呪われた心霊動画XXX16(ネタバレあり)

eye_catch_xxx16レビュー
呪われた心霊動画 XXX(トリプルエックス)16
『Not Found』×『ほんとにあった!呪いのビデオ』!ふたつの人気シリーズのスタッフが結集した、ガチで怖い心霊ドキュメンタリー!

はじめに

「呪われた投稿映像XXX16」のレビューです。ついに第1シーズンが完結となります。

95 恋人(怖くない)

概要

投稿者、大江さんは同じサークルの友人ら2人を誘って噂の公園のトイレに肝試しに訪れた。友人の男性がスマホで、大江さんはビデオカメラで撮影しあう。特に何も起こらなかったのだが2~3日後、この友人、平井さんはあの時ナンパした女性と付き合うことになったとか、おかしなことを言い出した。

あの時は誰と出会わず、ましてや平井さんがナンパしているところなど見ていない。彼によれば、この公園のトイレに行く前に訪れた心霊スポットで女の子に出会っており、その後一緒に行動を共にしていたと言い張る。その心霊スポットの川では河童が出ると言う噂であったが、そこでも何も起こらなかった。だが奇妙なことにその際の映像は、消えてしまったのか、あるいは最初から記録されていなかったのか、ビデオカメラには無かったそうである。

気になった大江さんがトイレでの映像を確認すると、平井さんがそこにいない筈の何者かに話しかけているように見えるではないか。後に平井さんから送られてきたスマホ映像でも、彼は独り言のようにブツブツと誰かと会話している。映像の最後での自撮りシーンで、彼の後ろに無表情の女性の顔が写っていた。これ以来、平井さんはおかしくなり、大学に来なくなってしまい、今では連絡が取れなくなってしまったそうである。

まだ彼がまともだったころに、大江さんはそのナンパした女性の名前を尋ねてみたことがある。彼の口から発せられた名は「及川くに子」であった。

感想

最後とは言え、まさか「クニコ」との関連性を引っ張り出してくるとは思わなかったので、ちょっとびっくりしました。またこの映像の公園は、「XXX3」の「告白の相手」、「紙幣の番号」の舞台になったあの公園とトイレですね。

最後に「及川くに子」の名が出てくるのでインパクトはありますが、それ以外は冗長で無駄なシーンが多く、尺稼ぎのように感じさせられてしまいました。長いよ。

96 鏡(怖くない)

概要

前巻のエピソード、「ドイツ旅行」「出掛ける夫」で深夜に徘徊するようになってしまった杉本さんがスマホで撮影したという映像。「ファイルの記録によれば、この映像が撮影された時刻は、『出掛ける夫』で杉本さんが消失した時間帯に相応する」というテロップが表示され、映像が紹介される。

気が付いたら森の中、と言う状況から始まる。当てもなく森を彷徨う杉本さんは、廃墟化した小屋のようなものに行きつく。その中に人の姿でも見つけたのであろうか、彼は声をかけながらその中に入って行く。彼は何かに驚いてすぐに飛び出してしまうが、映像には他の人物は誰も見当たらない。

小屋の周りに何かを探してうろつく杉本さんは、突然倒れ込み苦悶の声を上げる。どうやら地面に落ちている割れた鏡で足を切ってしまったようで、ガラスの鋭利な断面は血で滲んでいる。彼はその鏡に映った自分の顔を見て悲鳴を上げる。その顔は半分が溶けて崩れたように歪んでいたのだ。

この映像を提供してくれたのは、「ドイツ旅行」の投稿者、福谷さんであった。

感想

杉本さんが怪我するシーンはホントに痛そうでリアルなうめき声でしたね。

廃村みたいなところで、彼が何かに気が付き、「おい!」とか声をかけて廃墟内に入って行ったり、何かに驚いた後外へ追いかけるように出ていくのですが、何も写っていないように感じます。何か写っていましたでしょうか。

鏡に写った杉本さんの顔はそんなに怖くありません。特殊メイクに見えてしまいます。

97 断末魔(怖くない)

概要

福谷さんによれば、杉本さん夫婦は失踪してしまったそうである。先程の「鏡」の映像は、彼が残したスマホに入っていたもので、彼の両親に許可を得て投稿したものであった。その他に杉本さんの足首の傷の写真が何枚か収められていた。最後の写真は傷跡から取り出した半透明な欠片を取り出した様子であったが、これは宇宙人に埋め込まれた異物で、「エイリアン・アブダクション」の一種ではないかとの見解を、ためらいがちに福谷さんは語った。

