呪われた心霊動画XXX13(ネタバレあり)

eye_catch_xxx13レビュー
呪われた心霊動画 XXX(トリプルエックス)13
『Not Found』×『ほんとにあった!呪いのビデオ』!ふたつの人気シリーズのスタッフが結集した、ガチで怖い心霊ドキュメンタリー!!

はじめに

「呪われた投稿映像XXX13」のレビューです。今回はなかなか面白かった印象です。

77 歩く自殺者(怖くない)

概要

2018年4月というテロップと共にエピソードは始まる。

駅のホームから丸見えの歩道橋(つまり歩道橋から駅のホームが丸見えw)で、ラブラブカップルが次のデートの約束をしている。何故か投稿者の男性は持っていたビデオカメラを回していて、電車がホーム入ってくる瞬間に目の前で女子高生が飛び込んだ。

だが、電車は別に急停車することもなく、周りも騒ぎにはなっていない。あっけにとられる投稿者だが、その歩道橋にさっきの女子校生が歩いてくるではないか。思わずビデオカメラ越しにガン見してしまった投稿者はその子に文句を言われてしまい、さっきのことをうまく説明できず、おろおろしている。

投稿者はホームから飛び込んだ人物は、あの女子高生のドッペルゲンガーではないかと語っていた。

感想

映像はこの電車の特徴的な前面や、電車の形式番号を極力写さないようにしている点が作為的です。実は、形式番号がほんのちょっと写っている個所があったのですが、しっかりとモザイク処理がされておりました。

でも、歩道橋がホームに隣接している光景から、京王井の頭線の高井戸駅だということが分かります。通過する電車は京王1000系です(井の頭線にはこの形式しかいない)。また、井の頭線は編成ごとにレインボーカラーで色分けされているのが特徴で、ライトグリーンで車体側面にビード(凸凹)があるタイプ、と言うことは1704Fか1711F。乗降客ドアのガラスが外側支持なので、1711F編成であると思われます。

えっ?そんな事どうでもいい? これは失礼いたしました(笑)。

まあ、電車の撮り方はともかく、この女子校生の飛び降り方がとっても不自然です。そもそも落ち方が直線的でおかしい気がします。通常、重力に引っ張られて段々加速していくはずなんですが、それがちょっと感じられず、同じスピードで落ちていく。というか、髪の毛や、スカートが全くなびかないのも変。たぶんですが、実際にはあの短いスカートじゃ、捲れ上がって下着丸見えになるんじゃないですかね、知らんけど。

あと、この女子校生とは話が付いたんですかね(笑)。「今すぐ目の前で消してください!」くらい要求されても仕方がないと思うんですけど。挙句の果てに投稿しちゃっているし。そのあたりが言及されないのは、やっぱりおかしいと感じます。

アイデアは良かったと思います。今死んだと思った人物が、目の前に生きて歩いてくるっていうのは、面白いと思うんですけどね……うーん、ちょっと残念。

2021年9月5日追記
みっつさんのコメントから3:00あたりで歩道橋の柵の間から、女子高生の顔が覗いていることが分かりました。電車の番号を特定するあまり見逃しておりました(笑)。

みっつさん、情報ありがとうございます。

2021年9月5日さらに追記
ケンケンさんからのコメントで、歩道橋を歩いてくる、生きている方の女子校生が、この後のエピソード「占い師の予言」で、福谷さんが身に着けていたであろうお守りを、リュックに付けている、との情報をいただきました。まさか最初のエピソードで終盤付近のアイテムを仕込んでくるとは。「XXX」、侮れませんね。

ケンケンさん、情報ありがとうございます。

78 0時(少し怖い)

概要

2018年4月というテロップと共にエピソードは始まる。

夜の12時になると何か怪現象が起こるという、大学内で噂の道に、レポーター気取りで訪れる投稿者の星川さんと、友人の三浦さん。三浦さんは祖父の懐中時計を、12時のカウントダウンの為だけに、勝手に持ち出してしまったようだ。だが12時になってもこれといったことは起こらない。しばらく歩いていると、三浦さんの声が聞こえなくなり、振り返ると今までそばにいたはずの彼の姿が見えない。

