ほんとにあった!呪いのビデオ24(ネタバレあり)

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はじめに

ほんとにあった!呪いのビデオ24のレビューです。けっこう有名な映像である「ダビング」が収められています。また、本呪のもう1人の顔となる伝説の演出捕、菊池宣秀氏が初登場します。

キャンプ(怖い)

概要

キャンプに訪れた大学生らしき若者たちが、お酒を飲みながら夜のテント内で楽しく過ごしている。開け放たれたテントの開口部、その上方から真っ白い子供と思しき顔顔を出している。談笑する彼らのなかに、その子供の姿に気づくものはいなかった。

感想

真っ白い子供の頭が逆さになって覗き込んでいます。テントの屋根なんか柔らかいですから、あそこに子供が乗るのは不可能。さらに背景と溶け込んでいるのか、髪の毛が認識できないので、カツラを外したマネキンのようでかなり不気味です。イメージとしては結構昔に流行った3Dキャラクターの「ダンシングベビー」、あんな感じ。あのキャラクター、私は嫌いだったんですよ。怖くて(笑)。

新婚家庭(ちょっとゾッとする)

概要

友人夫婦の懐妊のお祝いに、そのお宅を訪れる投稿者。友人を歓迎する夫婦は、ちょっとした鍋パーティーをふるまってくれた。記念にと持参したビデオカメラを回す投稿者であったが、写り込んだテレビの脇にある、仲睦まじい2人の写真を飾ったフォトプレートの写真に、不可思議な異変が起こった。ほんの数秒ではあるが、2人の写真のうち、夫の姿だけが消えているのだ。

この夫婦は後に離婚してしまったのだが、原因は夫のDVだそうである。この現象は2人の未来を暗示していたとでもいうのだろうか。

感想

怖くはありませんが、ちょっとゾッとしますね。友達思いの投稿者が困惑している様が印象的でした。

少年野球(怖くない)

概要

息子が所属する少年野球チームの試合の映像。背景の土管の中に人の顔が。

感想

遠すぎて怖くは無いです。でもこれが顔なら相当でかいですよ。そう考えるとちょっとだけ怖いかも。

ダビング(怖い)

概要

今回はレンタルビデオショップの店長、篠原さんが投稿者。自分の店の映画ビデオを借りて、自宅で観ていたところ不覚にも寝落ちしてしまう。ふと目をさますと、スタッフロールが終わり、コピー禁止の警告表示が出ているところであった。しばらくぼっと見ていると、テープの余り部分に奇妙な映像がダビングされていたという。

スタッフは投稿者への取材で、そのビデオの履歴からレンタルした人たちの情報を得る。了承の上、不正ダビングした人物を特定するという名目で、彼らにコンタクトを試みる。電話による問い合わせをするものの、ダビングした人物を特定することはできなかった。しかしながら、その中の1人、吉田さんだけが会話が成り立たず、早口でまくしたてられ、一方的に電話を切られるという不審な点が残った。

そんな折、投稿者の篠原さんが事故に遭い、入院しているとの報が入る。篠原さんの奥さんに取材を申し込むが、丁重に断られてしまう。

制作委員会スタッフは、とりあえず不審な吉田さん宅を尋ねてみることにしたが、待ち合わせ場所に演出捕大谷が来ない。急遽予定を変更し、大谷のアパートを訪ねる。篠原さんの事故の件もあるので、大谷の身にも何か起こったのでは、と心配してのことであった。しかしながら、部屋を訪ねても不在なのか反応が無い。ようやく夜になって、大谷との連絡がつく。

彼は前巻(ほんとにあった!呪いのビデオ23)のエピソード廃神社の取材で怪我を負ってしまい、さらに今回の取材でも篠原さんが事故にあったこともあって、すっかり怖気付いてしまっただけであった。話し合いの末、大谷はしばらく仕事を休むことになり、そのかわりに菊池宣秀氏が、新たな演出捕としてスタッフに加わることとなった。

児玉、岩澤、菊池の3人で、改めて吉田さん宅を訪れ、岩澤が吉田さんに取材を申し込む。あいかわらず早口をまくしたて、何を言っているかわからない吉田さんであったが、近所の公園で30分後に落ち合う約束を取り付けることに成功する。