その他に、行方不明になる前に福谷さんは杉本さんから、何かあった時に備えて遺書のようなビデオメッセージの収録を依頼された。「縁起でもない」と一旦は断る彼だが、彼の真剣な態度に断り切れなかった。このメッセージ映像はパソコンとDVDに収録して保管していたが、見返すとDVDの映像にのみ、恐ろしい変化があったそうである。

ここでその映像が以下の警告文と、3秒のカウントダウンの後に共に紹介される。

これよりDVDに残されていた映像をお見せします。懇意にしている霊能者によると、見る人によっては強い霊障を引き起こす危険性があるとのことです。くれぐれも自己責任でご鑑賞ください。

何の変哲もないビデオメッセージ。両親への感謝の気持ちを語る彼の口ぶりから、来るべき運命への覚悟が感じられる。だが妻への感謝と愛情を語る場面になると突然ノイズが混じり、何かが蠢いている場面に切り替わったかと思うと、杉本さんの口元が何かに驚いた用に大きく開いたままフリーズしてしまう。激しいノイズと目を見開いた彼の顔がフラッシュバックし、呪文のような音声と共に顔だけが切り取られたように背景が真っ黒になる。フラッシュバックの中には彼の妻、奈緒さんの顔も一瞬差し込まれているようにも見える。その顔は腐ったような骸骨になったりと断片的に変化する。苦しみ藻掻くような、悲痛な断末魔の声で映像は元に戻る。

感想

杉本さん版「クニコ」みたいな仕上がりで、気味が悪いとは言えますが、全然怖くありません。奥さんの顔も一瞬差し込まれていたのは、説明しない方が良かったんじゃないですかね。

杉本さんがビデオメッセージを終えた時、「止めて」というジェスチャーが福谷さんに伝わらず、ちょっと恥ずかしくなって「はよ止めろや」という感じになるのがおかしかったです。

「エイリアン・アブダクション」は「監視カメラ」みたいだからやめて(笑)。でも傷口はなかなかリアルでした。

98 木片(怖い)

概要

とある川で撮影された二本の投稿映像。これらは同一の場所ではないものの、同じ川沿いにある。この映像はその一本目である。

投稿者、北川さんと同じ登山部だった学生時代の後輩、古市さんはとある山を訪れ、キャンプ場で一泊する予定であった。だが、古市さんの段取りミスでキャンプ場の予約がとれておらず、止む無く登山口のそばの河原で野営することになってしまった。

気ままに焚火を囲う2人であったが、焚き木が無くなってきたので古市さんがその辺の木片をかき集めて持ってきた。何の気なしにその一つの木片を火にくべると、鋭い悲鳴とともに女のような顔が北川さんに迫ってきた。びっくりした彼は、ちょっとの間呆けてしまうが、傍らの古市さんは何故か気絶している。古市さんを揺り起こしたところ、彼は間もなく意識を取り戻すが、北川さんを見るなり、彼の顔の異変に気が付く。北川さんの顔には小さな手形の煤が無数に付着していた。

その時は気が付かなかったが、北川さんが炎にくべた木片は、卒塔婆の一部のようであった。古市さんは何故、何処でこれを拾ってしまったのかよく覚えていない。卒塔婆の文字には「平」の文字が確認できる。「平成」だとすると、つい最近葬られた可能性がある。

感想

これちょっとびっくりします。心臓の弱い方、恐がりな方は注意です。

卒塔婆を炎にくべた時、そこから「ギャー」と言う悲鳴と共に女の顔(たぶん)が迫ってくるのですが、タイミングが思ったより早いのでかなり怖く感じます。つか、くべた瞬間に「卒塔婆じゃねえか」って気が付きましたので、顔が迫っって来た時に超びっくり。思わず「卒塔婆くべるんじゃねえよ!」と叫んでしまいました。

北川さんに着いた手形は蛇足ですが、雰囲気を盛り上げることには貢献しています。

でも似たようなエピソードを最近観たぞ。当然ながらこっちが先ですし、こっちの方が怖かったです。もちっと頑張れ!「ほん呪」!

