フェイクドキュメンタリー Q 「リエコ」-(ネタバレあり)

q25 レビュー

はじめに

久々の「フェイクドキュメンタリー Q」25本目、「リエコ」を視聴しました。

怖い怖い怖い…

概要

このビデオテープは遺体で発見された指名手配中の男性の部屋に積み上げられていたテープである。同じ内容のものが50本近く積み上げられていたという。ラベルには丸数字のナンバリング、タイトルは「リエコ」であった。

若い女性が公園でギター1本の路上ライブを行っている。少しばかりの観客の拍手から評判は上々のようだ。その後この女性は着実にファンを伸ばし、ライブハウスでの公演、ついにはメジャーデビュー、そしてテレビ出演まで果たす。

このビデオテープはその過程を淡々と追うドキュメンタリー、いや単なる思い出ビデオのような体を保っており、「リエコ」が注目される前はパートナーと質素なアパート暮らしだったことが伺える。だがTV出演の場面では、観る者はえも言われぬ異様な現象を突きつけられることになる。

感想・考察(ネタバレ)

一応ここからは、本編を視聴済みという前提で、とりとめのない感想と考察を記述していきますね。

ぶっちゃけ、偽らざる感想を言えば「わけがわからないよ」の一言に尽きます。

表向きはリエコさんがテレビ出演するまでのサクセスストーリーですが、2001年以降の彼女の活動が確認されていないこと、そして2018年に指名手配中だった男の遺体とともに、あのVHSテープが山積みになっていたことで、不穏な空気がビンビンに感じられるわけです。

そもそも、あの男が指名手配されていた真相は何だったのでしょうか。やはり、重大な事件に関与していたのでしょうかね。登場人物の少なさから考えれば、手をかけた人物はリエコと同棲していたパートナーか、音楽プロデューサーの川島しかいません。素直に考えるなら、同棲していたパートナーということになるでしょうか。

気が付いたこと

  • 50本のテープの謎: なぜ同じテープが大量に積み上がっていたのでしょうか。何かの儀式だったのでしょうか。
  • 不自然な映像の断片: 綺麗に繋がれておらず、ノイズと共に切り替わる過去の映像。やはり、思い出のビデオに別の映像を雑に上書きしたということなのでしょうか。
  • 男の動機: 遠くへ行ってしまう彼女への寂しさや嫉妬から手をかけ、風呂場に遺棄した。しかし、彼女が忘れられずにテープをいくつも複製して、復活を願う儀式を行ったのでしょうか。
  • 文字化け:Qには字幕が付いているんですけど、不気味な唸り声デモテープを再生するシーンからこの字幕が文字化けしているんですよ。これTVのシーンが終わっても文字化けしてるんですよね。

ここが変

さらに、どうしても分からないことがあるんですよね。
1999年11月3日の映像で、キッチンの椅子に座り、うつろな目で一点を見つめ微動だにしないリエコさんのシーン。彼女、一切瞬きをしていないんですよ。これはいったい何を意味しているのでしょうか。

突飛すぎる考察

ここで一つ、突飛な仮説が浮かびました。
実はリエコさんはとっくに亡くなっていて、映像で歌っていた彼女は人間ではなく、一種の操り人形「傀儡(くぐつ)」だったのではないか、という説です。

男にとっては、かつて愛した彼女が街角で歌う姿を見るだけで満足だった。だが思いがけずプロデューサーの川島に見初められてしまう。中身のない傀儡はいずれバレるため、男はリエコという存在を維持するために「成功の軌跡」ビデオをダビングし続けなければならなかった。だが、その事実を川島に見つかってしまい、感極まった男が川島を……。

いや、流石にちょっと変ですね(笑)。

ここまで、他の方の考察を一切見ないでダラダラと書きましたが、今回は本当に難易度が高いです。素直に考えれば嫉妬した男はリエコを…って感じなんですが。

私の頭ではとても処理しきれないので、この辺でちょっくら他の方の見解を覗いてみようかと思いました。

でも怖いよ

ただ、たとえ考察の難易度が高くとも、とにかく怖い作品でした!

番組内でデモテープを聴くシーン。とっても優しい感じの曲のはずが、視聴者の耳には

「ビャー!ビャー!ビャー!ブボボボボ!ビャー!ビャー!」

としか聞こえない不気味さです(字幕は文字化けしているしw)。音がだんだん大きくなって会話すら聞こえなくなるのに、番組内の人間は誰もその異変に気づいていない様子なのが本当に不気味でした。

テープ全体に漂う何とも言えない違和感も相まって、中々の恐怖演出だったと思います。

一年近く待たされた甲斐がありました。とても見ごたえがありましたね。歴代「Q」の中でもかなり怖く、そして謎の多いタイトルでした。

他の方はどんな考察をしているのでしょうか?楽しみです。

それでは。

コメント

  1. Saki より:

    お久しぶりです
    音楽番組から1999年の映像に切り替わる辺りなんですけど、最後両サイドで話をしてるにも関わらずリエコがこっちを見てるんですよね
    それに切り替わった後番組の時と同じ姿勢で座ってるのは何を意味しているんでしょうか?

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