ほんとにあった!呪いのビデオ THE MOVIE2(ネタバレあり)

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ほんとにあった!呪いのビデオ The Movie 2
ほんとにあった!呪いのビデオ The Movie 2

はじめに

「ほんとにあった!呪いのビデオ THE MOVIE2」です。映画版として公開されたのは2003年10月27日だそうです。前作「THE MOVIE」が少々残念な感じだったので、今作はどうでしょうか。

前回の映画版と異なり、いつくかの映像を紹介する、通常版と似たような構成を装ってはいるものの、実は1つのエピソードを深く掘り下げるという点においては前回とさほど変わないものとなっています。

携帯電話(怖くない)

概要

携帯電話の動画機能で撮影された映像。投稿者は町田明日美さん。友達と三人で旅行にとある滝に訪れたのだが、物見台で友人3人と撮影した背後に、何やら人影が小さく写っている。当時はそこに誰もいなかったはず。

この映像を現地で確認し、気味悪がっていると、明日美さんの携帯に非通知の電話がかかってきた。それはFAXのような音の後に、男性のうめき声のようなもので、すぐに切れてしまった。うめき声は何か言葉をつぶやいているようであったが、その意味を聞き取ることはできなかったという。その後、同行した友人の一人、久保田由希さんは体調を崩し、家人にも電話を取り次いでもらえないため、連絡がつかなくなってしまった。

感想

かなり遠くにちっちゃく人影のようなものが確認できます。あまりにも小さいので、よく見つけることができたなあというレベルです。

首なし(怖くない)

概要

首が落ちているお地蔵様のある、公園の一角を肝試しする若者グループ。この公園の一角は、過去に幾つかの事件が起こっており、心霊スポットとして地元では有名な場所。その時の映像を確認したところ、人の顔のようなものが写っていた。グループの一人である女性は、映像を見た後、目の前が真っ白になってしまい、さらに体調を崩してしまった。

感想

この場所は大塚山公園道了堂跡というところで、管理をしていたおばあさんが強盗目的で殺されてしまったことや、大学教授の女子大生殺人事件で、死体が遺棄された件などは事実のようで、大変怖そうな雰囲気であることは確かです。ただ、映像は人の顔に見えなくもないですけど、ほとんどわからないので怖くはありません。

居酒屋(怖くない)

概要

居酒屋で騒ぐ若者たち。壁に人影。

感想

わからん。薄すぎる

事故(怖くない)

概要

豊田さん(投稿者)と、石橋さんは偶然、車と人との交通事故現場に出くわす。結婚式へ向かう途中であったため、豊田さんはデジカメ、石橋さんはビデオカメラを持ち合わせており、かなり遠くからではあるが、その一部始終が記録されていた。

近所の目撃者によると、近くに住むお爺さんが、何かを叫びながら車に飛び出してきたそうである。豊田さんのデジカメ映像には、特に変わった箇所はなかったが、同時に撮影した石橋さんのビデオ映像には、呻くような音声が記録されていた。何かつぶやいているようではあるが、うまく聞き取れない。

豊田さんはこの映像を、呪いのビデオ制作委員会に投稿しようと持ちかけたが、石橋さんは何か含むものがあるらしく、もう少し調べてからにしたいと語ったそうである。しばらくして、石橋さんから連絡があり、このうめき声がなんと言っているか解ったと、得意げな声で報告がなされた。しかしそれ以来、石橋さんとは連絡がつかなくなってしまった。

感想

確かになんかモゴモゴ言っていいますが、意味のある言葉には聞き取れません。僕には「うごれんとれびりぁ」としか聞こえませんでした。声自体はちょっと不気味です。

腕(すこし怖い)

概要

自分の部屋で買いたてのビデオカメラを試し撮りする女性2人。窓の暗がりに腕が2本ぶら下がるように姿を現し、すぐに消えてしまった。

この部屋の路地を挟んだ向かい側には古い家が立っていた。今はその家は解体されてしまっているが、敷地の整地と、後の建設計画は、投げ出されたように中断してしまったままであった。この家に何かがあったのだろうか。

感想

プランと浮いている両腕がはっきりと確認できます。すぐ消えてしまいますが、なかなかに不気味ではあります。向かいの建設が中断して以来手付かずになってしまっているのも、不気味さを際立たせている感があります。ただ恐怖度的にはちょっと小粒ですね。