そして何か様子が変である。今まで右にあった筈の照明が左にあり、まるで世界が左右反転してしまったようである。三浦さんを探して振り返るカメラ、背後の道の角、カーブミラーがある辺りに1台の車がヘッドライトを煌々と照らし、停車していた。その車の傍らには和服姿の女性が立っており、こちらに手招きをしている。

恐怖を感じた星川さんは、三浦さんの名を呼びながらそこから逃げ出す。ところが角を曲がったところで、全身が真っ黒い人物に出くわしてしまう。目の中に瞳は無く、真っ白な顔をこちらに向けて立ちすくむこの人物は、何か言いたげに大きく口を開けている。

驚いた星川さんはその場で尻もちをついてしまうが、その瞬間に三浦さんが唐突に現れ、「お前何処に行ってたんだ」と彼に説明を求める。三浦さんから見れば、星川さんが消えてしまっていたというのだ。

星川さんはあの時、左右が反転した別の世界に迷い込んだと感じており、あの手招きに応じていたらもう元の世界に帰れなかったのでは、と語る。

感想

レンガ塀の雰囲気から「これ本郷の東大の辺りじゃない?」と思ったらビンゴでした。

このストリートビューを道なりに進むと、三浦さんが消えたところに出ます。その場所の、地面に行燈を置いたみたいなおしゃれな照明の料亭みたいな建物は、結構立派なタワマンでした…って調べたら、やっぱり1階は料亭っぽい高級焼肉屋さんだった。この辺りは夜は閑静で人通りもあまりなさそうですね。いろんな意味で良い雰囲気ですが、家賃は高いんだろうな。

さて、周りには新旧の立派な建物があるにもかかわらず、人通りがぱったりと消えた夜の寂しい道の雰囲気が抜群……と言いたいところですが、三浦さんのテンションが全てを台無しにしています(笑)。もう、なんでいちいち「いえーい!」とか騒がないといられないんですかね(笑)。しかもおじいちゃんの金時計を、くだらないカウントダウンのためだけに勝手に持ち出しちゃっているし、「どうでもいいけど落とすなよ、なんか高そうだぞ」っと要らぬ心配をしてしまいます。

ところが、この三浦さんが消えてしまったとたんに雰囲気が一変、道の角に停まる車と、和服の女が不気味な状況を醸し出しますね。正直その先の角で鉢合わせする黒い人物はどうでもよいのですが、この手の映像に慣れていない方はちょっとびっくりすると思います。

雰囲気的に結構好きなエピソードです。

というか、星川さんも三浦さんも東大生だったんだ!(ちょっと範囲を広げれば他にも大学はいろいろありますけどねw)。

79 尋ね人(少し怖い)

概要

2018年5月、「前エピソードと比較的近い場所で撮影された」というテロップと共にエピソードは始まる。

投稿者の女性は大学時代の友人、そしてその恋人の男性と自宅で飲んでいた。だが、お酒を飲みつくしてしまったので、近所のコンビニに買い出しに行った帰り道に、スマホで撮影した映像が、今回の投稿映像である。

3人はコンビニからの帰り道、近所迷惑なことに家まで待てずに「プシュッ」とチューハイか何かを飲みながら歩いていると、町内会か何かの掲示板にたどり着く。とっとと家に帰って飲みなおせばいいのに、これまた近所迷惑なことにダラダラとその場でだべる3人。その掲示板には「迷い人」のチラシと思しき掲示物が確認できる。

だが、「今日は2人が付き合い始めて1年目でぇーす」とかのろけている場面で、ちょっとカメラがパンした隙に、迷い人の写真が消えて真っ白になってしまっている。すると、彼氏の向かって右に、女性のような顔が見切れて姿を現した。この顔は、あの迷い人の顔に似ているような気がするが、再びカメラがパンして戻ると、チラシの顔も元に戻っている。