99 石を積む(少し怖い)

概要

「Team.XXX」にメールと共に送られてきた投稿映像。投稿者は映像内の女性でメールには撮影経緯と場所が記されていた。前エピソードと同じ河川の河原らしい。映像に写る男性は現在も精神を病んでおり、日常生活が送れない程であるという。

とある河原に来た男女2人組カップル。河原には「この先進入禁止」の看板があり、ロープが行く手を遮っていた。だが男性は彼女が止めるのも聞かずにその先に侵入してしまう。カメラを預けられた女性は止む無くついて行くが、川の対岸に人影を見つける。その人影は割と若い男女であったが、すぐに消えてしまった。メールによれば何か声が聞こえた気がしたという。

女性は今見た不思議な現象を彼に報告しようと振り返るが、彼は姿を消してしまった。女性は心細くなり、男性の名を呼びながらあたりを探ると、少し先にうずくまっている彼を発見する。だが様子がおかしかった。何故か男性は一心不乱に石を積み上げている。よく見ると、河原のあちこちに石が積み上げられている様子が見受けられ、それはまるで賽の河原のような様相を呈していた。

異様な光景に女性は恐れをなし、憑りつかれた様な彼を何とか正気に戻そうと揺り動かす。だが男性は突如錯乱し、彼女に襲い掛かってきた。その際の映像には含み笑いを浮かべたような、絣の着物の男児の姿が一瞬映り込んでいた。彼女は突然のことに動転し、その場を逃げ出してしまう。

数分後彼女はその場に戻るが、彼は気絶しており、無数に積み上げられた石は既に姿を消していた。

感想

この小僧また出てきたな(笑)。

川の周りが賽の河原化していることに加え、未だこの男児は賽の河原で石を積み上げているのか……と切ない気持ちになるかと思いきや、この子が浮かべた薄ら笑いが、この男性をあっちの世界に引き込もうとしていることが示されてぞっとしますね。ですが今回はちょっとハッキリ写り過ぎているのが若干残念です。

対岸に写った男女2人は杉本さん夫婦だったりして。ここに来てはいけないと警告していたのではないかな、などと勝手に想像してしまいました。

終 百物語(少し怖い)

概要

冒頭で触れられた「死画像」の「クニコ」。かつてこのニュース映像を見たことがある、と言う連絡がスタッフに寄せられた。「このインタビューは一年近く前に撮影されたものである」「インタビュー直後に投稿者と連絡が取れなくなった。」「もう一つの事情から収録をためらっていた」と言うテロップでエピソードは始まる。

投稿者、関口麻理恵さんは高校の頃に酷いいじめを苦に自殺未遂したことがあった。彼女はその経験を境に自分の周りや世界に強烈な違和感を感じているという。彼女は一年前に「クニコ」のニュース映像を観て、自殺未遂を起こしたその時に、この映像を見ていたことを思い出した。今まで感じている違和感の解明のきっかけになるのでは、という思いから、その頃の映像や写真を調べ、自殺直前に自分で撮影した8mmのビデオメッセージを発見したという。これが今回の投稿映像である。

このインタビューの終わりに彼女は奇妙なことを言い出す。それはあの自殺未遂を境に自分は別の世界の人間と入れ替わったのではないかというもの。自分の存在すらあやふやで、それは感じている違和感の正体なのでは。あの「及川くに子」の映像も何か別の世界の存在なのではないか。彼女は語気を荒げ、あなた達もそうかもしれない。そうでないと言い切れるのか!とまで語った。

スタッフはこれまでの取材から、この世に何一つ確かなことなど存在しない、そんな気持ちから彼女に明確な反論はできなかった。だが一つだけ分かったことは、「関口麻理恵」なる人物は二十年以上前に自殺しており、すでにこの世にいないということであった。彼女は「関口麻理恵」を名乗り、虚言を繰り返したのか、それとも本当に別の世界の人物だったのだろうか。

これより最期の映像をお見せします。強い霊障を引き起こす危険性があるとのことです。くれぐれも自己責任でご鑑賞ください。

以上のテロップ(改行等修正)と10秒のカウントダウンの後、この映像が紹介される。

鏡に映った若き日の関口麻理恵さん。笑いながら何やら呟いているが、外国語なのか、あるいは言語にハンディキャップを追っている人のように言葉がはっきりとせず、何を言っているのかわからない。一種の呪文のようにも感じる。時折灯りが明滅するが、どのような状況なのかわからない。うっすらとアナウンサーの乾いた喋りが聞こえる。これはあの「クニコ」のニュース映像が部屋のどこかで流れているようだ。すると突然爆発したような音が響き、鏡は血のような真っ赤な液体で覆われて何も見えなくなってしまう。相変わらずアナウンサーの音声は流れ続けるが、だんだんはっきり聞こえてきて、「クニコ」であることが確信に変わる。映像はノイズと共にあの「及川くに子」の変わりゆく異形な姿が断続的に差し込まれ始め、一瞬、複数の子供が遊んでいるような声で唐突に終わる。