ここで問題の映像が、以下の警告とカウントダウンの後紹介される。

警告
これからご覧いただく映像は
あなたの心身に深刻な影響を
引き起こす可能性があります。

警告
霊障を受けやすい方や
気の進まない方は
再生を止めてください。

警告
こちらでは一切の責任を負いかねます。

薄暗いロッカールームの映像。カメラが少し傾いているのか、ロッカー数台が斜めに鎮座している。2台ばかりのロッカーは扉が開け放たれているようだ。閉まっていたロッカーの扉の1つがゆっくりと、ひとりでに開いてゆく。すると、別の場所の既に開いているロッカーの扉、床に届かんばかりの低い位置から、不気味な顔がニューっと姿をあらわす。少しづつこちらを向いて、ニヤッと笑っているようにも見える。

感想

今までの本呪では、メインエピソードが前後編にわかれている場合、映像(しかも警告付き)は後編の最後に紹介されるのがほとんどだったと思うので、ちょっと意表を突かれました。この映像ですが、アングルといい、場所といい、被写体といい、全くもってわけがわからないものとなっています。それが不気味さを掻き立てて、恐怖度の高い映像になっていると思います。まっ、あんまり夜には見たくないですね。

さて、ここで大谷氏が怪異に怖気付いてプチ失踪してしまいますが、前にも見たなぁ、こんなシチュ(笑)。言い訳をする大谷氏はつい、「おかんも心配している」みたいなことを口走ってしまい、岩澤氏に「おまえ20歳だろ…なんだよ『おかん』、て」と諭されている場面にちょっと笑ってしまいました。まあスタッフも怯える程の恐怖という感じの演出なんでしょうけど。

この大谷氏と入れ替わりに、あの菊池氏が登場します。最初はメガネかけてたんですね。

洞窟(怖い)

概要

大戦中に空襲を避けるために、洞窟を掘った軍需工場跡地を見学に訪れた投稿者カップル。手彫りらしき暗い洞窟の中、ガイドの説明を聞いている。洞窟を立ち去ろうとした時にカメラが洞窟を振り向くと、工作機械が収まっていたであろうくぼみの1つに、上半身裸らしき人影を捉えていた。その人影は片手を差し伸べ、助けを求めているようにも見える。この洞窟は、突貫工事で完成させるため、全国から集めた朝鮮人を過酷な労働に当たらせていたという。

投稿には、カップルの女性がこの洞窟から帰った後、背中に引っかいたような無数の傷跡が浮き出るようになった写真が同封されていた。この傷は治ってもまた再発するそうである。

感想

上半身裸の男性と思しき姿が確認できます。顔は確認できません。撮影している投稿者の男性も、ビデオカメラ越しに気が付いたようで、「今そこに人がいた」と訴える様子が記録されています。下半身は粗末なボロ切れのようなズボンを纏っており、生々しくて怖いですね。

この洞窟は、埼玉県吉見町の吉見百穴にある中島飛行機の地下軍需工場跡ですね。残念ながら現在、点検・調査のため、地下軍需工場跡内の立ち入りはできなくなっているようです。

深夜の路上(ちょい怖)

概要

若者たちが某地方テレビ番組をまねて、ランダムに選んだ目的地にドライブする光景。とある目的地についた様子の映像に、奇怪なものが写り込んでいた。それはメンバーの1人である女性の肩に、血まみれの手が乗っているというものであった。

感想

某地方テレビ番組というのは、たぶん「水曜どうでしょう」なんだと思います(見たこと無いので推測)。で、写り込んだ手なんですが、見事に血まみれです。暗い夜道なのですが、血の赤がとても鮮烈で印象的です。あまりに赤すぎて作り物っぽい気もしますが、インパクトは抜群。ちょっと怖いです。

漫画喫茶(ちょい怖)

