されていた。あの女性の前に回り込んだ渡辺さんは、彼女が車の場所を通り過ぎ、こちらに歩いてくる姿を見つけた。すれ違いざまさりげなく手に持っているものにスマホを向けると、彼女の持っていたものは日本人形の首であった。そしてすれ違いざまにその女は「見たな」と声を発したのだ。驚いた彼がビビっている隙に女は姿を消してしまっていた。

感想

フロントガラスに現れる目玉ですが、チョイとびっくりします。まあ、あんなこれ見よがしに穴が開いていたら絶対何か出てくると構えているので、驚きはそこそこですけど。人間の目玉にしてはちょっと大きすぎる気はしますね。

むしろ人形の首持って歩いている女とすれ違ったら「見たな」とささやかれる方が怖かったです。

人形の首、新聞で目貼りした車、謎の幽霊とそれぞれのエピソードが繋がってきました。

53 産女【うぶめ】(少し怖い)

概要

山口さん達は冬休み明けに驚くべきニュースを聞く。それはあの公園で自動車による練炭自殺があり、自殺した男性は同じ学部の藤田さんだったのだ。彼が練炭自殺をしたのはあの映像が撮られた車だったこともわかった。藤田さんは11月頃から大学に来なくなっていたそうである。

山口さんは、彼とはあまり面識がなかったが、渡辺さんはある相談を藤田さんから受けていた。藤田さんは、とあるサイトから動画を違法にダウンロードしたところ、パソコンがコンピュータウイルスに感染してしまい、不気味な動画が再生されるようになってしまったという話である。動画ファイルを削除しようが効果はなく、延々と再生されてしまうということであった。

藤田さんの妹の話では、彼の自殺は遺書もなく突然だったようで、理由もわからず家族も当惑を隠しきれないそうである。警察の調べでは、彼の自殺は一か月もの間の車上生活を経た後であることが判明した。本タイトル2番目のエピソード、「車上生活者の記録」はその際のものである。妹さんはパソコン上で再生されてしまう不気味な映像に関しては知らなかったが、遺品の中から彼が使っていたパソコンを提供してくれた。

これより問題の映像をお見せします。どうしてもPCから映像を取り出すことができず、PC画面をカメラで撮影したものをお見せします。

懇意にしている霊能者によると、この映像が原因で藤田さんが死に追いやられた可能性が高いとのこと。再撮影されたものですがそれでも強い呪力があります。

くれぐれも自己責任でご鑑賞ください。

上記の警告テロップ(改行、句読点修正)と10秒のカウントダウンの後、映像が紹介される。

夜道を写したような映像。女性がシルエットになっており、ノイズが起こるたびにこちらに近づいてくるが、それに従ってこの女性は乳母車に日本人形を乗せていることが判明する。乳母車が街灯に照らされハッキリ写ってくると、女性のシルエットは薄くなり消えてしまう。その後乳母車だけがこちらに近づき、明かりの影に入ったのか真っ黒になって判別がつかなくなってしまう。すると大きな目玉が現れ、ブツブツ言う声と共に映像のウインドウが画面を覆うほど増殖していく。ぎょろぎょろ動く目玉が画面を覆いつくして映像は終わる。

感想

概要の通り、パソコンのデスクトップ画面を撮影したものです。そこにウィンドウが1つだけ開き、動画が再生されてます。不気味ですが、作り物感が際立って怖さはそこそこです。所謂ブラクラのように、このウインドウが増殖して画面いっぱい覆われてしまいますが、どうやって終了させたのでしょうか。まあ電源ぶち抜くしかないでしょうね。

ベビーカーの事をつい「乳母車」と書いてしまって、最初「しまった」と思いましたが、こっちの方が雰囲気ありそうなのでそのままにしました。

感想まとめ

今回は全てのエピソードが何らかの関連を持っている感じで作られていますね。唯一、「コマ落ち」のみ、直接の関連性は薄い気がしますが。

一部を除いて日本人形の首が関わっており、その胴体は松田さんの家の仏壇に添えられていた首なし人形なのでしょう。松田さんの妹さんは幼い頃に亡くなっていますが、まさかあの「アケチ野ハウス」で亡くなった少女なのでは、と勝手に想像しています。

毎度ながら、ドキュメンタリー風のストーリーを興味深く堪能できて、面白かったと思います。これでもうちょっとビジュアルが怖かったらなあ。

今回のサムネール画像はぬいぐるみのものです。本来は日本人形のドアップがふさわしいのでしょうが、そんな写真持ってねーよ…というかそもそも私は日本人形が苦手です。人形一般が嫌いですが、日本人形は特にだめですね。怖いんですよ。デフォルメされたアニメのフィギュアとかは大丈夫なんですけどね。これも「不気味の谷」の一例かも。

コメント

  1. ハコ より:

    言われている通りコマ落ちだけ直接の関連はないですがこれの下敷きになっているヒンナ神は人形の話なのでこの巻は人形関連ということなのでしょうな

    • itton より:

      そうでした。ヒンナ神も人形の怪異でしたね、見落としていました。何故か、人形ではなく女児の幽霊のように認識していました。

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