はじめに
2018年9月に、「ほんとにあった! 呪いのビデオ 私的BEST10」という記事を書きました。

あれから何年も経ち、通常版・Special版をあらためて見返してみました。すると、自分の中での評価がかなり変わっていることに気づきました。「なんでこのエピソードをベスト10に入れなかったんだ」と思う回もあれば、逆に順位を見直したくなるものもあります。
というわけで今回は、現時点での「私が本気で怖いと思った」エピソードを、あらためてベスト10としてまとめてみます。
第10位 井戸:ほんとにあった!呪いのビデオ Special5
これ、理屈で説明しようとすると余計に気持ち悪くなる回です。
噂の井戸に肝試しに行った投稿者2人の映像。そこに、なぜか室内で左右に揺れる女の映像が挿し込まれます。まずそこが意味不明。そしてその室内が投稿者の自宅だったとわかるのが本当に嫌なんですよね。外で撮ったはずの映像が、いつの間にか生活圏に入り込んでいる感じがして、じわっと怖い。さらにもう1人はひき逃げ事故で入院中という後日談まで付く。偶然かもしれませんが、妙に因果を感じさせるのが後味悪い。派手ではないけれど、あとから効いてくる怖さです。
https://youtu.be/KEZ0hCXNNCo?si=uqDdXyulNIgyw_Jj
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第9位 ニューロシス:ほんとにあった!呪いのビデオ15
姿は出ないのに、声だけで精神を削ってくるタイプ。
幽霊がはっきり写るわけではありません。ただ聞こえてくる声が異様なんです。母親が子供を折檻しているような怒鳴り声と、子供の激しい泣き声。それが廃墟の遊園地、暗いミラーハウスの中に響く。状況が悪すぎて、心霊というより人間の生々しい嫌さを見せられている感じになります。視覚的ショックはないのに、観終わったあとに気分が重い。こういう精神に残る怖さも、ほん呪らしい一本だと思います。
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第8位 疾走!:ほんとにあった!呪いのビデオ Special5
シンプルに「来る」怖さで震えます。
広場の暗がりから首なしの人影が叫びながら猛スピードでこちらに迫ってくる。それだけなのに本当に怖い。距離が一気に縮まる感じがリアルで、理屈より先に体が反応します。逃げ場がないまま詰められるのが嫌なんですよね。しかも声を上げながら来るのが効いている。王道の怖がらせ方ですが、その直球さが強い。Special5の中でも特に印象に残る回です。
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第7位 首の家:ほんとにあった!呪いのビデオ45
「マネキンだと思っていた」安心感を一瞬で壊してくる回。
積み上がったマネキンの首。その中から突然こちらを睨みつける目が現れます。怖いのは驚きだけじゃなく、「え、人間?」と認識がひっくり返る瞬間。無機物だと思っていたものが生きている存在になるあの違和感が強烈です。いわゆる「びっくりドンキー」系(笑)系ですが、見せ方がうまい。あの目の動きは思い出すだけでも嫌な感じがします。
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第6位 タワーパーキング:ほんとにあった!呪いのビデオ54
説明はできないけど、本能が嫌がる回。
派手な怪異があるわけではありません。それなのに妙に気持ち悪い。「あ、これあまり何度も見たくないな」と感じてしまうタイプです。空間の違和感というか、映像全体の空気が重い。ガチかどうかはさておき、精神が勝手に警戒してしまう感じがあります。何がどう怖いと明確に言えないぶん、余計に嫌。じわじわ効いてくる怖さです。
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第5位 邪眼:ほんとにあった!呪いのビデオ42
タイミングだけで心臓を持っていく回。
“それ”が現れる瞬間の間の取り方が絶妙です。完全に油断したところで来る。いわゆるびっくり系ですが、何度見ても身構えてしまうタイプ。短いのに威力が強いんですよね。驚きの後にも不気味さが残るのがポイント。心臓が弱い人はちょっと覚悟が必要かもしれません。
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第4位 夜警(夜の警備):ほんとにあった!呪いのビデオ51
粗が見えるのに、それでも怖い。
冷静に見れば合成っぽさもありますし、演出もわかる。でも怖いんですよね。叫びながら迫ってくる構図がポイント高いですね。「疾走!」と同系統ですが、こちらはより不穏な空気がある。理屈で否定できても、体が怖がるタイプの回です。こういうのは説明が難しいですが、確実に怖い。
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第3位 呪われたホーム・ムービー:ほんとにあった!呪いのビデオ50
💀 作り物っぽくない“本物感”が怖い
できれば何度も見返したくない回。
映像全体に漂う不気味さが尋常じゃない。派手な怪異というより、空気が嫌なんです。ホームムービーという日常的な形式だからこそ、妙にリアルで逃げ場がない。観終わったあとに残る嫌な感じが強烈。詳しくは個別レビューで語っていますが、とにかく怖いとしか言いようがない一本です。
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第2位 不気味な女:ほんとにあった!呪いのビデオ25
💀 夢に出るタイプの不気味さ。
ビジュアルだけで「これは違う」と思わせる回。
写り込んだ姿がとにかく怖い。理屈じゃなく直感でダメなやつ。これ絶対この世のものじゃないだろ、と素直に思ってしまう存在感があります。私がほん呪を追い続けるきっかけになった一本でもあります。あの姿は今でもはっきり思い出せる。それだけインパクトが強い回です。
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第1位 廃神社:ほんとにあった!呪いのビデオ23
👑 最恐・別格
⚠️ ほん呪でもトップクラスの危険回
見返して確信した、やっぱりこれが一番。
前回の私的BEST10に入れなかったのが不思議なくらい。存在を忘れていたわけではないのに、細部をぼんやりとしか覚えていなかったんです。見返して理由がわかりました。脳みそが記憶するのを拒否したんですよ、きっと。写り込む“それ”の生々しさが本当に強烈。しかも取材過程もじわじわ怖い。総合的に見て、一番怖い回だと感じました。
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おわりに
いかがでしたでしょうか。
以前に公開したランキングからは、ラインナップも順位もかなり変わりました。見返してみると、自分の中での「怖さ」の基準がだいぶ変わっているのを感じます。
ちなみに、以前はランクインしていたものの、今回は惜しくもベスト10圏外となった作品は以下の3本です。
手鏡(ほんとにあった!呪いのビデオ56)
見直してみたら、鏡に映った顔がどうしても特殊メイクに見えてしまい……。初見のときのインパクトは強かったのですが、今回は選外としました。
吊り橋(ほんとにあった!呪いのビデオ58)
これも結構怖い回です。ただ、改めて見ると顔が写真のように平面的に感じられたこと、スッと現れてピタッと止まる動きが少し機械的に見えてしまったことが引っかかりました。その違和感がどうしても拭えず、今回は外しています。
飛ぶカメラ(ほんとにあった!呪いのビデオ55)
これも好きな作品ですし、怖さも十分あります。ただ見返しているうちに、もっと強烈なエピソードを思い出してしまったんですよね(「廃神社」なんですけど)。比較すると、今回は惜しくも選外という結果になりました。
時間が経ったり、あらためて見直したりすると、評価は意外と変わるものですね。それもまた、このシリーズを見続ける楽しさなのかもしれません。
また何年か後に見直したら、順位はきっと変わると思います。
それでは。
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