ほんとにあった!呪いのビデオ48(ネタバレあり)

eye_catch_noro_48 ほん呪
ほんとにあった!呪いのビデオ48
ほんとにあった!呪いのビデオ48

はじめに

「ほんとにあった!呪いのビデオ48」です。夏の3部作(当時)である「死返編」が中編をむかえます。また、有名なエピソード「首の家」の続編とも言える「続・首の家 憑いてくる怨霊」が収録されています。

雨女(少し怖い)

概要

ドライブに出かけた若い男女が、高速道路のサービスエリアで休憩している。椅子に座り、軽食を頬張る彼女の背後に、真っ赤な傘を刺し、立ちすくんでいる女性の姿が見える。顔は傘に完全に隠れてしまい、表情はうかがえない。背景が見切れて戻ってきたカメラは、彼女のすぐ背後に、一瞬にして迫ってきているその女を捉えた。真っ赤な傘は後ろに傾き、徐々に女の姿は露わになる。だが当然そこに存在するべき頭はなかった。

当時の天気は曇り空ではあったものの、雨など一滴も降ってはいなかったそうである。

感想

なかなか雰囲気は出ています。掴みとしてはいいんじゃないでしょうか。もう少し晴れ渡っていた方が、真っ赤な傘をさす女の異様さが強調されて良いとは思いましたが、ドキュメンタリー(一応)なので仕方ないですね。

シリーズ監視カメラ・マンションロビー(少し怖い)

概要

恋人が謎の失踪をしてしまった若い男性が投稿者。失踪の手がかりを探し、彼は彼女の両親とともに、一人暮らしであった彼女のマンションの管理会社から、ロビーの監視カメラの映像を入手することに成功する。だが、その映像には不可解な現象が記録されていた。

彼女がマンションロビーの郵便受けからl郵便物を取り出し立ち去ろうとした瞬間、画面が乱れ、彼女の背後に不気味な女性が立ちすくんでいる。再び画面が乱れると、不気味な女とともに投稿者の彼女の姿も忽然と消えてしまう。

感想

ありがちすぎるパターンで怖くはない、とおもいきや、背後に立つ女性が少し前かがみで手をだらんと前に伸ばし、足もなんだか妙に細くて、一言で言うととても気持ち悪いです。

続・首の家 憑いてくる怨霊(かなり怖い)

概要

ほんとにあった!呪いのビデオ45」で紹介された「首の家」。このエピソードが制作委員会に投稿されたのは、実は2年あまりも前であった。映像の編集の段階で様々なトラブルにより収録が遅れたのである。度重なるお祓いにより、ようやく収録にこぎつけたものであった。

そんな折、この「首の家」の投稿者の浜田さんの交際相手の女性、山本さんから新たな映像が投稿される。添付された手紙によると、浜田さんが交通事故で亡くなってしまったというではないか。実は制作委員会スタッフは本呪45発売後に賞金の件で浜田さんと連絡を取ろうとしていたが、取れなくなってしまっていたのだ。彼女によると、浜田さんはバイクでカーブを曲がりきれず転倒し、首の骨を折って即死状態だったそうである。

山本さんが投稿した映像、それは浜田さん、山本さんを交えた飲み会の様子を撮影したもので、浜田さんの背後に不気味な男が写ってしまっていた。山本さんはこの映像を本人に見せるが、彼は顔をこわばらせて、それきり無言になってしまった。事故死したのはその後のことである。実は山本さんは廃墟を探検したことや、この際の映像を本呪に投稿していたことは全く知らなかったという。後に「首の家」の映像を見た山本さんは、浜田さんの背後に映る顔が首の家の男の顔とよく似ていると感じ、彼の死に何か関係があるのではと思い、投稿したそうである。そして山本さんの証言で、浜田さんに同行していた男性は友人の黒木さんであることが判明する。

山本さんに黒木さんの実家に連絡を取ってもらうと、なんと彼も交通事故に遭い、入院しているという。スタッフは山本さんのつてで、黒木さんの電話番号を入手するも、電話は繋がらない。スタッフは留守番電話にメッセージを入れる傍、黒木さんの実家に向かう。応対した母親には、「退院はしたものの、ショックで直接取材は不可能」と断られてしまう。映像に写っているもう1人の女性が、黒木さんの恋人であったこともわかるが、彼女も事故を起こした車に同乗しており、怪我による半身不随で、取材を受けられる状態ではないそうだ。

この件に関する取材はここまでかと思われた数日後、なんと黒木さん本人からの手紙が制作委員会に届く。事故の後遺症からか、その文面の文字はひどく歪んでいた。彼の手紙によると、彼女を乗せてドライブ中、目の前に人が飛び出してハンドルを取られ、対向車と衝突してしまったそうである。だが後に、事故の現場に黒木さんの車が撥ねた人物など存在していなかった事がわかる。黒木さんが見たというその人物は、あの廃墟の男に似ていた気がするとも手紙に記されていた。手紙にはSDカードが同封されており、そこには当時「首の家」の映像の中で黒木さんが撮影していたデジカメの写真が収録されていた。その半数近くの写真には謎の赤い光が写り込んでいた。これは侵入者に対する霊の警告なのだろうか。

