TXQ FICTION イシナガキクエを探しています(3)

TV番組

はじめに

TXQ FICTION」「イシナガキクエを探しています(3)」を視聴しました。ちょっと様相が変わってしまったというか、謎がますます深まって行きます。

概要

冒頭でフィクションであることが示され、心霊YouTuber「キラフ」さんの写真の1枚が、米原さんの写真のそれと同一人物の可能性が高いということ、上田怜歩那さんからの映像については、まだ何も判らないことが示される。

そして「特別公開捜索番組」の体裁はなくなり、今回の放送ではスタジオセットは流用しているものの、コメンテイターや電話オペレーターはおらず、司会者のみで、番組は始まる。

今回は、例の米原さんが過去に人探しの別の番組に、視聴者として出演していた映像が匿名で寄せられ、これの解析から調査は意外な展開を見せるのだが…。

最後に地方で発生したある事件のニュース映像と、意味深なテロップでテロップで番組は終わる。

感想

なんというか、はっきりとしたことは何もわからないまま、意味深な終わり方をします。まあ、わかっていましたけど。

米原さん出演の過去の番組

まず新映像。なんと過去に米原さんは人探しの別の番組に出演していました。1987年に生で放送されたこの番組は、連絡先不明の人物を探してもらい、見つかったらスタジオにその人に来てもらい会うことができるというもの。昔ありましたねそんな番組(「それは秘密です!!」とか「完全特捜宣言!あなたに逢いたい!」とか、最近では「嗚呼!バラ色の珍生!!」とか)。

そこに若いころの米原さんが登場します。米原さん役の人は本当はこのくらいの歳で、前々回では老けたメイクをしていたのか。またはその逆なのか。どちらにしてもすごいな、現代のメイク技術。

その番組で探してもらうのはもちろん「イシナガキクエ」。当然ご対面は叶わず、「ふぁんふぁんふぁぁ~ん」というSEで、残念でしたという流れで番組は終了になるはずだったのですが…。

米原さんのご乱心

その後米原さんは司会者に詰め寄り、司会者2人にあの写真らしきもの手渡し、何やらごちゃごちゃ話しています。何か訴えかけているようななのですが、その部分には不可解なノイズが走り、聞き取れません。

司会者たちは困った表情を浮かべ、何とかごまかして番組を終わらせようとしますが、米原さんはなんと以下の不穏な言葉を発し、客席、そしてカメラに向かって連絡先が記載されている紙を見せるように広げます。

「キクエがもうこの世にいないってことを、皆さんに確認して欲しくて…」

番組(「イシナガキクエを探しています」の方ね)では、ノイズで聞き取れなかった米原さんの発言を解析したところ、もっと不穏なセリフを吐いていました。

「何体も処理しているんです」
「35も」
「見つからないのが一番いいんですけど」

「体」ってなんだよ。あと言うに事欠いて「35」だとぉ。

連絡先の住所には…

米原さんがカメラや客席にめけて見せた紙には、住所と電話番号が記載されていたそうです。だけどその電話番号は既に使われなくなってしまっていました。書かれていた住所を番組スタッフが訪れると、そこには一人暮らしの初老の男性、稲垣さんが住んでいます。

彼によるとあの紙片の番号は、稲垣さん宅の昔の番号で、そのころ稲垣さんは母親の乙(おと)さんと住んでいたことが判ります。乙さんは当時占い師、お祓いのような仕事をしており、相談も頻繁に受けていたそうで、その時の顧客リストのは既に処分されていたものの、当時使っていた留守電のマイクロカセットテープが残されていました。そのテープを借りることに成功したスタッフは、その中から米原さんと思しきメッセージを見つけます。

そこで、彼はまた不穏な発言をしていました。

「1体見つけましたので、処置の方お願いしたくお電話しました」
「代理人の方は私で用意しますので、とにかく今回もよろしくお願いします」

今回も?
代理人?

実は米原さん、亡くなっていることは既に伝えられていましたが、彼の遺体は焼死体として発見されたことが最後のニュース映像で判ります。自殺を示唆する感じでしたが、どうなのでしょう。

また、「放送時間の関係上、一部お伝えできませんでした」とのこれまた意味深なテロップが表示されます。本当はまだ重要な何かがあるのかもしれません。

謎が深まるなぁ

ますます謎が深まり、何が何だか。

まず「イシナガキクエ」は1体じゃないんだ。しかも何人じゃなくて「体」。ん?てことは遺体?

「イシナガキクエ」を見つけたらそれは人知れず「処理」しなければならないらしい。なにか不穏なもの、不吉なもの、邪悪なもの、災いを招くものらしいです。少なくとも人じゃなさそうですね。

米原さんはあの番組に出演した時点で35も処理していた。そんなに沢山いるの~。

まてよ、35ってあの廃屋にあった写真のナンバリングも35まで振ってありましたね。米原さんは35体処理してもう終わり、と思いたかったのかな。でもまた「イシナガキクエ」を見つけてしまう。「ああ、もうナンバリングなんかしてられるか」って感じですかね。

最後に絶望して、自ら死を選んだのでしょうか。

あの池の中の遺体っぽいやつ。あれはイシナガキクエを処理した後なのか、それともイシナガキクエを発見した瞬間なのか。

というか、米原さんだけではなく、処理をする人達が他にもいそう。現に乙さんは関係していたし、池に潜った人、米原さんが亡くなった後、家に突撃した人達とか。ん?なにか組織?

SCP財団みたいな組織が「イシナガキクエ」を処理している?

もう謎だらけですね。

番組の最終回で、コメンテイターも電話オペレーターもいなくなって、スタジオがガランとしてしまうのも怖いですね。テレビ東京はこの「イシナガキクエ」というパンドラの箱を開けてしまった。やべえ、コメンテイターや電話オペレーターの身も危険だと判断した…のでしょうか(でも放送はしてしまっているなw)。

最後のテロップも意味深。「本当はもっと伝えたいことがあったんだよ」とでも言いたげです。

と言うわけで結構面白かったです。でもまあ、最初から言ってますけど、TV版「フェイクドキュメンタリーQ」ですよねこれ。私の中では既に「フェイクドキュメンタリーQ:TVスペシャル」です(笑)

今後この「TXQ FICTION」は続くのでしょうか。もし続くのなら追ってみたいと思います。

では。

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コメント

  1. モキュメンタリー より:

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