フェイクドキュメンタリーQ 「隠しリンク」-(ネタバレあり)Hidden link(ネタバレあり)

フェイクドキュメンタリーQ

はじめに

「フェイクドキュメンタリーQ」20本目、「隠しリンク」(Hidden link)」を視聴しました。

ひとつ前の記事でもご報告しましたが、わいのイッヌの1匹、モカが亡くなってしまい、しばらく呆けていました。ですがいつまでも沈んでいると、彼女が安心して虹の橋を渡れないと思ったので、レビューを再開したいと思います。

今回は少し怖いです。

概要

2名の若い男性がポッドキャストで他愛のない雑談を配信していた。そして友人から聞いた話として、高校時代の同窓会サイトに奇妙な点を発見してしまったという話題になる。

その友人は同窓会の委員であったため、ある卒業生の訃報の連絡を受けとる。三つ下の後輩の女性であったが、その女性のクラスの卒業写真のページを閲覧した際、何を思ったのか彼はそのページのソースコードを覗いてしまう。そこにはクラスメート何人かの悪口が書き込まれており、亡くなったその女性の悪口も書き込まれていたという。

それは、ソースコード内のコメント文として書かれているので、表向きには何も表示されないが、ブラウザの機能で表示すれば誰でも読めてしまう。興味を抱いたその友人は、他の年の卒業写真ページのソースコードを覗いてみると、ほぼすべてのページに各クラス数人の悪口が書かれていることを発見してしまった。

そして他のページも辿ってゆくうちに、何もないところに隠しリンクが張られていることに気が付くのであるが…。

感想(ネタバレ)

WebページはHTMLというルールでプログラムみたいな呪文の文字列を記述して、我々が普段目にするページが表示される仕組みになっています。この大元の文字列の集まりをソースとかソースコードと言います。

で、隠しメッセージみたいなものですが、これはWebページの開発者がソースコードにメッセージを残して、コードの意味などを後から見返して判るようにした、一種のメモ書きのようなもので、これをコメント文とか言います。

これを利用して、ちょっとふざけた文を仕込んだりして、後からクスッと笑えるようなユーモアとして記述する場合もあったりします。

この他に一見何も無いところに隠しリンクを忍ばせたりして、仲間内で楽しんだりする、かつてのインターネット黎明期の文化が思い出され、インターネット老人会の会員としては、ちょっと懐かしい気分に浸りましたね。

因みにこのページにも隠しメッセージを仕込んでみました。Webブラウザが「Google Chrome」なら、右クリックして「ページのソースを表示」を選択してみて下さい(ctrl+uでも行けます)。396行目あたりに隠しメッセージが確認できると思います。

さて、本題に移ります。

隠しリンクの先には何があったのかと言うと、真っ黒なページに音声ファイルだけがぽつんとアップされていました。ページタイトルには「<コウカ>」。なんかこええぇ(笑)。

この隠しリンクを発見した友人は怖くて聞かなかったそうですが、ポッドキャストの主の一人は聞いてしまったそうです。ですが、不気味だったという感想だけで、ポッドキャスト内では音声は紹介されず、番組自体はこの時点で終わってしまいます。

言い忘れていましたが、エピソードでは、スタッフがポッドキャストの内容からこの高校の同窓会ページを見つけ出した、という感じでこのサイトそのものが紹介され、この音声も聞くことができます。

ハチャメチャな音階のピアノをバックに、複数人の苦しそうなうめき声と言う不気味なもので、何となく「PLAN C」を思い起こさせます。

さらにスタッフはこのページにも隠しリンクを見つけ、リンク先のページが表示されます。

まずは適当に貼られた人物写真たち。写真は証明写真風のものからスナップ写真もあり、傾向はバラバラ。タイトルは「この人たちを探しています」。写真にはキャプションもなく明らかに情報不足。ですが、所々「No image」「見つかりました」との表示で写真が欠けているところがあり、なんか冒頭の亡くなった後輩女子の件を思い出すと、この「見つかりました」の場所にかつて掲載されていた写真の人物は、もうこの世にいないのでは、なんて想像ができてしまいます。