この投稿は「0時」とほぼ同じタイミングで投稿された。そしてこの道路での噂は、学生時代から堤さんも聞いていたという。だが、その噂の詳細や、前エピソードとの関連はわからないし、近所での失踪話も聞いたことがなく、あのようなチラシが貼ってあったこと自体が奇妙であるとも語っていた。彼女は気になって昼間に掲示板を確認したが、すでにこのようなチラシは消えていたそうだ。

感想

ちょっと待て、「0チャンネルへの招待」のチラシも掲示されているぞ。しかもあのエピソードでも掲示板に貼ってあったって言ってたし、本当にさりげなく仕込んでくるな「XXX」。

また気になったのが、掲示板の前で投稿者が誰かに「すいません」って言っているんです。その後に「怒られちゃう」とまるで通行に迷惑をかけたように言っている。でも、映像にはこの3人以外に写っている人物はいないんですよね。彼女はそのことについて何も語っていないんですけども、ここにカメラには見えない何かがいたのでは、と思わせます。

正直映像自体は地味でそれ程怖くはないんですけど、さりげなく散りばめられた伏線でちょっと盛り上がります。尚、チラシの女性と、写り込んだ女性が似ていると書きましたが、チラシは小さくて顔まではよくわかりません。単に僕がそう感じただけです。でも髪型とか雰囲気が似ている気がするんですよ。

80 上階の住人(少し怖い)

概要

2018年5月というテロップと共にエピソードは始まる。

自室で投稿者の男性が、彼女に宴会芸で披露する予定のトランプマジックを見せている。すると、夜半にもかかわらず玄関のチャイムが鳴る。

とりあえず玄関に行く投稿者だが、その際録画を停止したつもりなのに、何故か録画は停止されず、テーブルに置いたスマホが天井を写し続ける映像が撮れてしまった。そして白い天井が盛り上がり(盛り下がり?)、人の顔になると同時に、なにやら呪文のような声も聞こえる。それはすぐに元に戻るが、それとは別に男性と思しき人物が、カメラを一瞬覗き込む。

この現象以来、チャイムが鳴って出ると誰もいないという現象が頻発しているという。どうも上の階に変な人が越してきたようで、チャイムだけではなく、奇妙な物音がしたり、あの映像に入っていた呪文のようなものを唱えている声まで聞こえるそうである。

余りにもおかしなことが続くので、管理会社を通じてやんわりと注意してもらったところ、半年もしないうちに上階の人物は部屋を引き払ってしまい、その後は何も起こっていないそうである。だが、今度は彼女の部屋でもおかしなことが起こり始めているのだそうだ。

感想

トランプマジックうまいですね投稿者さん。

それはともかく、怖さ的にはまあそこそこです。ただ、2度写る系なので天井の顔の後、安心しているとにゅっと出てくるので、油断しているとちょっとびっくりすると思います。呪文のような声は、「0チャンネルの幻想」と「形代(かたしろ)」で唱えられていた、あの呪文に似ている気がしますね。

彼女の部屋でもおかしなことが起こり始めたと説明されますが、同じような現象なのか、そうでないのかが、はっきりしないまま次のエピソードになってしまうので、ひょっとしたら続きがあるかもしれません。

2021年9月12日追記
「私の部屋でも…」ではなく「私にも…」でしたね。彼女は次の巻にも登場します。

81 占い師の予言(たぶん怖い)

概要

投稿者・津川さんは自分の誕生日の1日前に彼女の福谷さんとドライブに出かける。その帰り道、家に送るため、差し掛かった道の角で、彼女は悲鳴を上げる。カーブミラーに白い幽霊のようなものを見たと言うのだ。だが津川さんはそれを全く信じず、よせばいいのにビデオカメラを回しながら、福谷さんの制止も無視して確認するために車を降りる。