概要

雑居ビルにある漫画喫茶。受付カウンターにある監視カメラが、入り口近くのエレベーターまで見渡している。奥のエレベーターの扉が開き、新たな客が入ってきた。その背後、エレベーターの内に男性客の頭一つ分は身長の高い女性の姿が確認できる。男性がエレベーターを降り、店内に入ってくると、その女性の全身が姿を表す。彼女は背が高いのではなく、宙に浮いていたのだ。

この近所の公園では、自殺した若い女がいることが取材で分かった。

感想

この女でか!、っと思ったら宙に浮いてました。ふわふわ浮いているというより、ブラーンとしている様から、首吊りの状況を再現しているのでしょうか。これもちょっとだけ怖いです、

ギリシャ留学(怖い)

概要

投稿者がギリシャに留学した際の映像。いろいろ撮っているが、現地の男性が、配管のペンキを塗っているのを投稿者が手伝っているシーンで、背後の壁に大きく目を見開いた巨大な女性の姿が映り込む。

感想

巨大な女がこちらを睨みつけていて、かなり怖いです。よく見ると、片方の目だけが、さらに大きく見開いています。

続・ダビング(怖くない)

概要

近くの公園で待つスタッフであったが、約束の時間になっても吉田さんはなかなか現れない。さらに30分ほどしてようやく現れた彼に、インタビューを試みる岩澤であったが、相変わらず早口でまくしたてられ、全く異なる話をするなど、会話が成り立たない。これ以上の取材を諦めかけていた岩澤が、最後に問題の映像を見せると、吉田さんは激昂し、岩澤に暴行を加え始める。必死に止めるスタッフであったが、吉田さんは突然逃げ出してしまった。そのあとを追う、菊池。

児玉は岩澤を気遣い、しばらく休ませていると菊池から連絡が入る。吉田さんは自室に逃げ込み、明かりもつけず引きこもっているという。岩澤をファミレスに待機させ、駆けつける児玉。扉を叩いても反応が無い。埒があかないので、今回の映像に関する質問を紙に認(したた)めて、彼の部屋のドアの郵便受けに入れることにした。しばらくすると、吉田さんは丸めた紙をスタッフに放り投げてきた。その紙は、脈略がなく、意味不明の文字でびっしりと埋め尽くされていた。岩澤の待つファミレスに合流し、この文書をなんとか解読したところ、以下のようなことが推測できた。

吉田さんはバイト先の清掃会社のロッカーから、所有者不明のビデオテープを発見する。この映像を見た吉田さんは、一時的に言葉が話せなくなり、赤い人間から常時監視されるようになったという。この映像は霊界のウイルスのようなものであると感じた彼は、映画「リング」をまねて、他人に映像を見せることによって呪いが解除されると信じ、不特定多数が見るレンタルビデオテープにダビングしたらしい。

スタッフは念のため、このテープをダビングし、それぞれに持たせることにし、他の誰かに見せるかどうかは各自の判断に任せることにした。

尚、投稿者である篠原さんの容態が回復しつつあるとの連絡が入った。

感想

後半は恐怖映像はなく、吉田さんの奇行と岩澤氏への暴行シーンがハイライトとなっています(笑)。岩澤氏への暴行はぶん殴るというより、上からひっぱたくといった感じで、ちょっと笑えてしまうのですが、かなり芯にヒットしたみたいで、岩澤氏は鼻血を出してしまいます。それにしても、僕に構わず取材を続けてくれ、と言った岩澤や、独自の判断で吉田さんをダッシュで追いかけた菊池氏らの有能さが、ふがいない大谷と比べて光っていました。まあ、そういう演出なんでしょうけど。

前編で、映像を見せたのは、吉田さんの奇行っぷりが、この映像のせいであることを強調する意図からなのでしょう。でもそれがひどすぎて、笑えてしまうレベルなのが良かったんだか、悪かったんだか。ぶっちゃけ、映像よりもこの吉田さんの方が怖いわ、と思いました。

感想まとめ

「ダビング」の映像の不気味さと、その張本人である吉田さんの異常さがとても際立っている印象。でも、他の投稿映像は印象に残っていなかったものの、今回見直してこれらもなかなか恐かったな、と感じました。好きなエピソードは「洞窟」、「ギリシャ留学」ですかね。

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