はじめに
最近、「ほんとにあった!呪いのビデオ 一番怖い回ベスト10」という記事を書きました。正確には、以前の記事をリニューアルした形です。
ただ、あちらはエピソード単位のランキングなので、「結局どの巻を観ればいいのか」が少し分かりにくいかもしれないと思いました。
また、前回のランキングには入らなかったものの、ぜひ観ていただきたいエピソードはまだまだありますし、巻全体として見たときに「これは面白い」「これは怖い」と感じたタイトルもあります。
そこで今回は、タイトルごとに見どころのあるエピソードが詰まった、おすすめの巻をご紹介いたします。
第10位:ほんとにあった!呪いのビデオ1、2
記念すべきシリーズの原点にして伝説
まず、この2本は押さえておきたいところです。
言わずと知れた、シリーズ最初期に発売された記念すべき第1巻・第2巻です。
発売からすでに20年以上が経っているため、現在の感覚で観ると、正直なところ「めちゃくちゃ怖い」とまでは感じないかもしれません。
しかし、当時の心霊番組といえば、女性タレントが心霊スポットで大騒ぎしたり、霊能者が念仏を唱えながら派手に除霊したり、ひな壇タレントがリアクションを取るだけだったり……というフォーマットが定番でした。そうしたテレビ的な演出にやや食傷気味だった時代に、このシリーズの淡々とした投稿映像スタイルは非常に斬新で、新鮮に映ったのです。
代表的なエピソードとしては、第1巻の「白い着物の女」、第2巻の「作業服の男」がまず挙げられます。どちらも初期「ほん呪」を語るうえでは外せない、シリーズを象徴するようなエピソードです。
そのほかにも、第1巻の「墓参りの記録」「大学校舎にて」、第2巻の「踏切りに現われた足」「子供を呼ぶ声」など、派手さはないものの、じんわりと印象に残る恐怖を味わえるエピソードが揃っています。
「ほんとにあった!呪いのビデオ」というシリーズの基本を押さえる意味でも、まず視聴しておきたい2本です。
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第9位:ほんとにあった!呪いのビデオ Special 5
まずブレイクした驚愕のエピソード収録
実は「ほん呪」は、第1巻・第2巻の後、しばらく試行錯誤の時期に入ります。
シリーズとしての方向性はすでに見えていたものの、まだ制作側も手探りだったのか、「Ver.X」や「呪海スペシャル」など、少し変則的な展開も見られました。今振り返ると、それはそれで初期ならではの味わいではあるのですが、シリーズ全体としてはやや迷走していた時期とも言えるかもしれません。
そんな流れの中で登場したのが、後世まで語り継がれることになる驚愕のエピソード「疾走」です。
「疾走」は、初期「ほん呪」の中でも屈指のインパクトを誇る一本です。映像そのものの異様さ、見せ方のうまさ、スピード感。いずれを取っても強烈で、「ほんとにあった!呪いのビデオ」というシリーズの名前を一段押し上げたエピソードと言ってもよいでしょう。
あまりにも「疾走」の印象が強いため、ほかのエピソードが忘れられがちですが、この巻にはそれ以外にも見逃せない作品が揃っています。
たとえば「井戸」は、いかにも初期「ほん呪」らしい、地味ながらも不穏な空気をまとったエピソードです。そして「日本人形」もまた、人形という題材が持つ嫌な怖さをうまく引き出した、印象に残る一本です。
派手さだけではなく、じわじわと迫ってくる恐怖も含めて、初期「ほん呪」の魅力が詰まった傑作揃いのタイトルです。
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第8位:ほんとにあった!呪いのビデオ 15
演出補の存在感が、じわじわと前に出てくる一本
それまでの「ほん呪」に登場する演出補のスタッフは、基本的にはレポーターやインタビュアーとしての役割が中心でした。投稿者や関係者に話を聞き、現場を訪れ、必要な情報を整理する存在であり、スタッフ本人のキャラクター性を強く意識することは、そこまで多くなかったように思います。
ところが、この少し前にあたる「ほんとにあった!呪いのビデオ 14」で、強烈な存在感を放つ演出補・藤屋敷氏が登場します。
タバコをぷかぷか吸い、取材対象には基本的にタメ口。さらには事務所に遅刻して監督を締め出すなど、なかなか滅茶苦茶な人物です。普通に考えればかなり問題のあるスタッフなのですが、彼のもとに次々と降りかかる、どこか笑いを伴った災難の数々も含めて、妙にイジり甲斐があり、憎めない愛されキャラになっています。
