ほんとにあった!呪いのビデオ30(ネタバレあり)

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ほんとにあった!呪いのビデオ30
ほんとにあった!呪いのビデオ30

はじめに

ほんとにあった!呪いのビデオ30です。かの有名な「不気味な女」の続編ともいうべき「不気味な女 後日談」が収録されています。

山スキー(怖くない)

概要

大学の山岳部が、冬山に登ってスキーやスノボを楽しむ映像。滑降したスキーの背後に首を吊ったような人影がぶら下がっている。カメラが見切れて、再びその位置に戻ってきたときにはもうその姿はない。

感想

姿を表すのはほんの一瞬、しかも少し遠いので初見ではまずわかりません。それなりに不気味で、ガチだったら当事者は怖いでしょうが、作品としてみると怖くはありません。

専門学校(怖くない)

概要

北陸地方のとある専門学校で警備のアルバイトをしていた投稿者。教室の監視カメラに、職員の後を追う女性の姿がとらえられた。この職員は後に駅でホームから転落して亡くなっているという。

感想

教室の窓越し、廊下を歩く男性の後ろに女性らしき人影がくっついて後を追う姿が映り込みます。窓の桟を越えると消えてしまうので、生身の人間でないことがわかります。よくあるパターンなので怖くはないですね。

観覧車(怖い)

概要

結婚を間近に控えた友人の二次会の映像用にと撮影された映像。遊園地の観覧車で友人を撮影しているのだが、ゴンドラが最頂部に達した頃、背後に不気味な女性の顔が浮かぶ。投稿者が気がついてしまうのだが、すぐに消えてしまう。

この映像を見た友人は、思い当たるものがあるのか、全く詳しいことは語らずに、結婚自体が取りやめになってしまう。

感想

どう見ても、後楽園遊園地、じゃなかった東京ドームシティの中心軸の無い観覧車ですね(ビッグオーでしたっけ)。夜のため映像が暗く、画質はお世辞にも良いとは言えませんが、写り込んだ女性の顔は存在感があり、なかなかに怖いものです。ただ、プライバシーに配慮してか、音声に加工が施されていて、投稿者がその顔を発見して狼狽している声がヘリウム吸ったような甲高い声なので、臨場感がイマイチなのが残念です。

それにしても取材する演出捕・岩澤氏の出で立ちが茶髪にグラサンなのにびっくりでした(笑)。

川遊び(少し怖い)

概要

よくある河原でバーベキューか何かをして遊んでいる風景。川に入って遊んでいる人物の横に仰向けに沈んでいる女の姿が…

感想

川にどっぷり使った仰向けの女がしっかり映っています。水の流れに合わせて、長い髪の毛がゆらゆらしている様はぎょっとします。ただ、ほんの一瞬なのがとても残念です。もうちょっとしっかり映っていればかなり怖いものになったと思うのですけど。

不気味な女 後日談 前編(まだ怖くない)

概要

投稿者とその友人が「ほんとにあった!呪いのビデオ25」の、あの「不気味な女」を視聴している風景。よせばいいのに部屋の明かりを消し、何か写ったら本呪に投稿しようなどと考えていたらしい、友人が「きゃー」とか言っている背後に、案の定不気味な女を彷彿とさせる人影が暗闇に映り込み、本当に「ほんとにあった!呪いのビデオ」に投稿する羽目になってしまったという…いや本当に(笑)。

制作委員会は投稿者の井上さんに早速取材すると、その映像が撮れた部屋は友人の笹川さんの部屋だという。井上さんを通して笹川さんに連絡を取ってもらい、その部屋を取材する段取りになったのだが、2人とも待ち合わせの公園に現れない。井上さんによると、急に笹川さんが合いたくないと言い出したらしい。その取材はキャンセルとなり、数週間後井上さんからコンタクトがあった。

井上さんによると、あれから笹川さんと連絡がつかなくなってしまったという。電話も繋がりにくくなり、やっと繋がってもよく聞き取れないばかりか、言動もおかしく、何を言っているかもわからない。メールをしてもなかなか返ってこないし、やっと返事が来たと思ったら意味の無い文字の羅列だったり、とうとう全く繋がらなくなってしまったという。井上さんは「あの映像のせいなんじゃ無いですか?」、「責任とってよ!」と、制作委員会をなじり出すほど怯えているようであった。

後編に続く。

感想

「責任とってよ!」と言われてもねえ(笑)。「何か写ったら本呪に投稿しよう」なんて考えるからですよ、としか言いようが無いと思いました。この段階ではまだ映像は紹介されません。

テーマパーク(怖くない)

概要

家族で楽しいテーマパーク。子供の背後になんか顔。

感想

いや、一瞬すぎる、薄すぎる。

夢遊病(怖い?)

