はじめに
本当にあった呪いのビデオですが、過去の作品でもぜひ見ていただきたい映像は多々あります。しかしながら、2018年9月現在、78巻もありますので、その全てをレビューするのは骨が折れます。そこで、過去に観た印象深い作品、恐い作品10選ご紹介したいと思います。選考基準は私の主観と独断ですw
2020年9月22日追記
この「私的BEST10」ですが、今日に至るまでに結構評価が変わってしまいましたので、改めて「リニューアル版」を作成しました。あわせてご覧ください。
手鏡
本当にあった呪いのビデオ56
深夜に酒に酔った女性が、公園の植え込みに落ちていた古い手鏡を拾う。撮影しているのはその女性の彼氏。彼女はかなり出来上がっており(ほぼベロベロ)、その手鏡でテニスの真似事をしたりしてふざけまくった後、鏡越しにカメラへ目線を向ける。すると、突然、顔のただれた女の顔が鏡に写り、「パーン!!」という音ともに割れてしまう、驚いた彼女は鏡を取り落としてしまうが、拾い上げた鏡には、既に何も写っていない。
鏡に映る女性の顔は、半分ただれているようですが、作り物っぽく、そんなに怖くないです。ただ、写るのが一瞬であり、割れる鏡のタイミングと相まって、相当インパクトがあります。ちなみにこの映像の公園、私の家の近くであることが判明しました。住宅地のど真ん中で、決して辺鄙なところではありません。場所は秘密ですw
2020年2月15日追記
↓改めてレビューしました。
ほんとにあった!呪いのビデオ56 手鏡
吊り橋
本当にあった呪いのビデオ58
カップルが山奥の吊り橋をわたる映像。彼女が先行し、彼氏が後ろから撮影。おぼつかない足取りの彼女が、吊り橋の真ん中あたりで足を取られてしまう。心配した彼氏がカメラを持ったまま駆け寄り、こんなところで転んだら死ぬから気をつけろ。ほら、こんなに高いんだから…という感じで、板木の隙間から遥か下の水面にカメラを向ける。すると、いきなりにょろんと、無機質な男の顔が登場w その顔がかなり恐い。私、驚いて悲鳴をあげましたw
2020年3月27日追記
↓改めてレビューしました。
ほんとにあった!呪いのビデオ58 吊り橋
飛ぶカメラ
本当にあった呪いのビデオ55
女性3人ほどの、たこ焼パーティーの様子を収めた映像。突然、カメラが撮影者の手を離れて、家具の下か何かにポーンと飛んで行ってしまう。家具の下は暗いので、最初は何が写っているのかわからない。どうやら丸くて黒光りしたものが確認できる。飛んで行ってしまったカメラを、撮影者引っ張り出すと、その黒光りしたものの正体が判明する。それは不気味な女性の顔であり、黒光りしていた物体は、その瞳であった。
引っ張り出されたカメラが捉える女性の顔にビビります。家具の下に、人間の入れるスペースなどあるわけもないので、首だけがそこに存在したことになるわけで、わけのわからない怖さがあります。
2020年2月8日追記
↓改めてレビューしました。
ほんとにあった!呪いのビデオ55 飛ぶカメラ
首の家
本当にあった呪いのビデオ45
廃墟探索のグループが、首だけのマネキン人形が大量に山積みになっている部屋を発見する。「こええぇぇ〜」とか言いながら、カメラはマネキン人形をズームアップ。するとマネキン同士の隙間から、本物と思われる顔が現れ、ギロッ!とこちらに目を動かす。
隙間から見える目が、最初はマネキンの目だと思っていたのが、こちらを見たことで本物だとわかった瞬間が恐いです。構造上人間が入り込めるような感じではないので、この世のものではない、何かなのでしょう。驚いて一番先に逃げ出した一人が、出口の扉を閉めてしまい、何かの具合で開けにくくなってしまったようで、撮影者を含む、その他全員が取り残されてパニックになります。「てめえ開けろ!開けろぉ!」と必死の声がリアルで恐い。
これは、地上波の心霊映像特集でもよく取り上げられています(取り残された仲間がパニくるシーンは大抵カットされますが)。
2020年1月5日追記
↓改めてレビューしました。
ほんとにあった!呪いのビデオ 首の家
タワーパーキング
本当にあった呪いのビデオ54
公共の機械式タワーパーキングに車を止めたところ、ダッシュボード上、フロントガラス向きに置き忘れたビデオカメラのスイッチが、なぜかオンになり、勝手に録画を始めてしまった映像。乾いた機械音とともに、次第にまわりが暗くなっていく。まず子供の姿が現れ、さらに黒い影が車を覗き込む。目だけがギラギラ光っている。
恐いです。というかはっきり覚えていません。このレビューをするために再び見たいと思いません。なぜか二度と見たくない、そんな映像です。
2020年3月1日追記
↓改めてレビューしました。
ほんとにあった!呪いのビデオ54 タワーパーキング
疾走!