そして「キャラクターの立った演出補」という意味では、後の「ほん呪」に登場する横田氏にもつながっていきます。大変ふくよかな体格の横田氏が、床を踏み抜くといった印象的な場面を見せることを考えると、ある意味で“ふくよか演出補”キャラの嚆矢とも言える存在かもしれません。
とはいえ、このタイトルは演出補のキャラクター性を楽しむだけの巻ではありません。
収録エピソードには、「責任」「ニューロシス」という屈指の恐怖エピソードも存在します。どちらも後味の悪さや不気味さが強く、単純なネタ回として片づけられないだけの怖さがあります。スタッフ側のキャラクターが立っている一方で、投稿映像そのものの恐怖もしっかりと味わえる、バランスの良い一本です。
ちなみに、視聴者に強烈な印象を残した藤屋敷氏ですが、実は出演しているのは前巻の「14」と、この「15」のわずか2本だけです。たった2巻しか登場していないにもかかわらず、これほど記憶に残るというのは、かなり稀有な存在と言えるでしょう。
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第7位:ほんとにあった!呪いのビデオ 54
身近な場所に、ふと入り込んでくる異界の気配
「ほんとにあった!呪いのビデオ 一番怖い回ベスト10」で第6位に選んだ「タワーパーキング」が収録されているタイトルです。
この「タワーパーキング」だけでも十分に見応えがありますが、それ以外にも「私は誰」「見えぬ踏切」「霊界電話」といった、かなり怖いエピソードが揃っています。全体的に、日常のすぐそばにある場所や道具に、ふいに異物が入り込んでくるような怖さが強い巻だと思います。
特に、冒頭の「私は誰」は個人的にもお気に入りのエピソードです。今となっては見慣れたものかもしれませんが、当時としてはまだ新しさのあったガジェットに、思いがけない恐怖が潜んでいる。その発想と見せ方が非常に印象的でした。便利なもの、楽しいはずのものが、急にこちら側を見返してくるような不気味さがあります。
「見えぬ踏切」は、派手な恐怖というよりも、過去に起きた何かの痕跡が静かに残り続けているような、しっとりとした怖さが魅力です(登場する当人たちはパニクりますがw)。場所に染みついた記憶のようなものが感じられ、観終わったあとにじわじわと印象が残ります。
そして「霊界電話」は、昔からある身近なインフラである電話を題材にしたエピソードです。普段何気なく使っているものが、もし“別のどこか”とつながってしまったら……という、日常に侵食してくるタイプの恐怖を味わえます。
「タワーパーキング」の強烈なインパクトに加え、ほかの収録作も粒ぞろいです。身近な風景の中に潜む怖さを堪能できる、おすすめの一本です。
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第6位:ほんとにあった!呪いのビデオ 51
初手から叩きつけられる強烈な恐怖と、奇妙な余韻が残る一本
「ほんとにあった!呪いのビデオ 一番怖い回ベスト10」で第4位に選んだ「夜警(夜の警備)」が収録されているタイトルです。
この「夜警」だけでも十分に観る価値がありますが、そのほかにも「空中楼閣」「溶怪」「ベッドの下」「開かずの部屋」など、注目すべきエピソードが揃っています。全体として、強烈な恐怖と、どこか説明しきれない奇妙な後味の両方を味わえる巻だと思います。
特に「夜警」は、冒頭からいきなり登場することもあり、そのインパクトはかなり強烈です。初っ端からこのレベルの映像を見せられるため、視聴者としては一気に作品世界へ引き込まれます。シンプルな状況設定でありながら、映像に映り込むものの異様さが際立っており、初見時の衝撃は相当なものがありました。
一方で「空中楼閣」は、「夜警」とは打って変わって、静かで不思議な感覚が残るエピソードです。はっきりと怖がらせにくるというよりも、現実の中にふっと説明のつかないものが紛れ込んでいるような、妙な余韻があります。この静かな違和感もまた、「ほん呪」らしい魅力のひとつです。
また、この巻では投稿者のリアルな反応や、取材中に別のエピソードに関わる連絡が入る場面など、ドキュメンタリーとしてのライブ感も印象に残ります。作られた段取りだけではない、その場で事態が動いているような空気があり、視聴していて妙な臨場感があります。