続・事故(怖くない)

概要

豊田さんから連絡があり、石橋さんが撮影した別のビデオを発見したとの報。石橋さんが独自調査の一環で、事故で亡くなったおじいさんの遺族に、例のビデオに収められた音声を聞かせようとしていた。素人のインタビューを不審に思った家人に、そそくさと断られている様子が隠しカメラで撮影されているものであった。

スタッフはこの映像の不可思議な点を2箇所発見する。それは、遺族宅の玄関の窓ガラスに黒い影が反射して写っていたこと。もう1つは映像が終わる瞬間何か別の映像が1コマだけ記録されていた点である。

事故の映像に録音されていた音声が、なんと言っていたかが鍵であると感じたスタッフは、街頭でこの音声を不特定多数の人々に聞いてもらい、何を言っているかのインタビューを敢行する。その結果は以下のようなものであった。

  • わからない 47人
  • うなりごえ 41人
  • おみず 1人
  • うしのにくだ 1人
  • おまえら 1人
  • たすけてくれ 1人
  • こんばんなにたべようか 1人
  • げろはきそう 1人
  • ぼくはー 1人
  • こんにちは 2人
  • うしろにいくな 3人

感想

  • うごれんとれびりあ 1人w

携帯電話(怖い)

概要

「携帯電話」の問題の映像に映っていた、もう一人の友人、山城恵理さんに、夜中、自宅の階段を降りている途中で、非通知の着信があった。携帯電話からの音声は、明日美さんが聞いたという、FAX音と老人のうめき声のようなものであった。山城さんはその声を「うしろにいくな」と言っていると認識してしまい、動揺から階段を踏み外し、転落して足を捻挫してしまう。

「事故」の映像の声との関連性を疑ったスタッフは、明日美さん、恵理さんと、「事故」の投稿者豊田さんと引き合せ、その共通点を探ることにする。

その結果、電話の声と「事故」に入り込んだ声はよく似ている点、双方が撮影した日が同じであることが確認された。

ここで実は、明日美さんは当時見知らぬおじいさんに話しかけられていたことを報告する。その時刻は「事故」の映像とほぼ同時刻であった。おじいさんの言葉は支離滅裂で、意味のわからないものであった。

むこうには私の村が続いています。
食べられるにはむこうのにとうにいきますから
頭は祠にお願いします。

その後、滝での映像が撮影された。

そして、石橋さんが撮影した最後のコマ顔を全員で検証する。そこには無数の人の顔が確認できるとの全員一致の見解であった。そして、玄関窓ガラスに写った黒い人影も比較してみる。それは、同一の何かであるように見える。

スタッフはおじいさんの遺族への正式な取材を提案するが、石橋さんと恵理さんは恐怖に尻込みしてしまう。だが明日美さんだけは、「気になることがあるから」と同行を受諾する。会談が終わった後、明日美さんはさらに気になることがあると、スタッフに申し出る。それは、あの声を「うしろにいくな」と聞き取ってしまった人たちに災いが起こっているのではないか、連絡が取れなくなってしまった由希さんにも、あの電話がかかってきていたのではないか、ということであった。

明日美さんは、由希さん宅に電話に電話をかけてみるが、案の定、取り次いでくれない。すると突然電話からFAX音が鳴り響き、老人の呟く、あの声が電話越しに聞こえてくるではないか!

心配した明日美さんは、由希さん宅に直撃して、直接話せないか、説得を試みる。そこで明日美さんが、「後ろに行くなという言葉に聞き覚えないですか?」とインターフォン越しに尋ねると、今まで丁寧な応対であった由希さんの母親は、何も言わずにインターフォンを切ってしまった。その直後、由希さんと思しき激しい叫び声が、家の中から響き渡る。やはり何かあるのか?