ここで山本さんが投稿した映像が紹介される。撮影者は山本さんで、なんの変哲もない飲み会の様子である。しばらくすると映像がつっかえたように停止し、断続的になる。浜田さんを何度か写したシーンの1つに、彼の脇の下あたり、腕と体の隙間にあの男の顔が現れ、こちらを睨んでいる。

なぜ映像を投稿して2年も経ってから、次々と関係者に不幸が訪れるのだろうか。この映像がDVDに収録され、市場に流れてしまったことが、霊の逆鱗に触れたとでも…いうのだろうか。

感想

関係者に次々と不幸が訪れるとかよくある話ですし、名エピソードの続編とかは、大抵つまんなかったり、パワーダウンしているものですから、あまり期待はしていませんでした。

「首の家」のあの男に似ているとかいっても、見えていたのは目の周りのほんの一部。あれしか写っていないのに、似ているかどうかなんて分かるわけないじゃん。どうせ雰囲気が似ているとかそんなでしょ?と思っていたら、「絶対こいつだ!!」としか思えないほど「首の家」の男でした。目は口ほどに物を言う(用法ちょっと違うが)ではありませんが、あれしかない情報で人物(?)を特定できちゃうのも不思議だと思いました。

おちゃらけていて、現場から一目散に逃げた男性(黒木さん)にも不幸が訪れていたことに驚きです。写真バンバン撮ってたんだからその写真の件も取材しろよ、とか思っていたので、今回のエピソードは満足度高しです。「廃墟の演奏会」のレビューで、「わからないのが怖い」とか書いてしまいましたが、いろいろとわかりすぎて怖い場合もあるんだなと思いました。

残念ながらインパクトでは前回に遠く及びませんが。

ワカサギ釣り(少し怖い)

概要

東北地方で、湖に厚く張った氷に穴を開け、釣り糸を垂らして楽しむワカサギ釣り。その穴を開けている楽しげな光景に異様なものが写った。氷の下に無数の顔が姿を現したのである。

感想

穴の方に集中していたので初見では見逃してしまいました。「そっちかい!」て感じです。しかもわらわらと、群がるようにたくさんの顔が写っているので、ちょっとインパクトはあります。でもあの写り方だと、氷の下ではなくて、厚い氷の中でカチンコチンなのでは(笑)。だって、その上でジャンプしてもビクともしない厚さなんですから。

歩道橋の怪(怖い…けど)

概要

ドライブ中に歩道橋から人が飛び降り、車の屋根に落ちてきた。ドスンという衝撃音に、慌てて車を停車させ、屋根上を調べるが何もない。だが映像は仰向けに倒れ、こちらを睨む男性を一瞬捉えていた。

感想

現れ方が映像的にうまくて、ちょっとびっくりしましたが、あまり怖くはないです。そもそも、男の姿の黒い部分が濃度不足で、車の暗さより全然明るく、浮いた感じがしてとても合成くさいです。

友達(少し怖い)

概要

河川敷でバーベキューを楽しむ投稿者たち。その映像にありえないものがインサートされた。それは高校時代の友人で映像が乱れたのち、水彩絵の具で引き伸ばされたように頭が歪み、「しぬよたすけて」と機械的な音声が紛れ込むというもの。数秒後には元のバーベキューの映像に戻る。

実はこの不気味な映像の状況は、3年前の仲間内の居酒屋での同窓会のもので、その映像は別に存在しているというのだ。もちろんこの映像内では、友人も楽しげで、こんなセリフなどつぶやいてはいない。物理的にバーベキューの映像に入り込むなどありえないのだ。

彼の映像が入り込んだ時刻、ちょうどその時刻に、この友人は首を吊って自殺してしまったそうである。

感想

東急電車(新5000系)が写っています。田園都市線の二子玉川駅近くの河川敷ですね。映像そのものは恐ろしいものではありませんが、全く関係のない映像が紛れ込むのはそれなりに不気味です。投稿者はそれほど親しいと思っていなかった(私の想像)友人が、実はこちらを気にかけていた、ということなのか、たまたま波長があったのか、そういう一方通行的な想いというのが想像できて、切ないというか、味わい深いなと思いました。ま、本人は怖いでしょうね。

闇鍋(少し怖い)

概要

ナイトモードで撮影する闇鍋の様子。闇鍋は真っ暗な中、各自持ち寄った食材をごった煮にし、参加者は箸をつけたら最後その食材を必ず食べなければならない、というルールの一種の遊びである。参加者が切ってもいない巨大なたくあんを食べようとしたのち、ミンティアか何かを鍋にザラザラ振りまいているシーンの後、背後に不気味な女が笑いながら顔を出す。撮影者が気がつき、慌てて明かりを灯すがもうその女はいなかった。