恐怖とは少し別の見どころになりますが、名物ディレクターである岩澤氏の、川居演出補に対するややパワハラ的な態度も、この時期ならではの妙な面白さがあります。今の感覚で見るとかなり無茶苦茶ではあるのですが、スタッフ間の空気感も含めて、シリーズの味になっている部分は否めません。
強烈な恐怖エピソードと、不思議な余韻を残すエピソード、さらにスタッフ取材パートのライブ感まで楽しめる、見どころの多いタイトルです。
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第5位:ほんとにあった!呪いのビデオ23
伝説の「廃神社」を収録した、メインエピソード屈指の傑作
伝説級のエピソード「廃神社」が収録されているタイトルです。
この「廃神社」は、投稿映像をきっかけに取材を重ね、その真相に迫っていくロングエピソードです。「ほん呪」でいうところの、いわゆる“メインエピソード”にあたるものですね。
正直なところ、ほん呪のメインエピソードは当たり外れが大きい印象があります。取材シーンが長く、やや冗長に感じられるものも少なくありません。散々引っ張ったわりに、肝心の投稿映像がいまひとつだった……というケースもあります。
しかし、この「廃神社」に関しては完全に例外です。
取材を重ねることで少しずつ不気味な背景が見えてくる構成になっており、単に尺を引き延ばしているだけではありません。廃神社という舞台の持つ異様な雰囲気、関係者への聞き込み、現場へ近づいていく緊張感がしっかり噛み合っていて、ロングエピソードとして非常に見応えがあります。
また、この巻では名物ディレクター・岩澤氏が、怪我で戦線離脱した大谷氏に代わり、演出補として初登場します。
それまでの大谷氏は、良くも悪くも空気の読めないキャラクターとして印象的でしたが、岩澤氏は対照的に、現場での判断力や立ち回りの的確さが目立ちます。初登場の時点で、すでにただ者ではない雰囲気があり、後にシリーズを代表する存在になっていく片鱗が感じられます。
「廃神社」という傑作エピソードの完成度に加え、岩澤氏の初登場という意味でも、シリーズの流れを語るうえで外せない一本です。
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第4位:ほんとにあった!呪いのビデオ25
「不気味な女」だけで元が取れる、中期ほん呪屈指の必見巻
「ほんとにあった!呪いのビデオ 一番怖い回ベスト10」で第2位に選んだ、超有名エピソード「不気味な女」が収録されているタイトルです。
この「不気味な女」は、ほん呪ファンの間でも語られることの多い、シリーズ屈指の有名エピソードです。映像のインパクトはもちろん、そこに至るまでの嫌な空気、そして観終わったあとに残る気味の悪さまで含めて、非常に完成度の高い一本だと思います。
さらに、この巻には冒頭からなかなか怖い「反面の男」も収録されています。初っ端に置かれていることもあり、導入としての掴みはかなり強めです。「不気味な女」ほどの知名度はないかもしれませんが、こちらも中期ほん呪らしい不穏さがあり、しっかり印象に残るエピソードです。
一方で、正直なところ、そのほかの収録エピソードについてはやや微妙な印象もあります。巻全体として傑作揃いというよりは、「不気味な女」と「反面の男」の2本が突出しているタイプのタイトルと言えるかもしれません。
ただし、その弱点を差し引いても、「不気味な女」の存在感は圧倒的です。この一本だけでも視聴する価値は十分にありますし、そこに「反面の男」まで加わることを考えれば、ほん呪を語るうえでは外せない一本です。
全体の粒ぞろい感よりも、強烈な代表作を目当てに観る巻。そういう意味では、非常に分かりやすくおすすめできるタイトルだと思います。
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第3位:ほんとにあった!呪いのビデオ50
💀 捨てエピソードなし。珠玉の恐怖が詰まった充実巻
私のレビューでは、各エピソードに対して怖さを測る簡単な評価を付けているのですが、その中で、メインエピソード以外に「怖くない」と評価したものが一つもなかったタイトルがこちらです。
これはなかなかの快挙だと思います。