本当にあった呪いのビデオSpecial5
とある廃墟施設を訪れたグループが、建物内に侵入を試みるもできない。諦めて立ち去ろうとすると、白い服を着た何者かが叫びながらこちらに猛烈なスピードで突進してくる。その姿には首がない。
本呪初期の傑作。レギュラーシリーズではなくて「Special」の5です。とにかくインパクト抜群。冷静に絵面を見ると、コントみたいで笑えるのですが、その場所の雰囲気、実際にこんな状況で出くわしたらと、想像すると恐怖がこみあげてきます。実際、映像の中では全員ビビりまくって逃げ惑うため、こちらめがけて疾走してきた、その何かがどうなったのかまでは、判別できません。
2019年6月1日追記
↓改めてレビューしました。
ほんとにあった!呪いのビデオSpecial5 疾走
呪われたホーム・ムービー
本当にあった呪いのビデオ50
この50巻のメインエピソードである「アフンルパロを観る女」の中で触れられた、一般人が撮影したビデオ映像。このエピソード自体ははなかなか興味深いのですが、正直怖くはありません。ただ、この話の中心人物である女性が、小学生時代にいじめを受けるきっかけになったビデオというかたちで、最後の最後、スタッフロールの後で、紹介されるのがこれです。さらに、「霊障があるかもしれないから覚悟して観てね」とテロップで警告されます(このあとスタッフが事故ったというおまけ話まで添えてw)。
公園の回転式遊具で遊んでいる子供達の何気ない風景。しばらくすると、左端に半透明の子供らしき人影が現れ、彼らを睨みつけているように見える。突然画面が大音量のノイズとともにフリーズ。フリーズしているので、映像の遊んでいる子供達は動かない。でも不気味な人影だけは、目だけがだんだんカメラ目線、つまりこちらを睨みつけてくる。
これも正直何回も見たくない映像です。恐いというよりは、見たくない。だから、このレビューを書くにあたって見直したりはしていませんw つまりうろ覚えで書いているので、細かいところは間違っているかもしれません。非常に恐かったことだけは、覚えています。
2020年2月9日追記
↓改めてレビューしました。
ほんとにあった!呪いのビデオ50 呪われたホームムービー
ニューロシス
本当にあった呪いのビデオ15
高校生くらいの女の子2人が、閉園して廃墟化している遊園地に侵入。冬の朝といったおもむきで、あたりは一面の雪景色。2人の足跡しか存在しないことから、少なくとも雪が降ってから、誰もここを訪れていないことがわかる。2人は何を思ったのか、アトラクションの一つであるミラーハウスに入っていく。しばらくは携帯の明かりだけをたよりに、ミラーハウスではしゃいでいた2人ではあるが、遠くから人の声が聞こえてくる。それは、母親が子供を叱りつけている声であった。ここには彼女達以外誰もいないはず。なのにその声はだんだん近づいてくる。そもそも叱りつける母親の声が尋常ではない。泣き叫ぶ子供の声と、狂ったように叫ぶ母親の声は、折檻と行っても良いほどの狂気を感じさせる。もはや目の前にいるかのごとく、その罵声と鳴き声は大きくなるが、姿は見えない。逃げ出そうにも、ミラーハウスの迷路ではそれもままならず、ようやく脱出した頃に、声は遠ざかっていった。
恐い幽霊やら亡霊やらが、画面に登場するわけではありません。しかしながら、鬼気迫る声は非常に怖く、臨場感があります。場所は今は亡き「富士ガリバー王国」ですね。
2019年6月1日追記
↓改めてレビューしました
ほんとにあった!呪いのビデオ15 ニューロシス
夜警
本当にあった呪いのビデオ51
