ほんとにあった!呪いのビデオ57(ネタバレあり)

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ほんとにあった!呪いのビデオ57
ほんとにあった!呪いのビデオ57

はじめに

「ほんとにあった!呪いのビデオ57」です。夏の三部作である、「邪心」が始まります。

隙間(かなり怖いが…)

概要

投稿者はこれから海外旅行に出かける妹から、ハムスターを預かることになった。預けに来た妹と、ハムスターを部屋に放して遊んでいたところ、このハムスターがベッドの下に入り込んでしまう。デジカメでハムスターを追う投稿者。妹はなんとかハムスターをベッドの外に追いやることに成功するが、改めてベッドの下にカメラが向けると、そこには白目を向いて横たわる男の顔があった。投稿者は驚いて声を上げ、ベッドに頭をぶつける鈍い音が響く。

この部屋の家賃は相場より安く、前の住人は、外の共用スペースで刺されて亡くなっていると言う。

感想

この男の顔が若干白目気味でなかなか怖いです…というよりびっくりします。そしてあまりにも見事にはっきり写っているからでしょうか、何故かおもわず笑いがこみ上げてきます。「おいおい脅かすなよ!」って感じで、おもわず笑っちゃう…そんな感じですかね。

それにしても投稿者の驚き方がリアルで、ベッドに頭をぶつけた音がとても痛そうです。そしてその後、カメラなのか、投稿者自身なのかわかりませんが、画面がぐるぐる回り、あちこちぶつけているような感じがするので、そんなに動いてハムスターちゃんは無事だったのかと心配になります(投稿者に踏み潰されていないかと)。

シリーズ監視カメラ・からみつく(少し怖い)

概要

コインランドリーの監視カメラ。投稿者はこのランドリーの経営者で、客からのクレームから監視カメラの映像をチェックしたところ、不可解なものが写っていたと言う。

ランドリー内には女性客と思しき人物が椅子に座っている。そこに男性の客が現れ、洗濯物を取り出そうとしたとき、驚いたような仕草を見せ、その洗濯物を取り落としてしまう。そこには髪の毛のようなものが絡まっているように見える。座っている女性はその様子を一瞥することもなく、ただぼうっと座ったままで、何も反応を見せない。男性客は携帯を取り出し、クレームの電話を入れているようである。

男性がこの女性に近づき、女性がカメラから見切れると、その直後に消えてしまう。イライラした様子で部屋を行き来する男性。そして、いつのまにかこの女性が、今度は洗濯機の前に立っている姿が確認できる。男性がランドリーを出ると女性も消えてしまう。

投稿者によると、この女性が店内に入る様子は記録されていなかったそうである。

感想

客かと思っていた女性が、実は幽霊だったという、今までにない映像です。これがちょっと意外で新鮮でした。

でも、この女性が店内に入る様子は記録されていなかったそうですが、ならいつ現れたのでしょうか。すでにそこにいるということは、絶対に現れた瞬間があるはずで、その映像も紹介してもらいたいものです。

棲んでいる(少し怖い)

概要

廃墟探索が趣味の投稿者が、とある廃墟を訪れる。荒れ果てた廃墟ではあるが、そこかしこに生活の痕跡が見受けられる。カメラが姿見を写すと、投稿者を見つめる着物姿の老婆の姿が写っていた。

感想

月並みな映像ですが、そこはかとない怖さはそこそこあります。それにしてもこの投稿者のカメラワークが下手くそ(あっちこっちにカメラを振る、急にズームインズームアウト)で序盤がとても見にくく、イライラしました。

邪心 前編(ちょっとだけ怖い)

概要

結婚式で上映する、お祝いコメントを収録したところ、その映像に奇妙な現象が発生したと言う。取材班は投稿者の川上さんに話を聞く。

映像に映る2人は大学時代の友人。その1人の友人、赤木美穂さんのコメントシーンでノイズが走り、人の顔と女性の声が入り込んでしまった。そして赤木さんは、ビデオ収録の10日後くらいにベランダから転落して亡くなってしまった。警察によると自殺らしいとのことであったが、川上さんには赤木さんの自殺に、心当りがないそうである。だが、ビデオの収録以来、息苦しくて寝不足であることは聞いていたという。

取材班は赤木さんの夫、赤木誠さんの連絡先を聞き、美穂さんの亡くなる直前の様子を聞いてみようと試みる。だが、にべもなく取材を断られてしまった。それだけではなく、川上さんに「余計なことをするな」と文句が来たそうである。川上さんによると、誠さんは感情的になりやすい性格で、過去にパート先の同僚との浮気を疑って、美穂さんに手を挙げたこともあったそうである。恐怖を感じた投稿者川上さんからの要請で、一旦取材を休止することになった。