紹介される映像は津川さんと福谷さんが車内で口論しているシーンから、2018年6月のテロップと共に始まる。

津川さんは車を降りるが、特に怪しい点はない。だが、何かの衝撃でよろけてしまった隙に、なんと自分が乗ってきた車が発進して彼を置いて行ってしまう。この短時間で助手席から運転席に福谷さんが移動した様子もない。あっけにとられる津川さんだが、財布も携帯も車の中だ。パニックになった彼はその辺を走って、福谷さんが乗っている筈の車を探し回る。こんな事態でもカメラを回し続ける津川さんだが、角を曲がって戻った時、全身が真っ白く半透明の男性が、鈍い叫び声をあげながらこちらに突進してきた。驚いた津川さんは転んでしまうが、その何かは跡形もなく消えてしまった。

津川さんによれば福谷さんは免許を持っておらず、車の運転はできない筈であった。財布も携帯もないので彼は福谷さんの自宅に徒歩で向かうが彼女はいない。仕方なく交番に駆け込んだとのことであった。2、3日後、福谷さんの自宅近くで車は見つかったが、彼女の行方は依然として知れず、未だに行方不明だという。

そしてしばらくして津川さんは思い出したことがある。数か月前に彼女と新宿で飲んだ時、路上の占いで、「25歳の誕生日の日には車に乗ってはいけない」「事故に遭って帰れなくなる」という結果が出たのだ。丁度あの映像の撮られた日はその1日前であったが、時間が遅くなり、0時を回ってしまっていたのかもしれない。津川さんは占ってもらった時、その占い師からお守りのようなものをもらっていたが、それを気に入って身に着けていたのは彼女の福谷さんであった。彼は、消えてしまったのが車に乗っていたのは自分ではなく、彼女であったことに釈然としない様子である。

感想

「僕は車運転してたんで、全然見ていなくて」って、「運転しているのにカーブミラー見てないんかーい」と突っ込みたくなりました(笑)。まあ夜なんで、車だったらヘッドライトの明かりが見えるし、無灯火の自転車だったらカーブミラーを凝視しても分かりにくいですけどね。そう考えるとああいう道、無灯火の自転車が突っ込んできたら危ないな、気をつけなくちゃ(自転車の無灯火ほんとヤメテ、怖い)。津川さんが車に置いて行かれた時の「は?…おい?…え?…ちょい待てよ!」というセリフが、コントみたいで笑ってしまいました。

因みにこのエピソードを見て、思い出したことがあります。明日(2021年9月5日)は「稲川淳二の怪談ナイト」大宮公演の日ではないですか!。チケットを取ってたんですよ、プライベートで色々あって夫婦そろってすっかり忘れておりました。あっぶねぇ(笑)。

なんで思い出したのかというと、稲川さんの公演で定番の「カーブミラーの心霊写真」があるからです(稲川淳二、カーブミラーでググってみてください)。半年も前から手配していたチケットを無駄にしないで済んだ、「ありがとう!そして、ありがとう!『XXX』!」。

閑話休題(2度目w)、まずこの場所は「0時」のあの道ですね。今回はわざとらしく関連を示唆するシーンがなくて良かったと思います。ついでに津川さんが出くわした道の角も、星川さんが出くわした場所と同じですね(あっちは左右反転していましたが)。こっちに勢いよく迫ってくる系なのに、不思議とそんなにびっくりしませんでした。何故でしょうか。カーブミラーから稲川淳二を思い出してしまったせいか、なんかこの顔、稲川さんに見えてきてしまったんですよ(笑)。ちょっと似てません?いや似てないか。評価に「たぶん」が付いているのはこのせいです(笑)。