収録エピソードには、「13年の呪い」「警官人形」「不気味な置物」「呪われたホーム・ムービー」など、見どころのある作品が揃っています。まさに珠玉のエピソードがてんこ盛りで、巻全体としての満足度が非常に高い一本です。
中でも、最後に収録されている「呪われたホーム・ムービー」は強烈です。ホームビデオという、本来なら家族の思い出を残すための穏やかな映像に、あれほど嫌なものが映り込んでしまう。そのギャップが非常に不気味で、トラウマ級の恐怖映像と言ってよいと思います。正直なところ、何度も見返したいタイプの映像ではありません。
「13年の呪い」は、長い年月を経て浮かび上がってくる因縁めいた怖さがありますし、「警官人形」は題材そのものの不気味さが強く印象に残ります。「不気味な置物」も、身近な物に宿る異様さを感じさせる、いかにもほん呪らしいエピソードです。
一方で、メインエピソードである「アフンルパロを見る女」は、恐怖度だけで言えばやや控えめです。ただ、構成としてはなかなか興味深く、単純な怖さとは別の面白さがあります。さらに、岩澤氏、菊池氏、川居氏というゴールデントリオの活躍も見どころです。
強烈な一発だけに頼るのではなく、収録エピソード全体の平均点が高いタイトルです。初期から中期にかけての「ほん呪」の面白さをしっかり味わえる、おすすめ度の高い一本だと思います。
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第2位:ほんとにあった!呪いのビデオ45
💀 「首の家」の衝撃と、黄昏時に忍び寄る静かな恐怖
超有名エピソード「首の家」を収録しているタイトルです。
「首の家」は、廃墟探索の映像に記録されたエピソードです。舞台となる場所の異様な雰囲気だけでも十分に不気味なのですが、そこに映り込む“あるもの”のインパクトがとにかく強烈です。初見では思わず仰け反ってしまうほどの衝撃があり、ほん呪ファンの間で語り継がれているのも納得の傑作だと思います。
ただ、この巻の見どころは「首の家」だけではありません。
「逢魔時の怪」は、黄昏時の海岸というロケーションの雰囲気が抜群のエピソードです。夕暮れの美しさと不穏さが同居する中で、ふいにあり得ないものを目撃してしまうような怖さがあります。派手に脅かすタイプではありませんが、静かに嫌な余韻を残す一本です。
また、「お別れ会の練習」も印象に残ります。子どもたちの合唱練習という日常的な風景に、違和感のあるものが紛れ込んでいる。その“あるはずのないものが映っている”気持ち悪さが強く、じわじわと後を引きます。
「首の家」の圧倒的な衝撃を軸にしつつ、「逢魔時の怪」や「お別れ会の練習」といった、静かに迫る恐怖も楽しめる一本です。強烈な一撃と、じわじわ染み込む不気味さの両方を味わえる、非常に見応えのあるタイトルだと思います。
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第1位:ほんとにあった!呪いのビデオ55
👑 傑作
⚠️ 全エピソードがひとつにつながる、異色にして完成度の高い一本
「銅像」「タイムラプス」「誰がいなくなった?」「飛ぶカメラ」「悪人」という、珠玉のエピソードを収録したタイトルです。
この巻の大きな特徴は、それぞれのエピソードが単独で存在しているだけではなく、すべてに関連性があり、全体としてひとつのストーリーにつながっている点です。
通常の「ほん呪」は、複数の投稿映像を集めたオムニバス形式が基本です。もちろんメインエピソードが大きく展開する巻もありますが、それでも各エピソードは独立していることが多く、ここまで全体の構成に明確なつながりを持たせたタイトルは、かなり異色だったと思います。
そのため、この巻は単に「怖い映像がいくつも入っている」というだけではなく、観進めるほどに全体像が見えてくる面白さがあります。最初は別々に見えていた出来事が、少しずつ線で結ばれていく感覚があり、シリーズの中でも構成面で強く印象に残る一本です。
中でも「飛ぶカメラ」は、このエピソード単体でも十分に怖い映像です。インパクトが分かりやすく、映像としての強さもあるため、地上波バラエティ番組で盛んに取り上げられ、有名になったのも納得できます。ほん呪をあまり知らない人でも、この映像だけは見たことがある、というケースもあるかもしれません。