その後、川上さんの映像に現れたものと、とてもよく似た映像が投稿されてくる。それはカップルが動物園で撮影したもので、川上さんとは全く別の人物から送られてきたものであった。何か関連があるのかもしれない、と感じた取材班は投稿者、大江さんに話を聞く。

大江さんによると、映像に映る男性は新庄さんといい、当時付き合っていた彼氏とのこと。彼にカメラを向けると、映像が乱れ、女のような顔が写り込む。この映像が撮られてから、新庄さんは精神的に不安定になり、息苦しさを感じ、長い髪が喉に詰まると言った夢を見るようになってしまった。その後、彼とは連絡がつかなくなり、行方不明になってしまったというのである。

ここで大江さんの投稿映像が紹介される。

動物園で動物たちを撮影した映像。コアラの厩舎で新庄さんにカメラを向けた後、突然ブロックノイズが走り、その合間に女性のような顔が写っている。また、女性の声のようなものも収録されている。

取材班は新庄さんの交友関係から調査を進めることにした。

つづく

感想

シチュエーションは全然異なりますが、またまた「中古ビデオ」みたいな感じの映像ですね。少し不気味ですが、本呪を見続けた人には、なんということもないでしょう。

穴場(少し怖い)

概要

投稿者の男性が、恋人と共に海釣りに行った際の映像。しばらく粘っても当たりがないので、少し離れた岩場にポイントを変えることにした。その岩場は想像以上に激しい断崖であった。カメラをその崖に向けると、そこには半透明の男性がうつ伏せに倒れている。カメラのアングルが変わり、再びその位置に帰ってくると、もうそこには何もいない。

感想

半透明な人間が岩場に倒れています。岩場が茶色っぽいので、泥だらけに見えました。足が無いように見えますが、岩に隠れているようです。よく見ると、救命胴衣のようなものを着込んでいるのがリアルで(只のベストかもしれません)、少し怖いですね。

お焚き上げ(怖くない)

概要

お焚き上げの風景。炎の中に苦悶に満ちた顔が写った。

感想

久々に何が写っているのかよくわからない映像。何回か見てようやく、「これかなぁ」という感じのものを見つけました。本呪ワースト10にエントリーしたい映像です。

予兆(怖くない)

概要

タイか何処かの観光船から撮った映像。飲み物を売る、別の小船を操る男性の顔が不自然に歪んでいる。この翌日、船同士の衝突事故でスクリューに巻き込まれた男性が頭部を切断されて亡くなっているそうである。

感想

これもいまいちピンとこない。それ以前に、もともと顔にモザイクがかかっているので、歪んでいると言ってもなんだかわからないです。超逆光で顔が光に溶け込んだように見えます。

続・邪心 後編(少し怖い)

概要

取材班は新庄さんのバイト仲間の浜本さんに話を聞くことができた。浜本さんによると、新庄さんがおかしくなる直前に採用された新人バイトの村上さんに恨まれているのではないかとのことであった。村上さんは物覚えが悪く、新庄さんに度々叱責されていたのである。そんな折、知らない相手から映像が送られてきたと、新庄さんが話していたという証言であった。

取材班が村上さんに直接電話で話を聞いてみることに。当初はしらばっくれていた村上さんだが、演出補・森澤に緩急のついた適切な追求を躱すことができずに、ついに新庄さんを恨んでいたこと、とある復讐サイトに書き込みをしたことをなどを白状する。

復讐サイトとは、恨みを持つもの同士でディスカッションしたり、時には書き込んだ人の復讐に協力をしたりする掲示板で、村上さんは最初は愚痴を言うために書き込んでいたという。

だが、死神を名乗るハンドルネームの人物に「見ると不幸になる」という映像を提供できると持ちかけられる。返信をせず無視していた村上さんではあったが、その映像がアップロードされた動画共有サイトのURLが送られてきてしまった。彼は差出人を偽装して、新庄さんにこのURLをメール送信してしまったことを認める。尚、彼はその映像は途中までしか見ていないこと、後に確認すると、そのURLはすでにリンク切れになっていることも証言した。

取材班は、その復讐サイトの過去ログを調べ、赤木誠さんらしき人物が、妻の浮気を疑い、復讐したい旨の書き込みに対し、死神がレスをしていることを確認する。この死神という人物が赤木さんの自殺や、新庄さんの失踪の元凶では無いかと考え、調べてみることにする。

また、菊池と森澤はダメ元で赤木さん宅に向かうが、彼は不在であり、ドアにメッセージを託しても無視されてしまったようで、赤木さんからの連絡はなかった。

ここで川上さんの投稿映像が紹介される。

赤木さんがメッセージを述べているところで、ノイズが走り、そのブロックノイズの中に、大江さんの映像と同じく女の姿がみえる。川上さんの映像と、大江さんの映像を合成すると、見事に1人の女性の顔になった。この女性による、なにかの呪いで不幸が2人に訪れたのであろうか。