福谷さんに車を出せ出せ言われているのに一向にそれに応じず、むしろ小馬鹿にして言うことを聞かない津川さんにちょっとイラッときました。いや信じられなくともとりあえず彼女の希望を聞いてやれよ、嫌なものは嫌なんだからさ、と思いました。ところでお守りを持っていたのは福谷さんなのに、彼女が消えてしまったのにはどんな意味があるのですかね。

  1. そもそもそれはお守りではなく、あっちの世界に連れていかれるアイテム。占い師は獲物を狙っており、福谷さんが代わりにあっちに連れていかれた。
  2. 実はそのお守りは有効。いまこちらにいる津川さんが、お守りを持っていないために、こっちから帰ってこれなくなってしまった。つまりあっちでは津川さんが失踪している。

どっちなんでしょうかね。どちらにせよ、道の角に出てくる白いやつはいったい何なのだ、と言う訳の分からなさには変わりありませんが。

因みに、あの「尋ね人」の女性が、福谷さんに似ている気がするのは気のせいですかね。

82 死人合わせ(少し怖い)

概要

福井にある実家に帰省した際に、今は亡き祖父の部屋の整理を母に頼まれた投稿者の女性、井上さん。祖父のタンスの中から1枚の古ぼけたモノクロ写真を見つける。その写真に写っていた人物は彼女の知らない女性であったが、奇妙な点を発見してしまう。その女性の着物の襟のあわせが左前、所謂「死人合わせ」であったのだ。紹介された写真では確かに女性の和服は左前である。また、この女性の顔の向かって右の辺りに擦ったような傷があり、顔の右半分が判りにくくなっている。

だがその時はさほど気にせず、写真を元の場所にしまったそうだが、それからというもの、東京の自分の部屋でおかしなことが起こるようになった。

それは玄関のインターホンが鳴って玄関を開けても、そこには誰もいないという現象であった。あまりに頻発するので、業を煮やした井上さんは、防犯の見地から玄関付近の外廊下に監視カメラを設置、さらにドアホンに供えられた機能で録画することにした。するとそこには信じられない現象が記録されたということで、まず廊下に設置された監視カメラの映像が紹介される。

2018年8月というテロップで映像は始まる。

玄関のチャイムが何度か鳴るが、監視カメラには誰も写っていない。投稿者が玄関から姿を現し、部屋の周りを探る。何もないので部屋に戻る投稿者だが、大きく開かれた玄関ドアが廊下の様子を遮ってしまう。部屋に戻った井上さんがドアを閉め、遮られた外廊下の様子が再び見えるようになるが、そこには、今部屋に入った筈の井上さんが少しうなだれた様子で立ちすくんでいた。ノイズが走り、映像は切れてしまう。

井上さんはこの時、部屋の床に沢山の黒い足跡があるのを発見してしまい、何故か気絶してしまったという。そして同時刻のドアホンの記録映像には、さらに不気味なもの写っていたそうである。怖くなった井上さんはあの写真の人物が何者なのかを両親に尋ねると、彼女の家で先々代まで入信していた宗教の教祖ではないかとのことであった。その宗教は不死の魂を得るという教義で活動をしていたが、2~30年程前に廃れてしまい、もう存在していないそうだ。

このインタビューの後、井上さんから両親が事故で亡くなったとの知らせを受け、それ以来彼女とは連絡が取れなくなってしまった。

ここでドアホンの映像が以下の警告テロップ(改行等修正)と10秒のカウントダウンの後、紹介される。

これよりドアホンの映像をお見せします。何らかの霊障を引き起こす危険性もあるため、くれぐれも自己責任でご鑑賞ください。

インターホンに応える井上さんの声。だが玄関の前には誰もいない。突然画面にノイズが走り、黒い触手のようなものが蠢いているように見えるが、映像がボケていてはっきりと判らない。映像は玄関先の風景と、黒く蠢くものとで交互に切り替わり、背後には何やらうめき声のような不気味な声も聞こえる。映像のノイズが止み、ハッキリとしたかと思うとあの写真の女が玄関前に立っている。着ている着物はやはり左前だが、顔はカメラから見切れてしまい、表情は伺い知れない。ノイズと共に玄関先の風景に戻り、井上さんが出てくる。外の様子を見に行った彼女がカメラの視界から消えると、目が真っ黒の先程の女らしき顔がこちらを覗き込んで消える。井上さんが部屋に戻り、小さな悲鳴と共に倒れ込む音がする。女の笑い声で映像は終わる。

