初めに
「劇場版 放送禁止 洗脳 ぼくの3人の妻」は2026年3月13日に公開された映画です。フジテレビで不定期放送されていたドラマ、「放送禁止シリーズ」の劇場版第4弾で、放送版の続編ではなく完全オリジナルで、シリーズの劇場版最新の作品になります。
前回の劇場版(劇場版 放送禁止 洗脳〜邪悪なる鉄のイメージ〜)から11年ぶりの新作です。配信はとっくに始まっていたのですが、フジテレビ系という事で「F.O.D」でしか観れませんでしたが、最近やっとDVDがリリースされたので視聴が叶いました。
概要
WEBデザイナーの萩原紘二は、会社経営者の中瀬由子、元モデルの乾麻莉奈、看護師の内野楓という3人の女性と、郊外の一軒家で暮らしている。4人は、一人の夫を3人の妻が共有する「一夫多妻」の家庭として、テレビ局のドキュメンタリー取材を受けていた。
そして1年後。霊媒師の祈祷を受けた3人の妻は、それぞれトランス状態となり、口々に「私が夫を殺した」と告白する。
残された取材映像には、一見平穏な共同生活が記録されていた。しかし撮影が進むにつれ、紘二が訴える家の超常現象や最上階の「開かずの間」など、不可解な出来事が次々と浮かび上がる。
さらに、4人の関係に潜む歪みや、それぞれの秘密と思惑も少しずつ明らかになっていくのだが……。
感想(ネタバレ注意)
気が付いたこと
- 冒頭や途中で差し込まれるお祓いシーンで、皆「夫を殺した」とは言っているが、「紘二を殺した」とは言っていない。ん?
- 「今のちゃんと撮れた?」これ紘二さんの声だよね。
- お祓いが終わった後「カメラ」と発しカメラを床に置かせる。
- 最後、窓際のサボテンが4本に増えてる。
- 由子の「私たち同じことを繰り返してしまって」との発言。この時のサボテンは3本。
- 紘二いわく「幽霊は3人いる」。
- パソコンの前の紘二。傍らに同じ家の前での集合写真3枚。それぞれ違う男、しかも一人ギター持ってるぞ。
- 映像を合成する過程のシーン。
- 紘二が「昔の男の話を聞いてくる」という麻莉奈の証言。
- 紘二には音信不通の兄がいる。開かずの間に存在した絵には「kouichi」のサイン。
- 最後のシーン。無人と思われた家の二階の窓に3人の女性の姿がうっすらと見える。
- 「じゃカットすね」「はい」。ここで何故か地面にカメラを置く。
見逃しているシーン多々ありそうです。
考察・感想
いや~今回も難しい。
中瀬由子、乾麻莉奈、内野楓の3人は、夫と称する1人の男性と同居の上殺してしまうと言う行為を過去に3回も繰り返していた。その犠牲者の一人は絵を描くことが趣味の紘二の兄「萩原こういち」であった。紘二は調査の結果からこの女3人が兄を殺したと確信、証拠をつかむために敢えて彼女らに接近した。テレビの取材を受けたり、3人の幽霊の存在をアピールしたりして彼女らを精神的に追い詰め、ついにトランス状態になった彼女らの口から、夫の殺害を自供させることに成功。だがその後紘二も…。
と言ったところでなのでしょうか。
でもなんか変なんですよね。
- そもそもこんな目立つ生活を3回以上繰り返せるものなのか
- 彼女たちの目的は何?金?ではなさそうだし、生命保険とかの話は出てこないし
- 紘二さんが潜入とか彼女らに近づけたとして、惚れてくれるとは限らないじゃん
- それも彼女らはサキュバスみたいに男の精を吸い尽くすのが目的の妖怪か何かなのか?
- でも超自然的な事象のシーンは出てこないし(幽霊は紘二さんの狂言だし)
- 楓が注射で紘二さんを殺そうとしたのは何?他の2人に相談なかったみたいだし。
- で、やっぱり紘二さんは最後に殺されちゃったのかな
よくわからない。
というか、仮にいくつかの考察を思いついたとしても、どこかつじつまの合わない疑問点が生まれてくる、その奇妙な感覚を味わう作品なのかとも思いました。案外正解なんかなかったりして。
最後にして最大の謎は、なんでカメラを地面(床)に置くのか置かせるのか。これが全く分かりません(笑)。
今回は男女関係の生々しさがあり、皆がしたり顔で「新しい家族のかたち」みたいな話をされるのがちょっとむかついたり、序盤の日常風景とかの茶番劇はかなり苦痛でした。終盤になって謎や違和感が詳らかになるに従い面白くはなってきたんですけど。
これ映画公開が先だったんですけど、初見では解釈不能で頭に「?」がいくつも浮かびつつ、劇場を後にすることになったでしょう。いや難しい「放送禁止」シリーズも数を重ねファンにも考察猛者が増えたことで難易度上げてきたのでしょう。頭の悪い僕にはなかなか厳しいっす。
それでは。
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