呪われた心霊動画XXX9(ネタバレあり)

eye_catch_xxx9レビュー
呪われた心霊動画 XXX(トリプルエックス)9
『Not Found』×『ほんとにあった!呪いのビデオ』!ふたつの人気シリーズのスタッフが結集した、ガチで怖い心霊ドキュメンタリー!!

はじめに

「呪われた投稿映像XXX9」のレビューです。そろそろだれてきた、と思いきや、ストーリー的にはぐいぐい引き込まれます。

54 ナイトハイカー(少し怖い)

概要

仲間内3人(投稿者・須田さん、友人・中尾さん、田畑さん)でキャンプに行ったところ、そこの管理人から興味深い話を聞く。それは、この近くの山中で殺人事件があり、幽霊が出る噂があるという話。酒を飲んで気が大きくなった彼らは、肝試しがてらにその場所へ向かうことになる。

すると真っ暗な山中で前方に歩いている人物を発見する。昨今流行りのナイトハイカーだとしても、灯りもつけずに歩いているのはおかしい、と感じた須田さん達だが、不動産関係の会社に勤め、レインボーの渦巻き柄Tシャツ姿の田畑さんだけは、妙に食いつきがよく、止めるのも聞かず後を追って行ってしまう。すると前方に明かりが見えた。どうやらその灯りは設営された登山用テントからで、中で人が動いているようである。

やっぱり須田さん達が止めるのも聞かずに、田畑さんはまるで魅入られたようにテントの近くまで1人で先走って行ってしまう。ほんっっとに須田さん達が再三止めるのも聞かず、田畑さんがそのテントに声をかけると、それに反応したかのように灯りが消えてしまう。田畑さんは須田さんのカメラを奪うと、馴れ馴れしく灯りの消えたテントに声をかけ、その返事も聞かずにテントの中を覗いてしまう。

ついさっきまで明かりがついていたのに、そのテント内は無人。だが床には多量の血痕とナイフが落ちているという、凄惨で異様な光景が広がっていた。さすがの彼も恐怖を感じ、叫び声とともにテントから逃げ出してしまうが、カメラの画角の片隅にはその血痕の主と思われる、目を見開き、歯をむき出した血だらけの男性の顔が写ってしまっていた。

翌日その場所を訪れるが、テントは既に跡形も無かった。この辺りで起こった殺人事件について調べると、2003年頃に男性が妻を殺害してこの地に埋め、数か月後にこの場所に舞い戻り、自殺していたことが分かった。

因みにインタビューには田畑さんは参加できなかった。聞くところによると、仕事でクレーマー夫婦の対応に追われて、今日も物件回りとのことであった。

感想

なんだか妙にハイテンションで、ズカズカとテントに向かっていく田畑さんを、諫めるように戻ってこいと呼びかける須田さん達の言い方が、「おい渦巻き!」「戻ってこいTシャツ!」とか言っているのに笑いました(笑)。なにしろ渦巻きですからね(XXX6参照)。

自殺した直後を再現したような現象は、なかなか興味深くてシチュエーション的にも怖く、面白いものに仕上がっていると思いました。テント床のマットに残る血痕も、妙にリアルで怖かったですね。画面の下に現れる男の顔もまあまあ怖いです。

須田さんがテントに侵入するときの不動産屋営業トークがふざけていて、微妙にイラっと来ました。

55 洗車(怖くない)

概要

投稿者がセルフ洗車機で洗車して帰ってくると、フロントガラスの助手席側に外側から手形が付いていた。洗車機通してから何処にも寄らずに帰ってきたのにおかしいと思い、ドライブレコーダーをチェックすると、洗車直後に誰もいないのに手形だけが「バン!」と音とともに付き、それを睨みつけるような人の顔が浮かび上がっていた。

投稿者はそれ以来体調が優れず、インタビュー中も咳を伴っていた。

感想

まあ概要通りです。あんだけ「バン!」と音をたてて手形が付いているのに、その場で気が付かなかったんですかね。人の顔は小さくて分かりづらく、怖くはありません。

それにしても夜に洗車するんだ…とか、洗車機通した後水滴を拭き取らないんだ … とか思いました。

56 夕焼小焼(なんとも怖い)

概要

花火大会の後、テンション上がった女性投稿者2人組は、公園のトイレで9時24分に洗面所の鏡を撮影すると、自分の死に顔が写るという噂を検証することになった。

ここで以下の警告文(改行、句読点修正)と3秒のカウントダウンの後、映像が紹介される。

これから紹介する映像には一部、不快ともとれる箇所があります。ご了承ください。

投稿者の友人はその時刻になると、スマホを鏡に向けシャッターを切る。その様子を自分のスマホで撮影する投稿者。何も起こらなかったようだが、何を思ったのかその友人は再び3連続でシャッターを切る。だが、撮られた画像を見て彼女は固まってしまった。しばらくして「う…うううん。大丈夫」と、はぐらかす友人。「えっ?なに?その言い方気になるだろうが、見せろや」と言う感じで「見せて見せてぇ」と友人に迫る投稿者だが、そのときの映像は突然暗転してしまう。

真っ暗闇で流れる「夕焼け小焼け」の夕方を知らせる地域の放送のようなメロディー。そして画面が空がこれでもかと思うほどオレンジ色に染まった田舎のような風景に変わる。ツクツクボウシが盛んに鳴き、晩夏のような寂しげな情景で、画面には男性がこちらに背を向けて立っている。すると警告音のようなサイレンが鳴り響き、アナウンスが始まる。「ミサイル発射情報。 ミサイル発射情報 。当地域に…」。男性がこちらを振り向き、「もうすぐ…」そう呟いた瞬間、閃光が走り、画面が真っ白になり、映像は突然途切れる。

投稿者の話では、あのとき録画は止めたはずなのに、このような映像が記録されてという。また、この映像に写る男性にも心当たりがないそうであるが、風景に関しては彼女の祖父母の家の庭からの風景に似ていると感じたそうだ。あのときの友人の写真を無理を言って見せてもらったところ、3枚目の写真は、まるで溶けたようにぶれて、歪んでいた。これはいったい何を意味するのか。

感想

まあ、これはあれですね。彼女たちは、彼の国から発射されたミサイルによる核爆発で命を失うということですね。つまりですね、同じ国に住む我々視聴者の運命も同じという可能性があるわけですね。ミサイルは1発とは限らないですしねえ。図らずも彼女たちは日本の死に顔まで撮影してしまったことになりますね。急に身近に迫ってくる我々の運命、怖いですねえ……て、縁起悪すぎるわ!(ここで警告文の意味が判明w)。

実際にはJアラートが発報されてからそのくらいで着弾するのでしょうね。「内閣官房国民保護ポータルサイト」によると、彼の国からミサイルは発射から10分足らずで着弾だそうですよ(まじかよ)。いや絶対聞きたくないアラートだわ。

57 落下する友人 後日譚(ほんの少し怖い)

概要

呪われた投稿映像XXX4」のエピソード「落下する友人」。この投稿映像に不可解なものが写り込んでいることを新たに発見したスタッフは、投稿者の鈴原さんに確認してもらうことにした。映像の終盤に写り込んだ心霊現象と思しきものを確認してもらったところ、そこに写っている人物の顔が、最近夢に出てくる女性の顔に似ていると証言してくれた。鈴原さんはあの出来事以来見る夢とは、女性に手招きされ、その後息が詰まって目が覚めるというものだそうである。

ここでこの投稿映像の後半部分が、新たに紹介される。友人が消えてしまって慌てふためく鈴原さんが、部屋のあちこちを探し回り、映像が終了する直前、家具の下から頭の上半分のみを覗かせた、前髪ぱっつん気味の女性の顔が写り込んでいる。

鈴原さんはこの夢を見て目が覚めても首に絞められたような違和感を感じまいっている様子で、よく眠れないと訴え、以前の取材時よりも若干やつれた感じが見受けられる。スタッフはこのエピソードを「XXX7」に収録する予定であったが、収録直前に「もう関わらないでほしい」というメールを最後に連絡が取れなくなってしまった。そんな状況のため一時的に収録を見合わせていたスタッフであったが、鈴原さんから新たなメールが届く。それはメール本文一面に「見張られている」という単語が延々とくりかえされた異様なものであった。そしてそのメールには映像ファイルが添付されていたのである。

ここでその映像ファイルが紹介される。

壁みたいなものに投影された別の映像。あるいはテレビを撮影したものであろうか、映像のトリミングが断片的でよくわからないが、例の投稿映像「落下する友人」が再生されている。カメラはきちんと固定されていないのか、その画面は斜めである。時折その映像の前を人影のシルエットが右へ左へと横切る。画面に写らないところで人が争っているのか、何やら怯えたような、あるいは哀願しているような、悲痛な声が聞こえる。投稿映像の友人に触手が伸びてくる直前の場面で映像内映像がフリーズし、短い周期でループしてしまう。画面右下には「WQ」の文字が点滅する。怯えた男性の声はもはや叫び声になり、「ピー」という機械音と共に、映像内の友人のお腹付近から、あの前髪ぱっつん気味の女の顔がこちらを覗き込んで終了する。

スタッフは鈴原さんに安否確認のメールを送るが、いまだ連絡はとれていない。映像内の「WQ」の意味は未だに不明である。

感想

私的にはワーストエピソードだった「落下する友人」に、まさかの後日談。UFOによるエイリアンアブダクションかと思いきや心霊現象だったとは。「XXX4」の映像を見返してみましたが、この女の顔が出てくるシーンまでは収録されていませんでしたね。

最後の映像では鈴原さんの必死の叫びがまあまあ怖いです。なんか「落ちるぅ」とか言っている気がするし。今頃友人の益子さんと同じ運命をたどっているのでしょうか。対照的に前髪ぱっつん気味の女性の顔は全く怖くありません。なんだかちょっと可愛いし(笑)。

58 奇妙な仕事(少し怖い)

概要

イベントスタッフの派遣で働いている萩野さんはそこで知り合った男性に怪しい仕事を持ち掛けられる。ただ荷物を運ぶだけの簡単な仕事であったが、いかにもやばそうである。だが金欲しさに彼はその仕事を引き受けてしまう。

待ち合わせ場所に現れた男は、かなりの重さのバッグを、とある公園に届けるように指示する。そこで荷物を渡す人物や事情は一切教えてもらえない。そして絶対にカバンの中身は見るなと念押しされるのであった。

不審に思いながらもあぶく銭欲しさに荷物を運ぶ萩野さん。だが、仕事の怪しさから念のために隠しカメラを仕込んで事に当たる。夜の道を公園までとぼとぼ歩く彼であったが、女の笑い声を聞き、歩みを止める。どうもその声はカバンから聞こえているような気がした。直後、彼はカバンを道に落としてしまう。カバンの中身が動いたような気がしたからである。好奇心に負けた彼は中身を確かめてみようとするが、さらに動いたような気がしてのけ反ってしまう。映像ではカバンが若干動いているように見える。危険を感じた萩野さんは中身の確認を諦め、公園に向かうことにする。

言いようのない恐怖に震えながらも彼は公園にたどり着く。だがそこにはまだ誰もいない。男の指示通り、開けた場所の真ん中で待つことに。10分後、つばの広い帽子を深くかぶり、顔を隠した黒っぽい服装の女性が近づいてきた。女性の足取りはよろよろとおぼつかず、だが、しっかりと萩野さん目指して歩いてくる。そして彼の目の前で歩みを止めた。あいかわらず顔は公園の暗さと帽子のおかげで伺い知れない。両手には包帯のようなものが巻かれており、あきらかに普通の人間ではない。

彼は女性に「荷物の受け取りですか?」と声をかけるが反応はない。ただぼうっと突っ立ているだけである。業を煮やした彼は彼女の前にカバンを置くと、そこから女性の笑い声が聞こえた。そして見上げた彼の前には顔が岩のような、蜂の巣のような、何とも言いようのない眼鼻や口の無い不気味な女の顔があった。驚いて悲鳴を上げる萩野さんだが、構わず女はカバンを手に持ち、いずこへと去って行っていく。萩野さんはそれを見送ることしかできない。

尚、数日後、彼の口座には15万円が振り込まれていたそうである。萩野さんは映像採用時の金額をスタッフと交渉しているところでエピソードは終わる。

「20万とか……どうすか……」

感想

20万は高いなぁ。「ほんとにあった!呪いのビデオ」でも8万だよ…と思ったら、39巻の時に最優秀者20万円、優秀者10万円の時があったようですね。

この投稿者はカバンの中身を見ないでよかったですね。見ていたら今頃どうなっていたか。でもこのタイトルに投稿してしまっているので、今頃闇の組織に消されているかもしれません(笑)。

得体の知れないカバンの中身。想像すると恐いですね。

ところで不気味な女の顔ですが、十二様を思い出したのは僕だけでしょうか。

59 親戚夫婦(少し怖い)

概要

投稿者・池浦さんは友人の海藤さんから相談を受けていた。それは毎晩のように煩いとクレームをつけに来る夫婦の件であった。海藤さんは特に騒音を出していないにもかからわず、部屋まで難癖付けに来るらしい。しかもこの夫婦はこのアパートの住人ですらないという話で、頭がおかしい夫婦の言いがかりと感じていた。

海藤さんは出るところに出る覚悟のようで、池浦さんは証拠映像にと撮影を頼まれ、彼と一緒に部屋で待つことになる。案の定夕方過ぎにしつこく何度もインターフォンが鳴る。玄関先では海藤さんがその夫婦と言い争いをしているような声が響くが、海藤さんの声しか聞こえない。しかも玄関のドアは開いてすらおらず、その閉まったドアに向かって彼がひとり芝居をしているような状況に池浦さんは目が点になる。まるで「XXX3」の「告白の相手」のようであったと後のインタビューで池浦さんは語っていた。