感想

福井と言えば、「ヒンナ神」の舞台は富山。「コマ落ち」でも北陸地方に出かけて「兼六園」が出てくるし、「XXX」は北陸地方に縁がありますね。因みに今回のアイキャッチ画像は北陸鉄道、金沢駅に佇む8000系です。何の因果かこれは「歩く自殺者」の舞台、井の頭線を走っていた元京王3000系なのです。どうでもいいですね。失礼しました。

さて、映像の冒頭でズラッといくつも並んだガスメーターが、一瞬人の顔に見えてドキッとしました(笑)。

写真とドアホンの女性は、「0時」の手招きしていた女と同一人物に見えますね。写真ではモノクロでしたが、ドアホンの場合はうっすらと色が付いていて、帯が赤っぽい感じがします。これは「0時」の女の着物とやはり同じですね。

新興宗教、掲示板に貼ってあった「0チャンネルへの招待」のチラシ、写真の向かって右の顔が傷だらけであることから「0チャンネルの幻想」と「形代(かたしろ)」の袋を被った女性を連想させます。

落ち着いてみればそんなに怖くもない、悪く言えばありがちで控えめな映像ですが、雰囲気は悪くなく、良く出来たものに仕上がっていると思います。それでも井上さんがカメラから消えた後、覗き込んだ女の顔には少しだけびっくりしました。

感想まとめ

全ての映像の冒頭で、毎回年月のテロップが出るのですが、何か意味があるのでしょうか。

2018年4月 歩く自殺者
2018年4月 0時
2018年5月 尋ね人
2018年5月 上階の住人
2018年6月 占い師の予言
2018年8月 死人合わせ

2018年の4月から8月まで、関連のありそうな投稿が集中したってことだけですかね。よくわかりません。

この巻の感想ですが、それぞれの関連性が絡まって興味深く、それがわざとらしくなくてさりげないこと、恐怖映像が2段構えで飽きさせないことから、結構面白かったと思います。「歩く自殺者」だけ関連性が分からないのですが、何か伏線が隠れていますでしょうか。

この「XXX」ですが、この先最後の方であっと驚く伏線回収があって、すべての事象が繋がった壮大な物語で大団円を迎える……なんてことはないか(それ心霊玉手匣やんw)。

コメント

  1. みっつ より:

    最初のエピソード、10巻のコメントで触れた、ブログの更新が(霊障で?)ぱったり止んだ筆者の人が、3:00ぐらいの所で映る女子高生の顔をスタッフが見逃してる!と騒いでいましたが
    この人、いつも作り物前提であれこれチャチャ入れてるくせに、わざわざ仕込んであるものを「見逃してる」もないもんだ、と思いました。
    (こちらのレビュー中でも触れられてないので念のため触れときます)

    掲示板に貼られた0チャンネルへの招待のチラシはよく気づきましたね(というか、11巻でちらっと写ったあのチラシをよく憶えてましたね)。となると0チャンネルのゼロは0時のことなのかな。
    エピソード『0時』の事象の車も、『占い師の予言』で去って行った投稿者の車が時空を超えて現れた、ということなんですかね。

    稲川淳二イベント行ってらっしゃい

    • itton より:

      >3:00ぐらいの所で映る女子高生の顔をスタッフが見逃してる!と騒いでいましたが…

      本当だぁ!
      電車の形式番号を特定するのに夢中で気が付きませんでした(笑)。

      >0チャンネルへの招待のチラシはよく気づきましたね

      あんなに判りやすい顔は見逃すのに…ねえ。
      あのチラシはなんか印象深かったんですよ。

    • itton より:

      >稲川淳二イベント行ってらっしゃい

      行ってまいります。

      先程車のキーが回らなくなって焦りました(笑)。
      ハンドルロックがかかってしまっただけなんですけどね。
      これは何かの警告か(笑)。
      無事に帰ってこれるといいんですが。

      ……電車で行きます(笑)。

    • itton より:

      みっつさん

      差し支えなければ、その更新が霊障でぱったり止んでしまったブログを教えていただけませんか?