心霊スポットのトンネルを、車で走行している様子を収めた映像。撮影者(助手席)、運転者、後部座席に女性の計3人連れ。トンネル内走行中に、警備員風の人物が、サイドウインドウ越しに横切る。トンネルを出たところで、撮影者がカメラを構えたまま、車を一旦停車させる。彼は人がいたことを力説するが、他の2人は見ていないと主張し、押し問答になる。何かの音に気がついて、撮影者がフロントガラス越しにカメラを向けると、「うううぉーっ!」とうなり声をあげながら、右前方から半透明の警備員が突進してくる。
遠くからうなり声をあげつつ迫ってくる姿が、とても恐い。これもまた悲鳴があがりました。私的には、本呪で1、2をあらそう作品です。
2020年2月14日追記
↓改めてレビューしました。
ほんとにあった!呪いのビデオ51 夜警
不気味な女
本当にあった呪いのビデオ25
アパートの自室の様子を、携帯端末で撮影した動画。おそらく移り住んだばかりなのであろう、各部屋を話しながら丁寧に説明している。ふとクローゼットの扉の隙間から、子供のような姿が映り込む。撮影者も気がついてナレーションが中断。クローゼットの中を確認するも何もいない。気を取り直してリビングにカメラを向けるとなんとも不気味な女が立っている。
女の服装は真っ黒で班別としない。輪郭もぼやけており、表情も読み取れません。ただ、ぼーっと突っ立っているだけなのですが、とても恐い。その存在を認識した撮影者は、あまりの恐怖に悲鳴をあげるいとまもなく、携帯を放り出して、部屋の外に逃げ出してしまう様子が、逆にリアル感を感じさせます。床に転げ落ちた携帯は撮影を続けていて、あさっての方向を写し続けますが、その女が発したであろう「ううううぅ〜」という唸り声をはっきりと記録していました。
本呪を代表する映像と言っても過言ではない、屈指の恐怖映像。女の姿は変にボケていて、それが一層不気味。一時期、地上波の心霊映像特集で盛んに取り上げられていました。
2019年8月13日追記
↓改めてレビューしました
ほんとにあった!呪いのビデオ25 不気味な女
おわりに
いかがでしたでしょうか?
他のブログのレビューを見ると、私の恐いと思った映像がたいして評価されていないものもあって、人によって感じ方は様々のようです。ぜひ、自分のの目で確認してみてください。
コメント
はじめまして。
ほん呪ファンです。
Best10読んで思い出したらこんなのあったなとか思い出して、また久々に観たくなりましたw
50の警告映像怖かったですね。この前久しぶりに見たけどやっぱり怖かったです(~_~;)個人的には41のクラシックバレエの映像と地味だけど50の不気味な置物がなかなか怖かったです。
ふぇいさん。コメントありがとうございます。
50の「不気味な置物」も怖かったですね。なんであんなもの撮影したのか、何も語られていない点も不気味でよかったです。「クラシックバレエ」もそこはかとなく怖くて、私も好きなエピソードです。40から50はなかなか怖くて好きでしたね。この辺のレビューはまだまだですが、気長にお待ちくださいw
最近、これまで知らなかったほん呪レビューサイトが立て続けにいくつか見つかったんですが
これまでに知っていたレビューサイトでは、作品の評価というのは概ね一致しているところが多かったし、それに自分も納得していましたが
新しく見つかった諸サイトでは個々の作品の評価がこれまでのものとは随分と異なっていて、ちょっと当惑しています。
Special3『区画整理』のような全然わからないものに最高評価を付けていたり、『不気味な女』のある巻の感想が「普通」とか、挙句の果ては、黒狐編が面白いとしてほん呪20周年記念の人気投票に入れたという人までいたりして。
「区画整理」はちょっとわけわからないですね、その人だけに何かが見えたのでしょうか。
本呪25が普通?
「反面の男」と「不気味な女」というわかりやすいエピソードを最初に持ってきちゃったからかな?
黒狐編が面白い?