この部屋の隣室では一週間ほど前女性が手首を切って自殺する事件があったそうだ。

感想

闇鍋というのが好きになれないというか、理解できません。絶対まずいし、絶対食べきれないし、絶対食材が無駄になるし、こんなのが楽しいのでしょうか。あの沢庵どうするんだろう?洗って切れば食えるか(笑)。

それはともかく、撮影者が気がついて「やばいのが写った」と灯りをつける件(くだり)がとてもリアルだったのが印象に残っています。反応がとても自然。実際写っちゃったらこんな反応になるよね。

さて写りこんだ女性ですが、笑っているように見えました。本来なら怖いのですが、「楽しそう、私もまぜてぇ」と言っているようで、なんかそれほど怖くないです。

死返(まかるがえし) 中編(少し怖い)

概要

前回までの超ざっくりあらすじ

田沼という男がスタジオを借りて派遣モデル(斉木さん)になんか儀式を行った。その斉木さんと友達の鈴川さんが撮りあった映像、それぞれの映像の同じタイミングでに変なばあさんが映った。ばあさんは映像内で「おまえのからだにしよう」とか不穏なセリフを吐く。斉木さんは行方不明。

本編

普通ならこれ以上の調査は暗礁に乗り上げるところだが、有能な菊池は「他のモデル事務所からも派遣されていたかも」との考えが閃く。そこで都内近郊のモデル事務所に片っ端から当たるというローラー作戦を展開、1件だけ田沼にモデルを派遣したという事務所を見つける。

そのモデルは篠田さんといい、現在はもう事務所は辞めてしまっているとのことだが、同時期に所属していた、やはりモデルの小田さんに話を聞くことができた。小田さんによると辞める直前は、篠田さんの様子がおかしかったとのこと。連絡も取れなくなってしまっていたそうだが、彼氏である松木さんへのコンタクトに成功する。松木さんによると、篠田さんは去年自殺してしまったそうである。自殺の直前、篠田さんから松木さんの留守電にメッセージがあったそうで、大事なことを伝えたいので会いたいというものであった。残念ながら、松木さんは当日就寝してしまっており、翌朝留守電に気がついて連絡を取るも、既に遅く自殺した後だった。松木さんは無念の思いと、真相を知りたい思惑からか、彼女の実家に赴いて手がかりを探す、と制作委員会への協力を約束してくれた。

ここで、松木さんの留守電に吹き込まれた篠田さんの音声が紹介される。それは「大事な話があるので会いたい、連絡を待っている」というものであったが、これまた有能な菊池がこの音声の背後に別の音声らしきものが入っていることを発見、加工して聞きやすくしたものも紹介される。それは男のような声で何か呪文を唱えているように聞こえる。この声は田沼のものなのだろうか。

また、鈴川さんから、大学の友人が斉木さんを見かけたという報が届く。その友人は斉木さんを見かけたが、すれ違いざまに声をかけても反応がなく、不審に思って追いかけたものの、見失ってしまったというもの。その場所は、斉木さんが撮ったと思われる、差出人不明の投稿映像が投函された消印の場所と一致していた。

その後松木さんから、篠田さんの実家で不審なものを発見したとの連絡があり、それを制作員会に送ってくれた。篠田さんの机の引き出しの奥に、まるで隠すようにしまわれていたそれは、粘着テープでぐるぐる巻きにされたDVテープであった。記録されていた映像は、廃墟を1人で徘徊しているもので、トンネルを抜けた後で映像は終わっている。その場所は廃墟好きには有名な元結核病棟で、インターネットで割とすぐに場所を特定できた。手がかりを掴もうと、その場所を訪れる方針に決まったが、川居が「首の家」の映像のお祓いの帰り際に、交通事故に遭い骨折してしまった。

ここで映像が紹介される。篠田さんらしき撮影者の荒い息遣いが終始聞こえる。彼女は結核病棟の廃墟をあてもなく彷徨い、トンネルを抜けた後、鬱蒼とした雑木林に迷い込む。すると画面の右端に白い老婆と思しき人影が現れる。撮影者も気がついたようで、カメラを伏せてしまい映像は終わる。

篠田さんは何者かに誘い出されたとで言うのであろうか。

スタッフは、岩澤と菊池だけでその廃墟に向かう。

つづく

感想

写っていたばあさんの白さだけが目立ちますが、顔ははっきりわからないので、あのばあさんかどうかは判別つきません。んで、そんなに怖くないですね。エピソードは面白いので次回に期待です。

ところで川居が怪我を負ってしまったのは「首の家」の呪いなのかな?

感想まとめ

とにかく菊池の有能さが光る巻でしたね。

幼い頃に誘拐事件に巻き込まれ、同棲していた彼女との間に子供までいるのに1年間以上失踪、生死をかけた呪いから生還しただけではなく、取材を断られても聞くべき情報はゲットし、取材方針に一石を投じるひらめきを見せたりと、仕事でも有能な男、菊池宣秀。彼の伝説に、また新たな1ページが加えられました(笑)。

一般投稿は「続・首の家」以外、少々インパクトに欠けるのが残念。強いて言えば「友達」と「闇鍋」が印象に残りました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました