はじめに
「放送局に届いたある映像」はCS局「メ~テレNEXT(旧エンタメ~テレ)」にて制作された心霊ドキュメンタリー風ドラマ(モキュメンタリー)番組です。完全なフィクションで番組の最後にフィクションであることが明示されます。
今回はその第1回、サブタイトルは「Tape.1 キリトリ」です。
まず、放送に先駆けて本編の一部をYouTubeにて先行配信、その後CSにて全3話を放送。しばらくしてYouTubeでも全9話が配信されたようです。また、YouTube版は放送版と異なり少しカットされている箇所があるそうです。というのも、私は現在CSには加入しておらずYouTube版のみの視聴となるため、正確にはよく分かりません(汗)。
監督・脚本・編集は岩澤宏樹氏。スタッフに菊池宣秀氏を迎え、音楽もBON氏。往年の「ほんとにあった!呪いのビデオ」でおなじみの顔ぶれです。
「クニコから始まる話」を観たばかりですし、岩澤氏の直近の作品を観てみたいと思い、視聴しました。
概要
2025年11月と12月、放送局員の伊藤のもとに差出人不明のVHSテープが届いた。封筒の中身はテープと、「放送してください」と赤字で書かれた1枚の紙片のみ。そのあまりの異様さに恐れをなした伊藤は、映像ディレクターの岩澤に調査を依頼する。
1本目のテープを再生すると、バックに気味の悪い音楽が流れるなか、ピクトグラム風の人物イラストが現れた。その肉体の各部を横断するように点線のアニメーションが走り、「キリトリ」の文字が表示される。直後に流れる「完全な人間を目指しましょう」というナレーションとテロップ。封筒には11月23日、渋谷の消印があった。
2本目のテープも構成は酷似していた。終始バックに流れるあの気味の悪い音楽もそのままに、ただイラストが女性に変わり、文言も「完全な人間を目指すなら」へと変化していた。こちらの消印は12月14日、玉川地区。岩澤は、どちらの消印も日曜日である事実に気づく。
いずれの映像も劣化が激しく、時折激しいノイズで画面が歪んだ。そして映像のラストには「9-4290」という謎の数字が映像の端に表示されている。
岩澤が音楽家の「ボン」氏に解析を仰ぐと、双方の映像から「ソルフェジオ周波数」と呼ばれる963Hzの波形が検出された。宇宙や超能力とつながる音とも噂される奇妙な周波数。さらに不可解なことに、あの不気味な音声は合成などではなく、現実に生録音された音だというのだ。
感想(ネタバレあるかも)
第1話はこのような形で不気味な映像が紹介されると同時に、岩澤氏がこの番組に関わることになった経緯がドキュメンタリー風に描かれます。
正直なところ、現時点ではまだ全貌が掴めませんが、ピクトグラムとはいえ人体の切断を連想させるアニメーションからは、ただならぬ不穏な雰囲気がひしひしと伝わってきます。
鬼気迫るような映像のナレーションからは、どこか宗教的な儀式のようなものさえ連想させられます。
いずれのテープも日曜日に投函されているという点を岩澤氏が指摘しますが、これが後の展開への伏線になるのか気になるところです。
尺も10分程度と短いため、この回だけではまだ考察のしようがありません。しかし、映像が放つ不穏な空気感によって、今後の展開への期待が大きく膨らむ第1話となっています。
それでは。
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