はじめに
「Not Found 16 ~ネットから削除された禁断動画~」のレビューです。前作よりは心霊ネタが少なくなって通常運行に戻りましたね。
Youtubeにこの「Not Found 16 ~ネットから削除された禁断動画~」の予告映像がアップされているのですが、内容が「Not Found 15」ですねこれ。どうなってんの?
ちょっと古い作品なので今更なのですが、一応それぞれネタバレ注意でございます。
ボールとって(痛そう)
概要
河原でサッカーボールを蹴って遊んでいた若者2人。なんか杭みたいなものを見つけたので、遅刻しているもう1人に悪戯を仕掛けようと、彼らは杭でボールを地面に固定する。後から来たもう1人が、それと知らずにそのボールを思い切り蹴ったら、足に大けがをしてしまった。
感想
どこをどうしたらそんな大惨事になるのかわかりませんが、ふくらはぎが真っ赤でどうやらひどい裂傷を負ってしまったようです。とても痛々しいのですが、取り敢えずぼかしがかかっているのでご安心を。でも衝撃映像には変わりありません。
復讐デート(酷い当てつけ)
概要
投稿者の男性が告白はしたものの、好きな人がいると断られた。そんな彼女から遊園地デートの誘いが来る。食事をしているときにも撮影を執拗に求める彼女に違和感を覚えるも、投稿者はデートを満喫した。だが帰り道では彼女は浮かない様子。突然カメラの前で彼にキスすると、ほかの男への別れの言葉を呟き。道に飛び出して車に轢かれてしまった。
感想
別れた男への当てつけだけではなく、自分に好意を寄せてくれた男性の前で自殺するとか、ひどい当てつけですね。てかこんなものが当てつけになるのかどうか。投稿者ちょっとかわいそうですが、キスしたのは投稿者へのささやかなお礼なのか、彼氏への更なる当てつけなのか。
ちなみに車に轢かれるシーンは「そうはならんやろ」って感じでリアリティに欠けます。普通は吹っ飛ばされるし、あんなにきれいに横たわった感じにならないと思います。たぶん手足はあらぬ方向に折れ曲がり、スカートはまくれあがってパンツまる見えになるでしょう。つまりきれいに死ぬことなどできないということです。
投稿者にキスする直前、雷なのか空が一瞬光ったのがちょっと印象的でした。
更新され続けるブログ(それだけ?)
概要
情報提供者の女性によると、死んだ娘のブログが更新され続けているという。すると取材に訪れたスタッフの前に夫が帰ってくる。だが夫によると夫婦には娘はおろか子供もいないという。夫によればこのアパートに越してきてから妻の虚言が始まったそうだ。その後夫婦はこのアパートから引っ越したそうだ。
感想
「それだけ?」と声に出ました。
因みに状況にもよりますが、予約投稿とかできると思うので、故人のブログが更新されてもそんなに不思議じゃない気はします。
金縛り 前編(取材のみ怖くない)
概要
金縛りに悩んでいる篠原涼子似の女性、川村さんからの相談。だが、後から来た恋人の男性、三島さんはそんな事実はないと不快感を示した。彼によると彼女が寝ている様子を撮影したが何もなかったという。この男性からその映像を提供してもらうが、寝ている彼女には何の異常もなかった。調査は打ち切りになったが、その後川村さんが自殺未遂を犯し、入院したとの連絡が入る。
感想
取材のみです。
三島さんの怒り方がちょっと唐突なので、怪しさは感じます。
小さいおじさん(どうしたぁ杉本ぉ)
概要
UMA好きの杉本が「小さいおじさん」のネタを持ち込む。だが、UMAの類に全く興味のない古賀はあきれ返って投げやりな態度。取材した結果、目撃した女性は一旦それを撮影したが削除してしまったと言う。そのパソコンを預かり、データの復旧を試みることになる。
感想
ちょっとした杉本回です。杉本と古賀氏のやり取りを楽しむ回ですね。
古賀氏の「小さいおじさんなら見たことがあるよ」が、家の向かいの製麺所のおじさんの背が低いという答えだったのにはお茶を吹きそうになりました。
てかデータの復旧に成功してからエピソードにしろよ、と思いました。
この前亡くなった渡辺徹さんが、旅館で小さいお侍さんが桃だかリンゴだかを齧って去っていったみたいな話をしていたことを思い出しました。ググったらこの話は郁恵ちゃんの話で、齧ったのは苺だったようです。因みに徹さんも、上半身裸で尻尾が生えた小さいおじさんが走って逃げていくのを見たそうです。
最恐心霊スポット突撃シリーズ -第6弾-(散歩)
概要
最恐心霊スポットシリーズで青山墓地をおさえておこうということになった。
何もなかった。
感想
取り敢えず「行っとくか」みたいな感じで、ただの散歩です。
制裁してみた(制裁されたのは自分)
概要
喫茶店で女性店員に馬鹿にされたとかで、店を上がったその女を尾行、制裁を加えると称してナイフを突きつける頭のおかしい男。埠頭までおびき出し〇すぞ、と脅すが女性のスマホを壊した際にその割れたガラスで手を傷つけ泣いて去っていく。
感想
女性店員に無視されて注文を受けてもらえなかった、というのにはほんのちょっと共感することもありますが、むかついたとしてもそんなに恨みつらみをこじらせるこの男は異常です。最後はちょっと手を切っただけで泣きながら去っていくんですからアホにも程があります。
この男の言動がどこまで本当なのか、ただの被害妄想かもしれないので、この女性店員の恐怖はいかほどかと思うと、そっちのほうが気の毒です。
ところでこんなかっこ悪い映像、どのように流出したのでしょうか。
金縛り 後編(少し怖い)
概要
杉本は三島さんから提供してもらった映像に欠落部分があり、意図的に編集してある形跡を見つけた。川村さんの手に痣があることから、杉本は三島さんによるDVを疑い、彼をストレートに追求する。すると彼はバツが悪い態度を見せたのち、「これを見ればわかる」と別の映像を提供した。
そこにはノイズとともに、金縛りで苦しむ川村さんを見下ろすように覗き込む、謎の男が写り込んでいた。これからも調査を続けるというナレーションでエピソードは終わる。
感想
三島さんはどうしてこの映像の現象を隠そうとしたのでしょうか。心霊現象を認めたくなかったのか、それとも彼女をおもんばかって大事(おおごと)にしたくなかったのでしょうか。それとも…。
気味の悪いノイズ音と相まって意外と怖かった映像です。
感想まとめ
全体的にエピソードが浅く、投げやりな印象を受けました。このシリーズ、リリースの間隔が短い気がします。微妙なエピソードでもガンガン詰め込んで巻数を稼いでいるような感じがしてきました。
杉本と古賀氏の茶番劇は面白いんですけどね。
それでは。
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