感想

これで100話目なんですが、サブタイトルに出てくる数字がこれだけ「終」になっています。「XXX」シリーズは100話で区切って1シーズンなんですね(というか、Wikipediaで読んで知っていましたが……)。それと今回のカウントダウンも「4」の所で「死」が見えましたね。

2021年9月24日追記
カウントダウンの「死」は「死画像」から続く演出だったことが分かりました。コメント欄で「ハコさん」に教えていただきました。恥ずかしい(ノω`*)

「クニコ」で始まり、「クニコ」で終わるという構成は良いと思いますが、肝心の映像が、最初観た時の怖さを上回ることができなかったのはかなり残念です。全体的なテーマは異世界、もう一つの裏世界と言うことでまとめ上げて区切りがついた感じですね。 「クニコ」 のニュース映像が見つからないのも、あっちの世界の出来事だということなのかもしれないですね。

「もう一つの事情から収録をためらっていた」というのは彼女がこの世の人ではないことが判明したからでしょうかね。「調査の上、驚愕の事実が判明した!」と言う感じにした方が、判り易かったかもしれません。

今回の投稿者、「関口麻理恵」さんの名前で「まりえ」の伏線が一応回収されました(されたのだろうか?)が、あいかわらず謎だらけです。スタッフには関口さんに是非、「帽子が天敵なんですか?」と聞いていただきたかった(笑)。あとこの関口さん、最初のエピソードで平井さんの後ろにいた女性にちょっと似ているかも、と感じました。

フェイク前提で言ってしまいますが、彼女の過去の映像がほんとに若々しくて、「メイクって…しゅごい…」と思いました。

感想まとめ

100話で一区切り。「百物語」にかけてあって面白い趣向です。

全体を通してエンタメとして楽しませていただきました。同じエンタメでも「監視カメラ」のような悪ふざけもなく、「心霊玉手箱」のようないかにもドラマっぽい演出もなくて気楽に観れました。また、コメントで皆さんに指摘していただいたように、色々な隠し要素も興味深かったですね。今回も何かあったかもしれませんが、残念ながら見つけることはできませんでした。

ただこの巻に関しては、もうちょっと盛り上がりが欲しかったですね。どうも最後の締めにと「クニコ」と無理やり関連付けた感じがちょっとだけ感じられます。

第2シーズンの「XXX_NEO」は心機一転どのような展開を見せるのでしょうか。今から楽しみです。

コメント

  1. ハコ より:

    これ見た当時は大好きなシリーズなのに終わってしまったと思って非常に悲しくなりましたね笑
    怖いより悲しいが先行してしまいました。しかし実はタイトルにNEOがついて新生するんだ!うおおおとなりましたが詳しくはいいませんがNEO1にはまた違う悲しみというか失望が待ってました…
    なんとなく似てるなとは思ってましたが公園とトイレ同じだったんですね。
    NEOだとあからさまに過去話に関連してても作品側は言及しないケースがあるのでこの頃からそういう傾向だったのかな?
    ちなみにカウントダウンで4が死になってるのは死画像から最新作まで全部そうですね。気づいたの無印8ぐらいでしたが…
    NEOは個人的によろしくないと思ってる巻が2つありますが相変わらず楽しめるのでお楽しみに

    • itton より:

      ハコさんこんにちは。

      シリーズが終わって悲しくなる気持ち判ります。NEOで続くと判れば「うおお」ってなりますよね。

      >違う悲しみ…

      不吉な予感(笑)。

      カウントダウンの「死」は死画像から続いていたのですね。気が付かなかった。ちょっと恥ずかしいです(笑)。

    • OMEGA より:

      今晩は。NEO最新巻にあたる11巻は11月5日頃にリリースのようです。Amazonで予約しました^^

      アムモ98のホームページが2020年の7月以降、全く更新されていないのがちょっと気になりますが(笑)

    • itton より:

      ハコさんこんばんは

      NEO01観ました。
      お気持ちよくわかります。

      続巻に期待します。

  2. OMEGA より:

    第1シーズンレビューお疲れ様でした!
    NEOもまたピンキリですが、11月の新作が待ち遠しいです^^

    • itton より:

      OMEGAさんこんにちは。

      そうか、11月に新作出るんですね。

      それまでにレビューしてリアルタイムに追いつきたいですね。
      このペースだとちょっと微妙かな。

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