さらに隠しリンクを探っていくと、〇体の処理方法を訪ねたり、それに答えたりと明らかに不穏な会話をしている掲示板とか、人の名前が付けられたZIPファイルアップロードされていて、それを展開すると女性のスナップ写真が出てきたりします(それにしても、ZIPファイルにパスワードを施してもこんなに簡単に解析できるのですね)。

最後には永遠に続くのかと思われるほど階層の深い「?」印アイコンのリンクが続き、「今もクリックしてるけどもう6000個以上のリンクが続いているよ、まだ調査は続くよ」と言うナレーションでエピソードは終わってしまいます。

最初は古いページの作りに懐かしさを覚えつつ、もっと単純な話かと思ったのですが、中々に闇の深いネット上の怪異って感じ。闇の世界への入り口が、古くて閲覧者も少ないページ内に、ひっそりと口を開けていた、って感じが面白かったですね。

ところで、映像内で紹介される集合写真なのですが、真ん中からちょい右辺りが空いているのは何なのでしょうかね。何か意味があるのでしょうか。

これでやっと「Q」の全動画の視聴が完了しました。まだまだ続きそうな雰囲気ですので、次の公開を楽しみに待つことにします。

それでは。

コメント

  1. Saki より:

    お久しぶりです
    モカちゃんのご冥福をお祈りします
    あまり暗い雰囲気にするのも良くないと思うので今回と前作の感想を書こうと思います。

    トロイの木馬
    生放送時リアルタイムでみることが出来ました。アーカイブ版はいくつかカットされている場面があります。
    1、現場へ向かう途中の車内の風景(ここでチャット画面が映されて生放送である事を強調されてました。)
    2、箱を落とした後電子音が鳴り響き、箱の中身が見える場面
    1は尺の都合でカットするのは当然として、2はわざわざ通信障害が起きたように編集してるのが嫌な想像をさせて憎いなと感じましたw(中身は黒い何かでした)
    後最初のどこかの建物に向かう場面は、箱が開いて生放送が終わった後に予告なく始まったものです(こちらも見逃しませんでした。)

    隠しリンク
    あまりインターネット黎明期の雰囲気は分からないですが、確かに今よりワクワク感がありますね。
    全体的な雰囲気が、梨さんや背筋さん(どちらも祓除に携われていたホラー作家さん)特有の嫌なじっとりとした感じを映像化したみたいで思わず気持ち悪い喜び方をしてしまいました。

    次回が楽しみなのですが、かなり作り込んでいて次がいつになるのか分からないのが不安です。

    • itton より:

      sakiさんコメントありがとうございます。
      返しが遅れて申し判りません。
      やっぱりロスを引きずっているところありますね。

      トロイの木馬は生放送時は逆の順番だったのですね。
      しかも生放送終了後に予告なく始まったとか、見逃さないsakiさんもさすがです。
      これはやっぱり生で見たかったですね。

      隠しリンクのワクワク感はなんかわかる気がします。
      祓除に関わっていた作家さんのじっとりとした雰囲気も味わってみたいと思いました。
      まだ祓除は見ていないのですがいかがでした?

      • Saki より:

        祓除はほんとに面白かったですね。
        純粋にじっとりとした良質なJホラーを味わうこともできるんですが、ちょっとした今のテレビの在り方を批判する大森プロデューサーのメッセージ性がよかったです。
        もうイベント映像は配信が終了してしまいましたが、テレ東公式で事前・事後番組は見ることができます。
        あとは番組ツイッターで祓除されるべきものとしてちょっとした写真とか映像を見ることもできるので、是非チェックしてみてください!
        あともし可能ならレビューを書いていただきたいです。
        おととい風邪を引いてまだ咳が止まらないです、ittonさんもお身体に気をつけてください。失礼しました!

        • itton より:

          Sakiさん、風は良くなりましたか?
          レスポンスが悪くて申し訳ありません。

          祓除面白かったですか。
          見逃してしまいました残念。

          事前・事後番組だけで楽しめますかね。

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