ほんとにあった!呪いのビデオ 私的BEST10 リニューアル版(ネタバレあり)

eye_catch_noro_pbest10 ほん呪

はじめに

2018年9月に、「ほんとにあった!呪いのビデオ」の「私的BEST10」という記事を書きました。

あれから2年経過し、ほん呪通常版、Specialを全て見返してみた結果、評価を改めたりするものが多く、「なんでこのエピソードをBEST10に入れなかったんだ」というものも増えてきて、前回のラインナップに不満が出てきてしまったのです。という訳で、今回改めて「私的BEST10」をレビューしたいと思います。

第10位 井戸:ほんとにあった!呪いのビデオ Special5

「理屈では説明不能のおかしな映像が入り込んだ」系とでも形容できますでしょうか。噂の井戸に肝試しに行った投稿者2人の映像に、何故か室内で左右に揺れる、超不気味な女の映像がインサートされているものです。そして、その室内とはなんと投稿者の自宅だったという、衝撃の事象。さらに投稿者のもう1人はひき逃げ事故に遭い、入院中というおまけ付き。

第9位 ニューロシス:ほんとにあった!呪いのビデオ15

幽霊の姿が写り込んだというわけでもなく、ただ声だけの映像。ただし、その声は母親が子供を折檻しているようで、その怒り方が尋常ではないのです。子供の激しい鳴き声、廃墟の遊園地の暗いミラーハウスの中というシチュエーションが、恐怖を増幅させます。

第8位 疾走!:ほんとにあった!呪いのビデオ Special5

「こちらに迫ってくる」系の傑作。広場の暗がりから首なしの人間が大声で叫びながら、カメラに猛スピードで迫ってくる様子は、震え上がること請け合いです。ちなみに「Special5」からはこの他にもう1本が選ばれています。

第7位 首の家:ほんとにあった!呪いのビデオ45

「びっくりドンキー」系(笑)とでも言うべき作品。積み上がったマネキンの首の中からいきなりこちらをギロッと睨みつける怖い目。マネキンだと思っていたのが、実は人間(幽霊)だとわかった瞬間が怖いですね。

第6位 タワーパーキング:ほんとにあった!呪いのビデオ54

理屈では説明できない怖さというか、気持ち悪いというか、「あ、これガチなのかも」と精神が感じ取ってしまい、本能的に「あまり何度も見たくない」系とでもいいましょうか。いやほんとに気味が悪いんですよ。

第5位 邪眼:ほんとにあった!呪いのビデオ42

「びっくりドンキー」系の最高傑作。「それ」が現れるタイミングが実に絶妙です。心臓の弱い方はかなり覚悟してみたほうがいいですよ。

第4位 夜警(夜の警備):ほんとにあった!呪いのビデオ51

「こちらに迫ってくる」系の最高傑作。いや、冷静に分析すれば怖くないはずなんですよ。なんか合成っぽいし、トンネルの所在地がバレないように演出したカメラワークがバレバレだし。でも怖いんですよ。「疾走!」と同じように、声を上げながら迫ってくるのがポイント高いですね。

第3位 呪われたホーム・ムービー:ほんとにあった!呪いのビデオ50

「あまり何度も見たくない」系の「最高峰」……とすら言いたくないほどの不気味さ。もうこれガチですよ。詳しくは上記のレビュー見てください。ほんと怖い。

第2位 不気味な女:ほんとにあった!呪いのビデオ25

私が「ほんとにあった!呪いのビデオ」を追い続けるきっかけになった作品。写り込んだ姿がもうビジュアル的に怖い。これ絶対この世のものじゃない!

第1位 廃神社:ほんとにあった!呪いのビデオ23

何故か前回の「私的BEST10」に入れなかったエピソード。ええ、すっかり存在を忘れていたんです(嘘です)。いや、さすがに存在自体は忘れてはいませんでした。と言うかこれを入れようか迷ったほどです。でも写り込んだそれの姿をぼんやりとしか思い出せなかったので、選外になってしまっていたのですよ。

じゃあそんなに怖くないんじゃないかって?

