はじめに
「ほんとにあった!呪いのビデオ118」のネタバレを含むレビューおよび考察です。
今回は私の体調不良によりレビューが大幅に遅れてしまったことをお詫びいたします。
このレビューはネタバレ満載ですので、本タイトル未見の方はご注意のほどよろしくお願いいたします。
パンク(怖い)
概要
投稿者は地元の先輩と、カーシェアを利用し夜のドライブに出かける。だが出発して間もなく、タイヤに異変が起こる。どうやらパンクしてしまったようだ。
サポートに連絡してロードサービスを受けているとき、何気にパンクしたタイヤを撮影していると、地面を擦るような異様な音が近づいてくる。
その方向にカメラを向けると…。
感想(ネタバレ)
車の下で、匍匐前進の女性がこっちに這ってきます。顔の上半分は影になってしまい、胴体も見えないので詳細は判りませんが、スケール感から少女のような気がします。
まあこれだけならよくある映像なんですが、なんとこの少女の口元が「満面の笑み」でめっちゃ嬉しそうなんですよ。その場違いな笑顔に悪意を感じてしまい、かなり恐怖的インパクトがありますね。
つかみは上々です。
森(怖い)
概要
数十年前の古い映像。投稿者は幼少期で、自然に囲まれた山の中で父との映像である。楽しそうで和やかな状況だが、幼い投稿者が父にカメラを向けると、そこにおぞましい何かが写ってしまう。
感想(ネタバレ)
幼い投稿者がお父さんにカメラを向け、駆け寄ります。するとお父さんの背後、めっちゃ近くに何か写っているんです。子供だった投稿者はこの存在に気が付いていなかったのか、すぐにカメラは動いてしまい、その「何か」は見切れてしまいます。
スローリプレイでその正体は判明します。土気色した顔の女でした。まるで父親がその女をおんぶしているかと思ってしまう程近く。静止画で確認すると、かなり不気味であります。
コスプレ(少し怖い)
概要
SNSで知り合ったコスプレ仲間とスタジオ借りて撮影会。その中の一人の女性に不可思議なモノが写り込んだ。
感想(ネタバレ)
ストロボが焚かれるたびに、この女性に何か変なものが纏わりついているんですよね。スローリプレイで見ると、裸の男性らしき半透明の影が、この女性を後ろから抱きしめるような感じで写り込んでいます。
この女性は、母の再婚相手の男からセクハラ受けていたことがあり、母はそれを理由に離婚。でもその後にも、この男がしつこくSNS等で接触してきたことがあるそうで、その生霊なのでしょうか。
それほど怖い映像でもありませんが、そんな背景を知ると不穏で実に気持ち悪いです。
終・Backrooms -前編-(少し怖い)
前巻まで超ざっくりのあらすじ
投稿者姉妹は幼いころ、兄・秀陽さんが行方不明になっていた。最近発見されたその際の映像が最初の投稿映像。調べが進むとその映像が撮影された家では精神障害の今津平三さんが庭の離れで監禁されており、大戦時の機銃掃射で命を落としていた。
その時に残された今津正嗣さんの日記と平三さん人差し指を長女のタキコさんが受け継ぎ、コーポ下原というアパートで暮らしていたことが判る。そのアパートは心霊現象が多発していた。
概要
そのアパート「コーポ下原」の空き部屋を清掃した会社は社員に次々と不幸があり最終的に倒産 ネットでは「事故物件のデパート」と言われている。ここでは10年くらい前から、様々な事件に見舞われたが、このアパートの2階に住んでいた人が特にヤバいらしく、呪物コレクターで、まじないのようなこともしていたとか、また蟲毒の作成をも試みていたとか、一番ヤバい人間の指のミイラを所有していたとか言う噂がこの近辺で囁かれていたそうである。その人物は若い男性で、数年前に部屋から消えてしまい、呪物だけが残されていたという。
スタッフは最初の投稿映像に写っていた部屋は、実はこの部屋なのでは、と検証を進めると、それがいくつかの映像で裏付けられる。またこの部屋に最後に住んでいた男性の名前が不動産業者経由で判明、その名は「有島秀陽」であった。幼少期に失踪した投稿者の兄「秀陽」さんだったのだ。
スタッフが懇意にしている霊能者にアドバイスを仰ぐと、F邸よりもそのアパートあったと思われる平三さんの「指」の方が、根本的な原因であるとのこと。相当危険と思われるが、スタッフは覚悟を持ってあのアパートの調査を行うことにする。だが同行者の霊能者はその部屋の入室を尻込みしてしまい、外で待機、スタッフだけでこの部屋に乗り込み、周辺住民の訴える物音や話し声を高性能マイクでモニターすることに。
マイクには様々な音や声が記録されるが、はっきりとは分からない。ただ音が集中する一角、エアコンの上に、平三さんの指が入っていたと思われる気の小さな箱が発見される。外で待機する霊能者にアドバイス求め、直に触らないように部屋から出るように言われる。だが美濃が何かを感じたのか、急に体調を崩し救急車で運ばれる事態になってしまった。
そしてその際の映像に不気味なものが写り込んでしまった。
この木箱は大変危険であるためすぐに供養してもらう。そして中にあった布にはある人物の氏名と住所が記載されていた。筆跡から、これもタキコさんが書いたものではないかとスタッフは推測する。
感想
概要のとおりなんですが、あれだけ仰々しい機器を持ち込んで捉えたはずの音の解析は行われず、肝心の指もなく、なんだかあまり調査は進みません。
美濃君が倒れ込んだ時に、懐中電灯の光の中に怖い顔が現れ、これはそこそこ怖いです。
トランポリン(怖い)
概要
とある観光施設のトランポリンで遊ぶ父子。楽しげな風景に不可解なものが写り込んでいる。
感想(ネタバレ)
楽しそうでほほえましい光景ですが、トランポリンの背後になんか不気味な親子三人って感じの人影があるんですよ。一見するとそこにほんとに三人がいたみたいにも見えるんですが、ちょっと変なのです。
まず色がない。あんまり天気が良い感じでもないし、画質もお世辞にも良いとは言えないので、そんなこともあるかなっとも思われそうですが、子供はずっとこっちを凝視している、父親らしい人影は最初うずくまっていてゆっくりと立ち上がるが項を垂れている。そして母親らしき人影はずっとこちらに背を向けているのです。この三人の立ち姿が異様でかつ何か言いたげで実に不気味なんです。
それとは別にトランポリンの端っこのスプリングが入っている隙間、あそこからしわがれた手が、まるで溺れていたものがわらをもつかむ感じで指を動かして出てくるんです。
小粒ではありますが雰囲気はとても感慨深く、ゾッとしましたね。結構好きなエピソードです。
あと、お父さんのTシャツが気になった。「テンペスト」って書いてあります。なんのTシャツ?
シリーズ監視カメラ・ヘアサロン(少し怖い)
概要
とあるヘアサロンで朝来ると床に髪の毛が散乱している。昨日終業時にきちんと掃除をしたのにもかかわらず、である。監視カメラを設置してみると恐ろしいものが写り込んでいた。
感想
この監視カメラ、1分ごとに10分記録するという訳の分からないモノ。つまりすべての記録がそれぞれ9分ダブってるって事?12:00から始まるとすると12:00から12:10までの記録。その次が12:01から12:11までの記録?…と思ったら、10分記録したら1分休んでまた10分と言う感じのようですね。たった1分のインターバルに何の意味があるのでしょう?。
3:27 髪の長い女性登場。うつむいた女性が慟哭しているのか、前後に動く。
3:39 同じ、床に少量の髪の毛らしきものが落ちている。
3:51 床の髪の毛が増える。
4:03 床の髪の毛が爆増。
4:13 髪の毛残して女消える。
これ本当だったら中々に不気味で雰囲気がありますね。
どうやらこのサロンには問題のある男性スタッフがいたそうで、女癖が悪い、というより客へのセクハラ、ストーカー気質だったようで、この男をクビにしたら現象も止んだそうです。いったいどんないわれのある幽霊なのでしょうか。
祖母と(怖い)
概要
投稿者の幼いころの映像。お婆ちゃんと遊ぶ微笑まし光景。窓の外に得体のしれない人影が横切る。その後幼い投稿者がカメラに向かってよちよち歩いてくるのだが…。
感想
これ慣れてない人は結構怖いかもしれません。
最初外に面した曇りガラス越しに不穏な人影が横切ります。曇りガラスなのでその造形ははっきりしないのですが、なんかとても気持ちの悪い感覚がよぎります。
で、こっちに来る幼い投稿者。カメラの目の前でドアップになります。すると…。
「それ」も超ドアップで左から写り込んでくるのです。ちょっとびっくりしましたね。一瞬なので「なんだ今の?」って感じですが、スローリプレイではっきりと写った「それ」は中々怖いです。
終・Backrooms -後編-(少し怖い)
概要
今津平三さんの「指」が収められていたと思われる小さな木箱には、「屋島文蔵」と書かれた布切れが残っていた。住所も書かれていたためスタッフのその場所に取材に向かう。
この周辺は戦争遺跡が多く、集団自決もあったため遺体も埋まっており。鉄道の延伸も立ち消えになったそうである。スタッフは聞き込みによりこの人物の姪に辿り着く。文蔵は軍に所属し本土決戦備えていたが、空爆で怪我を負い除隊した模様。傷痍軍人となり実家に戻る。
だがそれを期に彼は人が変わってしまい、酒浸りになり性格も粗暴になってしまった。別宅に移り病死したらしい。文蔵氏の配属先とタキコさんの務めていた軍病院がほど近いことも判明した。負傷した文蔵氏がその病院に担ぎ込まれたことも考えられ、タキコさんと知り合ったのだろうかとも想像できる。
行き場の無い者たちが寄り添い、ひっそりと暮らす地域にあるという文蔵氏の別宅を訪れる。彼はここでしばらく、身寄りのない者たちの埋葬などを手伝う仕事をしていたらしい。荒れ果てたその家は半ば廃墟のようであったが、最近のゴミに交じり「今津正嗣」さんのバッグなど今津家所縁のものが発見された。家を出た今津家はこの地域に辿り着き集団自決、遺体の処理を行った文蔵さんが日記と指をタキコさんに渡したのかもしれない。
また近くには毒虫の死体がぎっしり詰まったガラス瓶がいくつも見つかった。何者かが蟲毒を作成して恨みを晴らそうとしていたのか。祝詞が書かれた紙片や蟲毒作成のメモなども見つかり文蔵氏はここで何らかの儀式、呪術を行おうとしていたのか。
そんな中スタッフを伺うように立ちすくむ黒い服の男性を美濃が発見する。年恰好からして行方不明の秀陽さんなのだろうか?
立ち去るこの男をダッシュで追いかける美濃。だがその先では…。
感想(ネタバレ)
秀陽さんらしき男性を追いかける美濃氏ですが、何とか追いついてしまいます。ですが、立ちすくむ秀陽さんの後ろから、無数の手が纏わりついたかと思うと、すぐに消えてしまいました。
大体のパターンですと対象者に捲かれるケースが多いので、これにはちょっとびっくり。でもやっぱりまんまと消え去られてしまいます。唖然としながらも辺りを探る美濃君でしたが、何故か足元にビデオテープが落ちていました。
このビデオテープの中身が今エピソードの映像になります。元の投稿者藤田さんへの取材で秀陽さんの幼少期、あのF邸での失踪騒ぎの起こる数週間前に、小学校の社会科見学かなにかで、地元の戦争遺跡である地下壕跡らしき場所での映像でした。
画面フリーズと共に不気味なうめき声と人の顔、少し元に戻ると再びフリーズっぽくなり、苦しむような声と仰向けに倒れ込んだ秀陽さんらしき少年。その顔はこちらに向くのですが、とてもこの世のものとは思えない能面のようなものでした。
で、感想なんですが、今回は釈然としないというかよく判りませんでしたね。
- F邸で今津平蔵が機銃掃射で死去。正嗣は平三の指を発見。
- 千葉の田舎(文蔵の別邸?)に移り今津家はそこで集団自決。
- 屋島文蔵は従軍中に空爆に遭い負傷。担ぎ込まれた病院でタキコさんと知り合う。
- 文蔵はあの別邸で今津家の遺品(日記や平三の指)を発見。タキコさんに届ける。
- 文蔵は平三の指の影響かなにかで、何かを呪う呪物や呪いに傾倒。タキコさんも呼応。
- その影響で戦争遺跡やF邸で秀陽さんが異世界、あるいはあのアパートの部屋を垣間見た結果、何かに引き込まれる。
- 呪いに取り込まれた秀陽さんは失踪したが、どこかで成長してたの?
- 後にあのアパートで呪物コレクターとなる。
- 秀陽さんは文蔵の呪いの意思を引き継いだのか?
- 結局、平三の無念と呪いが様々な影響を受け増幅したのか?
- つか、なんなの?
温厚だった屋島文蔵氏が軍役から帰ってきてから急に粗暴になってしまったのは、平三の指に関わったからなんでしょうかね。タキコさんとどう絡んだのかもよくわかりません。呪いは平三→文蔵→タキコ→秀陽と受け継がれたのでしょうか。
文蔵氏の記した文の現代語訳をAIにしてもらいました。
どれほどの数の亡骸(遺体)をここに埋めたのだろうか。
「焼き捨てろ」と命令された、彼らの遺品を、私は密かに持ち帰る。
おぞましい蟲毒の呪術を学び、知ること。
幼い子供の指を月日に懸けて、この無念の情を増幅させ、肥やしていくのだ。
何年、あるいは何十年かかろうとも、その結末をこの目で最後まで見届ける。
国さえも恐れることになる、あの凄まじい呪いの行く末を、何としてでも、私は見届けなければならない。
うーん。文蔵氏は何を恨んで呪おうとしていたのでしょうか?国?
映像はまあそこそこ怖いです。倒れ込んだ秀陽さんの奇妙な顔もちょっとぎょっとするのですが、社会科見学で秀陽さんが卒倒して倒れ込んだみたいな事件があったのでしょうか。だったら藤田さんへの取材で何か言ってそうですけどね。
因みにこの地下壕、「館山海軍航空隊 赤山地下壕跡」のようですね。なんとGoogleストビューで行けます。ですが、残念ながら2026年10月現在、崩落の影響で営業休止中だそうです。
感想まとめ
三部作、つまらなくはなかったけど真相やきっかけがボヤっとしているので、かなり消化不良でしたね。それとも僕の理解力の問題なのかな。
一方、一般投稿は味わい深いものが多かった印象です。特に印象的だったのは「トランポリン」「ヘアサロン」でしたね。「ぎゃ!」と言う怖さではないんですけど妙に心に残ります。
それでは。
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