しかしながらこれ以上の取材はできる状態ではないと判断し、スタッフと明日美さんは、由希さん宅を後にする。念のため、街頭アンケートで「うしろにいくな」と答えた人に電話で安否を確認するも、変わったことは何もなかったようである。

日を改めて、事故死した老人の遺族にインタビューを行う。

老人の息子夫婦は茂野さんといい、奥さんは、石橋さんが素人インタビューを試みたその人であった。ここで、夫婦からおじいさんの生前の写真を見せてもらう。明日美さんは、当時話しかけられたお爺さんにとてもよく似ているという。

夫婦の話によると、おじいさん(茂野雅俊さん)は、子供の頃住んでいた村の幼馴染が亡くなってしまってから、認知症が始まってしまったそうである。茂野さん夫婦に、例の映像の声と、明日美さんにかかってきた電話の声を聞いてもらう。すると、雅俊さんが生前、繰り返しうわ言のように繰り返していた言葉によく似ている気がするということであった。夫婦にもその言葉はなんと言っているか聞き取れなかったそうである。しかしながら、なんと、雅俊さん昔が住んでいた村は、かなり前に廃村になっているが、明日美さん達が旅行に訪れたあの滝の近くであることが判明する。

ここで、明日美さんは茂野さんに奇妙な質問をする。

「農業で牛を使って耕していたんですか?」

それはわからないと答える茂野さん。なぜ、明日美さんはこんな質問をしたのだろうか?

とにかく、雅俊さんが住んでいた村を調査している、アマチュア郷土史家が茂野さん宅を訪れ、その会話を録音していたことがわかり、明日美さんとともに取材に向かうことになる。

取材の道中で、映像を撮影した滝にも立ち寄る。人影が立っていたと思われる箇所に、演出捕の横田を立たせ検証するが、相当に背が高くないとあのようには映らないことがわかった。

ここで明日美さんは体調の不良を訴える。滝を訪れた頃より気分が悪くなっていったのだそうだ。また、実は由希さん宅に電話した時に、聞こえてきた、あの電話の声が、明日美さんには別の言葉で聞き取れていた、ということを改めて聞かされる。それは「うしろへいくな」ではなく、「牛の肉だ」と聞き取れたという。茂野さん宅で唐突に牛の質問をしたのは、そのためであった。

スタッフは、アサミさんとともにアマチュア郷土史家である、村井さんの話を聞くことができた。村井さんによると、インタビューを試みた時には、雅俊さんの認知症が進んでおり、まともに受け答えができる状態ではなかったと聞かされる。そのテープを聞く限り、声の主は映像や明日美さんの電話口から聞こえてきた声と同一であると思われる。さらに、明日美さんは「うしのにくだ」と聞こえるとの発言に、村井さんは怪訝な表情を浮かべ、ある写真を見せくれた。

それは、当時の村で、牛の儀式を記録した貴重な写真であったが、この村では牛にまつわる黒歴史があるという話であった。かつて、この村における飢饉のとき、飢えに苦しむ村民は、タブーを冒し、生きている人間の肉を食って生きながらえたというもので、罪悪感を和らげるためか、対象にされた人の頭に、牛の頭の皮をかぶせ、「これは(人間ではなく)牛の肉だ」といって、仲間を食したというのだ。飢饉がおさまってからも、牛の頭の骨を祀って、犠牲者を弔う儀式が村の重要な催事として続いていたという。「食ってすぐ寝ると牛になる」という話もこの村の歴史からきているという話もあるそうである。

この取材後、明日美さんの体調はますます悪化してしまい、泊まっている宿で、早々に就寝してしまった。この状況もあの声を「うしのにくだ」と聞いてしまったからだろうか。街頭インタビューで「うしのにくだ」と答えた女性に連絡してみるも、肝炎を患い入院してしまっているという。

すると、突然目を覚ました明日美さんは、夜中にもかかわらず、雅俊さんの村に行きたいと言い出す。今行かないといけない、明日では遅い、重要な何かがわかるような気がすると、しきりに訴えるので、急遽車を出してその廃村に向かうこととなる。

暗い山の中、スタッフと明日美さんは廃村を目指す。明日美さんは何者かに噛まれた痛みを訴えるも、導かれるように廃村の奥に進んで行く。スタッフはついていくしかない。立派な門構えの大きな家にたどり着くと、明日美さんは奥にどんどん進んでいく。危険を感じたスタッフは必死に明日美さんに呼びかけるも、聞く耳を持たない。奥に消えた彼女は、ひと抱えはある大きな葛篭を見つけ出し、戻ってきた。躊躇無く、葛篭の蓋を開ける明日美さん。そこにはなんと牛の頭蓋骨、そして短刀が2本入っていた。「にとう」とは「二刀」ということだったのか。