      ちょっと見てみたいです。

      • みっつ より:

        >無事に帰ってこれるといいんですが
        無事に帰ってこられてたらいいんですが…

        ブログの件、あくまで「霊障で止んだ」とは断言できませんがw
        けれど5年半もの間、毎日にように盛んに更新され続けていたものが、なんらかの作用で突然全く更新できなくなったのであれば
        それは霊障によるものと言えるのかもしれません(「なんとなく書く気がしなくなった」というのも含めて)。
        というか、最後の記事の最後の一文で呪われてしまったのでは?とも思いました(怖っ)
        見たら呪われるかもしれません(ウソ)。。
        https://ameblo.jp/mym-h542/entry-12639317284.html

        • itton より:

          無事に戻りました(笑)。

          で、ブログ読ませていただきました。ちょっと嫌味っぽいですね。
          それにしても、「心待ちにしてたんかーい」(笑)。

          このブログ、別の記事を何回か見たことあるんですけど、あんまり検索に引っ掛からないんで判らなかったんですよ。アメブロってあんまり検索上位に上がってこないのかな。

          僕が読んだ記事ではここまで嫌味っぽくはなかったと思うのですが、印象に残らなかったせいか覚えていません。

          確かに2019年以降ぱったりと更新していませんね。

          とにかく情報ありがとうございます。

  2. ケンケン より:

    最初の歩く自殺者に出てきた女子高生のリュックに占い師の予言でいなくなった彼女がつけていたキーホルダーがついていた気がしました。女子高生が投稿者のカメラを手で止める少し前に映っています。

    • itton より:

      ケンケンさん今晩は。

      >キーホルダーがついていた…

      ほんとうだ…

      まさか一番最初の映像に、最後から2番目の事象のアイテムを仕込んでくるとは。
      いやあ、よく気が付きましたね。

      情報ありがとうございます。

      • ハコ より:

        他の方のコメントで女子高生の顔とキーホルダーは初めて知りました。
        ここに来てらっしゃる方すごい…
        最後の死人合わせはこの巻だと繋がりが強いと感じる話は0時ぐらいですが次巻は結構関係ありそうな話が複数ありそっちのほうが繋がりが強い気がします。
        一応全部0チャンネル繋がりっぽいので(キーホルダーで最初のエピも関係あるっぽいのは今知りましたが)死人合わせで出てくる宗教団体とは0チャンネルのことなのかな?と妄想してます。

        • itton より:

          ハコさん今晩は

          >ここに来てらっしゃる方すごい…

          本当にすごいですよね。様々な情報提供ありがたく思っております。

          >一応全部0チャンネル繋がりっぽいので

          そんな感じしますね。次巻に期待です。

  3. OMEGA より:

    おはようございます。
    13巻改めて観ましたが、0チャンネルのチラシはよく気付かれたと称賛します。

    個人的には美女(「尋ね人」の投稿者、「上階の住人」の彼女、「死人合わせ」の写真の女性)が多く登場するのも本巻のポイントだと思います(笑)

    • itton より:

      OMEGAさまこんばんは

      >よく気付かれたと…

      たまたまです。あのチラシは印象に残っていたので。

      >美女が多く登場する本巻のポイント…

      美女率高くなってきましたね。私は「歩く自殺者」の彼女も嫌いじゃないです(笑)。あと、あの女子高生も

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