概要

寝てる間に、部屋の物があっちにいったり、こっちにいったり。ひょっとして俺、夢遊病か?と思った投稿者が、自分の寝姿をカメラで撮影。うなされた自分が「ちさこ…」とつぶやいたと思ったら、夢遊病じゃなくてポルターガイスト現象でした。「ふぁ?!『ちさこ』って誰だよ。俺知らないぞ」っと思った投稿者が制作委員会に持ち込んだという映像。

投稿者は気になって、大家に問い合わせても特に部屋で事件も起こっていないし、霊能者にに見てもらっても特に何にもなし。「ちさこ」という名の女性にも心当たりが無いという。気味が悪いので、とにかく部屋を引き払うつもりであると彼は語った。スタッフも部屋を調べるが目立ったものは無し。

そんなことしている間に、なんとこの投稿者、数日後に脳溢血で急死してしまう。

その後、投稿者の従兄弟にあたる人物に取材することに成功する。彼によると、「ちさこ」とは投稿者の幼馴染の名前であるという。幼少期、その子と遊んでいた投稿者は、彼女と一緒に沼で溺れてしまった過去があるというでは無いか。その際、「ちさこ」ちゃんだけ亡くなってしまったというのだ。なぜか投稿者は「ちさこ」ちゃんのことを忘れてしまったというのだが、周りの人間もショックの為であろうと追求はしなかったようである。それでも彼の母親は、彼女の命日には墓前に花を手向けていたそうだが、最近は体調も悪くなり、止むを得ずそれを欠かしてしまっていたそうである。

感想

自分のことをすっかり忘れてのうのうと暮らしていたら、そりゃ逆鱗にも触れるかもしれないけれども、殺すことはないんじゃないかとも思いましたが、怨念というものは道徳や社会常識から超越したところがあるということが、垣間見えるようなお話。

映像は安手のオカルト映画のようですが、まあまあのインパクトがあります。

人形を見つめる目(少し怖い)

概要

心霊博士を名乗る変な奴から、最近の本呪はけしからん!俺が秘蔵の恐怖映像を送ってやる!、という大きなお世話の投書とともにビデオテープが送られてくる。それは東北地方のとある廃墟を探索した時の映像。この廃墟ではかつてわいせつ目的で幼女をさらい、監禁した事件があった。幸いにも幼女の命に別状はなかったが、容疑者は拘置所で自殺してしまったという。

映像には廃墟に打ち捨てられた古びた人形が写っており、それを見つめる不気味な白い人影がその人形を見つめていた。自殺をしても尚、幼女を模した人形への執着を捨てきれない、容疑者のあの世の姿とでも言うのだろうか。

感想

出ました心霊博士。この後、この心霊博士が本呪上で暴れまくることになりますが、この巻で初登場です。それにしても大きなお世話な投稿ですが、ここ数巻ちょっと恐怖度的には下降気味なのは認めざるを得ないんで、気持ちはわからなくも無いです。ただ、こんな失礼な投稿をも採用してしまう、制作委員会の度量の大きさには敬服します。

映像ですが、大口叩くだけあってまあまあの怖さはあります。ただ、今現在の感覚で見ると、写り込んだ人影がゴールデンボンバーの白い人(樽美酒研二)にしか見えないです。

不気味な女 後日談 後編(怖い)

概要

井上さんがキレてしまったため、取材の糸口がつかめずにいた制作委員会であったが、一ヶ月程経ったある日、なんと急に会いたくないとか抜かして直前に取材をドタキャンした笹川さんから連絡が入る。実は「不気味な女」が撮影されたアパートを教えて欲しいとのこと。花を供えて供養したいと、殊勝なことを言ってきたのだった。

と、いうのも、あの映像が撮影された時に奇妙な現象が起こっていたそうで、何者かに腕を掴まれた感覚が走ったのだそうだ。そしてその腕には、今もはっきりと後が残るほどであった。取材を直前で断ってきたのは、恐怖に怖気付いてしまったからで、スタッフには謝罪の気持ちを伝えてきた。井上さんと連絡が取れなかったのも、携帯が異常をきたし、まともに会話ができないからであった。修理を依頼しても異常無しで戻ってきてしまい、なんと別の機種に買い換えても同様の不調が起こるという。このようなことがあって、井上さんとは気まずくて連絡を積極的に取ることは無かったのだそうである。

実は笹川さんは以前2回も堕胎を経験しており、あの不気味な女も子供を堕ろしていることを匂わしていることから、その霊が自分と同じような境遇であることから、怪現象を呼んでしまっているのでは、と思ったそうである。彼女自身もその女にある種のシンパシーを感じて、手を合わせたいと感じたのではないだろうか。スタッフはそのアパートの場所を伝え、同行をを申し出たが、1人で供養したいとの希望を優先することにした。井上さんには事後の経緯の報告と、笹川さんからの謝罪の旨を報告したが、彼女はほとんど話さず、ただ沈黙してそれを聞いていただけだった。

ここで映像が紹介される。

明かりを落とした部屋で本呪、「不気味な女」を視聴する笹川さん。井上さんは彼女が恐れおののく姿を撮影している。背後の部屋の角に、今までは存在しなかった何か黒い物体が写っている。不審に思ったカメラが上にパンすると、それが髪の長い女性の人影だとわかる。驚いてカメラを取り落とし、部屋の明かりをつけるも、もう何もいなかった。

感想

ただでさえ怖い「不気味な女」を、部屋の電気を消して観るとは猛者ですね。正直、あの女と同じ存在なのかというと、部屋が暗くて判別がつきかねます。暗く、ディティールがイマイチなので恐怖度は少し落ちてしまうのは残念ですね。ただ、狼狽した2人の様子がとてもリアルなので、この部屋で起きた、ただならず現象への怖さはよく伝わってきます。

あと、その黒い影の顔部分がアップになるのですが、画像加工でゆっくりと明るくしていく演出が怖かったです。

感想まとめ

丁寧な取材により、メインエピソードはそれなりに楽しめはするのですが、めちゃ怖いといえるものがあまり無いのが残念。そりゃ心霊博士も怒っちゃいますよ(笑)。でもこの巻はそこそこ盛り返してきていると思いますけどね。印象に残ったのは「夢遊病」でしょうか。投稿者がいきなり死んじゃうのには驚きましたし、なんか余韻が残るエピソードでした。

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