「これを祠に持っていかなければならない」

明日美さんは、牛の頭と刀を持って、村のさらに奥に向かって登っていく。その先には小さな祠が確かに存在した。ここに牛の骨と刀を供え、全員が祈りを捧げる。明日美さんは、我に返ったように落ち着きを取り戻し、呼ばれている感じは無くなったとのことで、体調も回復したようだ。スタッフ達は安堵の表情で廃村を後にする。

後日、明日美さんからメールが届く。一時電話に出られないどころか、家の中で奇声を発するほど、人事不省に陥っていた由希さんが回復し。退院できたとの知らせであった。そのメールには、すっかり元気になった由希さんと明日美さんがはしゃいでいる光景の映像が添付されていた。呪いが解けて、もとどおりにに回復した姿は、スタッフにとって心が安らぐ思いだった

だが、凍りつく、演出捕、横田と栗林の表情。彼女達の背後の磨りガラスに存在する黒い影。そしてまた、あの老人の呟く言葉が聞こえてくる。今度はなんと言っているのだろうか?

その言葉の意味が分かったあなたにも…

感想

石橋さんの最後の一コマ映像は、なんとなく祠の映像に見える気がします。後から解ってゾッとする感じが良いです。

明日美さんが由希さん宅に電話をかけた際、FAX音が流れてきたシーンはちょっと怖かったですかね。あと由希さんが叫びだすシーンも。

廃墟に向かう道中、女性スタッフの栗林氏が、終始「まずいですよねぇ」、「これまずいですよねぇ」。他のスタッフも、建物が見えるたびに、「これじゃないの?(これにしとこうよ、もうやめようよ、帰ろうよ)」って、みんな結構ビビっている雰囲気がよく出ているなあと思いました。

明日美さんが廃屋の中をずんずん進んでいくものの、横田氏は大変ふくよかでいらっしゃるので、なかなか進めない(また床踏み抜いちゃうw)中、とうとう、明日美さんに向かって「とまってぇ!」と叫ぶ姿に苦笑しました。

最後の映像は、磨りガラスの向こうにうっすらとうかぶ人影が確かに確認できますが、ちょっとぼんやりしていてインパクトに欠けます。でもよくわからないけど、何がつぶやいている声には少し鳥肌が立ちました。

感想まとめ

今回は面白かった!

まるで諸星大二朗の「妖怪ハンター」じゃん。

妖怪ハンター - Wikipedia

明日美さんとスタッフが廃屋にたどり着くと、長髪でスーツ姿の男性、妖怪ハンターこと稗田礼二郎がもうそこにいるのですよ。

「ここに人が来ると思わなかったな」
「君たちが探し求めているのはこれじゃないかな」

とか言っちゃったりして。

「私もこの牛の骨と刀は見つけることはできたが、祠の位置がわからなくて途方に暮れていてね」
「聞けば明日美さんと言ったかな。あなたはあの邪神に魅入られているようだ。案内を頼めるかな」

とかなんとかw

「あれは急いで鎮めなければならない…協力を頼めるかな…」

そこから村の神話と催事についての薀蓄が語られるわけですよ、彼の口からw

「『食べてすぐ寝ると牛になる』という話を知っているだろう?」

なんちゃって

けっこう好きなんですよねこういうの。

さて、この廃村についてネットを調べてみたんですけど、残念ながら特定できませんでした。「むこう」から「向之倉集落」かとも思ったんですが。

滋賀県多賀町 向之倉(むかいのくら)集落{廃村} - 愛しきものたち
その歴史を閉じてしまった集落、向之倉は芹川右岸から山肌を縫うように登る集落への進入道路を車で5分以上も駆け上がった山肌中段に開けた台地状平地に、かって集落として存在した廃村です。集落への登りはそれほどきつくはないですが冬場は近づけません。ここへ足を延ばすのは2度目、前回は集落の鎮守、井戸神社に聳える桂の巨木を訪ねて20...

雰囲気は似ているんですけど、どうでしょうかね。近くにあの滝はないようですし。あと、「ピー音」から集落の名前は一文字か、せいぜい二文字なんですよね。「向之倉集落」ではないようですね。

結局、滝の場所もわかりませんでした。結構大きくて、特徴的な滝なんですけど。見つかりませんでしたね。てか日本に滝多すぎw
まあ、ゆるく継続して調べていきたいと思います。

あと、他のエピソードがちょっとしょぼかったですね。通常盤の形態に見せるおまけみたいなものだったのは、ちょっと残念でした。

最後に、この巻のジャケット怖すぎますw

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