フェイクドキュメンタリーQ AM02:11 FEB 04 2012 – Sanctuary(ネタバレあり）

はじめに

「フェイクドキュメンタリーQ」8本目の「AM02:11 FEB 04 2012（Sanctuary）」を視聴しました。エピソードの長さは7分ちょっとですが、とても臨場感のあるエピソードです。

概要

2012年2月4日午前2:11からのカウントで始まるホームビデオ映像。映像を撮影している男性Aが暗闇の中、息を切らして車に乗り込むところから映像は始まる。ヘッドライトが点灯し、周りが山深いところであることが判る。すると前方からもう一人の男性Bが走り寄ってくる。この男性もかなり慌てた様子。

B：「お前一人で逃げようとしたろ！」
A：「違う電波！電波のあるところで警察を呼ぶ！」
B：「おい黒田がまだだぞ！」
A：「警察にまず連絡だって…」

全ての音声は異常に歪みまくって聞き取りにくい。車が転回できないため狭い山道をバックで進まざるを得ない彼らにとって、どうにももどかしい時間が過ぎる。

しばらく経って車は何かに乗り上げ、激しい動揺が走る…

感想（ネタバレ）

今回もYoutube上の動画タイトルと、タイトルコールのタイトルが異なります。テロップで表示されるタイトルは「光の聖域」で、しかもエピソード終了時にしか表示されません。ちょっとだけ今までとはパターンが異なりますね。ネット上では「光の聖域」のサブタイほうが通りが良いようです。

それにしても非常に緊迫感のあるエピソードですね。男性A、Bともにかなり焦っており、恐怖に怯え、何かから逃げようとしている感じです。会話が聞き取りにくいほど歪んだ音声、うるさいくらいの車のエンジン音で緊迫感や臨場感がさらに増幅されます。どうやら彼らは肝試しか何かで、何か恐ろしい光景を目撃してしまったと思われます。しかも「警察を呼ぶ」「見られたかな？」とまで言っています。いったい何が起こったのでしょうか。

そして狭くて暗い山道をバックする車は何かに乗り上げてしまいます。「今のは何だ？」と車を停め、A（たぶん）が様子を見に行くと、それは人でした。慌ててた上にバックだったせいか道に横たわるその男性を見逃したのでしょうか。これが唯一名前が判明している黒田さんだったのかどうか、エピソード内では言及されませんが、Aはとにかく「警察や救急に連絡できるとこまで行く！」とそのままバックを続けます。

そして突然奴らが現れます。動画のサムネにあるような白い防護服のようなものを着て、さらに白い仮面をつけた不気味な集団が後ろに待ち構えていたのです。前を向いて固定されているカメラの視界からは横で待ってたこいつらがわらわら出てくるのでなかなか不気味。AさんBさん、バックするとき後ろ見てなかったんですかね。気が付きそうなものですが。

で当然ながらパニック。大声を上げますが抵抗も空しくあっさりと拉致されてしまったようです。そしてそいつらの親玉らしき一人が車に乗り込み前進させてしまいます。前方にはさっき道に横たわっていた男性が、白装束メンバーの一人にずるずると引きずられていくのも見えます。そしてその先には同じような恰好をしたやつらが大勢待っていました。

宇宙人なのか、何かの宗教団体なのか、あるいはこの世ならざるものたちなのか、何もかも謎です。

さらに車が前進するあたりから変な声が聞こえます。それはだんだん大きくなるのですが、これが車を運転している白装束軍団の一人の声なのか、外から聞こえてくるのか、映像に入り込んだのか、車のラジオから聞こえてくるのか、わからないのですが、ある4ケタの数字を叫んでいるようです。

「8673」「8673」「8673！」「8673！」…

いや～こえええぇ（笑）。

数字4桁連呼ってのは、「深夜の不気味な留守番電話」を思い出しますが、あっちは「6451」でした。

うん、わけが分からないよ（笑）。

ところでこの連呼する「8643」ですが、非常に聞きずらいです。普通に聞いたら「はちろくななぽ！」としか聞こえません。そこでYoutubeの字幕をオンにすると、なんて言っているかが判ります。これはコメント欄でSakiさんに教えていただきました。Sakiさんありがとうございます。

字幕には英語版も用意されており、その訳と比較もできるそうですが、余裕が無くてまだ試していません。

今回も説明不足で肝心なところは何もわからないのですが、そんな感じも余韻があり、いろいろと想像できて怖いですね。今までの中では一番怖いかもしれません。

英語サブタイトルの「Sanctuary（サンクチュアリ）」は「聖域」と言う意味ですが、逃げ込めば法律の力が及ばない、中世の教会などの神聖な場所を指す場合もあるようです。Aさん達は何かの禁忌に触れてしまったのかもしれません。

それでは。