取材班は例の復讐サイトに書き込みを行い、死神とのコンタクトを試みる。

つづく

感想

前回から登場している、演出補・森澤が地味な顔をしているのに(失礼)、なかなか有能なのが印象に残りました。

映像は「邪心 前編」と、ほとんど同じで、ブロックノイズに変な女の顔が紛れ込んでいるものです。不気味ながらも前回と同様にそんなに怖くはないです。2つの映像を合成したらパズルみたいに組み合わさって、1人の女の顔になるというのは、ちょっとだけ意表を突かれましたが、出来すぎな感もあります。

話としてはまだまだこれからなので、「死神」という人物にどんな秘密が隠されているのか、初見ではちょっと楽しみでした。

感想まとめ

この巻は、メインエピソードもまだまだ序盤だし、一般投稿もいまいちで全体的に低調で期待はずれでした。一番怖かったのが、一番最初の「隙間」だったので、尻つぼみな感じが否めません。その他には「からみつく」、「棲んでいる」が少し印象に残りました。

コメント

  1. みっつ より:

    自分がDVDレンタルで観たのは55までで、56~59は中国の某動画サイトに上げられていたものを観たのですが
    レンタルをやめたのには特に理由はなく、たまたまネットで動画を見つけたからそれで済ませていただけですが、そこで多少ガッカリしたというのはあると思います(60以降は観なくなりました)。
    56のレビューで指摘されていた「作り物感」、以前から全く無いわけではなかったけど、確かに菊池監督になってからより顕著になってきたかも。
    特に自分の場合、ここに来て「いや、これただの人間でしょ」と思う、普通に映っている人間を霊だと言って見せているが如き作品に出くわしてしまったのが大きかったと思います。

    ただし、いろんなレビューで「これは明らかにやらせで作り物」との声は頻繫に目にしますが、各々がそれを指摘している作品は全くバラバラ(「明らか」であるならば衆目が一致してなければおかしいのですが)。本当のところ、自分も含めて皆何もわかっているわけではないのだと、最近では思っています。
    ただ、もともと自分は心霊映像に関して作り物かどうかなど全くわからないタチの人間だったので、ここで初めて「明らかに」それを感じてしまった、というのが、自分のほん呪離れの要因と思います。長文失礼しました。

  2. itton より:

    難しいですね。長いシリーズだと慣れや飽きがくるのでテコ入れをしたら、作り物くさくなってしまう。本当に「本呪」は曲がり角なのかもしれません…って作り物なのが前提な話になってしまいましたが。初期の「これはもしかして本物なのかも」というドキドキ感が懐かしいです。

    これからですが、菊池監督以降でも、「吊り橋」「足元」「バッテングセンター」「サバイバルゲーム」といった、なかなかなエピソードもありますから、気が向いたら見てみてください。

    レビューも60が近くなってきたし、最近は「本呪」以外にも食指を伸ばそうかとも思っています。

  3. みっつ より:

    >これからですが

    最近動画サイトを漁って掘り出したおかげで、挙げられてるエピソードは全て観ています。その時にコメントするかもです。

    >「本呪」以外にも食指を伸ばそうかとも

    岩澤監督のほん呪後の作品で『心霊玉手匣』というシリーズがあって
    岩澤氏がほん呪55で用いた手法(バラバラの投稿映像が互いに関連してゆく)をさらに展開させたような5巻のシリーズ作なんですが
    これが、レビューを見ると熱狂的な賛辞を贈るファンがたくさんいるのですね(びっくりするほど)。
    どうも従来の心霊映像ものとはかなり違って青春ドラマのような要素もあり、その辺がユーザーに強い感情移入を催させているようで。
    GYAOで最終巻が見られるので私も観て見ましたが
    私としては、、ゴメンナサイ、観ていられなくて途中で視聴をやめました。自分が求めるものでは全然ない
    (ファンは「全巻通して観なければ意味がない」とも言うのですが)。

    自分もちょっと前に食指を伸ばそうかと思って他サイトのレビューを参考にいくつかのシリーズを観てみたんですけど、結局のところほん呪だけでたくさんと思いました(苦笑)。

    • itton より:

      >挙げられてるエピソードは全て観ています。

      これは失礼しました。結構動画サイトに上がっているのですね。

      「心霊玉手匣」はちょっと見てみたい気がします。びっくりするほど賛辞を送る人達がいるのなら、本呪とはベクトルが違っていてもそれなりに面白いかもしれません。

      あと、前に「ダラケ」で紹介されていた、寺内康太郎氏監督の「ほんとうに映った!監死カメラ 15」の「廃墟9」がなかなか怖かったので、これを追ってみようかなと思っています。

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