また、このタイトルは名物ディレクター・岩澤氏の有終の美を飾る作品としても語り継がれています。長くシリーズを支えてきた岩澤氏が関わる集大成的な一本として見ると、単なる恐怖映像集以上の感慨があります。
珠玉のエピソード群、全体を貫くストーリー性、そして岩澤氏の節目としての意味。怖さと構成の面白さ、シリーズ史的な重要性を兼ね備えた、非常に完成度の高いタイトルだと思います。
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惜しくもトップ10入りならず。それでも観てほしい名作タイトル
ちなみに、ベスト10圏外となったものの、興味深いタイトルもいくつかあります。
ここでは、その中から特に印象に残る3本を簡単にご紹介いたします。
ほんとにあった!呪いのビデオ13
各エピソードとは直接関係のない“びっくり演出”で、物議を醸したタイトルです。
賛否両論……と言いたいところですが、どちらかといえば不評寄りだった印象で、以降のシリーズでこの演出スタイルが継承されることはありませんでした。
とはいえ、こうした実験的な試みも含めて、シリーズの変遷を知るうえでは興味深い一本です。
また、有名エピソード「呪いの女」が収録されている点でも、チェックしておきたいタイトルです。
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ほんとにあった!呪いのビデオ52
ランキング入りした「ほんとにあった!呪いのビデオ 50」に収録されている「不気味な置物」の続編、「続・不気味な置物」が収録されています。
このエピソードでは、あの置物がさらに変貌していく様子が描かれ、前作とはまた違った不気味さを味わえます。身近な物が少しずつ異様なものへ変わっていく恐怖が、より一層強まっている印象です。
そのほかにも、「奇怪な未来」「雨の死者」といった興味深いエピソードが収録されており、惜しくもトップ10には入りませんでしたが、見どころの多いタイトルだと思います。
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ほんとにあった!呪いのビデオ67
上記の「ほんとにあった!呪いのビデオ 52」に収録されている「奇怪な未来」の、まさかの続編「奇怪な過去」が収録されています。
3年越しに伏線を回収するような続編の登場には、かなり驚かされました。単発エピソードが多いシリーズの中で、こうした時間差のつながりが出てくるのは非常に興味深いところです。
また、この巻からは、私が勝手に“冥婚シリーズ”と呼んでいる夏の3部作メインエピソード「禁忌」が始まります。そのため、続巻である68・69とあわせて視聴するのもおすすめです。
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終わりに
いかがでしたでしょうか。
今回のランキングは、あくまで私の独断と偏見によるものです。
「ほんとにあった!呪いのビデオ」には珠玉のエピソードがまだまだあります。ただ、今回はエピソード単位ではなく“タイトル全体”として選んだため、ランキング作成にはかなり悩まされました。
強烈な名作エピソードが収録されていても、巻全体で見ると少し弱いものもありますし、逆に突出した一本はなくても、全体の満足度が高いタイトルもあります。そう考えると、単純な怖さだけでは順位を決めきれない難しさがありました。
極端な話をすれば、「50番台は全部観ておけ」という身も蓋もない結論になってしまいそうです。とはいえ、あらためて振り返ってみると、10番台後半から20番台にも、かなり見応えのあるタイトルが控えていることが分かります。
一方で、正直なところ70番台以降については、時々「おっ!」と感じるエピソードがあるものの、シリーズ全体としては徐々にパワーを失っている感は否めません。
もちろん、長く続くシリーズである以上、常に初期や中期のような衝撃を維持するのは難しいことだと思います。それでも、「ほんとにあった!呪いのビデオ」には、これまで何度も予想外の恐怖や印象的なエピソードを見せてもらいました。
今後もシリーズが続いていく中で、今回のランキングを覆すようなタイトルが再び登場することを願ってやみません。
それでは。
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