突然、池浦さんは何か得体の知れない力で押し倒されたような感覚を覚え、仰向けに倒れてしまう。そしてその瞬間、池浦さんに襲い掛かるような、半透明の男女の姿がカメラには記録されていた。男性が彼に馬乗りになり、その背後に女性が立っている状況であるが、すぐに2人の姿は消えてしまう。このとき池浦さんは首を何度も絞められた感覚があったという。

海藤さんにはその男女が見えているようで、それを前提に話しかけてくるが、池浦さんには何が何だかわからず、返答に詰まってしまう。そして海藤さんから「この動画を見ておいてくれ」「後で証拠になる」と、DVDを渡される。混乱の極みにあった池浦さんは、今体験した出来事に関しては後日落ち着いてから話そうと、この日はとりあえず帰宅することにした。だが、彼は翌日に海藤さんが亡くなった連絡を受けてしまう。あの映像が撮られたその日にアパートの屋上から投身自殺してしまったのである。

おかしな出来事があったとはいえ、その日の様子では自殺するようには見えなかったと不思議がる池浦さんではあったが、あの時の映像を見返して自分に不気味な男女が迫ってきていたことに初めて気が付いた。この男女の姿を見て彼は思い出したことがあった。小学生時代の林間学校において、その一週間前に事故で亡くなっているA君の親戚を名乗る男女が、両親から忘れ物を届けるように言われてきた、と尋ねてくる事件があった。教師がどのような対応をとったのかは不明だが、亡くなっているA君への届け物などありようもないため、学校でかなり話題になったそうである。その男女にあの映像の夫婦らしき人物達がよく似ていたと池浦さんは語る。

その不気味な夫婦に最初に声をかけられた辻君は、5年前に亡くなっており、辻君に案内され、次にであったのが、海藤さんと投稿者の池浦さんだった。順番から考えて次の犠牲は自分ではないかと、淡々と語る池浦さんであった。

池浦さんはそこで思い出したように海藤さんから渡されたDVDをスタッフに見せる。彼は「色々調べた」「見ればわかる」としか語っていなかったが、この映像の入手経路などの事情は一切不明で、池浦さんは怖くてこの映像は見ていないそうである。

これよりDVDに収められていた映像をお見せします。自主規制により、一部モザイク処理を施しております。何らかの霊障を引き起こす危険性もあるため、くれぐれも自己責任でご鑑賞ください。

上記の警告文(改行、句読点修正済み)と10秒のカウントダウンの後、映像が紹介される。

テントのような空間の中で男性が右手にナイフを持ち、左手でウイスキーらしき酒をあおっている。カメラに向かい悪態をつく男性だが、泣きながら「俺じゃない」と何回も呟き、感極まった様子である。山の中らしく、終始野犬の鳴き声が聞こえる。男性の口調は「ごめんなさい」に変わり、持っていたナイフで自分の首を切って倒れてしまう。彼が倒れたあと、テントの内側に髪の長い女が写り込み、すぐにその顔が画面に大写しになり、片目をぎょろッとカメラに向けたところで映像は終わる。

感想

ちょっと視聴注意かもしれません。カメラの前で男性が首にナイフを当てて自殺する映像ですので。ただ、男性全体にモザイク処理が施されているために、フェイクか本物かはわかりませんし、血はドバドバ流れますが、それもモザイクの中なので、それほどショッキングではないのでご安心ください(人によっては十分ショッキングかもしれませんが)。

後ろに写り込む女性の顔もそんなに怖くはありませんが、いきなりアップになって片目をぎょろっとさせるのには少々びっくりさせられます。

この男女、あの夫婦ですね。そして男性は「ナイトハイカー」で片隅に写り込んだあの男ですね。さらにこの「ナイトハイカー」の田畑さんが悩まされているクレーマー夫婦こそ、この夫婦なのではないかと、暗示させるようなストーリーになっていますが、不動産屋の顧客ファイルに個人情報を記載できるようになるほどに、この世で実体化してしまう、というのはちょっと不自然な気がします。

感想まとめ

今回もストーリーを存分に味合わせてもらいました。映像的な怖さも少し出てきたように思いますので、次回にも期待できそうです。

それにしても、いくら非業の死を遂げたと言っても、この夫婦が死神みたいになってしまうのには違和感があり、相変わらず謎が多いですね。ひょっとしたら奥さんが殺される前から何かの怪異に憑りつかれていた設定なのかもしれません。男性は自殺する前に「俺じゃない」って言ってましたし。

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