いや、それはない(笑)
本当に感じ方は様々ですね。
それらは、多くの作品を「普通です」との感想で済ませてる2番目の以外は一応参考になるのでいいんですが
「劇団員」というワードをやたらと出してくるレビューには興ざめするばかりで読みたくなくなりましたね…(ただ、それとは別の所で知った、阿佐ヶ谷姉妹の妹さんの方が劇団員時代にpart7の「もじもじくん」で出ていたとの裏情報は面白かったですけど)。
あと、事象がはっきり映っているものに対して「わかりません」を連発しているレビューがあり(13の『前触れ』等も含まれる)、それは何がわからないのか書いて説明すべきことで、やる気がないのならわざわざレビューなんか書くなと思いました。
>「劇団員」というワード
それあんまりやってほしくないですね(笑)。興ざめだし楽しみましょうよって感じですかね。ネタばらししても作品を本人が楽しんでみているレビューはいいんですけどね。
>阿佐ヶ谷姉妹の妹さん
それ僕は別のYoutubeで見ました。よく気がついたなと思いましたよ。
>前触れ
このエピソードは目撃した状況を自分に置き換えてどれだけ想像できるか…だと思います。
『前触れ』は言われる通りだと思います。自分もあの状況にいたら、不思議に思って見上げているうちに怖くなって逃げ出すと思います。事象に動きがないのが逆に不安を煽ります。
このエピソードは自分のベスト19位に入れています。他に類のない不可思議さと、心霊映像には珍しく映像が美しいことが高ポイントです。
俺が呪いのVで怖いと思ったベスト10
1位 54の最後の壇蜜が男のバックに現れる映像 夜もゾクゾクしながらトイレに行った覚えが 女の霊もニヤッと笑っててめちゃめちゃ怖い
2位 23の廃神社のババア エピソードも相まってめちゃ怖い ババアそのものが怖い
3位 45 鬼子母神
4位 SP4 屋根裏
5位 SP3 中古ビデオ
6位 51 溶怪
7位 23 朝鮮学校
8位 8 最後の障害者施設の8ミリ
9位 69 消える
10位 SP1 廃墟かずのり
他怖いと思った映像
2 車窓のハゲ 7 8ミリ麦わら帽子の人影 11いわく物件 SP4 血だらけの女 12 張り付いた霊
13最後 14頭のおかしい老人 20ヨガのビデオ 21まいちゃん 21首吊りの影 24亡霊兵士 27吉田さん関連の一連の出来事 41アメリカの友人 45学校のお別れ会 50 13年目の呪い 51空中楼閣
53呪いのビデオ 55ロールシャッハ 56リベンジ 62最後 水に映る顔 68平塚の写真
70子供が野球をしている最中に大音量で気持ち悪い映像が映る 72女性の後ろ姿
「怖くないよー」さんコメントありがとうございます。
なかなか新鮮なランキングですね(「不気味な女」がランクインしていない!)。
1位の「壇蜜が男のバックに現れる映像」にちょっと笑ってしまいました。確かに似てたw。これめっちゃ笑ってて結構怖いですね。
私のベスト10も、どうして「廃神社」や「井戸」を入れなかったんだとか、最初から見直して評価が変わりつつあります。なので、ベスト10も何らかの形でリニューアルしようかとも思っています。
あれから1年経って、新しく 2位に 88巻の2番目の映像で((((;゚Д゚))))、題名忘れましたが、学校と喫茶店で2回同じような爛れた灰色の少年が現れた映像。あれが2位にランクインしました! エピソードが短いので2位なのですが、映像だけなら堂々の1位です!
あれはマジで怖い!鮮明に映っており、特に喫茶店で映ったブロックノイズの方はドアップにいきなりゾンビみたいな顔して出てくるので、思わずキャーッって悲鳴が出てしまってw(^^)トラウマものですよー
最近は骨が無い感じで正直あまり期待してなくて、いきなりあんなのぶっこまれてびっくりしました!
あれはちょっと怖かったですね。
いつもほん呪のレビューを拝見させていただいております。
どれも丁寧な文章で説明があり、復習するのに使わせていただいております。
これはリクエストになるのですが
ほん呪シリーズで年に1度?程シリーズ化される3部作系の作品をまとめていただきたいです。
今のところ私が知っているのは「禁忌」と「Twenty Seven」だけなのですが、他にもあればご紹介いただけると助かります。
ご検討宜しくお願い致します。
じぇんぬさんこんばんは。
ちょっと調べてみますね。
今調べてみたのですが結構ありますね。
「夏の三部作」というタグを作ってみたのですが、並び順が投稿日になってしまってちょっと見にくいです。
何らかの形でまとめると面白いかもしれません。
少し時間をください。
尚、タグ一覧はPCならサイドバーにタグクラウドと言うウィジェットを配置してみました。スマホなら、下部メニューからサイドバーを選択すると見れます。
じぇんぬさん。
今まとめていますので、もう少しお待ちください。
じぇんぬさん
時間がかかってしまい、申し訳ありません。
やっとまとめました。
拙いまとめですが、ご覧ください。