違います、脳みそが記憶するのを拒否したんですよ、きっと。見返すとそのくらい生々しくて怖い。これもガチじゃないかと密かに思っている作品。これは、映像だけではなく取材過程も超絶面白怖いので必見です。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

以前レビューしたものとだいぶラインナップと順位が変動してしまいました。ちなみに以前は入っていたのに今回BEST10圏外となってしまったのは以下の3点です。

手鏡(ほんとにあった!呪いのビデオ56)

見直したら鏡に映った顔が特殊メイクにしか見えなくなってしまい選外に。

吊り橋(ほんとにあった!呪いのビデオ58)

これ結構怖いのですけど、顔が写真のように平面的だなと感じてしまったこと、スッと出てきてピタッと止まり、動きがなんか機械的な感じがしてしまったため。

飛ぶカメラ(ほんとにあった!呪いのビデオ55)

結構怖くて好きな作品だったのですが、もっと怖いエピソードを思い出してしまったので(「廃神社」なんですけどね)、惜しくも選外に。

時間が経ったり見直したりすると結構評価が変わるものですね。

コメント

  1. みっつ より:

    やはりどうしてもと言うか、10番台の前半と同時期のSpecial、20番台は強いなという印象。
    あと岩澤監督最後期の50番台ですね。

    • itton より:

      みっつ さん、連休明けに何時まで起きているんすか(笑)

      それはともかくとして全面的に同意です。岩澤氏が抜けてからだんだんパワーがなくなってきてしまいましたね。

      あと、「ほんとにあった!呪いのビデオ90」が12月に発売みたいですよ。各通販サイトではライナップ自体はされてきましたね。まだジャケットの画像はありませんが。

      Amazon:ほんとにあった!呪いのビデオ90

      心配していましたが、コロナ渦のなかどのように取材したのですかね。

      • みっつ より:

        90という数字はデカい。「呪いのビデオ90」と聞いて、おおっとなりました。かつて巨人軍の長嶋茂雄が現役引退して監督になった時、背中にしょった「90」の背番号がとてもデカく見えました(そのデカい番号しょって大コケしたんですけどね、1年目)。
        Amazonのサイトで89のカスタマーレビューを見ると「ほん呪」を取り巻く状況は実に厳しいばかり。コロナ禍で動きも取れないんだから、もう長編制作はやめにして、過去20年間の投稿映像の膨大なデータベースから編集して未公開映像を紹介していくスタイルにしてみたらどうかとも思いますが。原点を見直す機会にもなるかと。

        • itton より:

          >過去20年間の投稿映像の膨大なデータベースから編集して未公開映像を紹介していくスタイル

          これいいかもしれませんね。あとは「本当の」ファン投票によるBEST100とか。

          さらに唯一DVD化されず廃盤になった「樹海スペシャル」の復刻。

          >背中にしょった「90」の背番号

          これ一茂氏が考えたんですよね(笑)

          • みっつ より:

            >『呪海スペシャル』
            それをレビューしているのはYouTubeの永倉氏ぐらいしか知りませんね。。
            「これだけは見なくていいワースト10」の1位に例の戦慄投稿20を入れてる(笑)のに対して、呪海スペシャルにはそれなりに好意的な評価をしていますね。その点、『呪海~』を公式データからもはじき出しかねない態度でいながら、この期に及んでも意外と戦慄投稿20を推しているように見えるパル企画側とは真逆です。

            >BEST100
            もしもそれを自分一人で選出するとなったら、果たして選びきれるでしょうか?w

            BESTなのに下位の方では選考する気力が続かなくなりそう(笑)

            でも、自分はもしかしたら90~100位あたりに『首の家』をランキングするかも。マネキンの隙間の霊がいる空間がその場のものではなく“別室”で撮ったものであることが動きからわかってしまって、私は高く評価できないんですよね。

          • itton より:

            永倉さんのレビューは面白いですよね。あれで「樹海スペシャル」ちょっと観て観たくなりました。
            でも入手が…

            >果たして選びきれるでしょうか?w

            投票はBEST10で、その結果のBEST100と言う結果にしないと現実的じゃないすね(笑)

            >高く評価できない

            承知しております。冷静に見るとなんか解像度も違う気がしてきました。

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