TXQ FICTION イシナガキクエを探しています(4)

TV番組

はじめに

TXQ FICTION」「イシナガキクエを探しています(4)」を視聴しました。TV放送は(3)で放送は終了しましたが、「TVer」で(4)の配信が開始されました。

概要

冒頭でフィクションであることが示された後、(1)~(3)までのダイジェストが紹介される。

そして今回は、前回米原さんが連絡先としてTVに呼びかけた住所に住む稲垣さんから、母親の乙(おと)さんの遺品である、古い8mmフィルムやビデオテープが送られてくる。

そこには衝撃的な映像が残されていた…。

そして上田怜歩那さんがビデオカメラと映像を発見した池の近くの廃屋が、心霊YouTuber「キラフ」さんが侵入した廃屋と同じであることが判明し、番組スタッフがそこを訪れた際に、あるものを発見するのだが…。

感想

今までの番組構成からは伺い知れない様々な事象が、今回は比較的判りやすく、事態の全貌が大まかにですが、垣間見えるものになっています。

乙さんの遺品の映像

まず乙さんの遺品の映像。まあ、見ればわかるのですが、あの池の中にあったものが何であったかが、判明しました。これはあれですよね、ご〇体でしたわ。僕はとっくに朽ちてしまう筈だから違うんじゃね、人の形を模した像かなにかじゃね?と思ってたんですが、大ハズレでした(笑)。

そして奇怪なことに、その胸の部分に取り付けられた額は被害者?の写真でした。そこにはあのナンバリングまで描かれていましたね。よく見ると17番って判ります。最初見たときは気が付かなかった。写真そのものも同じなんですね。それだけではなく、遺棄した池と上田さんが拾った映像の池までも一致していました。そしてこの家と「キラフ」さん侵入した空き家、どちらも米原さんの家の近くでした。

つまり35体もの〇体を処理し、ナンバリングしたのか。映像には米原さんと、稲垣乙さんらしき人物も写っていました。処理方法は水に沈めるだけではなく、山にも埋めていたようです。

でも何のためにこの光景を記録する必要があったのでしょうか。また、「代理人」とはいったい何を意味するのか、まさか「イシナガキクエ」の代理となるもの?

そしてご遺体は様々なツテから入手したものなのか、それとも……まさか…ころ…。

「キラフ」さんの映像の空き家

番組スタッフは、この「キラフ」さんの空き家に追加取材に行きます。ですが彼が発見したあの写真の束は跡形もありません。何者かが持ち出したのでしょうか。

そしてスタッフが登記簿を調べたところ、この空き家の所有者が米原さんであることも判りました。さらにあの写真群のナンバリングがされていない写真が、奇妙なものであったことが示されます。

それは目隠しをされ、拘束された女性が口から白い煙のようなものを吐きだしているもの。丁度エクトプラズムのようなものが口から立ち上っている写真だったのです。しかもこの写真だけは女性の姿ぼけたりブレたりしておらず、はっきりと写っています。これは何を意味するのでしょうか。

稲垣乙さんの遺品には、米原さんからの手紙もありました。そこにはこのように書かれていました。

○○○をご存じでしょうか。稲垣様がもし無理であれば今回はそちらに処理を頼もうと思っていますが、信用できるかわかりません。 –ぼかした伏字– 稲垣様の見解をお聞きしたいです。

何でしょうこれは。番組では池の中に処理済みの遺体を探していた男たち、そして、米原さん亡きあと家探しをしている集団の映像がインサートされ、○○○が彼らであるかのように示されます。

そして「セラフ」さんの映像には続きがありました。この廃屋に侵入したとき彼は、少し離れた場所に炎が上がっているのを目撃してカメラに収めていたのです。そう、遠くに上がる炎は、燃えている米原さんだったのです。

スタッフはこの廃屋に奇妙な離れを発見します。窓にお札がべたべたと貼られたその部屋の隅には、骨壺のような陶器の入れ物が割れて落ちていました。そこに遺骨のような白い灰にまみれて1枚の写真が見つかります。そこには若い頃の米原さんと女性が写っていました。米原さんの手には小型カメラがあり、三面鏡に向かって自撮りをしたのでしょう。仲睦まじい様子から彼らが愛し合っていたことが伺えます。

ここでブッツリと番組は終わってしまいます。

結局どういうことだってばよ

まずは勘違いが判明。電話オペレーターやコメンテイターが消え、「特別公開捜索番組」の体裁がなくなったのは番組側が「やべえ」と思ったのではなく、「イシナガキクエ」さんが亡くなっていると確信したからでした。

米原さんと「いしながきくえ」さんはかつて愛し合ってた。でも彼女は米原さんを残し、若くして亡くなってしまう。米原さんは彼女を復活させるための儀式でも行ったのでしょうか。それはともかく、彼女は「イシナガキクエ」という怨霊になってしまったのかもしれません。

それはその辺をふわふわ浮いているわけではなく、人のから人へと渡り歩くものであり、一見別人でも中身は怨霊「イシナガキクエ」。これを見分ける、というか、発見のきっかけは、縁のある米原さんがカメラで写真を撮ること。そこに浮かび上がった姿が異様に崩れていれば、その女は「イシナガキクエ」と見なされ、処理の対象になってしまうとか?

なんか嫌な連想ですが、米原さんの仏壇の写真、娘さん(あるいは息子の嫁)と思しき若い女性の遺影の写真と同じような髪型の写真が、あの不気味な写真の中にあるんですよね。

米原さんは「イシナガキクエ」を処理することに生涯をささげる。彼女を封印するには乙さんのような霊能者が必要だったが、高齢になった彼女の代わりとして、新たにある宗教組織○○○に封印を依頼することになった。

と、ここまで妄想してみましたが、やっぱり細かいところはよく判りませんね。○○○に処理を依頼する前にも多数の人間が関わっているようですし、人知れず処理しているかと思えばTVには出演しているし。

彼が言っていた「見つからない方が良い」と言う言葉は「イシナガキクエ」を発見してしまえば、また人を〇さなければならない、という事なのでしょうね。なら探さなければ良いじゃん、と思ってしまいます。

米原さんの最後はやはり自〇なのでしょうかね。たくさん人を〇めてしまった贖罪なのでしょうか。

また、ナンバリング外のエクトプラズムを出す女性の写真もよく判りません。新たな「イシナガキクエ」誕生の瞬間なのか、でもはっきり写っているし。

考察が難しいですね。もちっと頭が良ければ、鋭い考察もできるのでしょうが、短時間では僕にはちょっと無理。でも楽しめました。

結構面白かったです。特にこの最終話で印象が変わりました。最後2人の幸せそうな写真でブツっと終わってしまうのも余韻があって良いです。

では。

TVerでの配信は5月31日までなので、興味のある方はお早めに

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